2023/07/05 のログ
■サウロ > (先ほど往来で暴れていた傭兵たちも、今の男たちも、恐らくは彼女を探していたのだろう。
あんな大勢でたった一人の女性を探し回るなどただ事ではないはずだ。
唇を触れさせていた時に強張っていた身体も、彼女の怪我も、奴らが原因である可能性は高い。
足音が次第に遠ざかっていったのを見てから、ゆっくりと顔を離していく。
彼女が指示に従ってくれて助かった。そして普段から口の悪い相棒がいて助かった。
咄嗟の判断ではあったが、どうやら上手くいったらしいと胸を撫でおろす。)
「……はぁ、…いえ、此方こそすみません、非常事態とは言え女性にこんなことを…」
(彼女へと視線を戻せば、謝罪を告げる彼女の頬が赤らんで、開いた脚の合間に身を割り込ませる形で密着していたことに気付き、
サウロもはっとして慌てて身を離す。
彼女を酔っ払い女扱いした挙句に襲ってる風に装うにしても、近すぎたことやキスをしたことを思えば何も感じないわけもなく、
眦に朱を乗せながら謝罪しつつ、軽く首を横に振って咳払いをしてから、真剣な表情で自身の胸に手を当てる。)
「──僕は自由騎士団所属のサウロと申します。並々ならぬ事情が御有りの様子。
怪我の処置も含め、屯所で貴女を保護させていただきます」
(彼女が何故、名乗る前の自分の名を知っていたのか。
彼女の容姿の色合いや、学院というワードにも心当たりがある。
少女とは似ても似つかない性差ではあるが、金髪に、まっすぐな碧の瞳がまっすぐ彼女の翠碧の双眸を見つめて。
ほどなくして、仲間のエルフの女性騎士がやってくるだろう。
「エレイン、こっちへ」と促せば、女性騎士は『あらあら、大変』と頬に手を当てながら彼女の前に膝をつく。
そして周囲に舞う光を纏う精霊たちと、精霊言語で対話をしながら、短杖の先を傷口へと宛がい。
水の気泡のようなもので傷口を包んでいく。気泡が触れている部分は感覚が薄れるのか、痛みが薄れていくだろう。
『サウロ、抜いてあげなさいな』と言うので、彼女の方を見て「失礼します」と告げ、その気泡の中へと手を入れる。
彼女の傷口に埋まったままの鏃を掴み、グッと引き抜く。その痛みも、麻酔がかけられているようにほとんど感じられない筈だ。)
「大丈夫ですか? 痛みは?」
(仲間の術があるとはいえ、肉を裂くようなものだ。心配するように様子をうかがう。
その傷口も、気泡の中で緩やかに止血されて痛めた部位を緩やかに癒していっている。
『あとは戻って、アルブレドにお見せなさいな』と女性騎士が告げ、それに頷きを返しながら改めて彼女へと手を差し伸べる。)
「立てますか? 辛ければ運びますから、無理はしないように」
■セレンルーナ > 「え…あ…いや、謝るべきはこちらの方で謝られることなんて、ない、かな…。上手くごまかしてくれて、すごく助かったかな」
何をすると跳ね除けられても仕方がない、突然の非礼をしたのはこちらであって、彼はこちらの意図を汲んで協力までしてくれたのに謝ってくれる事に一瞬きょとんとしたあと、慌てて否定していく。
「…サウロ…?いや、さっき協力、してくれた分で充分かな…。これ以上迷惑をかける、わけには…っ…。」
自分が呟いた少女のサウロへの言葉は覚えていないのか、サウロの名前を聞いて少し驚いたような表情になっただろう。
金色の髪に碧の双眸、整った容姿と少女に共通するような所は多いが、何より一番の相違は性別。
少女と兄妹の可能性があるが、それなら名前が同じというのはおかしいだろう。
自由騎士団には、サウロという同じ名前の性別の違う人間が二人いるということだろうかと、結論づけるのは無理からぬ事だっただろう。
屯所で保護をしてくれるという申し出には、否定しながら体を動かそうとして痛みと痺れが走り抜けて思わず息を詰めてしまった。
それほど時間をおかずに、精霊らしき気配を感じると精霊たちを連れたエルフの女性騎士がやってくる。
彼女は聞き取れない精霊言語を使うと、水の気泡のようなもので右脇腹部分を包んでくれた。
そうすると、先ほどまでずきんずきんと体を苛んでいた痛みが麻痺するように消えていく。
「―――っ…。」
声をかけられたサウロは、再びセレンルーナに近づくと傷口の中の矢尻を引き抜いていく。
痛みが麻痺していても、肉を引き裂かれるような感覚にびくっと体を強ばらせてしまっただろう。
矢尻が抜けた傷口からは、ぶしゅっとどす黒い血が噴き出していくだろう。
「大丈夫、平気かな…。二人共ありがとう…。」
ふぅぅと少し長い吐息を吐き出しながら、緩やかな治癒と止血を受けていく。
体の中の毒はまだ抜けきっていないものの、痛みが和らぐだけで随分と楽になる。
毒の矢尻が体の中から排除されたことも、気を軽くしてくれるだろう。
「平気…これくらい、どうってことない……か、な……っっ」
サウロが差し伸べてくれた手を取りながら、平気だと立ち上がっていくがかくんと膝から力が抜けていく。
ざぁっと頭から血の気が下がっていくような感覚に、一瞬意識が飛びそうになってサウロの胸に倒れこむような形になってしまったか。
■サウロ > 「駄目だ。……まだ連中がうろついている。こんな状態のままでは危ない」
(仲間の手によって治療を終えたものの、まだ完全に復調したわけではない彼女をこのままおいていくことなど出来ない。
彼女が不思議そうにしている様子に首を傾げつつも、まさか彼女が学院で出会ったサウロという少女が、目の前の青年であることなど普通は想像もつかないだろう。
その点について語るにしても、この場では危険だ。あの中の連中が怪しがって戻ってくる可能性も否定はできない。
手を差し伸べ立ち上がるのを手伝うも、どうやら血を流し過ぎたのか、貧血のように立ち眩みを起こして身を崩す彼女の体を支える。
少女の時とは違う、彼女よりも上背のある男の手だ。細身に見えるがしっかりと鍛えられた体幹をしていることも、
