2017/12/19 のログ
ご案内:「ゴーストタウン」にルルディさんが現れました。
ご案内:「ゴーストタウン」からルルディさんが去りました。
ご案内:「平民地区 商店並ぶ通り」に火棘さんが現れました。
火棘 > 久々に森の住処を出て、街への買い物
腕を組みながら、どこから覗こうかと人の多く住まう商店並ぶ通りにでてきた

ガラス越しに店内を覗いたりして
見つけたのは香辛料などを多く扱うお店
開いたままの扉から店内に入り
いろんな国の調味料が棚いっぱいに広がってるとこを
見上げるようにして眺めてた

ご案内:「平民地区 商店並ぶ通り」にルーフェンさんが現れました。
ルーフェン > 女の買い物はとかく長い、本当に長い
買うものを決めてから出掛けるのではなく何を買うか商品を見ながら思考する事を楽しむような所がある
そんなふうに思えるから、店の中にまではついていかず、店の外、通りに抜ける小道に座り野良犬と戯れる
わしゃくしゃ、と少し痩せているけれども、すっかりと冬の毛並みの生えそろった背中を撫でる

「お主はこの辺りに住んでおるのか?うん?」

元は飼い犬だったのか妙に人懐こい野良犬は撫でられればくるくると尻尾を揺らしては、
ころんと寝転がって腹を見せるので、よしよし、とか言いながらわしゃわしゃ、と撫で続け
ポケットをごそごそ、と探れば何時のものか判らぬような干し肉を口元へ差し出してやり食べさせたり
黒と茶の斑な毛並みを撫でては時間つぶしの相方を務めてもらう

火棘 > 「うーん…届かぬ…………おい、主よ…」

背伸びをしても届かない棚の小瓶
ちょっと不機嫌になっては店主を呼び、取らせる

この国でも異国の調味料の取り扱いのあるようで
カゴに選びながら乾物や、調味料を入れていく、自分で使うもの
あの里から頼まれたものも一緒にして

ちらっと扉の外では野良犬と戯れる爺が…見えた

「これも買っておくか」

カゴにいれたのは干したホタテ。これを使いお粥をすると
美味しいのと知ってるから
今度作ってあげようと

カゴに入れたものを店主にわたし代金を支払えば
取り出した袋の中に入れておく
少し長い時間を店内で過ごし、外にでてきた

「野良犬と仲良くしておく?」

自分の買い物は済ませたと、野良犬と遊んでる彼の頭を同じように撫でるように

ルーフェン > 「しかし、冷えるな…王都に出てくるのも億劫になる…」

冬の冷たい風が小道から通りへと吹き抜けていけばぶるり、と身を震わせる
与えた干し肉をわしわしと食べている野良犬はまるで平気な様子に見える…毛並みのお陰であろうか?羨ましい
店の方へと視線を向ければ、何やら店の主らしい人影と話をしている彼女の姿が見えたから、
もう少し掛かるのだろう、と少し肩を落とす

「ぬあ…っ、スマンがもう干し肉はないぞ
 というか、ベロ出しすぎじゃろ…喉乾くぞ…」

へっへっ、と舌を伸ばして擦り寄ってくる野良犬をまたわしゃ、と撫でれば
干し肉の分は奉公で返すが良い、と口にすれば野良犬の額に指を伸ばしとん、と触れる
これで、遠くにいながらこの野良犬の耳目を借りる事ができる、という寸法であった
長く生きるとちょっとした小技も魔術めいたものになってくる

「ん…なんじゃ、もう良いのか?」

隣に野良犬をお座りさせ、風除けになってもらっていれば買い物を終えた彼女が戻ってくる
頭を撫で回されれば、じーっ、と眼を閉じて撫でられるがまま、人目があるから、す、と立ち上がり

「いや、もうよい。あやつとはこれから何時でも遊ぼうと思えば遊べる故な…
 行くぞ、火棘…次は何じゃ?肉か?魚か?それとも服か?」

彼女の持っていた袋をひょい、と手に取る
付いてきたのだから荷物持ちくらいはするつもりであった
ではなー、と野良犬に声を掛ければワン!と返る返事を聞けば先立って歩きだす

火棘 > 「なんじゃ…」

座ったまま見上げられて見つめられる、その視線の意味に気づかず
わからぬと小首をかしげるように返し

「私の用事は終わった、ルーは?なにか必要なものは?」

自分よりも王都には長くいるようだし、街のこともわかってそうだから
袋をとられ、先に歩き出すあとを付いていくけど

数歩先をいく彼に追いつけば
袋を持ってないほうに腕を絡めるようにして組もうと

「寒いんでしょ?」

となりに来れば、ちょっとだけ周囲の空気を暖める
腕を組んでいれば片側だけでも暖めることはできるはずで

ルーフェン > 彼女が追いついてきて腕を絡めるようにして抱けば彼女と歩調を合わせる
隣に来ると心なしか体感温度が変わったような気がするから、火龍というのは凄い

「必要なものか…何も思い浮かばぬな…
 手袋やマフラーが欲しいが無ければないでどうとでもなるしな…
 必要かどうか、と問われると難しい…」

マフラーなんかは今のフードの付いたマントでも代用は利くし
指先はかじかむけれど、それ程、細かい作業をする必要もない…
戦闘でも金属の武器は使えないから拳骨を作って思い切りひっぱたく、これに限る

