2015/12/26 のログ
ご案内:「骨董屋”影の国”」にスーさんが現れました。
■スー > さて、今日はといえば。
一月何度か行われる棚卸しの日。
在庫確認を念入りに。この間の、”来客”のこともあり。
今後そのようなことがないように”お互いのために”準備したものである。
「――さて何から、手を付けようかね」
商品リストを片手に、割りとあるななんてつぶやきながら。
ほんの少し、ランプの灯りを強くした
ご案内:「骨董屋”影の国”」にルカさんが現れました。
■ルカ > その時、たんたん、と店の入口の戸を叩く音。ちょっと強めのその音は、比較的誰だか分かりやすいくらいで。
中に入ってきたのは、顔をよく見知った人物。
「おじゃましまー……っと。もしかして片付けの途中だった?」
入るタイミング間違えちゃったかな、と心のなかで嘯いて、頬を掻く。
出直そうか、とも考えたが、タイミングを逃してしまった。
■スー > 「……準備中の看板、視えませんでした? お客様」
にこりと微笑む。まぁ、声と扉の叩く音を聞けばだいたい分かる。
が――ちゃんと看板くらいは視てほしいものだ。すごいことをしてたらどうするつもりか。
「見ての通り、片付けの最中でございます。なにか御用でしたら、開店のときに申し付けください」
――ほんの少し、間を開けて。
はぁっとため息。
「冗談じゃ、何に用? 私用なら、受け付けるよ。作業、しながらだけど」
■ルカ > 「……見てなかった。」
ちらっとドアを振り向く。確かに、そういえばそんな雰囲気の札がかかっていたような、ないような。
考えなしに突っ込むのはいつもの悪い癖である。
「いや、何の用ってワケじゃないんだけどさ。なんか有用なアイテム仕入れてるかなって。
最近寒くなってきたから、暖まれるアイテムとかね。
……片付け、手伝おうか?力仕事くらいしか出来ないけど。」
無理に入ってきちゃったお詫びも兼ねて、とバツが悪そうに笑う。
■スー >
「なんていうか、ルカって――年上の威厳無いよね」
さらっと、酷いことを言いつつ。いぢめるのはこれくらいにしておくかと、一度目をつむり。
「温めるアイテム、ね。まぁ、無いこともないけど――」
ぺらりと、在庫のリストをめくりながら。
確認作業と平行して探す。
「――手伝ってくれるのは嬉しい、けどきちんと、”丁寧”にしてよね」
ぽいっと、布で作った手袋を投げる。
怪我をしないように、である
■ルカ > 「う゛……き、気にしてることサラッと言わないでよね……」
ぐぬぬ、と悔しそうに喉を鳴らしつつ、しかし作業の話になると真面目な顔になって。
「任しといてよ、丁寧にやるから。……お駄賃くれるともっと嬉しいかなぁ?
なんちゃって、冗談。んで、最初は何をすればいい?何か運ぶものでもある?」
ぎゅ、と布の手袋を手にはめる。
ちょうどジャストフィットしたようで、感心した風に手袋を眺めている。
■スー > ――お駄賃。
そんなことを言われれば、ふむっと考えて。
「いいよ、仕事みたいなものだし。きっちり仕事出来たかどうかの段階評価をして上であれば上であるほど、いいものを上げるようにしましょうか」
ゲーム形式。そっちの方が真剣にやるだろうか、なんて思いながら。
すらすらと、段階評価の項目を紙に記していく。
「――ん。まずは武具の類から。重いやつから、確認していく」
■ルカ > 「ん、おお。なんか遊びみたいで面白そうだね?よーし、任せときなって。」
生来、こういった競争のようなゲームが好きなのだろう。目を少し輝かせて、服の袖を捲る。
「了解。チェックが終わったらのけておいた方がいいかな?