彼女を支えてもよろけることがない体が証明しているだろう。)
「無理をしないで」
『その恰好、逆に目立っちゃうわねぇ』
(女性騎士がそう言いながら、彼女が羽織っていた黒いローブを脱がせていく。
血の付着したそれを路地にぽい、としてから、自由騎士団の印章が入った術士用のローブを脱ぎ、彼女の肩に掛けさせた。
これで一時的にでも、仲間を運んでいるという名目がつけられるだろう。
サウロは彼女に「失礼します」と声を掛けると、そのまま膝の裏と背中に腕を回して、横抱きに抱き上げる。)
「鎧が当たって痛いかもしれませんが、すみません、我慢してください。
このまま駐屯所まで運びます。エレイン、連絡を頼みます」
(はぁい、と返事をする女性騎士が杖を振れば、精霊が一体付いてきてくれる。
一定時間、周囲から視認されなくなる姿隠しの術"ヴァニ・シュ"を掛けてもらった。
これでこの区を抜けるまでは、見つかることはないだろう。
少し強引ではあるが、ここで彼女と別れるわけにはいかない。これも仕事なので、と言って、頑として譲らないだろう。
そうして少し急ぎ気味に、暗い路地を縫うように走りながら、自由騎士団の屯所がある区画まで走っていくだろう。)
■セレンルーナ > 「……本当に、治療をしてくれただけで…充分かな……だけど…」
保護してくれるというのを固辞しようとするが、駄目だとサウロはきっぱりと言い切ってしまう。
自分は追われている身だ。
もし、屯所に連れて行ってもらう途中に追っ手に見つかりでもしたら、彼も巻き込んでしまう事になる。
恩人でもある彼を巻き込むのは、避けるべき事態だろう。
そんなこともあり、立ち上がって大丈夫になったことをアピールしたかったのに立ち上がった瞬間に立ちくらみを起こしてしまえば、説得力もあったものではないだろう。
彼に向かって、倒れこむような事になってしまったけれどセレンルーナの細い体が倒れ込んだところで、彼の体はびくともしない。
「…申し訳ない…。」
優しい言葉をかけてくれて、目立たぬようにと自由騎士団の印章が入った術師用のローブをかけてくれる二人に、申し訳なく思いながらも彼らに頼らなければ、身動きが難しい事もわかっていた。
声かけとともに、サウロは膝裏と背中に腕を回して横抱きに抱き上げてしまう。
「―――っ……。平気、かな…。その、本当に迷惑をかけて申し訳ない…。」
横抱きにされるのに、少し驚いた様子を見せながら抱き上げられると、体の力が抜けていってしまう。
頭をサウロの肩口に預けるようにしながら、瞳を閉じていく。
その間に、周囲から視認されなくなった状態でサウロは早足で路地を抜けていくだろう。
■サウロ > 「謝らないでください。……困ってる人を助けるのが、僕らの使命ですから」
(申し訳なさそうにする彼女に首を横に振る。自由騎士団とはそういう組織なのだと。
だから安心して欲しいと伝えるように微笑めば、女性騎士も『そうそう、可愛い子は無理しちゃだめよ』と笑顔で言っている。
彼女の身が心配だというのもそうだが、彼女を追っていた連中の方も気にかかる。
こんな暗がりよりも、安全な場所で保護したいというのは、サウロの純粋な保護欲であり、使命だ。
抱き上げれば凭れかかり、力が抜けて重みを増す彼女の体を落とさないようしっかりと抱え直す。
ついたらすぐに本格的な治癒術を掛けてもらうことになるだろう。
一刻も早く彼女を運ぶ為に、暗がりの中を駆け抜けていった──。)
■サウロ > 『中断、次回継続』
ご案内:「路地裏」からセレンルーナさんが去りました。
ご案内:「路地裏」からサウロさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 地下nightpool」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 地下nightpool」にトリステラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 王都マグメール
富裕地区 地下遊技場の一つ 夜の水遊び場
小さないくつかの明かり 蛍光色のライン 淡い水色に発色 いや、この巨大な水槽の水底
其処に塗られている塗料が、混ざり合う消毒のポーション
それと混ざり合うことで、水に色をもたらすかのように反応し、見せているだけ。
その水辺で遊ぶ若い声 周囲で眺める軽衣の男女のシルエット
皆一様に、目を凝らさないと眺めることはできない。
夜を演出するだけではない ここには月の明かりも、照らす導も薄い場所。
だからこそ、その巨大な水辺の色づくように魅せられた水底だけが光を湛えている。
皆が一様に夜の帳が下りたかのような場所に潜まるから
肌を寄せ合い 語り合う そんな場所。
「―――。」
黒い影が一つ 水辺で端から端へ泳ぎきって体を晒す。
傷だらけの体 適度な筋肉 黒く長い髪は、一条に結ばれてその尾を持ち上げて付け根で結ぶ。
水辺の梯子を伝って上がって来たのなら、この時期 温すぎず、冷たすぎない気温に保たれる清浄水
ポーションが混ぜ込まれているのか、塩素とは違った匂いと味がする。
平民地区の公衆水辺とは違い、虫もゴミも浮いていない。
黒い影の欠片も無い水辺を泳いだ体は、額に張り付いた前髪を掻き上げて
編み込まれたビーチチェアの一つ ギシリと腰を落とせば傍の柔らかいタオルを頭から被せて乱暴に拭き上げた。
「ふぅ。」
口元の白い牙 乱杭歯と呼べる連なりを唇の内側で見せながら赤い瞳が薄暗がりを見つめる。
偶に訪れる、街中にいる際の行動に入るこの水辺。
傍では連れ添った相手が、上がって来たメイラ以上の凹凸を魅せる水着姿
この大き目なチェア一つを二人で共有しながらいる。
ギシリ、と鳴るチェアに身を横たえ、心地よい浮遊感を過ぎ去った体はくつろぎを見せた。
■トリステラ・ダンタリオ > 日々の温度が上がれば皆涼しさを求めるのは、この街のどの地区でも変わらず。
