2023/07/23 のログ
エンプティ > 「まあ、旦那様はそのようなことで傑物に刃をむけることなどいたしませんわ。
 ちゃあんと、別のことで責任取っていただきますわね」

 どんな責任かはあえて口にせず、まるでからかうような物言いでそう告げて。
 そしてカラスのことはそれ以上口にせず。
 他の男の話をするのも、無粋だとは心得ているのだろう。


 変化する。男の熱塊を呑み込む秘洞が蠢き絡みつき方が瞬きの間に変わりゆく。
 一瞬だけ、一瞬だけ、どこかで味わった肉の交わりを覚えるだろう。
 怪異の存在は欲望、この街の欲望そのもの。故にその肉襞もまた、この街で渦巻く欲望を受け止める女達の残滓。

 それが幾重にも絡まって、重なって、まるで数人の女がかわるがわる同時に咥え込むかのように雄を貪欲に欲して絞り上げる。

 まるで誰かの間隙を誰かが補うような淫猥な連携。
 それ故に不規則に肉音が響き、普段娼婦を、人を抱く時は異なる肉音が粘り気を以て響くだろう。

「私を女性としてきちんと扱うのは……♡ グライド様以外は一握りですよ……♡
 あれから幾名かお会いしましたが……♡ 皆恐れて手を出せぬが故に♡
 私に貪られるかねじ込まれるか♡
 女性の方も、ここに来られるんですのよ♡」

 欲望は等しくあるのだと、熱塊を受け止める上で反り返って己の腹に当たるふたなりの肉棒を撫でて見せ、
 その下で、熱塊と秘洞の最奥が熱を帯びて絡み合う様に押し付けあえば、
 逞しい英傑を導きいれるようにずぶりと、子宮口が緩んで雁首を咥え込み細やかにエラを扱き立てる。

 腰を震わせても、臆することなく、否、怪異に負けることなく”退治”してくれそうなほどに打ち据えてくれる逞しい腰遣いに
 怪異はベッドに背中を預けながら両足を踏ん張って腰を浮かせ、
 大きくグラインドさせながら雄の律動を食い締める。

グライド > 「おっと、藪蛇だったか、こいつは。
……まぁ、俺様に取れる責任なら良いし、話位はちゃんと聞いてやるさ。」

(果たして、何を要求されるのか
人間の様に即物的な事では無さそうだ、なぞと勝手に推測しながらも
おどけて見せはしても、其れは嫌がるなんて様子は或るまい
其れだけの甲斐性が無ければそも、愛人、なぞと正面切って言える筈も無いのだから

――熱塊が跳ねる。 数多の雌の記憶や意思、欲望を反映して絡む女の胎に対し
其れは、余りにも商事に過ぎる、雄としての反応であったろう
快楽を覚えて居るのだと、其れでも尚堪えながら、雄として、異形たる"雌"を愛でようとして居るのだと

奥を穿ち、子宮孔を幾度も拉げさせながら、女が浮かせた腰の下に、太腿を滑り込ませよう
女の上へと覆いかぶさり、全身を密着させたままで振り立てる腰
互いの合間、胎との間で擦れ合うだろう、本来雌には在り得ぬ、雄の熱塊をも刺激してやりながら
亀頭を飲み込む子宮孔の奥、本当の奥底に迄も鈴口を押し付けて、淫蕩に過ぎる突き上げを果そうか。)

「……は…、……迷い込んじまった娘を、今度は其の凶悪なモンで鳴かせる訳かい。
……其れだとよう、俺様の事は言えないぜ? ほうら…そんなもの見せられちまったら、手を出したくなっちまう。」

(――異形であり、怪異である以上、何を見ても驚きはすまい
代わりに、其れ迄とは熱塊の、律動の仕方を僅かに変えて――ずぐ、んっ
律動が、抽挿が、最奥への衝突の衝撃が、膣肉を通して異形の熱塊の根元を擦り上げ
雌としての快楽だけでは無く、雄としての衝動をも刺激し、煽り立てる様意地悪する、か

睾丸に値する場所が、何処に存在するのか
そも、生き物としての機能通りになって居るのかは知らぬけれど
射精衝動を齎す様に、女の胎を、じっくりと愉しみながら、改めて発掘する
女の身体が、この街に住む様々な女達をも内包するのだと言うならば

――己に、見つけ出せぬ筈は、無いとばかりに)。

エンプティ > 浮いた太ももの下に男の太ももが滑り込む。
腰を密着させてお互い振り立てる律動は、怪異というだけあるか、並の娼婦では成し得ない、
ともすれば冒険者上がりの好きものが得意とする激しい躍動の中で子宮に呑み込んだ亀頭を
あらぬ角度から不規則に擦りたてる。

お互いの腹の間で擦れる怪異のふたなり肉棒がもみくちゃにされて禍々しいほどに脈打って被虐性を示してしまい。

「手ではなく腹で抉るなど悪い人ですわ♡
 鳴かせるだなんてとんでもない……♡ よく普段の私が言ってることですもの♡」

 みたしたいですか みたされたいですか

 結局はそういうことなのだ。組み伏せて満たしたいか、組み伏せられてみたされたいか。
 しかしあの問いかけでは恐れるあまり受け身となって、みたされたいと答えてしまうから、
 女性達は怪異の激しい律動によって雌に堕とされてしまう。
 それは物語の結末に過ぎない、決まった流れに過ぎないのだと。

