2017/08/26 のログ
ウィルバー > 「ゴーレムと戦うなら剣よりもハンマーとかの方が良い気がするけどね。
タピオカの剣だと刃が立たないような装甲だよ?
あんまり懐かれると却って使いにくくなっちゃいそうだけどね。」
そうなるとゴーレム随伴で戦場に出てもらうとしようか。
予想外の事態に転びそうな危うさを感じさせつつも、とにかく彼女に仕事をしてもらうのが楽しみだ。

「そうかい? それなら、とっておきの物を持っているんだ。」
次に取り出したのは、一本鞭。
トゲ等はないが、それなりに威力のあるタイプだ。

少女が未成熟の身体を曝け出すと、ズボンの中の肉棒はムクムクと大きく成る。
兆発じみた仕草までされると思わず唾を嚥下していた。
細い首を差し出され、首輪を嵌める。
幼い体に首輪の対比がなんとも卑猥で男心を擽った。

「ほら、皆の前まで歩くよ。 変態タピオカの姿を見てもらわないとな。」
甘い息を漏らしている少女の尻に勢いよく振り立てられる鞭の一筋。
赤い線を痛々しく作り、耳を劈く様な音が響く。
それを何度か繰り返し、子犬に全身を促すべく靴底で蹴りあげる。

タピオカ > 彼の意見には、ううむそっか。と思わず唸った。
ゴーレムの重装甲の事までは考えていなかったのだった。
ただ強いのと戦う、と思う勢いだけが先に走ってしまった形。ともあれ、ゴーレムの件はいつか先の楽しみにして。

取り出された鞭を見れば、頬がかあっと赤くなった。
その一本鞭で彼に傷をつけてもらい、躾けてもらう事を考えると耳裏まで赤くなってしまう。濡れた瞳がその鞭に注がれ。

何やら下腹部が切なそうで、こくんと唾を飲む様子を見れば、そっと悩ましげに微笑んだ。いっぱいお散歩したい、と熱を帯びた瞳の色。

「うん……っ、あっ!あああっ……!あんっ……!」

鞭が一筋打ち付けられて、双肩が大きく引き攣って褐色の桃尻がぷるんとはずんだ。遅れて、赤い筋がひとつ、ふたつ、もっと。そのたび、声音は甘さを帯びた鳴き声へと昂ぶっていく。靴底で蹴り上げられると「きゃぅん……!」と弱った子犬めいた欲情うずく声が細く響く。両手両脚を動かし。てのひらで土をつき、膝で地面をこすって。小股と割れ目を晒しながら、ゆっくりと前へと進む。股座が熱いのか、時々歩みが遅れて内股気味に膝を寄せ。

ウィルバー > 少女が犬らしく歩く姿は直ぐに周囲の兵士達の目に付くことになる。
呆れる者、面白そうに眺めている者、自分も混じりたそうに見ている者など様々だ。

中には捕虜らしき女性を襲い始める者も現れる。

それらに気にすることなく、褐色の肌に鞭うち、蹴りを入れる。

尻に赤い線が多数着いたので、今度は小さな背中に鞭が舞う。
バシィィン!と音だけで痛みが走りそうな鞭の衝撃は何度少女の身体を傷つける。
戦闘らしき戦闘に参加していない筈の少女はいつの間にか全身傷だらけとなっていた。

「そろそろ交尾がして欲しくなってきたみたいだね。
可愛らしくおねだりしてごらん?」
四肢を土まみれに汚している雌犬の銀髪を掴み、顔を引き上げる。

そういう僕の肉棒もはち切れそうな程に膨張していた。

タピオカ > 様々な視線に晒されながら、四つん這いで前に進む。
好奇や不審そうな瞳、それぞれの視線を褐色の直肌に感じる。自分の恥ずかしい姿を晒してもらえる至福感と羞恥で全身が発情して、身震いをして赤く熟れていく。――それだけでなく、

「あーっ!んううっ!あううぅぅっ!」

鞭が振られ、肌に食い込ませてもらうたび。硬い靴にぶってもらうたび。快楽に悶える四つん這い。雌犬のあさましい卑猥な嬌声が高く兵士たちの、そして相手の耳元を震わせる。
――バシィィン!バシィィン!「きゃうんっ!きゃうううっ!」
背中に鞭が振る舞われると、いくつもの赤い線で印をされた桃尻がはしたなく弾んで小躍りする。甘い雌犬の鳴き声が興奮に昂ぶり、全身を傷だらけにしながら舌を突き出し。小股から愛液が溢れて足元に散らしてしまう。

