2021/08/16 のログ
エレイ > その後、何があったかは当人たちだけの知るところで──
ご案内:「九頭竜山脈 山中の温泉宿」からエレイさんが去りました。
ご案内:「生温い遺跡」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「生温い遺跡」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 自然地帯 生温い遺跡」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > なまぬるい遺跡と呼ばれる王都近場
初級~中級ダンジョンに位置するその場所にメイラは訪れていた
ダンジョン内では魔物や獣の脅威度が然して高くないことから、腕の立つ主が宿屋を一部占領して仕立て、経営するなど
肝の据わった者がいる他、内部には地下や一部が温泉水で水没しているという一風変わったもの

故に、酒場やギルドで依頼された素材を集めようと宿で休み 血を洗い流し 再び狩り集める
そして欲をかいた者や好奇心が最奥を目指し、帰還しないことが儘あるという
戻ってきたものは偶々迷ってしまった者や、目指した場所が温泉水で水没した場所ばかりだったとか

――――――遺跡内部 温泉地帯―――――

「―――ふぅ」

パシャリと、性別関係なく入浴できる
主に身体を浸かる為に使われるエリア
中には別の場所で装備品を洗うことにも使われたり、傷口の処置にも使われるため
この水没した地帯の温泉は有効利用が絶えない

メイラも、持ち込んでいるのか長い髪こそは時間がかかる為上で結んでいるものの
身体の局部に布を巻き付けた動きやすい姿で入浴をしていた

角となる遺跡石の縁に手ぬぐいを畳みのせ、頭を預ける
武器と畳んだ衣類も傍にあり 追い剥ぎ対応も兼ねたそれ
この場所で脅威なのは、最奥に進む事と同じく
丸腰になったものを狙おうとする者だというのは、言うまでもないのだろう

「適度な緊張のある入浴も、悪くありませんわ。」

そう言って、白く濁った温泉水を掬い、肩に撫でつける。
温泉水は循環しているのか、腐りも汚れも溜まりはしない
唯一の欠点は遺跡内部の湿度と共に生ぬるさが絶えないこと
途中で脱ぎ浸かろうとする者が増える仕組みに見えるところがあった