暑さの中、逆に暑さを楽しもうと湯殿にいくものもいれば、内部から冷やすように飲みに動き。
酒場での賑やかさを普段以上に増させる。
そんな思い思いに動く人々が増えているのは間違いないだろう。
そして、やはり熱い日差しの中と言えば、水場に人が増えるものであり。
水遊場は日中は中々に盛況となることも多いのであった。
けれども、夜はと言えば、水で遊ぶ場所はその一つにとどまることはなく。
富裕の、一定の金銭をはらえればその対価を得られる。
その流れに間違いなし。
とばかりに、表よりもしっかりとした水質の管理を行い。
ともすれば幻想的な空間を生み出している、地下の水場となれば、少しだけ非日常を味わうには持ってこいの場所でもあるのだろう。
「早いお帰りだな…旦那様」
思い思いに泳ぎ、水を味わうものもいれば、ただただ水の涼しさに身を浸し。
そんな心地よい空間の中で、カップルとして楽しむ。
何方もまばらにいる様子であれば、流石富裕地区。
折角だからというものは少なく。
金銭に余裕をもって、この場所を味わえているものもやはり多いかもしれない。
少し水で体を冷やしていたのも少し前。
面積そこそこの白いビキニ。
そんな出で立ちで、時折水が水底の光を浮かび上がらせるように、光を揺らめかせるなか。
チェアへと戻ってすこしすれば、丁度彼女もひと泳ぎして戻ってきていたのだろう。
そんな一声を掛けてから、改めて視線を向けるのだった。
「お酒と…いつもなら言うところだが…。
おすすめの果実のジュースらしいからな」
お疲れ様とばかりに、待っている間に買ってきたのだろう。
柑橘系の果汁に、少々炭酸を足して調整した。
そんな香りと、小さく泡の出る液体をたっぷりと注がれたグラスを、彼女の方へと差し出せば、説明するように女は零していくのだ。
勿論彼女がグラスを受けずに視線を向け続けるのであれば、女は意味ありげに一口口にその液体を含んでみせるだろうが。
柑橘系なのに、色味が青色なのはポーションか何かで色付けしたのだろう。
女の方は水着も大分乾いている様子であり。
髪の毛も湿り気程度になっていれば上がったままそれなりに寛いでいたのが伺えるかもしれない。
■メイラ・ダンタリオ >
ジッと寛ぐよりも体を動かすほうが性に合っている。
動かして寛いで、空腹と感じたら食べるような 獣のような過ごし方。
足を水辺に浸して寛ぐようにして泳ぐ姿を眺め、先にカウンターで用意してきたのか
そんな説明を加えながら小声 はしゃぐような声や普通の会話に溶けて消える。
青い夏色のグラス飲料を見ながら、赤い瞳は炭酸の気泡の音を聞き分けていると、束の間
小さく口に含んだ様子 ストローではなく直にグラスを傾けては
肉付きの良い体 互いの双丘が容易く形を変えて重なり合う。
真っ直ぐに向かい合ってでは、肉圧で届かないそれ
上半身をやや前にかがませて乗り上げるようにして、唇を塞がれる。
瞼は閉じない ぼんやりと寛ぐ姿勢のまま、当たり前のように受け入れ被さる口元。
「―――ん。」
見えにくい環境だからできる行為
唇をメイラから被せる形 ステラはその中で開いて、流し込むようにして
少量のせいか、すぐになくなってしまう。
口の中の水とポーションを混ぜた清浄水の痕が消えていくものの量は足りない。
次を含む素振りの前に、自然と洗い切れていない舌を押し込んで、くちりと音が鳴る。
―――割と積極的な行為
―――ステラも溜まっているなと、わたくしは熱を感じた。
吸い合うようにではなく、唇は押し付け合って塞ぎ合うだけ
中で舌だけが動いて、始めた舌を交互に擦り合わせ初めてしまう。
躰を支えるように、自然と腰に添えていた指先はビキニ姿の臀部
内側に侵入するように手は滑り込んで、指の形のシルエットを浮き上がらせるのなら
丸い形は勝手に形を変えて、指と指の間からはみ出て、零れていく。
いたずらの様になでていたそれが、ぎゅう、と指の力を強めて手の中で一杯に感じてしまうのなら。
赤い瞳はぼんやりと眺めていた天井への視線のようなそれから、唾液をギザ歯の上下に繋ぎ合わせ
ハァ と熱を持った。
「ん、まぁ悪くない味ですわね。」
小声でつぶやくものの、唇は触れなくなっただけですぐ目の前。
まだ手はビキニの中 片側の丸みを好き勝手にしながら、体温
密着させているから、肌が熱い。
「ん。」
クイッと顎で指し示す。
なにを誘導しているのかは、わかっているだろう。
■トリステラ・ダンタリオ > 静と動、同じような強靭さを持つ混血であっても、全くの真逆。
それは就いている仕事であっても、その通りなのだが。
仕事や性質はさりとて、仲良さそうに遊びに来ているのを見れば、真逆の性質とわかるのは、二人の本職を知っているもの位なものだろう。
勧めるグラスを受け取ればヨシ。
受け取らずともヨシ。
その考えの答えを見せるように、多すぎず少なすぎず。
口のはしから零れ落ちぬ程度に静かに女は口へと青い液体を含めば、次の瞬間にはするりと。
達人の呼吸でもなすかのように、武に秀でた彼女の唇へとその唇を振れさせるのであった。
「それは何より…」
みられたところで問題はない。
けれども、薄暗いこの場所ではそのシルエットだけでは何をしたのか傍目にはわかりづらいものである。
むせ込まないように、それでいてゆったりと流し込む。
目いっぱいほおばっているわけでないのだから、少なすぎずといっても決して多くはないのだ。
シュワっと流れ込む間も、炭酸が口内で弾けては音を立て。
口の中をさっぱりとさせていくが、それも少しの間である。
舌を躍らせる深い口づけを目的としてのものではないのだ。
触れ合う唇のように、重なり合う体は、胸はその質量をもってたわみ。
水着からともすれば零れそうにも見えることで、その形の良さをより強調することになる。
もっとも、絡め切らないとはいえ多少踊り始める舌は切っ掛けか。
それを誘いにするかのように、指がはい。
