2015/11/17 のログ
ご案内:「とある宿の地下室」にヴィクトールさんが現れました。
ご案内:「とある宿の地下室」にエウレリアさんが現れました。
■ヴィクトール > (王都、貧民地区にある辺鄙な宿。平和的な宿とはいえど、血なまぐさい世界にある酒場でもあり、どうしてもという時のための部屋がある。表に出しておけぬ存在を留める部屋、悪く言えば牢獄、よく言えばシェルターといったところか。鉄の重たい扉には鍵が3重に付けられており、そのうち1つはダイヤル式。つまり、仮に見張りを殺しても逃げ出せないということだ。岩を削りだしたような無機質な部屋にはベッドと簡素な調度品。ランプの明かりが部屋を照らし、二つの影を浮かばせる。一つは黒装束の男、傍らには戦いによって進化させられた大剣が立てかけられている。じぃっとその男が見つめるのは、ボロボロになったドレス姿の少女だ。既に怪我の手当がされ、丁寧に包帯が巻かれ、傷口もなるべく縫わないようにと、魔法による治癒で塞がれていた。しかし…よほど警戒されているのか、両手足には枷が掛けられ、強固な鎖でベッドに繋がれている。更に首輪には魔法を封じ、身体能力を凡人程度に抑えこむ奴隷用の首輪まで嵌めるほどだ。尤も首輪は付け外し自由なので一生このままなんてえげつない事をするつもりはない。男は彼女の目覚めを待っているようだ)
ご案内:「とある宿の地下室」からエウレリアさんが去りました。
ご案内:「とある宿の地下室」にエウレリアさんが現れました。
■エウレリア > 「――――ん、ぅ………、ぁ……?」
闇に沈んでいた精神が浮上する。
長い睫毛が弱々しく数度震えた後に、ゆっくりと持ち上がって紅色の瞳を覗かせた。
ゆっくりと周囲を見回す。
硬いベッド。饐えたような臭い。無骨な石壁。
当然、貴族娘には見覚えのない、本来ならば縁のない内装の部屋である。
ぼんやりとした思考をまとめ、記憶を掘り起こしながら上体を持ち上げようとして――――ジャララ…ッ。
無骨な金属音と、両手両足首に嵌められた鉄枷の冷たさに気付いた。
「――――ッな!? なんですの、これは……ちょっと、アリサ!! これは一体どういう……ッ!!」
怒りに震える声音が、お気に入りの従僕に叱責の言葉を投げつけようとした瞬間、身悶える体躯が視界の隅に立ち尽くす黒衣を捉えた。
途端、脳裏に表出する敗北の記憶。
女の動きが、呼気が止まる。
そして―――――。
「――――――アァァァアァアアァアアアアアアッッッ!!!」
狂気を宿した双眸を見開き、お嬢様には似つかわしくない、魔物めいた叫び声で地下室の空気を震わせた。
拘束された手首に血が滲む程に暴れる体躯が、無様に汚れたドレススカートをめくり上げて白色の素足を覗かせ、胸当てを外されたたわわな乳房を重たげに撓ませ、拉げさせる。
「お前、お前ッ、お前ェェエエエエッ!! このわたくしを、エウレリア様を、お前の如き下賤な駄犬が、ふざ……ッ、ふざけるなァァアアアァアアアッ!!!」
■ヴィクトール > (呻き声のような目覚めの音に、起きたかとその様子を見やっていると、どうやら寝ぼけているようだ。何事だと喚く女に、説明しようと口を開いた瞬間…絶叫が響いた。あまりの音に思わず耳をふさぐ、高い音は指向性が高く、音が反響しやすいこここでは鼓膜を震わせるほどに耳障りだった)
うるせぇな、兄貴がせっかく手当したのに傷口開くだろ。
(少しは落ち着けと思うのだが、相変わらず狂乱している。名を耳にすれば、目を丸くして驚き)
すげぇ、兄貴…マジで当てやがった。アンタあれだろ、緋色の女剣士 だの 紅瞳の決闘士 だとか言われてるらしいな。
(罵声は二日前に出会った夜とはまるで違う。上品の欠片もない声。流石に駄犬呼ばわれすればため息の一つも溢れ)
ヴィクトールだ、駄犬じゃねぇよ。 さて……ぶっ殺してもよかったんだけどよ、エウレリアには相棒を強くしてもらった借りがあるからな、治療はその礼だ。
(立てかけた大剣を鞘から少しだけ抜いてみせる。彼女の記憶の最後に残ったであろう、赤い剣に対して抗った魔の牙だ。シャキッと金属音を響かせ刀身を鞘に押しこめ)
んで、とっ捕まえたエウレリアをどうするかは俺次第ってわけだ…どうされると思うよ?
