2020/08/08 のログ
■エキドナ > 「どっかで見たような顔だねぇ」
値段が出てくるまでにちょっと掛ったが、それよりも興味を引いたのは商人の顔。
自分の顔立ちにちょっと似ているような気がしないでもない。
別に怪物の顔をしていたとしても驚きはしなかっただろうが。
「安っ、やっぱ人手に渡らせてナンボの本なんだ~」
魔導書に対する値段としてはあまりにも破格。
やっぱりヤバイ代物なのだろうというのが、よーくわかってくる。
まぁ魔導書と呼ばれるものは多かれ少なかれ人の手に余るものがある。
であるならばこの魔導書はさぞ刺激的な代物なのだろうと、期待してしまっている自分がいて。
「んでもこれじゃあ一食分にもならないよぉ?」
魔導書を差し出されれば、まずは代金である10ゴルドを商人の前に置いてから、購入した書を受け取ってみる。
はてさて何が起こるやらだが、何も起こらなくても所詮は10ゴルド。
■獣魔目録 > どこかで見たような顔と言われて今度はハッキリと来訪者の言葉に対して緩やかに先程のニチャという音もなく首を傾げてみせる。
そしてだ。
来訪者と似た顔立ちの書を売るために作られた少年?は1冊の魔導書を手渡すと、今度はかしげた首を直ぐに戻し、一食にもならないと言う言葉に対して首を横にゆるゆると振る。
ゆるゆると首を振ると同時にローブの裾からニュルッとしたモノを伸ばして自分の為に置かれた10ゴルドを絡めとるとスルっとまたローブの中にニュルっとしたモノを引っ込めた。
コレで今夜は役目を終えて店じまいである。
来訪者が手に1冊の魔導書が手渡っただけで十分。
悪戯に味見には自分の役目でないと他の本を手を伸ばしてさささっとローブの内側に挿しこむようにして仕舞い始めた。
――次なるは魔導書の番である。
読み手として相応しいか、ではなく自らを読ませるという欲望の為に己を手にした女の手の中で自ら黒い魔獣の皮で装丁された表紙が捲り、またパララララと白い頁を捲り始める、それはさながら手品の如く、そしてそれと同時に魔導書は手にしたモノの脳裏に甘く囁く。
――…何を望むか、何を呼ぼうか、何がしたいのか?と。
それは本を売った人影と同じ声色、同じ声のトーンながらもハッキリと、通常であれば手にしたモノの欲望を見通す魔導書であるが、見通せないのであればと語るのだ囁くのだ。
ご案内:「平民地区/裏通り」からエキドナさんが去りました。
■獣魔目録 > ――…その魔導書はあくまでも囁くだけ。
どうするかは手にした者に委ねられる。
そして結果どうなったかは魔導書の頁に刻まれるだろう。
魔導書が燃やされたり封印されなければ……である。
が今宵の来訪者はその心配はなさそうで……
ご案内:「平民地区/裏通り」から獣魔目録さんが去りました。
ご案内:「輝く白狼亭」にロベリアさんが現れました。
ご案内:「輝く白狼亭」にルーミスさんが現れました。
■ロベリア > 「ど、どうかな!?」
自信半分、半ばヤケ気味にその姿を披露したロベリア。
それは辛うじてメイド服の意匠が残っているだけの水着であった。
いわゆるスリングショットの水着に似たそれは、ロベリアの巨乳を支えるには明らかに力不足な頼りない紐で構成されていて。
じっとしていれば乳輪も隠れているが、少し動けば揺れてはみ出してしまいそうである。
股間部分はずれる事はなさそうではあるが、逆に締め付けがきつく食い込み気味であった。
夏用制服として試作した衣装はこの他にも数点あるが、どれも似たりよったりの高露出。
いずれもロベリアの欲望と悪ノリの産物であった。
何度か女性従業員に勧めた事はあるが、当然全て却下。
そのままお蔵入りになるかと思われたそれを、今こうしてロベリアが着ている。
「もー、私が着ても仕方ないのに……」
ロベリアが見て楽しむためにデザインされた服だが、常人よりも肌を晒す羞恥の感覚が緩いロベリアでさえもちょっと恥ずかしいと感じる程の露出度。
労働にも全く適していない。
普通の感覚があれば却下されて当然なのだが、多少恥ずかしくても誰か着てくれると思っていたロベリアは一時期すっかり自信を喪失していた。
