2019/01/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい声の響く貧民地区の酒場のカウンターに一人陣取って、
エールのジョッキを煽る男の姿があった。

「新年早々だってのに随分と騒がしいな。ま、ソッチのほうがやりやすいはやりやすい」

調子が狂わなくてすむと笑って漏らしながらちらりと酒場の中を見れば、
むさ苦しい客の群れが目に入る。自分も当然その一部ではあるのだが。
団体客が多い酒場の中にあって個人客の利用が主なカウンター席は、
騒々しい店内の中でも人気の少ない空間になっている。
それもあってか、あるいはいつもの事なのか周りの客も店主も大した反応はしてこない。

カイン > 「欲を言えば晩酌に付き合ってくれる美人でもいればだが、
 そういうのは外で客引きの真っ最中だしねえ」

ちらりと視線を外に向ければ繁華街だけあり、
着飾った女性が客寄せを行っている場面が散見される。
流石にそこにお邪魔する気にはそうならず、肩をすくめて喉を鳴らし。

「下手に邪魔したら何を言われるかわかったもんじゃない。
 何せお得意様だしな」

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にダストさんが現れました。
ダスト > 人込みの喧騒にあふれた貧民地区の繁華街。
たまには一人で新しい店を探そうと入った酒場のカウンターに腰掛け。
注文したエールを軽く喉に流していれば横から声が聞こえ。
ふと顔を向ければどこかで見た顔だと眉を寄せた後、思い出したかのように顔を上げ。

「じゃあ、僕がお相手しようか?血爪王さん?」

かつて魔界で修行していたころ。
噂に聞いていた魔王の名前を思い出して声をかけ。
確認する前に相手の横に座りなおしながら口元に笑みを浮かべて相手を見上げて。