「…という感じで必要なものはないな
 火棘の従僕共に甘い焼き菓子でも買っていってやるか…」

肩を並べて歩きながら必要なもの、をいろいろ考えたけれど思い浮かばなかったので
普段、あれこれと世話になっている彼女の従僕、小さな龍たちに報いてやろうか?なんて提案をしてみた

火棘 > 「手袋は外で人間の場合であろう?」

このように連れ立って街に買い物に出たときとか、あるといいような気もするけど
周囲に手頃な防寒衣類の店はないけど
どこにでもありそうな、ちょっとした冬のものを店先に出してるとこはある

「ぁ…」

周りを流して見てると、見つけたもの
手袋だけど親指のとこだけ別れてて、あとの4本は一緒になったタイプ
よく伸びる毛糸のよう
腕を組んだまま、こっち、と方向をその店先に向かおうと、彼の方向も一緒に変えてしまおうと

「焼き菓子か、いいな…お土産に労ってやらねば」

焼き菓子なら日持ちもするし、喜びそうと
彼の発案にいいことだと嬉しそうに笑い

ルーフェン > 「うむ、竜の姿の時は寒さを気にせずとも良いからな」

寒さも熱も魔術も大概のものもは竜鱗が防いでくれる
人のなりをしているから、衣服や防寒着が必要なのであった。自分はそんな感じだけれども、
火龍の彼女は割合、薄着でも寒さを感じないようなのでそこはちょっと羨ましい

「え…?」

ぐい、と強く引っ張られて方向転換を余儀なくされる
何か買い忘れがあったんじゃろうか?と思いつつ、彼女が引っ張っていくのに黙っていついていく
今日は彼女の買い物なのだから、行き先に文句など無い

「お主に尽くす従僕に偶には報いてやるが良いじゃろ…
 たまに褒めたり感謝せぬと愛想尽かされるからな…」

ぽそり、とちょっとした小言を漏らす
彼女が嬉しそうにしていたから、それ以上口にすることはなかった

火棘 > 見つけた場所に彼を連れてくることができたら

「ルーこれは?はめてみて」

店先にでてた、ぱっと見、子供用のような手袋
彼の手にはめてみようとする
見た目は小さいけど、よく伸びるニットで

「あの者らも、よく働いてくれるので助かる」

昔から、必要な小道具、家具など職人ものは全て担ってくれてたのを思い出せば
ありがたい存在であり、一族にいつから仕えてくれてるのかもしらないほど

ルーフェン > 店の前までやってきて彼女がミトンを差し出せば、手を出して彼女のしたいようにさせる
見た目は小さいけれども、思いの外、伸びて手にはしっかりはまり暖かくもあるのだけど

「戦士や騎士どももこれと同じ形のものを使うな…あれは、編み込んだ鎖で出来ておったが…
 ……指が使えぬのは不便ではないか?剣や斧を持つならまだしも…」

むにむに、とぐーぱーと手を握ったり開いたりしながら首を傾げる
暖かいは暖かいけれど、少し不便そうな印象があって

「よく働くがあれらはあれで良いんじゃろうか…
 偶には羽根を伸ばしたかったりせんのか…まあ、翼は無いが…」

ミトンを元あった場所に戻せば、買うなら指が別れているのが良い…、とか控えめな声で言ってみる
ふわふわとしているものより肌に馴染みぴったりとくるものが良かったらしく、ああいうの…、と
通りを往く冒険者風の男が手につけている革製の手袋を指差して

火棘 > 親指だけが指として独立してる形だから
グーとパーくらいしかできないモノ

なんだか、あまり気に入ってないような感じがする
手にはめた手袋をぱっと抜いて

「うーん、ならばいいものを探そう」

指の冷えるのは辛いはず、とどうにか彼の気に入るものでも探す気になった
今見つからなくても、また街を歩くこともあると思ってたけど
彼が指さした革の手袋を見て、似たようなものはないかと
周囲のワゴンや店頭を探す

「あ、これはどう?」

黒く柔らかい革の手袋を見つけた
色は黒とダークブラウンとあるようで、指も分かれてるし手首もシンプルでスッキリしてる
彼に差し出してみて

「…いつも作りものをして、用がないときは姿を見せないし…」

改めて考えると、居てあたり前だったから、働き竜のような役割なのだろうかとか
今更考えてみた
でも気づいた幼い頃より、自分の机や棚も作ってくれたようで
今度、里の爺にでも聞いてみようと思って、終わった