胸に負けず劣らずの張りと質量を持つ尻肉を掴めば、指先を軽く肉は柔らかく受け止めては絡めとり。
少しだけ、ふっと熱と勢いの真下吐息を口づけの中に溢れさせながら、ようやく一旦口を離して、笑み交じりにそんなことを零していくのだった。
「急かさなくても…大丈夫だ、旦那様…」
彼女の好み、そしてここに用意されている飲み物を選んだのだから、大きく外すことはないだろう。
クスクスと、少しだけ楽しそうに。
それでいて小悪魔さをにじませるような笑みを浮かべたまま、揉みしだく手をとがめることはない。
彼女らしいとばかりの様子で、むしろ肯定でもするような様子で、また一口。
今度は少し先ほどより多くグラスの中の液体を口内へと流し込み。
女は少しだけ息を止めるのだ。
「んっ」
胸を押し付けるように、そしてしっかりと覆いかぶさる様に彼女に半ば跨る様に足を動かし。
唇を指し示すままに再び下ろせば、片方の手を彼女の高等部へと回すのだった。
押し付けるというよりはしっかりと体を固定するためだろう。
泳ぎ少し水温にとられた体温には余計に熱を感じさせるように。
休んでいたことですっかりと体温を取り戻し。
それどころか今も体温を高める女は、より触れ合う肌に熱を感じさせるだろうか。
ゆっくりとゆっくりと、先ほどより多い量を零さず。
しずかに交わすように、時折舌で液体をかき回し。
炭酸を弾けさせるようにしては、流し送っていくのだった。
勿論まだ一口、と促されれば、また一度同じように繰り返すだろうが。
■メイラ・ダンタリオ >
興が乗ったように、丸い臀部廻りをビキニショーツの内側で手を潜らせるまま
もぞりと動く手指の先 指先が食い込む端から覗きながら、掴むように手の中で遊んでいる。
好き勝手に触れるメイラの自由にさせながら、その程度はもう抵抗も
況してやこういった場所での行為に発展するようなそれを咎めることもしない。
次を行うような顎の振りには、また欲しがられたと受け止められ、今度はグラスを置いてまで
両手で後頭部に回しながらでは口移しもなにもない 果汁交じりのキスのよう。
もうそれは、唇の端から零れてしまいながら、互いで舌先から半ばまで お互いの身を曲げて寄せ合う
引っ掛け合う舌先が曲がり、お互いを離さずに舐め合うと身を乗り出して跨るトリステラ。
メイラの開いていた手もまた、もぐりこんで両手で臀部の形を変え始める。
ずるりと勢いが余ったかのように、ローライズじみた半分ずれ。尻の割れ目が覗く大きな形。
舌先を絡め合うまま、両足は開くようにして、硬く尖ってしまった張り具合がメイラの水着
パンツスタイルのそこが持ち上がっている。
「は―――ん。」
ステラがキスに夢中な間にも、掴んでいる臀部を使うように盛り上がりの箇所
其処にグッと掴んでいる臀部を押し付け、上下に小さく でも強く押し付け合う。
食い込む箇所 布地が二枚もあるのに、既に侵入しはじめている先端の亀頭部位。
中に思いきり食い込むようにしたまま、布の張りつめる抵抗もむなしい伸びを見せる。
「こうもデカいと、やりやすい。」
ギザ歯が三日月を描いて見上げ、ぐりぐりと押し付けさせるように左右に捏ねる。
ビキニ姿のせいで、既に密着と摩擦で上にずりあがっているステラの姿。
身を少しでも上げてしまえば、目の前で落ちている片側を魔性を帯びるような肉厚で尖る舌先
べろりと先端が乳輪廻りを包んで舐りはじめると、唇で覆ってぢゅるりと吸い付く様子。
吸い付くまま、卑猥な音は封じられてグイッと引き寄せる。
声を出す性格ではないことをいい事に、硬くしこっている先端を舌先でほじくるようにしたのなら
周りの肉付きを堪能するように甘い噛み痕 ギザ歯で幾つもできあがる楕円型の点字。
“かぷっ” “かぷっ” と丸みはもう、ビキニを直しても噛み痕がいくつもできあがっていってしまう。
下半身にそれほど熱をいかせないのは、ステラに勝手に挿入れさせようとしているせいか。
■トリステラ・ダンタリオ > ポーションまで配合された水質である。
水辺から少し離れた場所とは言え、零れ落ちる果汁を気にする必要も何もないだろう。
むせ込まないように、ゆっくりと焦らず。
そして口内の温度で少しずつ熱を増していく果汁を染み渡らせていくが。
流石に遠慮なく指先が尻肉を揉みしだけば、時折息は詰まる様に不規則に零れ。
飲み干すリズムが一定ではなくなるが、むせ返ることはなく済んだようだ。
もう一口か、もう二口か。
既に大分からになったグラスを様子を見るように、チェアの傍らのテーブルへと腕を伸ばし。
頭を抱き支えたまま器用に置けば、飲むのはそこまでにすることにしたようだ。
普通ならば人目を引く。
そんな女同士に絡み合いであり。
何時水着が開けに開けるかもわからない。
そんな絡み合いだというのに、視線が強く注がれないのは、それぞれ各々が各々で楽しみ。
そして薄暗く、音が反響しやすいのに色々な音が混ざっているからなのだろう。
「んっ…ふぅ…。
相変わらず…元気だな…」
普通にしていれば女性が二人。
それも発育がよい二人組にしか見えないだろう。
けれども、旦那と女が呼ぶように、水着越しでもその熱を伝え。
その硬さをもって媚肉に食い込もうとする。
そんな感触をしっかりと伝えられてしまえば、一つ身を震わせ。
それでいて、口の端から零れた果汁を、息継ぎの合間に舌で静かに拭い。
ポツリと相変わらずの笑みを乗せたまま零していくのだった。
「それ…旦那様の…も…じゃないか?」
ふっふっと交じる行に熱がこもり。
ずり上げられても、水着に逆らうように形を保とうとする胸肉は、文字通り目の前にぶら下がる果実のように、その存在感を主張することになったようだ。
当然、その様子に黙っているはずもなく。
舌を滑らせ、吸い上げれ簡単に膨らむ乳輪に舌を押し返す乳首は刺激の度にその熱を増し。
零れる吐息に熱が増していても尚、喘ぎ声を殊更に大きく吐き出すとこがないのは、彼女の予想通りか。
痛みと心地よさの中間。