……武具、武具ーと。」
そう言って、武具の陳列された場所へ移動する。
■スー > ――単純というか、純真というか。
割りと子供っぽいところがあるのかもしれない。
そこも、彼女のいいところでもあるが。
「ん、じゃあ。チェックしていくかね」
武具の一つを見る。文字を刻む――
武具からさらに文字が浮き。白紙に、名が描かれる――
「次――……」
整理整頓。かつての書面だけでは、全てを把握できなかったからこその汚点。
それを防ぐべく自身のほぼ全ての魔力を使った”認識魔法”
「どんどん行くから、よろしく。棚の並べは――ルカのセンスに任せようかね――」
老婆はふわりと微笑んだ/美女は意地悪そうに口端を上げた
■ルカ > そんな、ちょっと失礼な……もしくは、微笑ましい感想を持たれているとはつゆ知らず。
武具のチェックが終わったことを確認すると、その対象の武具を運んでいく。
「あいあいさー、っと。んーっと、これはここー、かな?」
驚くべきことに、その細腕で数人分の鎧や剣のフルセットをひょいと持ち上げ、運んでいる。
普通の人間なら、大の大人であっても着て歩くだけで汗だくになるような重量の鎧と剣である。
その馬鹿げた膂力は凄まじいものなのだろう。
並べ方は、お世辞にも綺麗とはいえなかったが。
「なんかの本で読んだなぁ、人間は左回りに店を回る傾向がある、って。
ってことはこうかな?」
更に本人は上手いことやってる気持ちのようだったが。
■スー >
「さてとつ――ぶふっ……」
黙々と作業をしていた時、ちらっと横を見てしまったのが失敗だった。
吹き出す一歩手前、酷い有様。しかもどこか、ルカは得意げだ。
(……整理整頓。苦手、なんだっけ)
そういえばそんなことを言ってたような気もする。
これは後で、並べ直しかもしれないなと思って――
「こほん」
一つ咳払い。でもこれは評価型のゲーム。口出しはいけない。
慌てて乱れた文字式を元に戻していく
「無理に一度に運ばなくていいからね?」
まぁ大きな理由は。一度に運んでそのままという大雑把さだと思ったから
ちょっとした遠回しのアドバイスをしつつ
■ルカ > 「……うん、結構いいんじゃないかな……」
全く良くなかった。
まあ他人が見ても並んでると言えなくもない程度だが、それでも素人の縫った服の縫い目のようにバラバラな並び方だ。
有り体に言うと汚い。
「ん、大丈夫大丈夫!この程度なら大きめの石くらいのもんだからさ、
無理とかはしてないよ!」
悲しいかな、遠回しのアドバイスは狙ったところとは全く違う部分に着弾したらしい。
自分を純粋に心配する言葉だと受け取り、あいも変わらず汚く配置していく。
■スー > ――あぁ、駄目だこりゃ。
諦めたように、はぁっと深い溜息。
お店を整頓しようと思ったのに、むしろ汚れてしまうとはなんという始末。
――まぁ、ある意味。よいことといえば好いことだが。
「鍛えていると、違うよのぉ……ま、さくさく進んでいいことだが」
だが、汚さを除けば。スピードだけは好い。
まぁ、さっきも言ったとおりやり直すので、効率は悪いのだけど。
これなら武具のラインはすぐに終わりそうだった。
「これで武具は最後っと」
■ルカ > 「これを応用すれば部屋の片付けも楽なのでは……」
はっと何かに気付いたようだ。
この後自室も片付けようとして大惨事になったのは言うまでもないが、それは別のお話。
「へへへ、私は頭とかはよくないからさ。こういうところで役に立ててるなら嬉しいよ。
誰かの役に立てるって、楽しいしね。」
にこにこと、無邪気な笑顔を見せる。それはルカの生来の優しさなのか、
それとも相手が特別なときにだけ見せるのかは分からない物だが。
また、陳列自体は汚いが武具の扱い自体は非常に丁寧である。才能か何かなのだろう。
「ん、よーし。一段落かな?後は何が残ってるの?」
■スー > 最初会った時とは、別人のようで。
どこか、冷ややかに。尖ったようなものを抱いていたものが取れているのに。
つい微笑みが漏れる。
そして――次にいこうとした手前。
「はい、そこまで。ゲームオーバー。最下層、全く駄目。点数も付けられません」
ぴしゃりと、陳列がなってないことを告げる。
「……いい?」
静かに、ゆっくりとした動きではあるが。確実に物を運んで。
ルカの陳列を治していく。すれば――見やすく、見栄え良く。
綺麗に並べられた武具のコーナーになって。
「――これが整理整頓だよ、ルカ」
■ルカ > 「えっ」
あまりにもきっぱりと点数最下限の事実を告げられ、呆気に取られる。
「な、ど、どこが悪かったの!?一体……」
そこまで声が出たが、途中で発言を切り上げてスーの動きを見る。
そして、その動きが少しずつ武具のコーナーを作り上げていくのを見つめて、一言。
