2017/08/31 のログ
カルニーツォ > 「なるほど。そういうものですか。
 フフフ...私より相当子どもっぽい方もいらっしゃるようですね」

女の言葉に楽しげに声を出して笑う。
しかし、影に隠れて着物を脱ぎはじめる様子に、残念そうに小さく舌打ちをする。
衣擦れの音を聞きながら、首を伸ばし、何とかのぞき見ようとするも、
時折覗くのは床に落ちた帯や着物のみ。
それでも一糸まとわぬ姿で入ってきた女の姿をめにすると、顔に笑みが戻る。

「ほぉ...実に美しい。着物というのは女性の魅力を隠すための衣装なのでしょうかね?
 貞淑に従順にさせるために...」

身体を洗い、湯船に入る様子を片時も目を離さず、じっと見つめ続ける。
広くはない湯船。それでも僅かな隙間を埋めるように女の肌に触れるほどに近づき、横に並ぶ。
そして小箱から小さなグラス二つと小瓶を取り出す。
小瓶の中には青く透き通った液体が満たされている。湯船の縁にグラスを並べると、
そこへ小瓶の液体を注いでいく。トロリとした粘度を持った液体はハッカのような
清涼感のある香りを漂わせる。そしてグラスの一つを女に差し出し笑いかける。

「別に入り用なものはありませんが、私の相手をお願いします。
 こうやって湯船で酒を飲むというのを楽しみにこちらに来たものでしてね」

グラスの中身は薬草を漬け込んだリキュール。その効能は神経、とりわけ触覚を過敏にすること。
女を安心させるかのように、男も一気にグラスを空け、またリキュールを注ぐ。
もっともこれまでにあまたの薬を体内に取り込んできた結果、薬品全般に
強い耐性を持つ男にとって、この程度の薬は何の影響も与えるものではないが。

オデット > 視線が己にずっと注がれていることもあり、相手の言葉はくすぐったい。
貞淑で従順に見えたのだろう着物を着た己は、今は丸裸になっている。
素を覗かれているような感覚で、そわそわと落ち着かない。

「お客さまにお召し頂く浴衣もご用意しておりますから…
 お風呂から上がりましたら、いつもとは違う趣を楽しんでください。
 この季節は涼しいとご好評を戴いております」

仕事モードに話していると差し出されるグラス。
もてなす側が逆になってしまったようで申し訳なく、そんな感情をそのまま映した表情で受け取る。

「まぁ…お酒でしたらご用意しますのに。私が戴くなんて…」

見たことのない色と爽やかな匂いに警戒心からではなく、好奇心に少し観察。
恐縮してしまいながらもこれを戴き、共に湯を楽しむことが相手の望みなら許されるのだろう。
乾杯し、いただきます、と断ってから紅い唇をグラスにつけ、青いリキュールをひと口。
匂いと同じ涼しげで大人の味が舌に広がり、喉を通り、味わうようにしてこくんと飲み込む。

「初めて飲むお酒ですわ。ここも随分多くのアルコールを扱っておりますけれど」

カルニーツォ > 笑みを浮かべつつも、グラスの中の青い液体が女の口のの中へ消えていく様をじっと見続ける。

「お気に召していただけましたか?自作の酒でしてね。...ああ、酒屋というわけではなく
 薬師を生業としているのですよ。今度、薬草酒を売り出そうと思いまして。
 女性向けの商品なのですが、女性の立場から見て、感想をいただければとも思いましてね」

いたずらっぽく笑いかけると、空いたグラスにまたリキュールを注ぐ。
自らもグラスに口を付ける。しかし、湯船の中の手は女の太股へと伸びていく。
初めは偶然触れたかのように、手の甲でほんの一瞬。
しばらくしてから、今度は手の甲全体で軽く太股に触れる。

「そういえば、まだお嬢さんのお名前を伺っていませんでしたね?
 私はカルニーツォと申します。...あ、すでに宿帳でご存知でしたかね?」

話している間に掌を返し、指先で太股にそっと触れる。
最初は触れるか触れないかというくらいの軽いタッチ。
女の表情を見ながら、少しずつ掌全体でへと。
皿に外側からゆっくりと太股をさすりながら、徐々に内側へと掌を滑らせていく。
閉じられた脚に進路を妨げられると、指先で合わせ目をくすぐるように撫で始める。

「ご気分の方はいかがですか?湯あたりなどはしていませんか?」

耳元に口を寄せると、低く落ち着いた声で囁きかける。
そのままフッと息を吹きかけつつ、脚をまさぐるのと反対の手で小箱に手を伸ばす。
中から取り出したのは小さなガラス瓶。片手で蓋を開けると、軽く振って湯船に数滴
中の透明な液体を垂らす。湯によって温められると甘い香りが漂いはじめる。
垂らしたのは催眠効果をもたらす香油。意識を失わせるほどではないが、
理性の壁を下げ、催眠にかかりやすくする香り。

