2020/08/04 のログ
クレス・ローベルク > 尻尾があるのだから、当然翼もある。
そんな、ある意味では当然の事を、男が考えていなかったかと言われれば――当然、考えてはいた。
考えてはいたが、しかしその場合に考えられる未来は、どれもあまり男にとって有り難くないものであった。
男は、表情を少しばかり引き締める――引き締めた所で、癖になっている笑顔が、少しばかり鋭くなっただけだが。

「……どうやら、こっちもマジでやらないと駄目っぽいな」

そう言うと、男は、二本目の剣を構えた。
但し、今度は剣を下に構えている。そして、じりじりとすり足で距離を図る。
相手の動きを観察するように――獲物の動きを観察するように。

ソラム > 「......面白い」
くふっと笑うと翼脚をしまい、尻尾を創るとエストックを脇に構え、ハンドガンの銃口をクレスへと向ける。
相手が二本の剣の内どちらかでも振りかぶれば即発砲出来るようにする。

クレス・ローベルク > 「……?」

尻尾を仕舞った少女を、怪訝な目で見る。
ハンドガンと、飛行手段の組み合わせは、ある意味では反則とさえ言える。
空中から銃撃を続ければ、それで勝ててしまえるほどに。
甘く見られているのか、それとも何か考えがあるのか――

「考えても仕方ないな。行くしか無いんだから」

行った。真正面に、彼女が銃口を向けている事など、全く気にもせずに。
下に構えた剣は、本来は彼女の翼を切るために使うつもりだったが、翼が無いならば、別の手段が可能だ。
男は、彼女に対して真っ直ぐに飛び込み――切り上げる動きをした。

「ふっ!」

だが、それより先に動いたのは、男の足だ。
踵で、地面の土を抉る動作――剣を囮にして、もう一度土煙をあげようとしている。
謂わば、剣を囮にした、連続の目潰し狙い。芸が無いようだが、同じ手段を二回も使うまいと言う読みを敢えて外す動き――を、囮にした、

「回転斬り――!」

土煙をあげようとした足に重心を移し、バレエのターンの様にくるりと回る。
そして、その動きに剣を沿わせて、一刀を放つ。
その剣筋の狙いは、彼女の右肩から左腰までをバッサリ断ち切るコース――但し、男の剣にかかっている魔法は、彼女の身体に衝撃は与えても、切り裂く事を許さない――内出血以外は怪我を与えず、彼女の衣服だけを切り裂くだろう。

ご案内:「闘技場」にソラムさんが現れました。
ソラム > “避けられない”
そう悟るとエストックの刀身でパリィしようと試みるが、威力と衝撃を同時にはいなせず、
「ぐぅぅ!!」
吹き飛ばされる。
姿勢を制御しながらハンドガンを二発撃つとズザザ.....と壁ギリギリまで戻る。
服が切り裂かれ、自身の白い肌が丸出しになる。
ふと自分の胸部を見るとぺしゃんこの胸がチラリと見えてしまっている。

ご案内:「闘技場」にソラムさんが現れました。
クレス・ローベルク > 「ぐっ……!」

初めて直撃を取ったが、彼女とてただではやられなかった。
銃撃を受けて、仰け反りこそしない物の、大きく顔を歪める。
吹き飛ばされしなの銃撃は、右肩を貫通した。
この場合、貫通したのは逆に幸いだったが……しかし、それ故に、右腕の動きが鈍った。

「(だけど、試合のペースはこっちにある。此処で手を緩めはしない……!)」

ふっとばされた少女に、駆け寄る男。
姿勢を低くしているのは、彼女が銃撃をした場合に、スライディングで下に避けるためだ。
そして、銃撃を免れた左手には媚薬注入器。
一回目で敏感に、二回目で発情、そして三回目で戦闘不能になる程の発情を与えるものだ。

「(さて、これで相手のペースが乱れてくれれば良いんだけど……!)」

ソラム > こちらへ駆け寄ってくるクレスを見ながら左手に持つハンドガンを放り投げ、エストックを両手持ちに変更する。
「(負ける気はないからね)」
そう思いながらクレスが左手に持つ何かに注意しながら待ち構える。