「…………まいりました。」
へへーっ、と頭を下げた。
■スー > 「はい、というわけで罰ゲーム。確定ですな」
ふぅっと、息を吐き。静かに汗を拭う。
「ちょっと休憩を兼ねて、そこの椅子に座りなさい」
命令口調。
罰ゲームなのだから、当然だ
■ルカ > 「……え?ちょ、ちょっと待って。
点数が良かったらご褒美とは言われたけど、点数が悪かったら罰ゲームなんて一言も
…はい、座ります。」
とりあえず反論も言ったが、有無を言わせぬ命令口調の威圧感に折れてしまった。
いつになく縮こまって、しょぼんと座っている。怒られると思っているようだ。
「……そ、それで……何されるの?」
■スー >
何も言わず、ゆっくりと老婆は歩み寄る
いや、老婆ではなく。綺麗な、妖艶な。
一度はあなたの手で乱れた――
そして――
「何も?」
そのまま、貴女の上に座った。
膝の上に、形の良い桃を乗せ。ゆっくりと背中を預けてあなたの胸を押しつぶし。ホォっと息を吐く
ただ、それだけ――
香りは、鼻腔をくすぐり。ちょっと汗が湿っているのが視えて。
うなじには髪が張り付き。つんとした匂いと甘いものが混じって――
「ただ座ってて。他には何もしちゃ駄目」
■ルカ > 「………!?」
その姿は、いつからか……最初からなのか、そうでないのか。
妖艶な美女の姿へと移り変わり、歩み寄る。
その姿だけでさえ、心臓が跳ね上がる。
そして、ふにりと膝に押し付けられる柔らかい物の感覚。
ぎしりと椅子が軋むように胸に預けられる体重。
汗の匂いと、甘い匂い。汗に濡れた髪、しっとりと湿った肌。
「……あ、っ……」
なるほど、これは酷い罰ゲームだと。心の中で何かが他人事のように語った気がした。
■スー >
「――すわり心地のいい椅子」
ふぅっと息を吐く。近い。
鼓動も聴こえる。とくんとくんっと、静かな音色。
対して――
「でもちょっと、いろいろ音が聴こえるね?」
背中越しに聴こえる、胸の音。息遣いはさて――
「模様替えとかも、した方がいいかしら。どうおもう、ルカ」
■ルカ > 「~~~っ、……!」
顔を赤くして、逸らす。
しかしそれでも、無理矢理飲み込もうとする荒れた吐息は隠しきれるものでもなく、
鼓動に至っては背中から通して全て分かってしまうほどに大きい。
目の前の女の体を、直接感じてしまう。
「……い、っ……いい、んじゃ、ないかな……?模様替え……」
どくん、どくん、と打ち鳴らされる心臓の鼓動が、スーの背中を叩く。
■スー >
「……そぅ? でもルカに手伝ってもらうの、不安だなぁ」
――さっきもあの有様だし。
もぞりと、女が座り直せば。もどかしく、ルカの躰をこする。
くすぐったいような、なんだが物足りないような。
そんな動き――
「そういえば、最近。従業員増えたのよ。媚薬とかを試験してくれる人。護衛もたまにしてくれるんだけど」
唐突な話題転換。話に集中できればちょっとおもしろくない話、かもしれない
■ルカ > 「う……そ、それじゃあ…やめとこう、か?
スーに、っ…迷惑、かけたくないし、ぃっ…!」
もそもそと座り直そうとする刺激に、熱く熱く火照った体が反応してしまう。
血の流れが激しくなり、神経が高ぶる。それだけで、こんなに感覚が研ぎ澄まされてしまう。
「……っ!……そう、なんだ。よかったね。」
しかし、その話を聞いてすっと頭から血が少し抜ける。
面白くない。何故かは自分でも分からないが……
「(……この反応じゃ、スーを独り占めしたいみたいじゃないか。
子供っぽいなぁ、我ながら……)」
■スー >
よいしょっと、手を太腿において。
ちょっと身体を浮かせて、深く深く腰掛ける。
むにっと掴まれて、体重をかけられる。痛いようなでも――心地いいような――……
「ん、良かった。クスリのウリ文句、これで速く出せるようになったしね?」
その機微をちょっと感じ取ったのか、くすりと笑う。
「この間もいっぱい試させてもらって、すごい反応だった……じっくり見たけど。最近のは、すごいね?」
ほぉっと桃色の吐息。思い出しているのかもしれない。
「――今度、するときにでも、使ってみる?」
そして、この美女は。
そうして、暗い炎を闇に灯させて。さらにこんな甘言を囁くのだ
■ルカ > 「…………。」
むにりと太腿を掴まれて、少し重く体重をかけられる。
ぐにりと歪む桃の感触が、体に伝わる。
「……。」
無意識だった。
なぜ自分でもそんなことをしたのかはわからない。だが……
その手は、何もするなという命令に反して、スーの細い腕を掴んでいた。
■スー >
「……いたっ――」
強く、痛い。
でも――
「ルカ、痛い」
静かに告げる。咎めるように。
でも、本当に咎められるべきは――
「そんなに強く握ったら折れちゃうよ。おばあちゃんなんだから」