絶妙な加減で落とされる刃先は、まるで印のように奇麗に赤くその後を残し。
キスマークよりもより目立つものとなれば、この場でこの後に迂闊に声をかけよう。
何てするものをはらう魔除けにもなるかもしれず。
「んっ…は…あっ!」
何時もなら激しく打ち込む。
受け側でも攻めよりを好む彼女であればこそ、水着をずらし、媚肉をまろびださせ。
押しつけながらも打ち込まないというのは、合図であり。
そして誘い掛けているに等しいとすら取ったのだろう。
元々ずらされている水着は構うことなく。
彼女のパンツスタイルの水着を、少し引き下げるようにして、その剛直を解放すれば、素直に腰を改めて押し当て。
一度顔に回した手を引き戻し。
彼女の顔に胸を押し当てるようにしながら、一を微調整して腰を打ち込ませるように、一気に飲みこもうとすることにしたようだ。
当然根元まで咥え込めば、襞は絡みつき。
締め付けは強く不規則に、何時ものように貪る。
そんな言葉が浮かぶ勢いでまとわりつき。
焦らすでもなく、搾り上げるように快楽を与え始めることになるのだろうが。
■メイラ・ダンタリオ >
ずれた水着 開いた口元 尖る刃先 舐る舌肉
敷かれたメイラは好き勝手に動く 印をつけられるステラ 起き上がれば、いくつもの楕円型の点字が見えるはず
甘噛みのそれ 首筋に見せるような陥没は、胸元 それも下げて丸みを強調させるような部分にいくつも。
病気的な独占欲ではない 大きすぎる乳房に対する飢えからなる単純な肉欲。
丸くて頬張れる部位がいくつも 嗚呼きっとはみ出してる もう隠せない位置もついた。
もう片方も、そんな勢いはステラが抱きしめるようにして隠してきて、余計に続く。
両手指をもう臀部に沿えなくてもいい具合。
差し出してきてしまっているから、新しいもう片方 其処に頬張り、舌の腹で何度も擦りあげる先端
先端だけではなく乳輪まで硬く張りつめてしまうのなら、その周りを 周囲の丸みを何度も
かぷっ かぷっ かぷっ と満足感たっぷりに 痛みと甘さ 伝わる背すじへの快楽信号
ステラは片割れの黒髪の頭部を抱えたまま、好き勝手にカプカプされるだけで充分に濡れた一部
其処へ、横にずらした境目 ずりおとさせた肉棒 密着 女同士のシルエット
一部の露出なんて、その大きな尻肉が覆い隠してしまえばいいかのように、ずっぶりと埋め込んでしまった。
「―――。」
締め付けと熱 濡れ切った摩擦感の無さ 舌なめずりをしながら
根本まで飲み込んだまま、上下運動は悟られるせいか、小刻みなこすり付ける前後振動。
声を漏らしそうになっている口元を、片手で覆う。
メイラの手は、塞ぐ口元と廻す腰に。
手の中で漏れる吐息熱と声 根元まで入っている状態で軽くゴツらせると、フグッと漏れるそれ
ぎゅうと手でふさぎながら、貌を熱くさせてすっかり結合部に夢中の淫乱さを見上げ、歯型塗れの乳房に顔を埋める。
そこではきっと、愉快そうに笑む鼻息と声の振動が聞こえるはずで
でも笑い切ったら、谷間に対し、 べ ろ ぉ と舐め挙げて見せるだろう舌。
埋めさせているからメイラの貌も全身も見えづらい。
ステラが肉ディルドを埋め込んだ こっそり自慰をする変態人妻を演出しながら、そう
周囲の視線があるのかないのかわからないそれを肌に感じつつ、小さく小刻みに前後に動かして
中でずっぽる加えたままのシェイクで楽しんでいく。
やがて、片方の乳房を先端が強く吸われた状態でドクドクと注がれるだろう濃いめの白濁
それが中に打ち込まれて、ほとんど流れ落ちることもできないボンド状の精液
それを子宮内にため込んだまま、尻を未だ押し付けたままきっと手の内側は熱たっぷりと吐息を必死に吸っているはず。
「ドスケベ。」
返事も許さないまま、ゆっくりと離れるころには、子宮奥にしっかりと流し込んだまま膣を締め付けて直すはずで。
でも二人でシャワー場へ向かっていく様子は、きっと二度目3度目があったはず。
■トリステラ・ダンタリオ > 少し力を増せば、軽く皮膚を破り血の雫を浮かばせることもできるだろう。
そんなぎりぎりの加減が続けば、キスマークの鬱血よりもしばらく残り続けることにもなるかもしれず。
胸へのマーキングのようになるのは間違いないだろうが。
その真意を知るのは当人同士でのみであれば、魔除けのように独占欲のように思われても、決して気にすることもないのだった。
そんな中冗談のように、加わる支えは膣内を貫く剛直である。
腰を行き成り振り乱したりはしない。
けれども、体制を変えて片方の手は彼女の肩にでも置くようにして、体を支えつつも多少そのかかる体重が減っていれば、胎内の支えは冗談でもなく大げさでもないことが感じられるだろうか。
噛みつき、吸い付き、文字通り溢れんばかりの胸肉を、刺激されれば押し付けるようにして存分に味合わせ。
そして味わい返しつつも、少しの間腰を軽くゆする程度に女はとどめていくようだが。
「はっ…はっ…ふっ…」
大げさに、それこそ胸を弾ませるほどに腰を動かせば、流石にこの状況でも、近くにいる者には何をしているか理解できてしまうだろう。
見せつけるなら見せつける、けれどもそれをしないのであれば、隠すように。
それでいて、その中での動きを紡ぎ出していくのだった。
小刻みにゆすり動けば、規則的に上ずった吐息は零れ落ちていく。
けれどもそれは周りの音に飲み込まれる範囲を出ることはない。
目の前で胸を味わい、繋がる彼女くらいにしか届かぬものであり。
曝け出された場所なのに一目は向かない二人切り。
そんな不可思議な空間を作り出しだしていくのだ。
本来ならば胸に合わせて弾む尻肉。
小刻みであれば触れる肌に、中では肉がその振動で揺れている。
そんな静かな肉の弾みを感じさせ。
子宮口まで押しあたり、そして震える剛直を女は味わっていくが。
やはり貝合わせにも見えぬものであれば、視線が向いても本物を桑こんでいるとは思われないのだろう。
「っ…んっ!
