2023/02/28 のログ
ご案内:「肉のダンジョン」にユリアナさんが現れました。
■ユリアナ > 【待ち合わせ待機中】
ご案内:「肉のダンジョン」に凰魔さんが現れました。
■凰魔 > 自身の手で、そこに生存していた者を粉々に殺してしまう。
しかも、この冒険者の女は腕が立ち、いささか年を食っているがその分経験も豊富なのだろう。
現に他の冒険者たちはなすすべなくやられている、しかし彼女の指示は間違いなく的確だった。
今回の場合、ただひたすらに相手が悪かったとしか言いようがない。
「うむうむ。素晴らしいモノを見せてもらった。
人間の雄もピンキリであるが、今そなたが殺した雄はそれでもそこそこ冒険者としては鍛えられている部類だったぞ。
そんな雄をあぁも簡単に刻むその膂力、そして的確な指揮能力。
いやぁ、素晴らしい雌と出会えたものだ」
生首が転がって、粉々になった先ほどの雄の肉片を前に立ち尽くしている雌の姿。
そんな雌の背後の壁が開き、子供の様な高い、喜悦を孕んだ声が聞こえる。
周囲の触手は動かず、むしろ彼女を観察しているように蠢いていた。
振り向けば。明らかな魔物、魔獣、魔族であるとわかるような容姿。
全身に動物のような毛が生えており、その色合いは美しく彩っていた。
背丈はその雌と比べれば明らかに小さい。だがその目線は同じ位置になっている。
このダンジョンの主の背中が割れ、そこから生えている無数の触手が肉体を支えて視線を同等にさせていた。
「その力、素晴らしいものであった。おっと。まずは我の自己紹介をさせておくれ。
我の名前は凰魔。この”城の主”であり、ここを作った者。
そして―――そなたを迎えに来た、新たなる主となる者であるぞ」
そう高らかに宣言し、彼女から向けられる”凍えるような感情”に対してその愉悦を含んだ笑みを返すのだった。
■ユリアナ > 呆然と立ち尽くす。
折れた心。空虚な心。現実逃避。
そこに、声がする。
振り返り、そちらを見る。
獣。魔獣。否、魔族に近い。明らかな知性、ダンジョンを構成する強大な魔力。
否。
そんなことはどうでもいい。
「……ぇが……」
かすれた声が震える唇から辛うじて漏れ出す。
「おまえがあああああああああああああああああああああ!!!!!!」
目の前が赤く染まるような感覚。激情が、憤怒が、憎悪が空っぽの心を満たしていく。
普段の彼女にあるまじき衝動のまま、握り締めた拳を引き絞る。
「ぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
踏みしめるだけで床が砕ける、振りかぶるだけで大気が歪みながら、拳が撃たれたように放たれる。
「おうまああああああああああああああああああああああああああああ!」
今しがた語った”敵”の名に憎悪を込めて、その顔面目掛けて豪拳が奔る。
受け止めようとも、魔王の守りの上から押し潰しかねない圧力。
そのまま壁に抑え込みながら、重戦斧を握る片腕の筋肉が盛り上がり、血管が奔り、
大きく振りかぶられる。
明らかに、人のタガが外れた暴虐の限り。
「しねえええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
怨敵を打ち払う拳が重戦斧を握り、呪詛めいた叫びと共に一閃する!!!