そんな訳で暫く隠していたのだが、今日何故かロベリアを交えてルーミスと試着会をする事になったのである。
■ルーミス > 「うーん………」
披露された、スリングショットのように極度に露出が高い水着。
試着会というだけなのだが、やはりロベリアの豊かな乳房に視線は行ってしまう。この錬金術師も、欲望には忠実である。
試着会を催すことになった経緯は単純で、最近暑い日が続くので夏服か何かないのか、とルーミスがロベリアに声をかけたことが原因だった。
最近はあまり店にも顔を出せていなかったので、これまで数度女性従業員に却下されたことは知らなかったわけで。
「ま、私は楽しんでるけどな。えーと、他にあるのは…」
恥ずかしがっているロベリアを見るのもまた一興。
さて、他の衣装を適当に取り上げ、着替えに行く。そう長い時間もかけず、再び姿を現したルーミスが身につけていたものは…
「…やっぱりこれ。客の前で身に着けるのは厳しいな…」
上半身は、これもまたあってないような布地。豊かな乳房を僅かに覆う程度の、いわばスカートのようなチューブトップ。
そして下半身は、なぜか前垂れである。
肌の露出にはさほど抵抗のないルーミスでも、流石に少々恥ずかしいのか頬を微かに染めていた。
■ロベリア > ひらひらが風を起こして涼しくなるし肌に張り付きにくい。
そう主張して作ったデザインの制服だが色々と簡単にめくれてしまい。
少し動くだけでやはりこれも色々とまろび出て見えてしまいそうであった。
下半身部分も同様で、前垂れで股間は隠されているものの動けばやはりめくれるし面積自体がかなり小さい。
お尻に至っては対処を放棄しているのでほぼ丸出しであった。
「きゃー!素敵素敵!似合ってるー!」
そんな制服を着てくれたルーミスの姿を見ると、心底嬉しそうにその場でぴょんぴょんと飛び跳ねるロベリア。
恥じらう表情で更に高ポイントである。
当然そんな動きをすればスリングショットがずれて。
しかしルーミスをガン見しすぎているせいで、乳輪どころか乳首が出かかっている事にも気づいていない。
「大丈夫大丈夫!お客さんもきっと喜ぶって!」
そんな自分の状態を棚に上げて、というより気づいていないだけだが。
とにかくどんどんルーミスをおだてていくロベリア。
試着だけのはずだったが、あわよくばこのまま接客させるつもりである。
「うふふ、見えそうで見えないっていうのも、やっぱりいいわよね~」
建前がどうであれ今を楽しむ事も忘れない。
身じろぎするだけで色々と見えそうだが、まだ辛うじて見えていないルーミスに釘付けだ。
そういう自分は半分放り出し気味なのだが。
■ルーミス > まぁ涼しいといえば涼しいのだが、あまりにも簡単にめくれてしまうのがまずい。
今はじっとしているものの、そこ彼処歩き回っているだけで何度となくまろび出るだろう。
前垂れは初めて身につけたが、此方も此方で人前で着るには問題だ。
「いやまぁ、似合ってるって言われて悪い気分はしねぇけど…」
飛び跳ねて、身につけた水着がズレ、乳輪やら乳首やらが出てしまっているロベリアに視線が吸い寄せられる。
お客さんと言われれば、ますます仕事中に着る気がなくなってしまう。
照れ隠しにかルーミスは適当な衣装を引っ掴んでロベリアに差し出した。
「いいからほら、ロベリアも別の着てみろよ。色々種類あるんだろ?」
特に物を見ずに渡したので、どういう衣装かは彼女が着てみないことにはわからない。
自分と同じものか、あるいは別のものか。
ついでに衣装を手渡した瞬間、まろび出た乳首を指で撫でる悪戯も挟みつつ…
■ロベリア > 「まーそりゃあ色々試作したけどー……。ひゃあっ!?」
乳首を撫でられ、ようやく色々出ていた事に気づくがもう今さらである。
「もー、気づいてたなら言ってよー……。まあルーミスならいいんだけどさぁ」
とはいえ自分も同じ立場なら間違いなく指摘しなかったであろう。
それにルーミス相手にならそう悪い気はしないので特に怒る事もなく受け取った服に着替えに行く。
「うーん、まあこんな感じかな?」
着替えて戻ってきたロベリアは、今度はマイクロビキニ風になっていた。