お互い様…だな…」
僅かに硬さと熱さを増して感じさせる合図。
たったそれだけでも、女は理解しているのだろう。
きつく締めあげ、搾り上げるように膣を戦慄かせつつも、濃い精液とは言え、一滴残らず零さぬように受け止めて止めるのである。
当然絶頂の声は大きく上げるはずもなく。
口をつぐみ。
少し歯を食いしばる様にして、溢れていく熱のこもった吐息を飲み込み。
それでいて身を震わせて、軽い絶頂と広がる熱を味わっていくのだ。
返事を許さぬ。
そんな言葉であっても、緩んだ口の隙間から返すのは楽しげな声色である。
そのまま運ばれる。
そんなことは流石になく。
しっかりと腹部に力を籠め。
あえてため込む意識を持ったままであれば、何もなかった。
そんな素振りを装いながら、がっつりと味わいあえる場所まで移動してから楽しんでいったのは間違いないようだ。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 地下nightpool」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 地下nightpool」からトリステラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にフェルトさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」からフェルトさんが去りました。
ご案内:「自宅」にフェルトさんが現れました。
■フェルト > 【お約束待機】
ご案内:「自宅」にロスティンさんが現れました。
■フェルト > 結構いい加減な事も多いが少女に頼まれると真面目にできる事を教える性分。
今まではともかく、今はご褒美があるのできつい事も頑張れている、なので余計にそれを期待してしまい。
実績があれば依頼の幅も増える、それを改めて思えば依頼にかける気持ち、そして必要なマナーも覚えようと思え。
受けた依頼で良い食材があれば、それもご褒美だなと笑え。
「使えるようになっても制御できないと危ないよな…失敗がなくなったらそっちを重点的に教えてくれよ。
俺が真面目に何でもやれてるのはロスティンのお陰だって」
今はまだ生活魔法だけであるがいずれは強化魔法も、その時に制御が必要と説明されると少しに思えても先が長く感じ。
少女が居なければ勉強は嫌な事のトップに入る、なので直ぐに投げ出していたと、。
「暑い時期ならな……寒いときは本気で死にかけたな……。
これが魔力切れって感じなんだな…忘れないように覚えとくよ。
器用だし物知りだし、直ぐに上級者の仲間入りできそうな気がすんだよな」
今は練習もあり何度も使っているが普段は使わないと行けばそうだなと頷き。
まだ思考は怪しくはないが念ために魔法を使うのを止めて回復に努め。
お礼を言われると本当にそう思ってると笑い返して。
「そっちか。こっちが不意を打つことばかり考えてたな。
アラクネ自体見たことないんだよな……そんなにいいのか?」
奇襲をすることはあるがされたという事が何気になく、そっちが綺麗に抜け落ちていて。
斥候スキルが上がれば安全も上がると判れば頑張ろうと思え、抱き占められては嬉しそうにし。
アラクネと糸と聞いてもピンとこず、少女なら知って移送だと思い聞いてしまう。
■ロスティン > フェルトから教えて貰う事はそのまま身になる事も多く。
互いに暮らし始めてからは、教えあうことも増えていて。
ソロで受けるよりも依頼の幅が広がっていくので、二人の知識と技術をというのは有用だと、ある意味で実感して。
「うん、使えるのと使いこなすのでは差があるからね…其処は段階踏んで鍛えようね。
元々真面目な所が無いと、そこまでは頑張れないと思うけど…まぁ、お互いさまってことで」
簡単な魔法できちんとした基礎をくみ上げるのは大事で、強化魔法も全身よりも細かい調整、制御で部分に掛ける方が魔力消費などは効率化が図れる。
最低でも知識に対する気持ちや姿勢が無いとと苦笑して。
「体温の低下は人が耐えられない事の中でも上位だからね。
基本的には其の状態になる前の感覚が大事かな、切れる前の…戦闘ならその段階で何かしら新しい手を打つ感じが良いと思う。
あはは、大事だと思ったこと以外にはあんまり集中できない質だから、器用ではないかも」
生活魔法を一日になんども使うのはおそらくは店などを持っている人間ではないかと微笑んで。
思考が怪しくなる前に止めるのが大事ではあるねと、こくんと頷く。
フェルトの笑顔をみながら此方も、笑みを浮かべ。
「戦闘に関しては可能なら奇襲したいけどね…そういうのが無理なのもいる上に、奇襲特化みたいなモンスターもいるから。
僕もみたことはないよ、ただ…昔糸使いのお姉さんと話したことがあるんだけど、アラクネの縦糸は上質で丈夫なうえ魔力の通りも良いんだって」
ゴブリンなどの下級妖魔や、オーガやトロルなども不意は打ちやすいかなと呟き。
奇襲特化は擬態系ねと言った後で、森の中のトレントやダンジョンならミミック、霊体系もかなと苦笑して。
蜘蛛の縦糸は粘り気はなく、絹糸に近いと聞いたこともあるし、アラクネの場合はその中では結構上だよと答えて。
其の上は、聞いたことがあるのだと霊樹に住み着いた蚕なんかがいるみたいだよと追加の情報を。
■フェルト > 「貧民地区で魔法が使えるって威張ってるのは使えるだけって今ならよくわかるな…あれは使いこなせてないって。
段階を踏まないと大怪我しそうだし…俺が馬鹿やったら止めてくれな?
