2019/03/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 庭先」にリシェさんが現れました。
■リシェ > (春めいてきた気温に、つくづく、感謝しなければならない、と。思う。
薄い薄い、光の加減によっては、容易に、身体のラインを透かすドレスは。流石に、寒中には向いていないから。
それなのに、こうやって、連れ出される事になると。決して、断る事が、出来ないから。
そう、少女自身の意思で、こんな夜更け、庭を臨んでいる訳ではなく。
きっと、誰かの命令、もしくは、悪趣味な遊び。
頷く事しか、出来ない少女を、庭先まで赴かせるのと。
庭で飼われる、犬の仲間になれとばかり、その喉には、太い首輪を飾られて。)
「っ、く…くふ……っ、ぅ……」
(その上、更に、犬らしさを増す為に。ドレスの奥には、作り物の尻尾。
それが、一歩一歩、歩む度、最近滅法弱くなった、尻孔の中で揺らぐから。
後少し歩けば、庭まで出られる、そんな手前で。力が抜け、へたり込みそうになって。荒い息をついている。)
■リシェ > 「あと、ちょっと。…あと、ちょっとで、終わりなんで…す……」
(今にも、崩れ落ちそうな、歩み。
その両脚には、臨まないものの、嫌でも滲んでしまう蜜が、滴り糸を引いて。
油断すると、誰に聞かれるとも判らない、濡れた音色と粘りとが、ますます、足取りを鈍らせる。
それでも、中庭がゴールだと。意地悪な、誰かさんから、それだけは伝えられているから。
気持ち良さと、苦しさと。二つが混ざり合うような、尾を模った玩具による、責め苦に耐えようと。また一歩。一歩ずつ。
兎にも角にも、其処まで着ければ、どうにかなる、と。歯を食いしばるようにして。
…ただし、到着だけで、いっぱいいっぱいの少女は、気付けていない。
中庭が終着点だ、と言われただけであって、其処まで行けば、今夜は解放される、そう言われたのとは、違うのだと。)
ご案内:「王都マグメール 王城 庭先」にヴァルブルガさんが現れました。
■ヴァルブルガ > 「……」
色々と、そう色々と大変ないつも通りの監査の仕事。城に戻り入浴しても火照る体は
薬のせいか。王城に間借りしているとはいえ半ば裏街道の監査の仕事には自分の体を使うこともあって。
そんな火照りが残った体を持て余し、散歩に訪れたのだが……。
「どう、されました?」
なんだか体調が悪そうな人影を目にすれば思わず声をかけて。だがそれと同時にどこか遠くにも
人の気配を感じて、どきりとする。ともあれ、リシェが拒んだ様子を見せなければ、そっと近づいていこうとする。
こちらはコートを着ているものの、前は止めず、胸元のボタンも外した、少々城内にはふさわしくない格好で。
■リシェ > (もう、終着点は見えている、から。後少し、誰にも見咎められる事なく、其処まで着いてしまえば。
乱れた息を、一度、深く吸い込み直して。ようやく、再び歩き始めた、正にその瞬間だった。)
「っぃ、っひゃ……っぁぅ!?」
(注意力散漫、というか、警戒出来るような、危機察知能力など、在る筈もなかったから。
声を掛けられて、初めて、気が付いた。…誰かが、直ぐ近くまで、来ていたという事に。
文字通りに、飛び上がって。素っ頓狂な、悲鳴にも似た声が、出てしまってから。
今先程までとは、違う意味で、どきどき、高く乱れる胸元を押さえつつ。声の主に振り返ってみる。)
「っ、す、すみません……騎士、様……でしょうか?」
(多分、そうなのかなと。当たりを付けたのは。
その人物の、すらりとした背丈や、肉付きや。華美とは言わず、動き易そうな装いや。
…何より、いかめしい、と思えてしまうような、甲冑めいた片腕が。どうしても、目に付いたから。
そんな人に。貴族か誰かの、良からぬ遊び道具にされている、自分の姿は。どう見られるのだろう。
何とも、落ち着かない様子で。物理的な、快感故の熱っぽさに、少々色付いた瞳を。彷徨わせる。)
■ヴァルブルガ > 「あぁ、驚かせてしまってごめんなさい……。」
かわいらしい悲鳴が上がれば、怖がらせてしまったかと、まずは謝って。続いて気にするのは上気した
目と汗ばんだ肌。汗ばんだ肌に関してはこちらもあまり人のことは言えないが……。
そうして何気なくその姿に視線を這わせるが……もししっぽがこちらから確認できれば少し驚いたような反応
を見せるだろう。
■リシェ > 「い、え、此方こそ……驚かせた、と…言いますか…あの。……騎士様?