(愉悦を浮かべた憎たらしい笑みで、問いかける。さてはてどれ位怒り狂うやらと、少々試してみたくなったらしい)
■エウレリア > 男の呆れたような声音など聞こえぬかの様に、荒ぶった声音を響かせ、細い四肢に力を込める。
頑丈なベッドに括られた鎖は、エウレリアの動きのほとんどを封じ込める。
鉄枷による拘束は、剣を失った女剣士がどのように足掻こうとも外せる代物ではなかった。
「ハァ……ッ、ハァ……ッ、はぁ……ッ、はぁ……っ、はぁぁ………っ。」
ついに暴れ続ける体力も尽きたのだろう。
動きを止めて、乱れた呼気で白く煙る吐息を零しつつ、囚われの女貴族はその豊かな乳房を荒々しく上下させた。
男の言葉にギラリと向ける双眸。
瞳孔の小さな紅瞳に宿るのは、常人相手ならそれだけで失禁させられそうな強烈な殺意。
男の持ち上げて見せた剣。
禍々しい黒色が、敗北の記憶を抉る。
伝説にすら名を残す己の愛剣とは異なる、男の力によって変貌した異形の大剣。
そんなものに、かの名剣フロベージュが負けたのだ。
これといった名すら持っていなかった、ただの剣に。
それは、多少変わった能力こそ持っていても、二つ名さえ聞いたことのないただの男に負けた己の現状を揶揄しているかの様。
「――――ハ、お前の様な駄犬の考えなど決まりきっていますわ。わたくしの美しさに欲情して、浅ましい肉欲をぶつけるつもりなのでしょう? ククッ、無様ですわね。こんな形でしか女を抱けないだなんて。」
す…と細めた双眸と紅桜色の唇が浮かべた薄笑みが、こんな状況にあっても男を見下し、嘲る気配を覗かせた。
絶対的な、狂信的な自信を持っていた剣の戦いにて負けたエウレリアにとって、今や己の美しさだけが唯一の拠り所。
ともすれば崩壊してしまいそうになる心根を、そうした憎まれ口によって必死に保っている。
それが、この自殺的な物言いの正体であった。
■ヴィクトール > (賞金稼ぎが持つ賞金首を捉える特殊な枷と鎖、そして奴隷用の首輪と、彼女の力を過剰なほどに評価しての拘束だったが、これが一つでも緩かったら引きちぎってきそうだと思わせる狂乱に、あの夜のように血を煽られてしまう。まだ殺し合いが出来そうだと…血に飢えた金の瞳が愉悦に歪む)
兄貴が上等な名前まで考えてくれてよ、Invictum Haematiteだとさ、いい響きで気に入ったぜ。
(古代の言葉で記された剣の名前、学のあるであろう彼女なら不屈の血を意味する名前であることは簡単にわかるだろう。野良犬の如く潰れること無く、意志の力だけでねじ伏せた彼を示す名前だ)
お高くとまりやがって、それも今日までだけどな?