本当に集中力するのとか苦手なんだぞ、これでもな」
こうして教わり、いかに基礎が大事と実感すると貧民地区で威張ってたのがそうは思えなくなり。
ああはなるまいと少女にこれからも教わり、使いこなせるようになりたいと強く思え。
少し前まで魔法に興味がなかっただけに番がって習得したいからと真面目に答えて。
「何度か経験あるけど、本当にあれはつらいどころじゃなくて死ぬって思ったな。
戦闘してるときに切れて考えが纏まらなくなったら終わりだよな。
今の間に魔力切れの感覚を何度か経験して覚えるようにする方がいいか?
そうは見えないけどなー、けどロスティンが言うならそうなんだよな」
あの頃の生活には戻りたくないと溜息を吐き。
戦闘中に思考が怪しくなれば致命的、そうならないように今から訓練で経験しておこうと考えてしまい。
自分から見れば器用だと少女を見つめて。
「奇襲だとこっちが優位に戦えるのがいいよな、奇襲特化?
上質で丈夫な上に魔力の通りまでか……高級品だよな、間違いなく。
それに…ロスティンにも似合いそうだよな」
少女の呟きを聞いてはそれらと会う時はよく観察してみようと決め。
擬態系と言われてもピンとこないが、トレントやミミック、零体系と聞けば納得し。
蜘蛛の糸と聞くと粘り気と引っ付くというイメージがあるがアラクネはそうではないと聞けば驚き。
霊樹に住み着いた蚕やアラクネの糸は一度見てみたい、防具作成の腕前を鍛えて触れてみたいと考えれは、今以上に頑張ろうと思えて。
■ロスティン > 「僕は見てないからわからないけど、使ってるだけだと魔力がきちんと変換されてないとかあるね。
うん、僕が習ったのと同じだと多分フェルトには合わないから、其処は調整するよ…そうだね馬鹿やりそうなときは止めてあげる。
んー…戦闘訓練とかでも思ったけど、集中力はあると思うよ、僕に似てるんじゃないかな必要だったり好きじゃないと気が散る…まぁ、総じて子供と同じって感じなんだけど」
自分で見てないのでと前置きしながら、使えるだけの人はムラがあったりするからと呟き。
体格や体質、属性も違うのでそこら辺は調整してと。
自分もそうだけどと、集中力を発揮する所が偏ってるんじゃないかと苦笑して。
「普通にしてると涼しい程度でも、水にぬれてると寒いになるからね、体温が一定下がると体動かなくなるし。
うん、魔力自体は特異体質でもないと限りがあるしね、思考力、速度が落ちると戦闘力も落ちるから。
その方がいいかな、覚えちゃえば完全に切れる前に気づけるようになるから。
体術と火の魔法特化だからね…そっち方面はいろいろできるよ、魔法の基礎自体は属性以外は共通なところ多いから教えられるし」
人って体温の変化には上も下も弱いんだよと苦笑して。
限りがあるからこそ、魔力の節約を覚えるのも大事で、それには制御も大事だからと。
体術を使う上で戦闘時に気を付ける相手の動き、それに対する防御も習っているのでそういう事もある程度教えられるけどと頷いて。
「遭遇戦以外は、奇襲した側が有利だよ…うん、奇襲特化、種族単位でもいるし、アサシンとかもそうかな。
かなり高級品だね、服に仕立てるのに必要な糸の量とか考えてもね。
魔力の通りが良いと、僕としてありがたいのは確かかな」
擬態系でも下位の魔物などは気づきやすいが、上位は人でも魔物でも危険だねと。
蜘蛛糸は、縦糸と横糸で質が違うと簡単な説明を、くっつくのは横だねと苦笑しながら。
自身が使うのが、基本衣服系防具なので強度、魔力の通りなどは大事だよと微笑み。
■フェルト > 「こうな、派手な火の魔法だったな、見た目と違ってボヤぐらいしか起こせなかったけどなー。
ロスティンのはこう……スパルタで英才教育って感じだよな、調整頼むし、その時は頼んだ。
そう見えたか?子供ってのはあれだけどな、ロスティンと似てるなら大丈夫って思えるよな」
前置きを聞けば、こんなだったと説明し。
少女の言葉に頼むと告げ、きっと調整をしてもらい慣れれば馬鹿をする自覚もあるので二重の意味で頼み込み。
集中をする場所が偏ると聞くと納得してしまって。
「夜だと特に寒くなるんだよな……。
魔力は生活魔法が使えるぐらいはあるしな、そこは本当に気を付けないとあっさり死にそうだよな…。
しばらくは水と火はこれで用意してみるか、それで魔力が少なくなったを実感していく事にするかー。
特化ってこう聞くと羨ましく思えるよな、俺ももっと斥候術と戦い方を鍛えないとな」
苦笑しての言葉によく知ってると思い出したくないものを思い出したという顔になり。
先ずは魔力の限界を知り、それから節約、制御を覚えていく方がいいか。
限界を知ってから少女に改めて聞き教わろうとして。
そして体裁きなども少女に教わっている身、防御なども教えてくれと頭を下げて。
「最近は採取の依頼がも儲けれるのが多いし森にもいくよな。
あそこは遭遇も多いし不意を至れないように気を付けないとな―。
アサシンにしても奇襲特化の魔物にも会いたくないよな…。
……考えたくない量が必要になりそうだな。
今度学院で擬態系の魔物を調べてみようと決め、少女が危険というなら余程に危ないのだと忘れないように誓い。
蜘蛛糸の違いを聞けば全然知らなかったと驚きの顔を見せ。
少女の服を上から下と見ては同じのを作るだけでも大量に必要そうだと苦笑し、それでもいずれは用意したいと思いつつ採寸するかのようについてを動かしてしまう。
■ロスティン > 「…それはうん、見た目だけの魔法だね、下手すると火種の魔法の暴走とかに近いんじゃないかな。
僕がそう教わったからね、基礎を固めたら実践あるのみだったよ…まぁ声かけて止まらなければ、実力行使するからね。
うん、とはいえ必要な事や好きな事とは言え集中できるのは大事だよ、だらだらするより集中して短時間の方が効率よかったりするし」