もしかすると、その、ご加減、お悪いのでは………」
(取り敢えず、否定されなかったので、呼び方続行。
より近付いた女性の、顔の辺りを、小首を傾げながら、見上げてみせる。
何となく、体調を案じるようになったのは。彼女の、熱を思わせる面持ちに、気が付いたから。
まるで、自分自身の、熱っぽさのようだと……ようだ、ではなく、その通り、同じなのだ、とは。まだ、気付かないものの。)
「と…ぇ?っ、ぁ。………ぁの……そ、…これは、…その…」
(というより。気がつけるだけの、余裕が、失われてしまった。
此方からも、一歩、近付けば。庭を照らす灯火が、しっとり、汗ばんで。薄絹を貼り付かせるような、肢体を透かす。
そうすれば、確かに、ドレス越しにでも、尻尾の影は見えてしまいそうだし…
それ以前に、隠しようのない、愛玩用の首輪が。今の少女には、填められている。
ぎゅ、と。胸元と、首元とを。庇うようにしながら。視線が揺れて。困ったように、唇を、引き結ぶ。)
■ヴァルブルガ > 「ああ、私も少し熱っぽくて……夜風にあたりに……その、もしかしてどなたかとその、待ち合わせ
なんてしていたのならごめんなさい。」
ちらり、とその首輪に気づき、そしてしっぽに気づけば視線を左右に這わせて。
誰かもしかしてみているのだろうかと。
こちらも汗ばんだ豊かな胸元、黒い下着がわずかに露出しており、首筋にはいくつものキスマーク
がまだうっすらと残っている。もっと危ない跡が手首周りにもあるが……。
「そ、その少しお疲れの様子ですし、座られては?」
もし待ち人がいると応えられれば身を引くだろうが、ベンチを指さして。しっぽには気づいているが
そこまで頭が回らなくて。
■リシェ > 「そう、……そうで、すね、はい…ですけれど…何と、言いますか。
…そちらは、お待たせしても、怒らないと、思いますし。…騎士様の、方、優先すべきかと……」
(在る意味、尻尾を着けさせた人物は。意地悪が長引き、少女が煩悶とする程、喜んでいても、おかしくない。
それなら、時間を掛けても、機嫌を損ねはしないだろうし…だったら、
体調が優れないように見える、目の前の女性を、放置してまで。急いで逃げる事はない。
寧ろ。彼女に、色々、見られた。気付かれた。逃げるというのも、今更で。)
「ですから、その、お気遣い、いただける…のでしたら。
騎士様も、どうか。ご一緒、させて、いただけませんでしょうか?」
(互いに互いで、遠慮し合いそう。何となく、そんな雰囲気を、察してしまうから。
二人共、一緒に休憩してしまえ、と。示されたベンチの方へ、促すように。彼女の、手を。軽く引く。
生身の側の腕、手首を選んだから。其処は、大丈夫…なのだろうか?