用意した試作品の中では比較的まともな方ではあるが、純粋に露出度が高い事に変わりはない。
まあ湿気や暑さ対策としては効果はありそうではある。
「サイズも調整しやすいし、このぐらいならいいかなあって思ってたんだけどねぇ」
当然、これも以前着せようとして却下された訳だが。
今のルーミスの格好よりはマシとはいえ、これで人前で接客など嫌がって当然であろう。
「それじゃ、次ルーミスこれねっ!」
着替えたら次はこちらの番である。
ロベリアが選んだのは、試作品の中でも結構アレなもので。
いわゆる逆バニーである。
秘部は前張りとニプレスで隠すものの、今以上に裸に近い格好といえる。
めくれあがる心配はないとはいえ、手足だけ隠したこの格好は中々マニアックといえるだろう。
ちなみに尻尾はアナルプラグ式で、それを見せた従業員からは虫を見るような目で見られてちょっとゾクゾクした。
■ルーミス > 「というか、人に言われるまで気づかないロベリアもどうかと思うぞ。私は」
などと言葉を返しながら、着替えに行くロベリアの背を見送った。
待っている間も、スースーとこの格好はなんとも涼しい。
そして戻ってきたマイクロビキニ風の姿。
まぁ水着であることに変わりはないのだが、今自分がしている衣装よりは幾らかマシであろう。
水着喫茶みたいなものか、と勝手に解釈する。
「……なんというか。これ着て接客すると、今以上に男の客しか来なさそうな気がするな」
少なくとも、今まで以上に女性客の割合は減る。
ぼそっと呟きながら、渡された衣装を着替えに行く。何だかんだ、この試着会を楽しんでもいた。
「………待て待て、ロベリア。これはダメだろ!」
そして戻ってきたルーミスは、逆バニーの衣装に身を包んでいた。
元々の制服の意匠は残っているが、これまで見てきた中で一番マズいと言えるかもしれない。
プライベートで楽しむならともかく、これで接客は厳しいと目が訴えていた。
丸出しとなった豊かな乳房は、ニプレスで乳首が隠されている。
動くたびに巨乳が揺れて、艶かしい光景を作っていた。
■ロベリア > 「きゃー!いいわ!最高よルーミスっ!大好き!」
薄々自分でも駄目だろうなとは思っていた逆バニーだが、きっちり着てきてくれるルーミスに思わず抱きついてしまう。
マイクロビキニと逆バニーで抱き合えば、当然素肌は密着して。
しっとりと汗ばんだ素肌同士が張り付くような感触を残し、一旦抱擁を解いた。
「うーん、大事なところは隠れてるし……、このままお店出てもらうのは駄目かなぁ?」
少し落ち着くと、改めてルーミスの体をしげしげと眺めて。
確かに、隠れるべきところはちゃんと隠れてはいるがそれだけともいえる格好で。
この格好で恥ずかしながら接客をするルーミスを想像すると、色々と滾ってくる。
「あ、そうだ。尻尾は!?」
流石にやりすぎたかなとちょっとは思わなくもなかったアナルプラグの尻尾。
一緒に渡したはずだが、覚悟していた冷ややかな罵倒が飛んでこないということは。
期待した目でルーミスを見つめる。
■ルーミス > 抱き合って密着するお互いの汗ばんだ素肌の感触が心地良い。
一旦身体を離してから、やれやれ、という風に呆れた表情を浮かべた。
「ダメ。ロベリアだからいいけど、流石に客の前でこの格好はキツいだろ」
実際に接客をさせたら、恥ずかしさのあまり途中で死ねるのではないかという程。
これならまだ、相手の身につけているマイクロビキニの方がマシではないかと思っていた。
そして尻尾について問われると、唇を尖らせながら後ろ手に持っていたアナルプラグを差し出す。
「そんな目をしてるところ悪いけど、入れてないぞ。ロベリア、こういうの好きだよなぁ…」
さて、と。用意していた衣装のバリエーションはこれで全部のように見える。
試着会とはいうものの、結局ただお互いに相手が身につけているのを見て楽しんでいるだけだった。
「接客の時に着るかどうかはともかく……これとかは、割と嫌いじゃないけどな」
そう言って示したのは、先ほど自分が身につけていた前垂れとチューブトップの組み合わせ。
一着を、ルーミスはロベリアへと差し出す。
「お揃いで着てみようぜ。私も、ロベリアが着ている姿を見たいし」