ご案内:「肉のダンジョン」にユリアナさんが現れました。
■凰魔 > 目前の雌が、空気を揺るがすほどの叫び声を上げる。
その激情と怒り、なによりも強い殺意がビリビリと肌を刺激してきた。
だが、どこまでもその”主”は笑みを崩すことはなく、その口を裂けるかと思うほど大きく開いて。
「くっ! はははははははっ!! そうだ! そう思ってもらわねばというものよなぁ!」
拳を強く握り、この生成したダンジョンの床が彼女の踏み込み一つで砕ける。
ぶじゅり、と肉が潰れてひき肉のように歪んで足跡が残るほどであり。
たった一つの動作ですら大気が震え、空間が歪みすらするほど。
人の身でどれほどまで鍛え上げればそこまでの芸当が可能になるというのだろうか。
そこにあるのは技術、研鑽、例えそこに才能がなくとも、積み上げたものは決して追随出来る者はそういない。
「さあ、来い……!!」
名前を叫ばれると同時に、彼女の拳が迫りくる。
力は堕ちている。しかしそれはあくまでフィジカル面や能力面の話である。
魔族として魔王として、その思考能力は決して堕ちてはいなかった。
その早すぎる拳の動きに、しっかりと青色の瞳は捉えており。
反応した行動は―――防御姿勢。幾多もの触手を重ねた盾であり、並みの攻撃ではビクともしない。
力こそ堕ちていても魔王として、決して並みの者では屠ることなど出来はしないのだ。
―――彼女はその、壁を容易く超える力を誇っていた。
「ぉぉおお!?」
あまりにも早いその拳が空気を強く殴りぬければ、破裂音が響き渡る。
驚きと喜びの両方を含んだ声が上がり、その触手の盾に彼女の拳が強く、強くめり込んだ。
あまりの威力を受け止めた凰魔が、その衝撃に小さな体ではすべてを抑え込む事は出来なかった。
そのまま後ろの方へと衝撃から吹き飛んでいき、背後の塞がっている壁へと埋まってしまう。
もしもそのまま”力”で受け止め合っていれば、間違いなく凰魔の肉体の半身は破裂していただろう。
埋まったのにも関わらず彼女はその魔物がどうなっているかの確認もせずに重戦斧を振りかぶって近づいていた。
その激情のまま、走り出して斧を大きく振りかぶり……目前の魔王を一閃―――出来たはずだった。
「ふ、ははははははっ!! 素晴らしい……! やはりお前は、お前こそが我の元へ来るにふさわしいぞ!!」
その声は天井の方から聞こえていた。そこを見れば、蜘蛛のように壁を這う凰魔の姿。
ひらひらと被っていた帽子が床に落ちると同時に、真っ二つに割れて。
その彼女の威力と、そして威力だけではない鋭さがいかほどかを物語っていた。
「どうした。まだ我はここにいるぞ。そなたの教え子を殺した魔物は、未だ健在ぞ!!!」
■ユリアナ > 魔王。本来なら出会う事さえ敵わぬ相手。
その強大な存在と肉薄し、相対し、圧倒していく。
だがそれは彼女本来の力ではなく、力こそ籠っているが反応は普段よりわずかに劣る。
それは彼女を認めて見つめていた魔王であればすぐに理解できる、否、そうなるように仕向けられていた。
吹き飛ばされても避けても空間ごと重戦斧で抉りに行く。
壁が砕け、露出した肉を粉々に引き裂いていく。
奪われた命の弔いのように、ダンジョンを破壊しながら、しかし手ごたえがない。
それと共に頭上から聞こえる声。
「にげるなあああああああああああああきさまああああああああああああ!!!」
全身のバネを即座に貯める。肉が引き絞られる音、しかし溜めは一瞬。
憎むべき敵目掛けて、天井ごと、自分が崩落に巻き込まれようとも関係ないと言わんばかりに鉄塊が頂天目掛けて投げ放たれる。
避けられて、天井が砕け、崩落してきても構わない。
今度こそ見逃さないように魔王の姿を捉え、逃げていく先を予測して落ちてくる瓦礫にぶちあがりながら
その地点目掛けて駆ける女の拳が再び振りかぶられる。
「しねええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
全力。全霊。最大限。最適の角度、最適の溜め、最適の威力。
まさに必殺。これまでにない精度と破壊力が伴った拳をいままさに放とうと肉薄する。
ついぞ先ほど、構えた角度と全く同じ動作で。
■凰魔 > 本来、冒険者、そして人間の武器というのは技術や力というものではない。
確かに貴重なマジックアイテムや伝説の剣や、鍛え抜かれた肉体や、伝説の秘奥義なども武器たり得るだろう。
しかしそれを扱う者がそれで勝つために思考し続けてこそ扱い切れるというものだった。
どんなに力が強く、反応が早くてもその思考が単調ならば扱いきれない。
そのフィジカルが素晴らしきものだとはわかる。冷静さを欠いていなければ、の話だ。
だが、今の彼女は冷静さなど欠片もなく激情のままに動く獣と化していた。
なればこそ―――付け入る隙はいくらでもあるというものだ。
「おぉ! 怖い怖い。そんな攻撃を受ければ簡単にひき肉になってしまうなぁ!