「っはあっ……はっ……はっ……!
ご主人様……、ご主人様……。
鞭で打たれて、蹴られて喜ぶ雌犬のタピオカに……、お仕置きおちんぽいっぱいしてください……っ!」

彼の手に引き上げられた雌犬の顔はすっかり茹で上がった物欲しげな表情。口端から快楽の唾液を零し、土まみれの両脚内側を蜜で濡らして。淫らにすっかり赤く腫れ上がった桃尻と背中をくねらせて。潤った小股を彼の肉棒へと向ければ、そこからとろんと蜜が零れ。唾液を垂らす犬めいた割れ目で、交尾を強請り。

ウィルバー > 「いいよ、タピオカ…。
こんなに目立つ場所での交尾は初めてだよ。」
戦場であることをすっかり忘れ、まるで屋敷の庭に居るかのような錯覚を覚えつつあった。
周囲から漏れる人の声も耳に入らず、聞こえるのは目の前で卑猥なおねだりをしている雌犬の声。
見えるのも雌犬の傷だらけの身体だけであった。

鞭をしまうと、ゆっくりとズボンの前を下ろす。
中で痛いほどに膨らんでいた肉棒が隙間から顔を出した。

「タピオカ、たっぷり種付けしてあげるからね。」
銀髪から手を離し、代わりに両手で傷だらけの桃尻を左右から摘まむ。
そして、肉棒は濡れそぼっている蜜壺にデカイ亀頭を擦り付け、一気に根元まで挿入する。

先日散々拡張させたとはいえ、少女の膣はやはり狭い。
僕は久しぶりに感じる狭い膣の感触に喜びを覚えつつ、奥へ奥へとねじ込んでいく。

タピオカ > 「はあっ、あっ、ご主人様っ……」
傷だらけの身体で、架空の尻尾を振るようにして悦びを露わにする。瞳はほうけたように光を失せ、ただ熱に狂う色を帯びて潤んでいた。上ずる吐息は浅く早く、浅い乳房を上下させ。いじっていなくても、そこは尖っていた。

ゆっくりとズボンの前が緩むと、そこは固くたくましい雄棒の怒張。それを見ただけで、「ふわぁ……!」と歓喜に揺らぐ、興奮した声が溢れる。

「種付けっ……してください……っ、僕の中……ドロドロになるぐらいっ……っ、――っあっ!熱いっ、太いよううっ……!」

新しい傷だらけの桃尻が手で摘まれて、走った鋭い痛みに背中がひきつって悦び揺れ。ぷっくりと膨れている恥丘はひどく熱っぽく、触れると肉感的にぷるぷると弾む。その昂ぶった熱を含んだ内肉が切なげにめくれあがって、サーモンピンク色のそれが大きな彼の亀頭を甘く握り込んでくる。未成熟な皺の薄い襞が裏筋からエラまでをぎゅうぎゅうと押し縮め。蜜を絡めていく。最奥につきあたると、ぽってりとした子宮口がすでに下がってきていて。甘く鈴口を啜り上げる。

ウィルバー > 垂れ下がってきていた子宮口を押し返す様に巨大な亀頭が下から突き上げていく。
未成熟の少女の腹は突き上げる度にうっすらと輪郭が膨らんでいた。
周囲に兵士が見ている中、腰を狂ったように前後させ己より小さな少女を犯していく。
時折できた隙間からは蜜が溺れ落ち、黒い染みを作っていた。


「可愛いタピオカには、種付けだけでなく新しい痛みも与えてあげよう。」
尻肉を掴んでいる両手に魔力が集中すると、手のひらより尻肉を通して少女の全身に痺れる様な電撃が走る。
火傷こそしないものの、傷だらけになって弱った体には苦痛に近いほどの痛みであることは確かで。