■ロベリア > 「むー、残念」
割と本気で残念だが、無理を言っても仕方がない。
お客さんの前で恥ずかしがったり、アナルプラグを入れて恥ずかしがる姿も見たかったが今こうして着てくれてるだけでも良しとしなくては。
「……ちょっと待って。私ってそんなにお尻好きそうに見えてた?」
確かに好きではあるが。
ルーミスからもそんなイメージで見られる程だったとはと少し動揺してしまった。
「お揃いかあ。まあ、これなら別にいいけど」
サイズの調整もしやすいし、今のルーミスの格好と比べれば相対的にマシにも見える。
そもそも用意したのは自分ではあるが。
それはともかくとして、お揃いというのも悪くはない提案である。
着替えを受け取ると、一旦着替えに引っ込んだ。
既に体を重ねているしこんな格好ではあるが、やはりこのような最低限の慎みは大事である。
「涼しいは涼しいけど、外に出たら日差しでかえって暑そうよねえ」
着替えて戻ってきたが、やはり思った通りひらひらしすぎて心もとない。
チューブトップと前垂れは動くと風を生むので暑さ対策としては悪くはなさそうだが。
これに限らず肌を出しすぎるのでどれも完全に室内用だろう。
試しにふわりと回って見ると、胸が弾み色々と簡単に見えてしまった。
■ルーミス > 本気で残念そうにしている姿を見て、相変わらずだなぁ、と思う程にはルーミスもこの店主の性分に慣れてきていた。
動揺する様を見て、少々不思議そうに首を傾ぐ。
「…好きじゃないのか? ま、私も人並みには好きだけど」
流石に相手ほどではない筈だ、と認識している。
さておいて、着替えのために一旦お互い引っ込む。
そして戻ってくると、お揃いのチューブトップと前垂れを見せ合った。
さっきぶりだが、この涼しさは彼女の言う通り屋内だからこそだろう。
「そうだな。まぁ水着みたいなもんだし、これだけ広い範囲の日焼けは避けたい…」
ふわっと一回りして、胸を弾ませるロベリア。
スッと近寄ると両手を出し、戯れに彼女の乳房を揉みしだく。
下から掬い上げるように弾ませると、ふわふわと覆い隠す布が上下に揺れた。色々と丸見えだ。
「…いかにもセクハラ用って感じの格好でもあるよな」
■ロベリア > 胸を揉まれながら、セクハラ用と言われ思わず視線を泳がせる。
まあ、流石にそう思われても仕方ないというかそのために準備したのが殆どなのだが。
「あ、あははぁ……。うん、まあ揉みやすくていいよね……?」
そもそもロベリアもどうやってルーミスの胸に顔を埋めようか考えていたところである。
先に揉まれてしまったが、もうちょっと遅ければロベリアから仕掛けていただろう。
「んぅ……、そうだ。折角こんな服なんだし、ルーミスのおっぱい見せて!」
汗ばむ胸を揉まれていると、暑さのせいだけでなく頭がのぼせ上がってくる。
熱の交じる吐息を零しながら、今度はロベリアからおっぱいのたくし上げを求めた。
■ルーミス > 視線を泳がせる様に、当たらずとも遠からずか、と勝手に理解する。
その間も、零れるようなロベリアの巨乳を両手で揉みしだいていた。
「とはいえ…ロベリアにならいいけど、どこの誰かも知らん男に揉まれるのはご遠慮願いたいけどな。私は」
というか、そういう女性従業員が殆どではなかろうか。
そこもまた、強固に反対される理由の一つなのかもしれない。
見せてと言われれば間近に瞬き、揉んでいた両手を離す。
「ん……しょうがねぇな。……ほら」
覆い隠すような衣装の端を摘み、上へ持ち上げる。
ロベリアに負けず劣らずと豊かな乳房が、彼女の目に晒された。
暑さにか、肌はほのかに汗ばんでしっとりとしている。
■ロベリア > 「ふおぉ……」
豊かで形の良いルーミスの乳房。
その中心点が惜しげなく眼前に晒され、思わず拝みたくなってしまう程感激している。
流石にいきなりおっぱいを拝みだしたら雰囲気がぶち壊しなので、そのままルーミスに抱きつくと有り難くその胸の谷間に顔面を押し付けた。
衣装についた僅かばかりの石鹸の香りが混じるが、殆ど純粋なルーミスの香りを胸いっぱいに吸い込む。
「あふぅぅぅ……。そ、それじゃあ、こっちもお返しで……♡」