しかしまだ弱いぞ。もっともっと、鋭く、強く、そして感情すら!!」
ニタニタと、その笑みは変わらず余計に彼女の感情が搔き立てられていく。
鉄塊が天井を砕き、肉の瓦礫が複数落ちて、血霧すら発生してしまうほど。
即ち、一部の肉塊が霧散して、僅かに視界を歪めるという事だ。
普段の冷静で指揮も取れる彼女であれば、その視界からまた別のアプローチも出来ただろう。
だが彼女は拳を溜めて、その凰魔のいた場所のみを最適なタイミングで拳を放とうとしていた。
―――しかし、放たれる前に弾丸のように飛び出したのは凰魔の方だった。
一瞬だけだが視界を覆う血霧は、凰魔と彼女の距離感を鈍らせた。
故に”溜め動作”という行為に対して、その隙を凰魔は逃がすことはない。
目と鼻の先。その黒白目の蒼い瞳が、金色の輪郭が浮かび上がり―――月のような光が、激情を孕んだ彼女の瞳を射抜いていた。
『「さぁ、我が元へと降るがいい』」
そんな、歪んだ魔王の声が彼女の鼓膜を震わせるのだった。
■ユリアナ > 「!?」
肉薄されたのは自分のほう、距離を取ろうとした刹那、見開かれた瞳が禍々しい月光を受け止める。
「……ぁ……。」
空虚な心に満たされた怒りを押し流すように、より激しい極光が流れ込む。
だが怒りも潰えることはない。拮抗する怒りと光。
愛しい。
憎い。
従う。
殺す。
享受する。
鏖殺する。
愛しい憎い愛しい憎い従う抗う従う従う抗う媚びる殺す殺す殺す媚びる媚びる。
「ふざ、け、るな……。誰が貴様の元に、など……!」
歯を食いしばる顔が紅潮する。怒りに染まる表情が呼吸を早める。
一歩近寄り、震える手が自らの鎧を引きちぎる。
「殺してやる……、殺してやる……、殺してやる……、殺してやる……♥」
着衣も己の強力で引き裂き、鍛え抜かれた腹筋が、鍛錬からやや離れて胸板から乳房に変わりつつある柔らかさが露わになる。
殺意は消えない。だが刻み込まれた衝動が体を突き動かす。
「下劣で卑怯な魔物が……♥ こんな術でしか従わせられないのか♥」
両手を”ご主人様”の左右に突き、嘲笑うような呪詛を吐きながら胸を弾ませる。
「恥を知れ♥ 下衆が♥ 少しでも油断してみろ♥ 即座に殺してやる♥」
雌の匂いが沸き立つ。秘所からは愛蜜が潤い、目の前の憎い”ご主人様”からの寵愛を待ちわびる。
「私をこんな術で支配できると思ったらんじゅぶ♥ んちゅぁ♥ おおまちが♥ あむぅ♥」
あざける唇が”愛しい魔王様”のマズルへ食らいつくようにしゃぶりついて舌を捻じ込み、唾液を啜り、
しかし抗うように唇を引き離す。
「絶対に許さない♥ 許さない♥ 許さない♥」
腰が戦慄く。知らず前後に揺れる。雄を誘うように揺らめいて。上の口では狂人的な精神力で怨嗟だけを紡いで。
■凰魔 > お互いの瞳がお互いを貫き合い。その光が交差する。
彼女のブルネットの髪が震えて、そのアイスブルーの瞳が凰魔の目に釘付けになっていた。
彼女のアイスブルーに対して、凰魔の瞳の色は深い海のような色。
しかし瞳の上半分と、下半分は別の夕陽のような紅と宝石のような黄という不可思議な瞳をしていた。
「おぉ! この光を受けても口ではそう言えるか! なんという精神力!