 そう言葉をかわす間にも、男の熱塊が肉棒の裏側からも責め立てにかかる。
 ふたなりの相手を心得ているのか、それとも陰核の延長だと理解しているのか、
 的確に抉られ怪異の肉棒から先走りの香りが漂って。

 睾丸に値する部位もなく、それらしい感触も律動にはない。
 しいて言うなら欲望がそういう現象を再現しているようにも思えて。

「本当にグライド様は悪いおチンポ様をお持ちで♡
 皆がこうして悦ぶのも久方ぶりで♡ 本当に♡ 女泣かせなチンポでいらっしゃる♡」

 密着する中で、怪異は腰と背筋だけで体位を維持して両足を腰に絡ませる。
 体温を感じさせない怪異の肌。男の体温で温めるには最適な肌。
 だがそんな人ならざるを感じさせる寸法も形状もいびつな怪異が、
 目の前で突かれる度に爆乳を弾ませ、紡ぐ言葉の合間に色めいた吐息を吐き出し、
 両手を伸ばし、長い指を後頭部に絡ませて、長い舌を伸ばし唇を舐める。

 異形の身に女の色を宿し、昂りを示す。

 だが、抉れば抉るほど、肉棒に手ごたえはない、否、確実に昂っている。
 それは明らかに、貴方と同じくして脈動を重ねていて。

 貴方もまた、この街の”欲望”の一部なのだから、怪異は認めた貴方に引きずられているらしく。

グライド > (どくり、どくり、まるで己が熱塊と女の其れが、同調して居るかの様
或いは本当に――己と、同調して仕舞って居るのか
女自身を責め立て、愛でるという目的とは少々違う反応では在るが
其れが、己と言うたった一個人にも、この異形に影響を齎せるという証明であるなら

――少しばかり、気勢が強まった。
互いの合間で熱塊も、乳房をも押し潰し、全身を揺すり立てる度に自らの
腹筋で、胸板で、その二つを擦り上げては与える快楽
次第に密着感を増して行く熱塊の抽挿に、女の蜜が絡み、卑猥な蜜音を響かせ始める中で
子宮の奥底に減り込む亀頭が、何時かと同じ様に、其の胎を目覚めさせる様に抉り立てる

――現象、であるならば。 実態を伴わぬ、人に在らざる存在だと言うなら
現象を利用し、少しずつでも理解しながら、愛でる方法を考えれば良い
きっと、其れだけの猶予を、この女は許してくれるであろう
雄に応え、雄が気を遣わずとも言い様に自ら、人に話せぬ力でしがみつき、腰を振る女に
自らの体温を分け与えながら、渾身の力強さを以て、律動に変える
胎の中で、一回り其の太さを増した砲身が、酷い摩擦を齎しながら
今にも弾けそうなほどの脈動と、快楽に打ち震えて跳ね回る様を教えながら

――きっと、其れすらも同調させるのだ。
己が感じて居る快楽を、耐えて居る快楽を――女自身の胎が齎す魔悦を
女の猛る熱塊に、伝えて仕舞え、と。
次第に砲身の根元から込み上げてくる熱感を
女自身が意識せぬなら、堰き止められて居る熱が、砲身に殺到して尿道を膨らませる感覚を
そうして、出来る限り吐精を先延ばしにしているこの雄が――少しでも女を、追い詰めたがっている事を
熱塊の感覚を通して、伝えて見たがるのだ。)

「―――は…有難く誉め言葉として受け取って置くよ…。
……でmのよう、折角久し振りに、御前さんとこうして居られるんだ。
最初は、もっと長く楽しもうと思ってたんだぜ…。 ……でも、思ったより強烈だ。
全然堪えが効きやがらねぇ。 ……駄目だ、開いちまう。 ……もう、飲ませるぜ。
……溜め込んでたやつ、目一杯くれて遣る。 ……気付けに…、……思い出させて遣る…ぜ…!」

(きっと、限界寸前。 其の儘弾けて仕舞いかねない程に昂った熱塊を、女の奥底に押し付ければ
浮いて居た女の身体を、自らの重みで押し潰す様にして、閉じ込める
僅か足りとも密着を解けぬ様な抱擁の儘に、僅か咽頭をくぐもらせ
息を詰まらせながら、必死に閉ざしてきた熱塊の堪えを、一気に解き放てば

――噴出する精の、灼熱の、其の重みと濃密さは、最早人の枠を、外れかけた物
一瞬で子宮に重みを感じるであろう途方も無い奔流と共に、怪異である女の子宮に、濃密な魔力が奔り抜ける
現象である異形に、其れがどれほどの影響を齎すかは判らぬ、が
もし、其れが言っときでも、己と、女の繋がりを、強めるように働くならば

子宮を埋め尽くされ、種付けされる圧倒的な雌の快感に
其れを為す雄の、脆弱な精神で在れば、発狂しかねぬ程の強烈な快楽を重ねて

――…与えて、仕舞おうとする、か)。

エンプティ > 流し込まれる灼熱を浴び、酔いしれて声にならぬ声を響かせる怪異。
それと共に怪異の肉棒から迸る吐精。なおもぎゅうぎゅうと食い締める幾多もの女の秘洞。

まるで、貴方の欲望を一部埋めるかのように、怪異は己の精で自らを白く染め上げ
マーキングされていく。

そのまま、二人は異界の中で夜とも分からぬ中、情欲に耽っていくだろう。

ご案内:「王都の路地裏」からエンプティさんが去りました。
ご案内:「王都の路地裏」からグライドさんが去りました。