ルーミスの柔らかさと香りを堪能すると、今度はロベリアも同じようにぺろりとチューブトップをめくり。
そのまま露出した乳首同士を合わせるように、ルーミスへと押し付けた。
性感自体は大した事はないとはいえ、気分はすっかり盛り上がってきていてこのまま軽く達しそうである。
乳首と乳房を押し付けあい、身を寄せ顔も寄せれば唇も近づくがお互いの巨乳に阻まれ届く事はない。
もどかしい刺激と、お互いにかかる吐息でじわじわと快感が高まっていく。
■ルーミス > 何度も肌を重ねているからお互いに見慣れている筈なのだが、場の雰囲気や衣装もあってやはり興奮する。
抱きつかれ、胸の谷間に顔を埋められれば吐息が擽ったい。
匂いを吸われ、少々の気恥ずかしさも覚えながらされるがままにしていた。
「ん………そうだな、……はぁ…」
同じようにチューブトップを捲って、露わになった乳房を、乳首同士を合わせた。
巨乳を擦り合わせ、しっとりとした肌が重なり潰れ合う、女同士の柔らかな感触を愉しむ。
近づく唇が重ならないもどかしさを感じながら、めくり上げていたチューブトップから手を離した。
押し付け合う乳房の上にふわりと布地が落ちる。
そのままルーミスはロベリアの腰に両手を回し、そっと抱き寄せた。
露出したお互いの肌を可能な限り密着させて、相互に快感を、興奮を高めていく。
■ロベリア > 頭がぽわぽわとして、思考が溶けてゆく。
刺激だけなら絶頂には程遠いはずなのに、気分が昂ぶって快感はどんどん高まっていく。
しかし結局絶頂には至らないまま、焦らすように互いに体を貪るように抱き合って。
ロベリアからも、積極的にルーミスの性感帯へ触れるような事はしない。
ただ指を絡めて手を握ったり、背中を撫でたりお尻を軽く揉んだりする程度だ。
こうして五感でルーミスの女体を堪能するだけでもかなりの贅沢といえよう。
「んっ……、っはぁ……。汗、すごい……」
密着しているせいか、興奮のせいか。
お互いに発汗が促され、立ち込める匂いも強さを増していく。
■ルーミス > 換気も然程されていない店の中で、卑猥な格好をしながら二人きり。
甘く焦らすような刺激を感じながら、お互いにただ抱き合って身体を擦り合わせていく。
性感帯には触れずに、ただ肌同士が、乳房同士が触れる感触を貪るように求めて。
指を絡めて手を握り、重なる掌を擦り合わせる。
背に両手を回して撫で合い、剥き出しのお尻を揉み合う。
「はぁ……気持ちいい、……ロベリア…」
暫く汗だくになって抱き合っていたが、やがてルーミスはロベリアを床に優しく押し倒した。
そして両脚を絡め、既に濡れている秘所同士を密着させる。
前垂れで隠され、直には見えないものの、そこから感じる確かな快楽を求めて。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と卑猥な水音を立てながら貝合わせを始める。
■ロベリア > 「も、もう……。こんな所で……、んぅっ……!」
自室に行けばベッドもあるのに。
わざわざここで押し倒すという事はそれが良いという事なのだろう。
ロベリアも、普段仕事で見慣れている店内で情事に耽る背徳感に酔っているので殊更止める事もない。
執拗な愛撫ですっかり準備万端にほぐれた肉体は、秘所を貝合せで擦られるだけで痺れるような快感を生む。
「ルーミスっ、はっ、あっ、くぅ……」
勝手に腰が動いてしまい、止められない。
ルーミスの名を呼びながら、指を絡めて手を握りあい全身でルーミスを受け止める。
■ルーミス > 「んぅっ……ロベリアっ、かわいいよ……」
高まってきた興奮が限界を迎えたというせいもあろうが。
お互いに仕事場で身体を重ねるという背徳感に酔い、その肉体を貪欲に求める。
秘所を擦り合う快感にたちまち夢中となった二人は、店内に嬌声や水音を恥じらいもなく響かせて。
「はぁ、あっ、んん……!」
両手を、指を絡めて握り合う。
両脚を開かせて覆いかぶさり、全身を余すところなく重ね合わせた。
やがて一度目の絶頂を迎え、びくっびくっと腰を震わせる。
プシュッと潮を吹きながら、はぁぁ、と大きく熱い吐息を零した。