見上げたものだんぅ。間違いなくそなたは誉れ高い戦士である!!」
胸が高鳴り、その呼吸が早く、そして心臓の鼓動が強く、早くなっていく。
その強い筋肉を持つ両腕が彼女の着ていた鎧をいともたやすく引きちぎる。
白いインナーにすら彼女は手をかけて、白い肌と乳房が露になってしまう。
若干脂がのって陰りがある肉体。だが、秘められた情熱は間違いなく他の若い雌にはないもの。
口では呪詛を吐き、その視線は強い殺意と愛情が交互に魔王へと向けられて。
歩くたびに、彼女の爆乳が揺れて、真っ赤に勃起している突起が自己主張をしていた。
そんな彼女の動きに合わせて、凰魔は後ろへとゆっくりと移動する。
自身を支える触手から力を抜いて、両足を床へとつけて背中をかべにあずけた。
「あぁ、いいぞ。殺せるならば殺してみろ。そして我の心臓を穿つがいい」
そう笑いながら、自身よりも背丈の高い威圧感すらある彼女が両腕を凰魔の頭の隣へと突く。
いわゆる”壁ドン”の姿勢というべきか。……されている側は、凰魔の方であり。
その陰影すらあるほどの鍛え抜かれた肉体を持つ彼女の迫力は凄まじいものだが。
それに、その声は上擦っているが吐かれている呪詛と向けられる殺意には並みの者ならばそのまま気絶するだろう。
しかし、それを為されている当人はそれすらも楽しんでいた。
「あぁ、この程度でそなたを支配出来るなどと勘違いしておらぬよ。
まだまだそなたを我のものとするには足りぬ。しかし……今はそんなこと、どうでもよいだろう?」
そう告げると同時に、彼女の真っ赤な情熱を孕んだ舌が小動物の口へとねじ込まれる。
哺乳類と比べると前へと突き出た口を、彼女はまるで吸い付くかのように口を開いてしゃぶりつく。
今、この戦士は間違いなくこの魔王の唇を奪ったのだった。
「れぉ……じゅるるるるっ。じゅぶっ、ぢゅぅぅうう♥」
凰魔の口の中は非常にヌルついており、その唾液は花の蜜のように甘い。
それを啜った彼女の胃袋や、それが通った食道が見る見るうちに熱くなっていく。
なんとかそれを跳ねのけている彼女の口の怨嗟に、にぃ、と魔王は口を大きく開けると。
「んぁ――――じゅるっ♥」
その大きく開かれたクチ這い出てくる無数の触手がゆっくりと彼女の頭へと伸びて。
いくら口や思考が精神力で抵抗出来ていても身体の抵抗は出来ない。
―――彼女の後頭部を抱くように舌の触手がからみついて、思い切り口元へと強く引っ張り、密着する無数の舌による口の愛撫が始まった。
■ユリアナ > 甘ったるい蜜のような唾液を誘われるように啜り、飲み下す臓腑が薄暗い熱に焼けていく。
「……っはぁ……♥ ……っはぁ……♥ ……っはぁ……♥」
大きく口を開ける。舌を長く伸ばす。
表情が、媚熱に狂い、淀みながらも腕のこわばりを見れば、まだすんでのところで心は抗っている。
だが、表情さえも堕ちて蕩けて満ち足りて。
今しがた情熱的な口づけをかわした”大好きな魔王様”の”無数の舌による畏れ多くも至福に満ちた寵愛”を受け止めようと
舌の触手に後頭部を引っ張られながら大口を開けて無数の舌を頬張って啜りたてる。
「んふぅー♥ んじゅむ♥ んぢゅずううううううう♥ ぐぽ♥ ぬぶぅうう♥」
未亡人の両腕が”大好きな魔王様”を抱き締めてしまう。
爆乳で”愛しい愛しい魔王様”の体を挟み込み、擦り付け、尖った乳首を腕に擦り付けてくる。
どうでもいい。どうでもいいのだ。
唾液を啜るほどに嬉しい。
抱き締めるほどに嬉しい。
口の中を無数の舌に慰み者にされて嬉しい。
手の平が”憎むべき敵”の頭を抱き抱えて顔の角度を変えながら人と魔王の淫猥なディープキスの音が凄惨な戦場に木霊する。
憎い。憎い。だがそれ以上に欲しい。
魔王様の軍門に下った証が。
雌として強い雄に屈服した証明が。
頭の中が極光に満たされていく。幸せになっていく。
だが、その瞳に未だ殺意は宿る。
この程度では支配できるなどと思っていない。
その言葉が示す通り、雌としての悦びに上書きされそうになる濁流の中を
女は耐えながら油断するのを、少しでも術が弱まるのを待ち構えて、
秘所が物欲しげにひくつき、魔王様にしなだれかかりながらまぐわいを求めるように腰が前後に揺れ動く。
「んじゅぶ♥ れる♥ ふは♥ れろぉおおお♥ んぐぶうううううううううう♥」
唇をまた引き離す。だが舌が追いすがるように伸びて無数の舌と先端を触れ合わせ、また蹂躙されていく。
もはや、舌に粘膜を擦られ、唾液を啜る度に甘い絶頂を覚えて身を震わせてしまいながら。
ご案内:「肉のダンジョン」からユリアナさんが去りました。
ご案内:「肉のダンジョン」から凰魔さんが去りました。