(すっとポケットから取り出したのは、彼女の知っているであろう貴族やらの名前が書かれたものだ。問題なのは彼女が決闘を引き受けて、下した相手の名前しかないことだろう)
あの剣を証拠に…エウレリアをぶちのめして捕まえたっていったらよ、幾らでも詰むから売ってくれって言われたんだよ。てめぇの首に一生外れねぇ奴隷の首輪嵌めて、焼印押し付けて、散々犯してぶっ壊した後、二束三文で中古品として売り潰してぇらしい。
(彼女の相棒はもちろんここにない、そしてあれは彼女を象徴するものでもある。彼の言葉に信憑性を持たせるには十分だろう、美貌を最後の砦にする彼女へ突きつけたのは死刑宣告に近い。それも敗北よりも無様で惨めな…絶望に満ちた道だけを示している。あれだけ吠えた女はどんな顔を擦るだろうかと思えば、ニヤけそうになるのを顔に出さぬようこらえつつ、様子をみやる)
■エウレリア > 殺意の視線をふいっと外し、『お前の剣の名前など、どうだっていい。』という態度をこれ見よがしに取ってみせる。
しかし、嘲りに対する彼の返事に含まれる不穏な気配に、再びチラリと目を向ければ、複数の名が綴られた安っぽい羊皮紙。
見覚えのある名前達。
なるほど、己との決闘にて無様に負けて、それ以来事あるごとにくだらぬちょっかいを掛けてくる負け犬どもの名前の羅列だ。
フン、と鼻を鳴らし、それがどうしたと言わんばかりに続く言葉を聞いていた娘の顔が、サッと青褪めた。
あんなゲス共に売り渡され、この美しい自分が豚の様に貶められ、辱められるという未来。
背筋にゾゾゾ…ッと生理的な怖気が走る。
「――――――………っ!!」
それでも、女の双眸が浮かべるのは絶望的な怯えや、哀れみを誘う懇願の色等ではない。
ふざけるな、殺してやるという強烈な怒りと殺意。
暴れて乱れた金色の長髪が、ざわざわと不気味に蠢いたと錯覚するほどの、濃密な殺気が男の身体に吹き付ける。
形よく上向いた鼻先からゆっくりと息を吸い、溶鉄の熱を孕んだ呼気を吐き出す。
ギリリ…と噛み締める奥歯から力を抜いて、再び高慢な貴族の笑みを形作り、嘲るように言い放つ。
「――――ハ、でしたらさっさとそうしたらいかがかしら? お前の飼い主たちはきっとわたくしの身体が届くのを首を長くして待っていましてよ。 ほら、ワンちゃん、飼い主様に良い子良い子していただきたいのでしょう? 尻尾を振って、あの下衆どものところにわたくしを連れていきなさいな。」
ベッドに拘束されたまま、細い顎を持ち上げて作る見下すような視線。
シミひとつ見られぬ蠱惑的な白喉が、奴隷の首輪の無骨さとの間に壮絶なギャップを作り出す。
「――――それとも、ふふふっ。駄犬らしく、ご主人様にお届けする前に、わたくしの身体をつまみ食いしてみまして?」
鉄鎖の拘束によりほとんど動かぬ細脚。
僅かな可動域を活用し、太腿を割り開き、小さく膝を持ち上げる。
しなやかなに引き締まった細脚の上、緋色のスカートがうちに着込んだスリップと共に滑り落ちて、木目細かな内腿の白さを見せつける。
■ヴィクトール > (分かりやすいほどの無視の態度に呆れたように笑うも、こちらが見せたメモに青ざめるのが見えれば、その顔が見たかったと、胸がすくような心地よさすら感じる。残念なのは未だに怒りの顔を崩さぬところか)
……ほぉ
(殺意、殺意、殺意…渾身の全てがたたきつけられると、この絶望で抗えるとは大したものだと感心してしまう。下賤と見下している男が感嘆の表情を浮かべるのは、余計憎たらしく見えるかもしれない)
……。
(そしてやせ我慢とも、最後の足掻きとも取れる罵り。哀れに眺めていると、続いたのは色仕掛けの言葉。なるほどそれで思い止ませられると思っているのだろう、しかし、男は冷え冷えとした落ち着いた表情で指を鳴らす)
なら、初めるとするぜ。
(彼女の真上の天井に魔法陣が広がる。彼が使っている魔法ではないが、奴隷市場の映像が広がっていくのが見えるだろう。そして音声も…そう、彼女が負け犬と罵った男達の声だ。あの女を抱き潰せる、いっその事人並みに抱くのではなく、獣の交尾相手にしてやろうかなど、下世話で下衆な内容ばかりだ。そして彼女の代わりというのか、名剣と破損のある鎧がステージの上に飾られていた)
さて、いくらから初めるか。 わりぃが奴隷の相場なんぞ知らねぇんでよぉ? お客さん方はどうだ?