薄い襞肉が締め付ける感触を堪能するように亀頭を擦り付け、同時に電気による痛みも与える。
少女が痛みで声をあげれば、肉棒は更に大きくなっていくことだろう。

そして、小さな胸の先が自己主張を始めていることに気が付くと、その突起を摘まみそこからも電流を流していく。

タピオカ > 「皆に……見られてるうっ……んーっ、はぅぅっ……!あっ、ぁ……!」
下腹部の薄い肉付きごしに、亀頭の力強い形に巨大な雄が突き上がる。その勢い、大きさ。腰が狂ったように振られると大きな声の雌声が嬌声を奏でる。きつく叩きつけられる男根が心地よすぎて、そして、周囲から視線を集めている事に不健全なほど昂ぶりを覚える。小股から蜜が止まらずに、黒い染みが池と広がり。

「くださいっ、痛いのっ、くださいっ……!
~~~~~ひぎゃあああっ!?ひぎゃうぅぅぅっ!!」

いやらしいお強請りを雌色を帯びた声でしていれば、赤筋がいくつも走る尻肉を中心に電撃が走った。びりっ!ぱちっ!褐色の肌が短いショート音と共に取り乱してすくみ上がる。傷の痛みが電撃の痛みに二乗となって、魂まで震え上がる愉悦。激しく首を振り乱し。甘い悲鳴。膣孔がきゅううううっ、と肉棒にむしゃぶりついて引き絞れば、更に大きくなる肉棒へはぎちぎちぎゅうぎゅう、狭い膣孔が密着して這い回るよな快楽が寄せられる。

「そっ、そこは……弱くて……っ!んいいいいいっ!?
わっ、わぁぁんっ!?わんっ!わんっ!わんっ!」

身体中の痛覚快楽に、小さな小粒の乳首がつままれ、そこから流れ出す電流で気をやってしまう。先端がぴいんっ!と固く結んで尖りよがり。快楽が深すぎて、雌犬と化して悶え取り乱していく。口から唾液を零し、瞳に悦のこもった涙を潤ませ。

ウィルバー > 「痛いのが欲しいのなら、これもどうだい?」
電撃の痛みに締め付けて喜んでいる雌犬のリードを加減も考えず勢いよく引き上げる。
自然首輪が上へと引き上げられ、少女の首を締め付け、気道を圧迫することであろう。

少女の呼吸が苦しくなり、いよいよ危うくなる直前で漸く手を緩める。
臨死の拷問も与え、その間に柔肉が扱くように締め付けてくると肉棒はいよいよ絶頂が近付いていた。

「ほら、種付けしてやるからもっと腰を掲げろ。」
リードで鞭のように少女の肌を打ち付けてから少女の尻肉を強く掴んでラストスパートをかける。
ガツンガツンと互いの下腹部をぶつけ合い、蜜を弾けさせ、尻肉を波打たせる。

最後に子宮口に亀頭で口づけを行うと、限界まで開いた鈴口から大量の子種が注ぎ込まれていく。
卵巣が破裂しそうな程に注ぎ込んでもなお欲望の収まらぬ青白い体。

「まだまだ、たっぷり種付けてあげるよ。」
口から涎を垂らして交尾に励む雌犬と、それを犯し続ける主。
狂った光景はその後、日が沈みゴーレムが周囲に落し物の散策を始める頃になってもまだ続いていたことであろう。

タピオカ > 「あぅぅぅ……!んぅっ!んぅっ……!」
リードを勢い良く引かれてしまうと、気道が塞がれて鳴き声が窄まった。うなじが震え、首が必死に左右に振られて苦悶を訴えるのに。背中は焼けたように熱くなり、膣孔はいっそう亀頭に結びついて食い込んでいく。雌犬そのものの扱いに高く悦を感じてしまって股座からは蜜が雨と振り、愛液の池は湖へ。

「っは……うぅぅ、ぅ……んっ、
……んぁぁぁっ、はぁ……、あぁんっ……」

緩められた手。ひしゃげた気道が戻ってきて、声にもならない声を出して双肩を大きく上下させる。喉が塞がれたり戻ったりされた事で、雌の小孔は高熱を発して、赤く熱を孕むようにして肉棒を抱く。強く尻肉が掴まれながら鞭打たれると、口の両端から唾液を零し。喉を細く鳴らし、甘く悶えるようにして鳴く。

「っ、ぁぁぁ、あぁぁぁ……ーっ!」

