2015/12/08 のログ
ご案内:「骨董屋”影の国” 奥の間 浴室」にスーさんが現れました。
ご案内:「骨董屋”影の国” 奥の間 浴室」にドロシーさんが現れました。
スー > 奥の部屋に案内されて、少し。
ほんのりと薔薇の香りがするようになって、湯気が部屋に見える。

「入っていいよ。準備はできた」

そう呼びかけて、入ってみればそこにはバスローブを身にまとった老婆と。
なにかが入った桶。そして湯が沸かしてある浴槽があった。
浴槽にはいくつもの文字が刻まれており、魔術を知っているものならば
文字の効能で沸かしているのだとわかるだろう。

「さ――……あぁ、鎧は脱げないんだっけね。そのまま試すかい?」

ドロシー > 「ん、あぁ――」
手持無沙汰に待つ――とはいえ、それほど長く待たされることもなく。
鼻腔をくすぐる薔薇の香りに誘われるように声に応じれば。

「――」
少し、驚いた。
浴槽は一目見て魔術関係の代物だとわかる――個人宅でこんなものが用意できるものか、と。
と、続けて視線は桶の方に映る。水のようにも見えるが、それなら浴槽と分ける意味がない。

「あ、ええと――できれば、そのまま、で。」
自力で脱げないだけで脱がせてもらうことはできる――のだが。脱いだら脱いだで介助がないとマトモに行動もできない。
介助など、非力な老人にそこまでさせるわけにもいかないし。
スーも服を脱いでいるのは少し、気になるが。

スー >  
「商いしてるからね。お金の使いドコロは、こういうところしかないくて。冷え性なんだよ」

あっはっは、なんて笑いながら。腕まくり。
おけの中に手を突っ込み、持ち上げればどろっとしたものが下に落ちていく。

「そうかい。なら、そのままにしようか。自分で中に入れられるかい? それともいれたほうがいいかい?」

浴室にある近くの椅子。そこに腰掛けて。
んっと液体を突き出し

ドロシー > 「ああ――なるほど。」
心得があるのが前提だが、湯を沸かすのもこれなら随分と楽だろう、とは思う。
そういうものか、と納得しつつ――視線はどろりと零れ落ちていく液体に向く。

「ええと……、それが?――いや、流石にそのくらいは、大丈夫。」
微生物、とか言っていたが、見たところ動いたりするようなものではないらしい。
差し出された桶の前に屈めば、中の液体を両手で掬い上げ、首筋から鎧の中へと流し込んでいく――。