どっちだろう
■ルカ > 「……っ、ご、ごめん!私、その……!」
ばっ、と手を離す。
自分でも、なぜこんな行動に出たのかは分からないでいた。
「………おばあちゃん、なんかじゃないよ」
その理由もわからないまま、言葉は無我に紡がれていく。
咎められて、涙を浮かべながら反論する子供のように。
「スーは、スーだよ。私の、スーだよ。」
無意識に。無我に。無心に。
心の底の暗い炎が、煮詰まるように湧き上がっていく。
■スー >
「――……」
その言葉を聞けば、困ったように。
「おばあちゃんだよ、少なくても世間的には」
あやすように、またゆっくりと座り直す。
はぁっと、暖かい息を吐いて。
「いつから物になったのさ。勝手に自分のにしないの」
紡がれた言葉にはひらり。
枯れ葉のように――
「……ちょっと濡れちゃうけどね」
■ルカ > 「……ごめん。」
ふっ、と暗い灯火が消える。
心に漂う煙は、その感情の悪臭を脳へと届けて。そしてまた、その醜さに自己嫌悪する。
「……ごめんね。」
ほそぼそと、言葉を紡ぐ。
意味もなく、感情もなく……口から紡がれたのは、先ほどの言葉の鸚鵡返しだったが。
それでも、謝らずにはいられなかった。
「……私、変かな。」
■スー > 「謝ることは無いけどさ」
こてんっと肩に頭を載せて耳元で
「何が変なの? よく、言っている意味がわからないよ?」
結局、こうしてしっかりと話するのは――いつ以来か。
「ちゃんと言われないと、わからないぞ―?」
■ルカ > 「………スーと誰かが、こう……シてるって考えると……」
そこまで言って、一旦言葉を飲み込んで。
「……嫌な気分になる。」
それが嫉妬という感情なのは、本人は分からないのかもしれない。
恋だとか愛だとか、浮ついたものにはあまり縁がなかったし、家族もいなければ友人もいなかった。
だからこそ、なのかもしれないが。
今度は、優しく……後ろから、体を包むように抱きしめようと手を伸ばす。
■スー >
「……誰が、誰とシタって?」
ふわりと微笑った。くすくすと、何を勘違いしたのか。
「残念だけど、手で慰めるくらいのことはしたけど――想像してることなんてしてないよ?」
ぎゅっとそのまま抱きしめられつつ。
ふぅっと、静かに鼻を鳴らし。
「――それくらいはお仕事なんだから、仕方ないでしょう? もう。なんていうか、ルカは妹みたいに甘えん坊だね」
■ルカ > 「…えっ…あ、あー……!」
ハッとした。ムードに毒されて最後までしたと思い込んでいたが、
よく考えたら媚薬のテストをしたとしか言っていない。完全に勘違いだ。
「…う、うぅー……!」
恥ずかしさを紛らわすように、痛くない程度にその体を強く抱きしめた。
髪に顔を埋め、擦り付くように匂いを嗅ぐ。
「……スーが大人っぽすぎるだけだと思うけど、なぁ。」
ちょっとむくれてしまった。
■スー >
「ちょっと、そんなにしたら苦し、痛くないけど苦しいって」
何もしちゃ駄目という罰ゲームはどこに言ったのか。
香りをかがれれば、ほんのりとまた甘い香りと。
抱きしめると汗が乾いたのかちょっと冷たい身体――
「おや、妹って部分は否定、しないんだ」
面白そうに笑い
「なら、本当に――妹に――なっちゃう?」
■ルカ > 「もう罰ゲームなんて関係ないもん……!くそー…!」
堰を切ったようにすりすりと甘え始めた。
熱く火照った体で冷たい体を包み込むように抱きしめる。
「だって、威厳無いって言われちゃったし。スーは大人っぽいし。
じゃあもう妹でいいもん……」
ぷぅ、と頬を膨らませて……
「…………へ?」
その後の問には、完全に不意を打たれた。
■スー >
「契約はちゃんと履行してもらいます。商人だから、そこはゆずれません」
だーめといいつつ、も抵抗はしない。
温かいのが心地いいのか、それとも――
「たまにお店を手伝ってもらって。一緒に生活。まぁ、たまには戯れるのもよし。家族のように――」
まぁ、そんなのもありかもしれない。
「義理の妹、みたいな?」
■ルカ > 「………もうちょっと。」
ぎゅう、と抱きしめたまま動こうとしない。
「……じゃあ、もうシないの?」
ふぅ、と耳に息を吹きかける。
熱く、しっとりと湿った吐息が中を這いまわり、刺激する。
その言葉は、勢いに任せて言ったものかもしれないが、本心ではあった。
「私は、スーとシたいけど。」
■スー >
「……義理って便利でね」
耳がピクピクと動き、くすぐったいと顔を手で押しやる。
でも、知ってる。さっきも言ってた。
なにせ、もう濡れている。だから――
「……別にシてもいいんだよ。義理だからね」
なんて。そんな曖昧な言葉で惑わせて。
「したければ、襲ってもいいよ? ひとつ屋根。妹のすることをおねえちゃんは受け入れてあげる」