そして自らも絶頂が近づくと、痛めつけられた全身が紅潮し、くすぶっていた雌が大きく震え上がり。膣内で媚肉が亀頭が溶けてしまうと錯覚するほど扱きたてて。彼の腰裏に低く響くほどの刺激を与えて雄を飲み込んでいく。子宮口が下がりきって、鈴口に熱烈な口づけをよせたまま、それを激しく揉みしだき――共に絶頂を迎えて。卵巣が破裂しそうなほどに吐精を、手の指からつま先までわななく膣の収縮と弛緩で飲み干していく。――はっ、はっ、はっ……。息も出来ないほどの気持ちよさに、ただ四つん這いで震える雌犬。

「あぁぅ、あーっ、あぁぁ……」
甘い鳴き声がいつまでもその場に響いて。
雌犬は口から涎を垂らし続け。小股から蜜を垂らし続け。
主からもたらされる痛みと男根に、ただ夢中で傷だらけの小尻と乳房を振り続け――

ご案内:「ハテグの主戦場」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」からウィルバーさんが去りました。
ご案内:「平民地区 商店街」に火棘さんが現れました。
火棘 > 夕暮れどきに街の商店をメモを片手に歩いてく
頼まれた買い物をしに街へと出てきた、メモに書かれたのは調味料とか医療品関係

紙切れを眺めながら、脚を止めたの調味料の揃った商店
扉をあけてなかに入ると、いろんな香辛料の匂いが混ざり合って、ちょっと顔をしかめた

棚を物色するように、小瓶にはいったいくつかの種類の香辛料を選んでいく
どのようなものが必要なのか書かれているものと、書かれていないけど
なんとなく選んだものを混ぜながら店主の前に並べては
数本の調味料関係の会計をし、外へと出ていく

ご案内:「平民地区 商店街」にルーフェンさんが現れました。
ルーフェン > 店には用事が無かったので背中を見送り店外でしゃがんで待機
果物を売る行商人から1つ、果物を買えばそれを齧りながら店から彼女が出てくるのを待つ
夕暮れ時、これから活気づくであろう酒場や露天の方を眺めながらシャリシャリ、と果物を齧る
普通であれば残すような芯の部分もひょい、と口に放り込めばしっかりと噛み、飲み込んでしまう
人のなりをしていてもドラゴン、腹は滅法強い

「おう…終わったんか…?」

彼女が表に出てくれば、大して待ってもいないが待ちくたびれた、とでも言いたげな表情で見上げ
立ち上がるついでにひょい、とひらひらとした彼女の衣服の裾を指先で持ち上げようとした

火棘 > 「ん、ぁあ、拾い食いしてると、お腹壊すよ?」

ちょうど店から出てきたとこ、調味料は紙に包まれ
肩からかけてるカバンに入れてるときに

しゃがんでるとこから声がかかる、相手を見下ろしながら
なにか食べてたようでモグモグしてるのが見えたと思ったら
裾をめくる仕草に、反射的に蹴りそうになって

「っもぉぉ、エロ爺みたいなことしなくていい」

めくられても下には白いパンツがあるので、いつものような素足はないのだけど
さすがに、いきなりされてしまうとイラッとしてしまうし、睨んでしまう

ルーフェン > 「ちゃんと行商人から買ったわ、拾い食いなどせん」

森や山でなら木の実などを拾い食いすることも無いことはないが、流石に街の中でそんな事はしない
ちゃんと金を払って買ったのだ、と主張しておく。そもそも、この辺りは食えるものが落ちてる事はそんなにない
……と、思う

やれやれ、とか言いつつ
立ち上がる気配を見せながら彼女のスキを突いて、ひょい、と裾を持ち上げようとする…が、
怒気を孕んだ蹴りの気配にさっ、と本能的に彼女の射程圏内から下がって

「…見慣れん服なのでついな。あれじゃな、足を晒しておらんと少し寂しい…
 いや、衆目が集まらんから良いのか…?うーん……まあ良いわ、それでまだ何か用事があるのか?」

睨みつける彼女を全く気にする様子もなく
普段と何ら変わらぬ調子で話しかける…用事が済んだのであれば、適当に遊びに行こう、とかそんな具合

火棘 > 「もぉ…」

深くため息をついてイライラを吐き出す

「…街を歩いてると、見てくる者がいるからな…そんなに珍しいものでもないであろうに」

前に来たときも、やたら視線は下にむいてて、深いスリットから覗く素足を見られてた
そういう仕事の娘に間違われることも

下がる彼に、イライラをどうか収めて、並ぶように近づいて