だが、彼女が頷いてくれたなら。…そして、並んで座る事が出来たら、流石に、気付いてしまう。
腰を下ろした事で、少しは埋まった、背丈の差。そうすれば、高い位置に在った、胸元と。
豊乳の隙間へ、転げていく汗の滴、そんな艶っぽさと。
何より、少女自身も、今まで、数え切れない程刻まれてきた…だから、良く良く知り尽くした、紅い痕。
思わず。ぱちり。瞬いて。)
「…お疲れ、は、確かだと……思います芽……あの。
……えぇ、と、その…大変。お聞きし辛いのですが……もしかして…」
(思ってしまった。…彼女と、自分と。同じ、かもしれないと。)
■ヴァルブルガ > リシェの戸惑いとは別に感じるこちらへの気遣い。もしかして自分もそれなりに危うく見えるのだろうか
そんな風に感じていると、相手が手を伸ばす。手を引っ張られればリシェに対してかわいげに
似た感情を覚えるが、ぎくり、と一瞬動きがこわばる。その手首にはまだ生々しい注射針の後が
いくつもあって。
「あ、えぇと……これは、その……」
確かにヴァルブルガからは雌の匂いが漂っている。何かを言おうとして口を二度三度開け
最後にはあきらめたようにヴァルブルガはこうつぶやいた。
「その、騎士といっても色々あって、いろいろ大変、なんですよ」
と苦笑して見せて。
■リシェ > (少なくとも、少女が普段、この城内で見掛けるような。
一般的な、護衛騎士の人々などと、比較すると。危なっかしく見えた事は、間違いない。
取り敢えず。ふらつく程だというのなら、此方を口実にして貰っても良いので、腰を下ろす位の休憩は、してもらった方が良いのでは…と。
だが、どうやら。彼女の不調を想わせる、その原因は。
少女と同質のようで……いや。似ていても、それ以上、だったのだと。直ぐに知る事になる。
手を取った、生身の側。其処に在った傷痕は。どう見ても、戦による物などではなかったから。)
「………………」
(はく。はく。息づいても、声が出てこないように。虚しく、唇を開いては閉じて。
本当に。どう言えば良い乃夏、咄嗟に、言葉を見付けられなかった。
それでも。彼女が、零した言葉に。後から、そっと、口元を綻ばせる。
同じように、雌の艶を、隠し切れない、今現在進行形で、刺激に苛まれ続けている、雌の顔で。)
「…そう、でしたか。それでしたら、私も、お揃いです。…多々、有る事です。
……気に病む事は、ありません、かと。」
■ヴァルブルガ > 「それではお言葉に甘えて……と、座っても大丈夫ですか?えぇと……お名前は聞かないほうがいいでしょうか?」
尻尾がただの飾りだとは思わない。座ればより深く突き刺さってしまうのでは、と心配しながら
相手が手首を見て驚けば観念した様子で。ちょっと強い薬で、と。実はショーツはいまだに
ドロドロで、メスの匂いが感じられるかもしれない。
「全然体が収まらなくて……いっそもう一泊してくればよかった、なんて。まぁお仕事みたいな
モノですから……撮影されたことも何度もありますし、セミプロですね」
こちらは半ば仕事だ、と言いながら、リシェには、いやでやってるわけじゃないんですよね?
と一応尋ねて。
■リシェ > 「それは、勿論…ベンチって、座る為の、物です。
…お名前?……そう、ですね。今日の所は。お互い、秘密…です。」
(少女の方は、聞かれても、別に困りはしないものの。
そういう質問が出て来る、という事は。彼女の方に、聞かれると困る、という部分が有るのかと。勘繰って。
それに、やはり、休息その物。ちゃんと腰を下ろす、という方が、今は優先。
確かに、尻尾で苛まれる少女の方は。尻を落としてしまうと。
より深く刺さる…というより、柔らかな素材の玩具が、大きく撓んで尻孔を苛むものの。
それでも、具合の悪そうな人が、優先な訳で。)
「…分かってしまう、というのが…難儀な、話、です。
お薬、使われてしまうと。本当に…幾度も、幾人も。それでも、収拾つかなくて。
…私、ですか?私は……何と言いますか。こういう事、する為、させられる為の、物、ですから。」
(かくん、首を傾げて。不思議な事を聞かれた、と言わんばかり。
先程の、彼女の問い掛けを。ベンチという物について、と勘違いしたのも。
少女が、自身を、物のように考えるから。
その為の、という位だから。近付けば分かる、自分のそれより、遙かに濃い彼女の匂いにも。
少しばかり目を臥せるのと。…跡が残るその手首を、包み込んで撫でるだけ。)