「ほら、力を抜いて、リラックスしてください...
 あなたがくつろいでお相手いただける方が、わたしもくつろいで楽しめるのですから」

ゆっくり、ゆっくり、噛んで含めるように耳元で囁きかける。

オデット > 「私自身はあまりお酒を戴かないのですが、飲みやすいと思います。
 ―――あ、ありがとうございます。 けれど、もう…。仕事がありますから」

断りながらも入れてもらった分は飲まねばなるまいと、口にした。
それと同時に太股に触れられ、ぴく、と小さく反応すると彼の顔を見る。
特に他意がない様子ならば気にすることもなかったが、再び触れられて唇から甘い息がこぼれた。
ちょうど2杯目を飲み終わったタイミングで、グラスを浴槽の外に置いておき。

「ええ、はい。お名前は存じております。
 私の名はオデット、と申します。 お嬢さんという年齢ではないのですけれど…。
 …――――ん…、っ…」

少しずつ女の部分へと近付いてくる触れ方に、濡れるような瞳を揺らす。
ここの従業員ならば、客が請うなら身体を差し出すのは義務であり、拒むそぶりはない。
そのため、指先に応じるようにゆっくりと太股を開くと掌くらいなら差し込めるスペースは生まれるだろう。

「少し…お湯が熱いみたいですね…。後で温度を調整しなくては…―――。
 ぅん…っ…! ――――…頭が…くらくらします…」

耳にかかる吐息にぞわりと背筋が粟立った。
彼がひとつ所作を繰り出すたびに己の意識は曖昧になってくる。
密着する客と仲居の秘め事は湯けむりの向こうで、いかに――――

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からオデットさんが去りました。
カルニーツォ > 指先の動きに応じて僅かに開く脚。その隙間に指先を差し入れ、さらにゆっくりとさすっていく。

「オデットさんですか。良いお名前ですね...
 いえいえ、とてもお若くお美しいですよ...思わず見とれてしまうくらいに...」

内股をさする指先が少しずつ上へと移動していく。
女の中心に触れようとすると焦らすようにまた下へと指先は戻っていく。

「おや、それはいけませんね...少しのぼせてしまわれたのかもしれませんね」

さらに身体を密着させると、介抱右するように背中を抱きかかえる。
しかし、湯船の中の指の動きは徐々に速さを増していく。

「さて、ゆっくりと楽しみましょうか...」

そう呟く男の表情は湯煙に隠れていき。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカルニーツォさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」にジードさんが現れました。
ジード > 普段から怪しげなガラクタやまがい物が売りに出されている貧民地区の中でも
本当に如何わしい物を取り扱っている店の大半は路地裏にひっそりと佇んでいる。

「やあやあ、何かご入用な物はないかい?一通り――」

その一つである路地裏の入り口付近に設えられた露店の主は、
客が訪れるのを商品を陳列しながら時折通り掛る人影に声をかけていた。
素気無く通り過ぎる者、興味を惹かれるもの、何かを手にして去っていく物。
様々な反応を示しながら静かな路地に一時の喧騒を添えてはまた静寂に引き戻されるのを繰り返していた

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」にフランさんが現れました。
フラン > なんだかんだでこの街で物を探すには平民地区の店を回るよりも貧民地区の方が見つけれる。
少しではあるが滞在を続ければそれを知るのに時間はかかる事はなく。
少々危険ではあるが奥に行かなければ良いかという考えで貧民地区へと足を運ぶ。

「しっかしあれだよな…。店ぐらい纏まっとけよ」

色々な品を扱う露店はあるが路地裏にひっそりとしている店が多く探すのも一苦労。
今も一軒の露店を回りこれという探し物が見つからずに次の店を探して歩き。

「こっちにもあったのかよ。探し物があって探して……」

探して足を進ませていると呼び込みの声にここにもあったのかと足を止めて。
路地裏の入り口付近の呼び込みに視線を向け近づいていき
どこかで聞いた声だと思い露店を覗き込み、見た店主の顔に固まってしまう。

ジード > 「――おや。また君かい。何度もひどい目に合ってるというのに懲りない物だね」

客足が収まり一段落と言った所の小休止。
どこからか取り出した水筒をちびちびとやりながら客足を待っていると、
通りがかった人影と目が合う。幾度か顔を合わせた少女の姿に肩を竦めてぞんざいな声を投げかけた。
ある意味において大して金にならないと判断しているというに等しいが中々に酷い対応ではある。

