2021/08/20 のログ
ご案内:「王都自然地帯 鉄坑道」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > その日、メイラが友人が作成してくれた黒鎧を身に纏ってまで参陣したのは、とある鉄鉱洞
普段は冒険者崩れや酒と賭博に溺れたドワーフなどが働かされている場所でもある
洞窟内は希少鉱物などはめったに見つからないものの、鉄が多く取れる
引いては鍛冶師や王都で武器を握る者らに渡ることになる為、メイラも把握していることが大きかった
掘り進めた範囲は広く、崩れないように補強を施したうえで豊富な場所ほど孔が開けられていくだろうか
しかし、未開封だったかのように 闇に慣れた目の無い もしくは白い膜がかかったかのような瞳を持つ
魔物らが現れ始めたのは先日のこと
一つの壁を掘り進めるうちに、その向こう側から破砕可能な厚さになってから魔物の方から出始めた
すぐに一部を発破による封鎖が行われた者の、調査 及び封じるか殲滅か
傭兵や冒険者らに先に行かせている現状を、メイラは退屈そうに戦槌を肩に担いで眺めている
回りでは寝泊まりするための天幕や近くの川から蓄えた水桶が並び、草を食む馬らも見受けられる
「暇ですわね。」
入り口の近くで腰を下ろすメイラ
そして洞窟の入り口では、零れた魔物が外側へと動こうとして屠られた姿が何体かあった
弩による矢の凹凸から大きく凹んだ痕 剣傷まで 色々とあるだろう。
ご案内:「王都自然地帯 鉄坑道」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「牢獄」にビャクランさんが現れました。
■ビャクラン > ―――――― ずっとずっと以前に、こんな場所に閉じ込められていた。
ぼんやりと記憶が蘇りかけたけれど、一瞬の後には霧散する。
其れは女の身も心も縛る、旧来の封印に拠るものか、
或いは此の、窓も無い暗い部屋の中でずっと焚かれている、奇妙な香の効能か。
何れにしても、――――――女の意識は、いつになく茫洋としていた。
物音も聞こえない、灯りらしきものも無い、辛うじて此の身が、
粗末な木の椅子に座らされているらしい、と知れる程度。
目隠しも猿轡もされていないが、両手首は後ろ手に枷を填められ、
腰に携えている刀も、ベルトごと何処かへ持ち去られていた。
履き物が無いのはいつものことだが、ベルトが外されているのは珍しい。
下半身の心許ない感覚は、恐らく、其れに起因するものと思われた。
「―――――― 何、かしら…… 此れ、は」
呟いて、緩く首を傾がせる。
誰が、何故、何の目的で――――目当ては刀の方か、其れとも、女自身か。
何方にせよ、捕らえて、自由を奪って、意識を朦朧とさせておく。
此れで目的が達せられた、ということは無さそうだが、果たして。
■ビャクラン > 昼なのか、夜なのか、此処へ来て何時間、或いは、何日。
女に其れを知る術は無く、きっと知りたいとも思っていない。
ただ、女が少しだけ気にしているのは、ひとつ。
自らの身の安全、などでは勿論、無い。
腰から奪われてしまった刀の在り処、其れだけであった――――――。
ご案内:「牢獄」からビャクランさんが去りました。