(大体これぐらいだの、いいや、もっと低くから始めさせてくれだの、好き勝手声が聞こえる。それは脅しでも何でもない、今から彼女の価値が金に変えられ、美貌が潰されるという事実だ。スタートの値段を相談しているようだが…これが決まればもう逃げ場はない)
■エウレリア > 色仕掛けで籠絡するつもりも、それによって売り渡されるのを防ごうと言う狙いも無い。
彼がそそくさと貴族達の元に己を連れていくのならば、その際に逃げ出すチャンスがあるかも知れない。
そんな狙いは僅かに存在するものの、彼を誘うような態度は、男が言われるままに己を抱いたのならば、それこそ浅ましい駄犬の所業だと嗤う事が出来るため。
後先を考えぬ、ただただ挑発的な言動であった。
「……………………。」
男の宣言と共に浮かび上がった魔法陣。
そして、そこに写り込んだ映像。
エウレリアの唾棄する、地位と財力といった物を、己自身の力だと勘違いしている怠惰で惰弱な豚の群。
そんな男達の下劣な視線に、己の名剣と金色の鎧が晒されている事に耐え難い屈辱を感じる。
そして彼らの交わす、言葉の内容。
再び背筋を這う怖気に、思わず細身が震えそうになる。
「―――――ハ、あの豚共にわたくしの正しい値付けが出来るとは思いませんけど………まぁ、これも余興と言うものですわね。せいぜい楽しませて頂きますわ。」
退屈極まる見世物だとでも言わんばかりの態度。
彼らがどのようなやり取りをしようと、汚らしくだぶつき、脂ぎったその手指が己の体躯を這いまわる事などありえない。
彼らと己の居場所の違いが、女剣士に無根拠な余裕を与えていた。
脱出のための具体的な手段も計画も無く、従僕達の助けを期待しているわけでもない。
ただ単に陵辱の手が間近に存在していないが故の、現実逃避じみた危機感の欠如。
■ヴィクトール > (流石にオークションが始まれば恐怖に染まるだろうと思っていたが、口を噤んでだんまりを決め込まれる。そろそろ泣き叫びでもするかと思いきや、再び強がりの言葉が溢れる。どう考えてもこの状況から抜け出せる方法はない。なにせ、賞金首を連行する際の方法を厳重に掛けているのだ、流石の見栄張にしては無理がある。あまり考えを起こさぬ男でも、多少は妙だと思えてきたらしい)
……エウレリア、お前さ、さっき抜けだそうとしてあがいただろう、妙だと思わなかったのか?