「それでまた何か探し物かね?君は正直ここら辺と相性が悪いように見受けられるけど」

フラン > 「あ、合わせてる方が言うことじゃないだろ…。探し物するならこっちの方が見つかるんだよ」

目を細めて相手を見据えるが腰は少し引けている。
何度か顔を合わし、誰にでも遠慮はしないのだが他とは違う一面を見られているだけに強くは出れず。
それでも一応は客なのにぞんざいな対応をされて僅かに不機嫌となり。

「探し物がねえならこんな場所来ないって。相性が悪いのは認めるけどよ。
平民地区で探すより早いんだよ…」

相性が悪いのは認め、それでも来る必要があるんだと僅かに肩を落として。

ジード > 「なるほど、確かにそれは違いない。それで今日は一体何を御所望なのかね?」

呵々と笑い飛ばして見せながら少女の仕草に対応するように大げさに手を広げて問う。
確かにこの近辺は禁制品がかなり多く出回って居るには違いなく面通りよりは余程入手が容易なのは想像に難くない。

「それでも自分の体を多少なり大事にする気があるのならば自重するのだね。
 粗末にしたいならそれこそ止める気も無いが――勿論手配出来る範囲なら力になる。
 俺は商人だからな。対価を示されればそれに対する物は提供するさ」

さて何が飛び出すかと楽しそうな様子を隠しもせずに少女を見据え。

フラン > 「商人のあんたなら知ってて言ってるだろ…そ、それはだな…」

笑いとばされて大げさな仕草で問われれば口に出し難いモノなのか言いよどみ。
平民地区で手に入らないことはないだろうがこちらの方が確実だろうという考えで。

「大事にするに決まってんだろ。けどな、賞金稼ぎなんてやってたらそれ相応に準備しないと大変なんだよ。
手配ってかな…前に来た時に見かけたのは覚えてるんだよ。
金は今日は足りるはずなんだよな…」

上着の内を漁りゴルドの入った袋を取りだして見せて。

「欲しいのはアレだよ……感覚を鈍くなるような薬と…あとは、避妊薬なんだよ…あるだろ?」

ジード > 「それは探し方次第だな。金さえ出せばむしろ平民地区の方が探しやすいぞ、何せ人が使えるからな」

そう、金と何よりも伝手があればである。
口にしなかった大事なことを悪びれもせず思いながら相手の言葉に軽く頷いて見せる。

「ほう?――当然用意はあるが避妊薬は前と後ろどちらだね?
 それによって薬に差が出るし、感覚ねえ…。何でそんな手間な事を」

薬そのものはないではない。しかしまず滅多に買い求められることはない様な薬である。
薬の用意を手元で行いながら世間話と言った風体で問いを投げる。

フラン > 「私がそんな器用に探せると思うか?平民地区の店で取り寄せれるか聞いたら吹っ掛けられたからこっち来たんだよ」

頼んだ店が悪かったと言う事なのだが、そうとは思わずに高いのだと思っていて。
それならこちらの方が安いと思い足を運んだのだと。

「出来ればどっちも欲しい。前のは飲んでから効き目が長いほうが助かるな。
それはあれだよ、痛いのとか鈍らせればそれだけ戦ってるときに優位に立てるしな」

感覚の鈍くなる薬の使い道を間接に説明し、
避妊薬は前後両方あればと告げて。
使い道ぐらいなら告げても問題はないだろうと用意されていく薬に目を向けて。

ジード > 「商人に顔を売る訓練はしておいた方がいいぞ。利用されるが利用する分には便利な奴らさ」

お互い様だと笑い告げると怪訝そうな顔は納得の表情へと切り替わる。
随分とぼったくりの相手に見つかったらしいと苦めの笑みが浮かぶ程度には同情的だ。

「なるほどな?であるならそれなりに効果の強めの方にしておこう。
 避妊薬の方は両方でも別にかまわんが一緒に飲むことはお勧めしない。
 割と腹痛になる奴の率が多い様なのでな」

それを体験してみたいというのならば決して止はしないがと笑いながら相手に袋を差し出し。

フラン > 「冒険者なら護衛とかで売れるんだけどな。私はあんまり関りがないんだよ。
利用されないようにするのが精いっぱいだって」

納得の表情になればわかってくれたかと安心して。
なんで同情的な笑みなんだと首をかしげて。

「そうしてくれると助かるよ。切れたら大変だからな。
一緒に飲むとやばいのか?それは困るから気を付けるよ」

腹痛で仕事ができないになれば困ると飲まないと首を振り。
差し出された袋の代わりとゴルドの入った袋を差し出して足りるか?と様子をうかがう。

ジード > 「正直その辺の口八丁とかは苦手そうに見えるからな。
 ある意味清々しいが良い心がけではある」

苦手な物に近づかないのは生き残るうえでは大事な事だと笑って言い返しながら、
少女の言葉に頷いて皇帝を示す。

「切れた結果ショック死などされても俺の評判が落ちかねんしね。
 ふむ―ーよしよし、今回はしっかりと足りているな。毎度アリ、
 おめでとう。初めて酷い目に合わずに済みそうではないかな」