「ん、まあ急ぎの用事でもないしな、彼女から頼まれたお使いをしてるだけ」

今の用事はすんだ、と彼の誘いに乗るように頷いて

ルーフェン > 「いや、珍しいから見てるんじゃないと思うんじゃケド…わし…」

普段のドレスのスリットの深さを思えば、男であれば誰であっても視線を向けてしまいそうな気がする
視線を感じても声を掛けられないのは不思議に思う所であるがパッと見、無表情というか、
人を近づけさせないというか、そういう所が起因しているようにも思える
まあ、仮に勇気を持って話しかけても話しかけ方次第では、哀れな焼死体になってしまいそうだが…

「…いよいよもって、良いように使われ始めたなお主…
 まあ、火棘が納得しとるなら、別にいいんじゃが…」

用事がすんだ、と聞けばそうか、と頷き
肩を並べて宛もなくふらふらと歩き出す…街で暮らしている者からすればそこまで目新しいものがあるわけでも
ないのだが、人が多く行き交う王都は歩くだけでも、露店や店、異国風の装いの冒険者や商人、と
まあドラゴンからすれば目新しいものも多いハズである

火棘 > 「…そう、なの?」

スレ違い様にちらちら見られてた気がしたから
身につけてる衣装が異国のせいと、足元がなにかおかしいのだろうと思ったから

「使われてなどいない、手伝えることをしてるだけなのだが」

ただ手伝いのつもりのことだけど
彼からみたら、そう、思われてもしかたのないのだけど

「いいではないか、私が王都を歩く理由にもなるであろう?」

森の引きこもり生活よりも、ちゃんと街にでて外の世を見てることをアピールしながら
並んで街を歩く、何度か通った通りでもあるから少しだけお店に見覚えのあるようなとこもあり

ルーフェン > 「…多分じゃがな」

彼女の性格からすればあまり気に留めないのも仕方ないような気がしないでもない
ここで、こういう理由で見ていたのだろう、と教えるのも良いけれど賢い娘であるからそのうち自分で気がつくであろう、
と深く掘り下げることはしなかった。何事も、経験するのが一番である

「まあなんでも良い
 これはもう済んだ話じゃしな…今更あれこれ言うのも無粋じゃ…」

彼女の決めた事であるから此方にもそれ以上の口出しはしない
思う所が無いではないけれど、あーせい、こーせい、と小言ばかり言っても自主性を損なう
…いつの間にやら保護者ヅラの自分に気がつけば、いかんいかん、と首を左右に振りぺしぺし、と頬を打つ

「いやいや、それでは理由がなければ王都にはこんのか、火棘は…」

里を出た彼女は今後のために見識を広げる、という理由があるのではないか…にも、関わらず
近隣の森に篭ってふらふらしているのは、里の彼女の両親も本意ではないはず
彼女の主張に突っ込みつつ、歩いていれば先程、果物を買った行商人が露店を開き、
果物の砂糖漬けなどを商っていて

「甘い匂いじゃな…そうか、こうして果実を漬けるのか…ふぅむ…」

彼女からたたっ、と少し離れて露店の傍へ
色とりどりの砂糖漬けの瓶が並ぶさまを見れば、思案顔を浮かべて
適当なものを3つも4つも手に取り、購入する。もちろん、たくさん買うからまけよ、と値段の交渉は怠らない
…結局、大して安くもならなかったけれど、すこしおまけしてもらい…買い求めた砂糖漬けの瓶を
彼女が肩から下げていた鞄にぐいぐい、と押し込もうとした

火棘 >  「ふぅん、そうか」

まあ、今わからなくても気しないというように
適当な相槌で返しながら街を歩く

「用事もないのに街にくる理由はなかろう?」

さも、当然とばかりに
さらっと言って返す、知り合いがいるわけでもなく、尋ねる場所もない
買い物なり目的があるなら別だけど

歩いてると、なにか見つけたように先をいき、遅れて後ろから覗き込む
果物屋のようなとこで何やら話ながら買ったものを
肩からかけてるカバンに押し込められて

「なんじゃ?これもあの娘に渡すのか?それは悦びそうな」

驚きながらも、カバンに上蓋を手にしたまま入れられるものをみてて