2017/08/09 のログ
ご案内:「平民地区の高台」に火棘さんが現れました。
■火棘 > 平民地区にある見晴らしのいい高台の公園に続く道
街灯が点在してる坂道を登り、王都が見渡せるような場所にたどり着く
ここは静かで、まだ王都の中でも落ち着けそうな
ちょうど公園になってたから、中に入って夜景の明かりが広がってるのが見える
わずかな木々にベンチ、1本の街路灯だけの場所
平民地区を見下ろせる位置にあるベンチに腰を下ろし、息をついて
結い上げてる髪を手で流す
背もたれにもたれ掛かり、軽く脚を組んで
ご案内:「平民地区の高台」にルーフェンさんが現れました。
■ルーフェン > カンっ、と街路灯に何か金属のようなものが当たる高い音
どうやらかなり上空から降りてきたらしいそれはぶらん、と街路灯に片腕で捕まっていて
ひょい、と地面に降り立てばぶるり、と上空と王都の温度差に身体を震わせた
「肩が抜けるかと思うた…」
ぐりぐり、と腕を回しながらベンチの方へ歩いていけば先客の座る前、地面にひょいと膝を追って中腰になる
すらり、とドレスの裾から伸びた脚をマジマジと眺め
「…良い景色じゃ…」
ううむ、とか唸りながらほっこりと表情を緩める
■火棘 > 脚を組んで、その膝に肘で頬杖をついて眺めてた
人の街は苦手だけど、ここなら静かだし…と、過ごしてたとこ
頭上より、なんだか音がして聞き覚えのある声に
笑みを浮かべるように息をついて
「なんで街の空から落ちてきた?…どこかに用事でも?」
肘をついたまま、ベンチの前にきた相手に目を細めるように軽く睨み
「……蹴られたいか?」
異国のドレスには深いスリット、白い生脚がすらっと覗いているけど
隠すわけでもなく、そのまま鼻で笑うようにしながら半分くらいの本気で
■ルーフェン > 「夜だと門の前に兵士がおって中々入れんからな
まあ、戦争やっとる国だから当然といえば当然じゃが」
用事か?と問われればふるふる、と首を横に振る
特に王都に用事があったわけでなく、いつもの寝床に彼女がいなかったから何となく気配やら匂いやらを
探るうちに王都に辿り着いたまで、と言うだけのこと
「…構わぬ。蹴りたければ如何様にもするがよい
そのくらいで火棘を嫌ったり、軽蔑したりはせぬ
ただ、蹴られてやるとも限らぬが」
ちらり、と彼女を一度きり見上げれば再び視線は白い脚へと向かう
見るからにつるつるすべすべで触りたい衝動をに駆られるが、グッとそれを堪えながら
■火棘 > 「…どこに入ろうとしておるのだ……盗人でもするつもりか?」
相手がどうしてココにいるのか不思議には思うものの
飛び出した言葉に、なんとなく…悪いことでも企んでるのでは?と感じて
「いらぬことを…、さっさと隣でもくればいいのに」
軽くほんの軽くだけイラッとした気持ちと、なんだか気持ちで負けた気がして
フンと顔を背けて、座った位置をずらす
顔を向けてないほうに場所をあけて
「お小言を言う爺のようなのが、人の住まうとこを…とやかましいのでな
ちゃんと来たであろう?」
森での引きこもり生活も気楽でよかったけど、言われた通り街にも脚をむけてみたのを
得意げに話して
■ルーフェン > 「いや、捜し物はもう見つかっておる、安心するが良い」
彼女が悪巧みでもしているのだろう、と考えたのを見透かしたようにふふん、と得意気に鼻を鳴らす
このまま彼女のスラリとした脚を眺めていても良いのだが、すっ、と立ち上がり視線を上げる
「なんじゃつまらぬ…そのドレスで如何に蹴り上げるのか見物しそこねたな…」
顔を背けてしまう彼女にクスクスと笑いながら冗談交じりに返す
彼女が開けてくれた位置へ腰を下ろせば、す、と被っていたフードを下ろし、くしくし、と髪を掻いた
「なんじゃ、褒めて欲しいのか?
まあ、小言を聞く耳を持ってる事は褒めてやろう
何れか里に戻り一族を率いるのであれば、諫言してくる者をほど重用するが良い…
と、読んだ本に書いてあった」
そんな風に、相変わらずな感じで小言を彼女に聞かせる
そうして、ふ、と短く息を吐きだして、彼女へ視線を向ける…未だ、あさっての方を向いているかも知れないが
「…で、何か面白いものでもあったか?
火棘の興味を惹くような、何かが…」
ほんの少し好奇心に目を輝かせながら彼女に問いかける
■火棘 > 「そうか…蹴られたかったのか?もの好きめ…」
少し不機嫌そうに話すのは、相手のせいでも蹴れなかったせいでもなく
相手を見ないよう顔を背けてたけど
隣に座る感じに、視線を戻し
黒い夜色の髪がフードから出てきた
「……爺が増えた感じしかしない」
お小言は好きでない、ぼやくように呟いてため息をついて項垂れる
「面白いものはないな…ただ、ココから見てると
あからさまに生活の違いならわかる」
昼間のようにう明るい富裕層の多いとこ
星のような明るさの散らばる平民地区
一部、建物があるはずなのに、ほぼ暗い貧民地区
こうも貧富がはっきりしてる様子が、夜になれば見えてしまう
■ルーフェン > 「蹴られてやるとは限らぬ、と言った」
少し不機嫌そうな彼女と違い此方はどこか会話のやり取りを楽しむ様子で口元に笑みが浮かぶ
赤い彼女の瞳が此方へ向く
短いがクセのある黒髪から手を離せば緩く腕を組み、深くベンチに腰掛け直す
「爺」と言われれば、ぶっ、と吹き出してしまうのだが
「ま、どこにでも持つ者と持たざる者の隔たりはあるわな
…というか、そんな所ばかり見て回っておったのか?
他にもっとあるじゃろ、あれが美味かったとか、美しい細工の物があったとか…
新鮮な驚き、みたいなものはなかったのか?」
彼女の言葉に不満そうにしながら他にはないのか?とさらに彼女に問いかける
洞窟の寝床にいる時の彼女と今の彼女。その差をどこか楽しんでいるような気配があった