にんまりと意地の悪い笑みを浮かべながら少女を見るのだった。

フラン > 「得意ならそもそもこっちにまで探しに来ないって。
苦手な事をするより得意を伸ばすほうがいいだろ?」

苦手を克服よりも得意を伸ばすほうが結果的に良いだろと笑い。
そのあたりは完全に割り切っている様子で。

「それは出来ればしたくない死に方なんだけど…?
よかった…今度は足りてたか…。
合わせたのが言うなって、思い出すから!」

意地の悪い笑みで告げられると思い出してしまい顔が赤らみ。
少し内股になり腰が引けてしまって。

ジード > 「なるほど、その意見には確かに一理あるな?」

少女の物言いに否定は見せず頷いて見せる。
自分が思い切っている事であれば何かを言うのは無粋というものだ。

「ならば相応に気を使って使う事だな。
 道具なんてのは所詮使い手次第でしかないのだから。
 ――ハッハッは、生娘でなくなったのだったら折角だからそのくらいの事は慣れればいい物を。
 そんなふうに腰が引けてると貧民地区では狙われるぞ?」

フラン > 「そうだろう?苦手なことに時間を費やすよりは私は良いと思ってるしな」

頷く相手にそうだろ、と自信あり気に告げて。
何も言われないことにそれでいいのだと思い込み。

「いきなり本番では使わないって、先ずはちょっとずつ試して適量を見つけるって。
薬をいきなりドカっと使うほど馬鹿じゃないつもりだしな。
初めてを持ってったのが言う事かよ。それに私はまだ…2回しか経験がないのに慣れれるか。
身体目当てで寄ってきたバカは頭を吹き飛ばすからいいんだよ」

腰が引けていてもそれぐらいはできる…はずと見えを切る。

ジード > 「否定はしないがどうにも威勢が良すぎて後後大変な目に合いそうだな」

クツリクツリと喉が鳴る。意地の悪い仕草で顎に手を這わせ。

「使い方はそれの方が良かろうな。――うん?
 それこそ経験何ぞ早いか遅いかの違いでしかないだろう。
 まさか一生生娘で居るつもりだったわけじゃなかろう?」

とても不思議な物でも見るような眼で相手をまじまじと眺め。

フラン > 「……それは言うなよな…」

何度も言われていることなのかつい視線をそらし、喉を鳴らして笑う相手から目をそらし。

「私だって用量の判らない薬をいきなり使うほど度胸はないっての。
それはそうだけど……まさかあんなで無くすなんて思ってなくて…。
そんなんじゃないけどな、そのな……女の子には色々とあんだよ」

まじまじと眺められれば指同士を触れさせてもじもじとして。
先ほどの勢いが嘘のように乙女めいた反応をしてしまう

ジード > 「俺は男なのでな。女心なんていうのはせいぜい推察するしかないんだが、
 お前さんの良い方向に物事が運ぶ事くらいは祈っておいてあげよう。
 何とも大変そうな話だけどねえ」

そんな調子ではと文字通り生娘のようは反応を見せる少女の様子を揶揄して何処からか取り出した煙管を一つ吹かす。
紫煙を揺らめかせその内側から少女を眺めてクックと喉が鳴る。

フラン > 「あんたは良い思いをした口出しな。
祈ってくれるのは嬉しいけどさ、私みたいなガサツなのにそんないい方向に行くのかな…って。
絶対に良いほうに持って行ってやるからな」

完全に揶揄われていたがふと我に返り大きなお世話というようににらみ。
しかし紫煙を吸い込めばむせてせき込んでしまう。

ジード > 「そういう事だ。文句など言ったら君に怒られるだろう?
 さてな。それこそ色恋の話は良く分らんのだけど卑下していてどうにかなる問題でもあるまい?
 体の一つも壊さない程度に頑張るのだね」

カン、と音を立てながら煙管を台に叩き付けて肩を竦めるとむせる様子に声を上げて笑って見せる。
そして天を仰げば空の星の輝き方を見上げて立ち上がる。

「さてそろそろ店じまいだ。酷い目に合う前に退散した方が良いと思うよ」