聞いた限りでは、生活魔法か下位魔法が制御できてないんじゃないかなと、呟いて。
フェルトの言葉に頷くと、実践の中で鍛えられたからねと苦笑して。
集中力が保つ間に、きちんと修行な勉強なりをした方がいいよと。
「そうだね、太陽の熱も消えるから…その分温度下がるしね。
魔力の量も少しずつ鍛えられる可能性あるしね…ただそれほどいっきいに上がる事はないから、今ある魔力を効率的にが基本かな。
それでいいと思うよ、其れじゃ暫くは火種と水はフェルトに任せるから。
逆に言うと、特化以外では苦手も多いよ…僕の場合は魔法の撃ち合いは苦手だしね」
ある意味で太陽程エネルギーが大きい存在もないからと、上を指して。
魔力の量の上昇は多く使えば少し上がったかなという感じだが、効率化の方が早いしと苦笑して。
体裁きなどは得意分野だから任せてと、胸を張って頷き。
防御に関しても、基本受け止める出はなく回避方向だしねと、再度頷いて。
「普段してる採取依頼のレベルなら、トレントとかはそうそういないと思うよ。
そうだね、ゴブリンとかはどこでも出るし、きをつけないと。
まぁ、アサシンとかは普通相手にする機会無いと思うけど、他は森とかダンジョン行けばいる可能性はあるから。
討伐とかで集めるのはちょっと難しいんじゃないかな…アラクネもどちらかと言えば奇襲が得意な系統だし」
人のアサシンは普通は相手にしないかなといった後で、そういう技術持った魔物もいるのであくまでも普通は相手しないはずと。
蜘蛛が自分の巣にくっつかない理由が、糸の違いだからねと苦笑して。
フェルトの手の動きに、小さく、んぅ、と声を漏らし抱き着いた手をぎゅっと強めて。
小さく、手動いてると、囁いて。
■フェルト > 「知らないで見ると凄い魔法にみえたんだよな、あれ。
俺は中途半端な実践で基礎を今教わってるんだよな……その時はそうしてくれよな。
必要な事と好きな事に集中できるだけ良いってことだよな、そういうもんなのか」
聞こえる魔法が制御できていないという言葉にぞっとし。
やっぱり最終は実践なんだなと、少女の言葉と苦笑に大変さを改めて知り。
学院で言われるやるだけ力になるではなく、集中して短時間、そっちの方が効率に思えて。
「そう思うと熱いって思う太陽もありがたいんだよな。
ずっと使っても少しでも量が増えれば御の字って感じか……なるほどな。
任せてくれ、それはしっかりとやるって。
魔法の撃ちあいも得意ならロスティンは何でもできるになるって」
まぶしい、暑いと文句を言いたい太陽もそれを聞けば今まで以上にありがたく思え。
多く使えば魔力の量が増えるかも、よりも効率化が良いと聞くとそちらを選ぶのは当然で。
今以上に体裁きを教わろうと決めれば、任せという少女に頼んだと告げ。
お互いに回避方向なので少女に教わることはどれもが自分にとっても最善であり。
「トレントとか居る採取は俺たちはまだ受けれないよな。
ゴブリンは直ぐに増えるし何処にでも出るんだよな……。
相手にするときは貴族相手に何かやらかした時だよな……?ゴブリンは採取でもよく見るから見飽きたって感じはあるけど…。
討伐じゃ無理かって……今の俺たちだと討伐も無理だしな」
人のアサシンの相手をするときは本当に何かやらかした時だと思えば日ごろも気を付けようと決め、そういう技能持ちにも会いたくないのが本音。
蜘蛛が巣にくっ付かない理由を聞けば少女はやはり物知りだと感心して尊敬の目を向け。
無意識に手を動かしていたのを指摘されると慌てて手を放して。
「悪い、ついな。ご褒美の為にもうちょっと頑張るか」
今は勉強だと自分の頬を叩いては気を入れ直し。
そう言って今度こそ気持ちを切り替え火種の魔法を繰り返して。
■ロスティン > 「火って派手だし、大きい火は人に恐怖を抱かせるからね、ある意味で脅しに使いやすいんだよね。
少し癖ついてるけど、まだ修正できると思うから大丈夫だよ…ん、任せといて!
まぁ、嫌でも覚えないといけないこともあるけど、其れよりは得意を伸ばした方が良いかなとは思う」
火魔法は派手で実際に火力もあるが、使いどころを間違えば簡単に火事なども起こせるからと苦笑して。
何方かと言えば体育会系なので、基礎さえ固めたら後は実践だねぇと、自分が通った道を思い返して。
最低限覚える事は収め、他は得意か好きを伸ばす方向だったからと笑みを浮かべながら。
「いや、太陽無いと僕ら寒さでやばくなるって聞いたことがあるよ。
そうそう、だから効率化を図れって師匠に何度も言われたよ。
うん、しばらくはお願いね。
魔法を撃つのはさ、僕向いてないから魔力消費が多いんだよね…魔法自体は多分最高位レベル使えるけど、一回撃てればいい方じゃないかな」
太陽が無ければ氷だらけの世界になるとか、そんな話を聞いたよと。
効率化自体は、術式の改造とかができないなら制御で無駄を減らす方向かなと。
攻撃の間合いもそこまで変わらないので、そこら辺も応用が効くかなと微笑み。
「トレント自体は見つけられれば逃げるのは楽だし、倒せるとは思うんだけど…その間にほかの魔物来る可能性あるしね。
そういう魔物だからね、一匹見つけたらレベルの数だし。
基本は貴族相手か、盗賊ギルドと揉めたとかかな…ゴブリンも上位種だと強さ結構違うからね。
アラクネってなんだかんだで強いからね…僕は奇襲されなければある程度相性有利ともいえるけど、糸燃やしちゃうから」
トレントやアラクネはまだ相性的にはましなのだが…素材にできる部分も燃やしちゃうしと苦笑して。
人のアサシンはそれこそ実力に上下差があるけど、四六時中油断できないのはきついからねと呟いて。
手を放され、はふっと息を吐いて。
「いや、いいんだけどね…ここには僕らしかいないし…でも勉強とかは集中してやらないと、ね」
微笑んで、それじゃ続きをを言って、フェルトが魔法を使うのを見守りながら。