(そういうと手枷と首輪を指差す。おそらくそんなもの見たこともないのだろう、ならば説明するまでと近づいていき)
その手枷と足枷はお前みたいな跳ねっ返りをタダの女に封じ込めるモンだ、効力を強めりゃ…ここまで押さえ込める。
(印を切ると、枷に紋様が浮かぶ。彼女の四肢の力をろくに動かせぬほどにまで抑えこんでしまう。更に首輪にも浮かんだ紋様が、無理矢理口を開かせてしまうだろう。つまり、逃げようがないのだとしらしめると、再度印を切って口の自由だけは戻す)
…を、決まった見てぇだな。
(宿からほど近い市場で競りが行われる。映像に写った下働きの男が何かを受け取ると、数分もせずに足音を響かせてここまで来たのだ。紙1枚程度の隙間から差し出されたのはスタートの値段、悪戯に1ゴルドからスタートさせるらしい。この男には底値を決める権限はあるため、底値を超えるまではタダの余興だ)
1ゴルドからスタートだ、さぁ…やってくれ。
(敢えての低値が飛び交う。お前の価値はその程度だと…美の存在を踏みにじる響きが続く)
■エウレリア > 男の馴れ馴れしい呼び捨てに、ピクッと娘の細眉が跳ねる。
不機嫌さを隠しもしない表情で、指し示される枷に紅瞳を向けた。
『これが何? わたくしの力ではどうにもならないって事くらい、とっくに分かっていましてよ?』ため息さえ零しそうな、そんな風情で零そうとした言葉が―――――出てこない。
「――――――――………ッ!?」
唇が勝手に開かれた。
唾液に艶光る鮮紅色の口腔が、喉奥の口蓋垂までもをはしたなくさらけ出す。
見開いた量の紅瞳が、困惑と羞恥の色を揺らし、女剣士の細身を再びガタガタと暴れさせる。
四肢は問題なく動く。
しかし唇を綴じ合わせる事は出来ない。
怒りと羞恥に朱を浮かばせた小顔が男を睨んだそのタイミングで、再び切られる呪印の動き。
ようやく己の意志に応じるようになった唇に対する戸惑いが、娘の双眸を幾度も瞬かせた。
そして独り言の様な男の言葉に誘われ、再び天井へと向ける視線。
下男とのやり取りの後、ついに下劣な豚共による、己の肢体の所有権を競う売買のやり取りが開始された。
事ここに及んで、ようやく女貴族の胸中にどす黒い不安が生じる。
四肢を拘束されているだけでなく、何らかの呪術にて総身の自由さえ好きにされてしまう現状。
下卑た笑みを浮かべる貴族共のやり取りの声が、近付いてくる死刑執行人の足音の様に響く。
青褪めた顔に、冷や汗が浮かび、ほんの僅か弱気の色が覗いた。
慌てて表情を引き締めて睨みつける様な視線を天井へと向ける物の、そこに先程までの余裕は無く、虚勢の気配が滲んでいた。
■ヴィクトール > ただ頑丈な枷だと思ったか? ふざけんじゃねぇ、てめぇは俺を半殺しにした女だ。生温い拘束じゃ意味がねぇぐらいわかってんだよ。
(困惑する女へ呆れたようへ紡いだ。賢い女だとは思っていたが、まさかこの程度を理解していなかったとは…と。落胆の表情を見せると、再びオークションの光景を見上げた。あの美麗の剣士が、貧民の一日の生活費より少ない額で競られていく。ちらりと見下ろした視線が青ざめ、怯えたのを見逃さなかった。気づかぬふりをしながら振り返ると顔を近づけて囁く)
お前が自分で俺にお願いするんだったら……考えてやるよ、お前の処遇ってやつをよ。
(駄犬と見下した男へ助けを乞う。そんな惨めな道をちらつかせた。あの欲望にまみれた男達のおもちゃとなって潰されるか、そこの男の気まぐれに付き合うか。どちらの屈辱を選ぶかは彼女次第だ)
早くしろよ? 値段つり上がっちまったらもうどうにもならねぇぞ。
(値段は低いとはいえ、加速していた。それこそ彼女には冪乗されるかのように感じるかもしれない値段の釣り上がり、徐々に存在の所有を奪い取られていく…絶望のメロディが終われば、もう後戻りはできない)