2019/11/05 のログ
ハーティリア > 「あ、うまそう。」
やってきた、シンプルな形のショートケーキに…なんか堅実で美味しそう…と感想をいだき…いざ実食。

「うん、美味い。……あー、まあ美人の親父は処女厨だけどな。」

戦乙女の父神は処女厨である。というこっちの世界の有名なネタ…実際、戦乙女は処女失ったら神格剥奪されるらしい。まあ奪ったことないので見たことはないけども。

「ふっふっふ、信じたのが運の尽きよ……的な展開でもまあ、良いっちゃいいけどな。」
まあ、毒は入れないだろう、媚薬はワンチャンあるかもしれないが…まあそれはその時決めるとしよう。

「東のサムライどもは矢も魔法も『切れば良い』でマジで切りやがる…それだけならまだしも…爆発魔法を『掴んで投げ返された』事もあるぞ…あれは屈辱だった。」
何の魔力操作もなしに無造作に放った魔法をぐにぃっ、と掴んで投げ返してきたあの驚愕と屈辱は千年立っても記憶に新しい…ぐぬぬ、とケーキのやけ食いに走り…あやうく全部食べそうになってしまったとか。
投げ返すのはさておき、射撃系の魔法は下手な精度だと切り払われるのが魔王の故郷らしい。

「まあ、それはさておき…一つ注意するといえば…そのアミュレット、あくまで『1度だけ死ぬのを防ぐ』だけで、それ以外には何の効果もないからな? 例えば、急所刺されたとして…本来は即死だったらアミュレットが割れて死ぬのはさけられるけど…『刺された傷』や『出血』はそのままだから、誰かに救助するか、回復手段が別にないと結局失血とかで死ぬからな。代わりに、いわゆる死の呪いとかにも反応して身代わりでわれてくれるけど。」
致命傷やダメージそのものを肩代わりするような便利なものじゃないからな、と…勘違いがないように補足を重ねて。

「はっは、じゃあまあ…何か思いついたら頼むかねぇ。…はい。」
っと、このままでは全部食べてしまいそうなので、一口二口分を残してそっとショートケーキを彼の前へ。

クレス・ローベルク > ちびちびと、削る様にケーキを消費していく。
普段の食べ方はもう少しブロック状に抉るのだが、喋りに重きを置くならあまり口の中を甘くしたくはない。

「最悪の親父殿じゃねえか。
まあ、女性の場合、性行為で弱くなってしまう所はあるから解らなくはないけど……だからこそ犯したくなるっていう面もあるし」

どうしても、子供を産むに際して、体のつくりが変わってしまう所はある。
出産そのものが、危険であるという事もあるし。
そもそも、性行為をするほどの相手が出来てしまう事が弱点になりうるという話でもあろう。

「『切る』のは解るが、『掴んで投げ返す』?そんな事人間に可能なのか……ってそんなやけ食いする程か!?」

一応、ポケットからハンカチを取り出して渡す男。
顔にクリームがついてたりすると、威厳も美人もあったものではなかろう、と。
こういう所の気遣いは、妙に紳士臭いのである。

「成程、物理的外傷だと、死ぬのを先延ばしにする効果しかないのか。危ない危ない、過信して隙を晒すところだった。
だとすると、基本的には試合用だな……いや、それでも十分すぎる程有難いんだけど」

俺は無敵だぜいえーいで油断しまくった挙句あっさり死んだら、色んな意味で死にきれないな……と少し冷や汗をかく男。
これは本当に教えてもらって良かったというべきか、教えてもらってなかったら死んでたというべきか。

「ああ、それじゃあ、こっちも……」

ケーキを渡そうとして、ふと、面白いことを思いついたような笑みを浮かべ、ケーキをブロック状に切って、フォークで突き刺し、

「あーん」

と、彼女の前に突き出してみる。
さて、どういう反応をするか

ハーティリア > 「まあ、俺は詳しくしらねぇけどな。別に信者でもねぇし。」

あくまで人から聞いた話だし、と後から付け加えて…どっちにしろ、こっちの神の話ではないのだから、おとぎ話程度に聞けば良いのだろうが。

「触れたら鉄のゴーレムも粉々になる魔力の塊を、雑に掴んで投げ返されたんだよ、耐えられた事はあるけど、投げ返されたのソイツが初めてだわ!」
ぎりぎりと歯ぎしりでもしそうなほど思い出してイライラしていると、差し出されたハンカチをギィ!と噛み…はしなかった。そそっと唇についたクリームを拭って返し。

「さんきゅ。…そうそう、まあ反面。首と胴体が泣き別れしてもアミュレットの効果が効いてるうちは生きてられるぞ。回復魔法かけたらくっつくし。」
死なない、という結果が付随することであれば割と融通は効くらしい、まあ先延ばしであることに変わりはないけども。

「おや……あー、ん。」
何か思い出したように突き出されたフォークの先…ショコラケーキのブロック、遠慮なく口を開いて、あむり…と頬張ろうか。頬張る瞬間覗いた赤い舌が、妙に艶めかしかったとか。

クレス・ローベルク > 「まー、俺もそういうの経験あるけど、あんま気にしない方が良いよ?
相性が悪かったぐらいに思っとかないと、後々まで引きずるし」

その辺、割り切りが出来るのは逆に男がそういう自分の技術に誇りを持たない人間だからかもしれないが。
彼みたいな、自分の能力に自負がある人間にとっては屈辱的な事この上ないだろう。
ハンカチを受け取り、それをまた丁寧に折りたたんで仕舞う。

「マジかよ。とんでもねえな……。
これ、量産したら多分すげえ金になるぞオイ……」

暗殺の心配が全くなくなってしまう。
尤も、ハーティリアは既に十分すぎる程の金を保有しているし、男も貰いものを売る程堕ちたつもりもないが。
ともあれ、

「あー、んっと。
君、大きく口を開けても美人さが損なわれないから凄いよな」

まだまだ、お喋りは続くのであった。

ご案内:「ダイラスの酒場」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「ダイラスの酒場」からハーティリアさんが去りました。