クレス・ローベルク > 「(近接戦で来る気か!)」

エストックの切っ先から逃れるように、彼女の斜め前に飛び込む。
そのまま、今度は露出した胸部を突き刺すように、媚薬注入器を押し当てようとする。

「(まずは、一回目を確実に決めたいが……どうだ!?)」

ソラム > 「ぐ!」
押し当てられまいと胸を逸らすが、注入器の先端が運悪く胸の露出面に当たってしまう。

クレス・ローベルク > 「まだまだ!」

当然、此処で手を休める男ではない。
媚薬注入器を捨てると、その左手で今度は彼女の顔面に、拳を叩き込む動作を見せる。
だが、そちらはフェイント。本当の狙いは、動きは鈍いものの決して動かない訳ではない、右。
あろうことか、男は右手を少女の尻に回したのだ。

「さあて、そろそろ、戦い以外で観客サービスしないと、ね!」

そう言って、彼女の尻を少し力を込めて揉む。
本来なら、そんな事をされても、多少擽ったい程度だろう。
だが、感覚が鋭敏になった今だと、十分な快楽が彼女を襲うはずで。

ソラム > 「ひぅ!?」
全身を一瞬、電流のようなものが流れ、変な声を上げる。
尻を触られたことに気付くと回し蹴りを繰り出しクレスを自身から距離をとらせようとする。

クレス・ローベルク > 「おや、こういうのには慣れていないかな?で、も、ちょっと焦りすぎじゃないかい?」

本来なら、男の骨ぐらいなら何の障害もなく砕く程の蹴りだっただろう。
だが、距離が悪かった。男は、敢えて彼女を抱きしめる様に密着する。
回し蹴りは、脚と腰の力が乗るからこそ速度と威力が出る。
男の脇腹に太ももが直撃するが、それは男の身体を多少揺らすにとどまる。
そして、今度は丁度露出した、弱点に狙いを定める。

「こらこら、暴れない暴れない。暴れる悪い子には、お仕置きしちゃうぞ?」

等とからかう様に言いながら、今度は乳首に吸い付く。
乳首を引っ張るように唇で吸うそれは、先程尻を撫でたのとは段違いの快楽を与えるだろう。

ソラム > 「やめ...!」
ジタバタ暴れるがクレスはウンともスンとも言わず、それどころかクレスに自分の乳首に吸い付かれる。
「!!?!?」
先程とは段違いの快感が体を回り、一瞬体を痙攣させると体の力を少しだけ抜いてしまう。

クレス・ローベルク > 男は、決して油断はしない。
だから、力を抜いた少女の身体を押し倒し、無理矢理挿入――などという事はしない。
寧ろ、その一瞬の緩みの間に、男はしゃがみこみ、ソラムの股座に顔を埋める。

「さあて、龍人の愛液は、どんな味がするのかな?」

言葉は一瞬。次の瞬間には、コートの内側に顔を突っ込み、まるで犬のように舌で舐る。
コンバットスーツを唾液でぐしょぐしょにする程の、高速の布越しクンニである。

ソラム > 「やめぇて!」
言葉がおかしくなっているが、本人は気にしていないようで必死にクレスから脱出しようと足掻く。
恐らく脱出は難しいだろう。

クレス・ローベルク > やめろと言われて、やめる訳もない。
寧ろ、ラッシュをかける様に、速度を上げる。

「(性器を出させて責めてもいいけど、コート着てるからなあ)」

段取りとして考えると、できれば一度絶頂させた後でコートを脱がし、観客達の前で出させた方が、観客達も興奮するだろうし、彼女にも羞恥を与えられるだろう。
とはいえ、このまま絶頂するまでひたすら舐めるというのも芸が無いというもの。

「んじゃ、こうしようか……」

がり、と男の前歯で、ソラムのクリトリスを噛んだ。
布越しである上に、噛む力も極力少なくしているので、痛みはないだろう。
だが、今までの舐めるとは違う、刺す様な快楽は、十分に刺激が強いはずで。

ソラム > 「イっ!!?」
今までの舐める、触るといった感覚とは別の、身体を刺すような快感。
意思を何とか繋ぎ止めているものの、下手をすれば意識が飛びそうな程の快楽でもあった。
“いっそのこと、この快楽の沼にハマり、墜ちてもいい”
そう思えるほど身体が疲弊し力が抜けてきていた。
されるがままだった。

クレス・ローベルク > 「くちゅ……ぺろぺろ……かりっ……くちゅ……」

舐めて、舐めて、優しい刺激に慣らした後に、クリトリスを噛む。その繰り返し。
緩急を付けつつも、パターン化された単調な責め。
だが、パターン化されているが故に、優しく責められた後に強い刺激が来るのが解ってしまうだろう。
そして、それに期待してしまう、自分自身にも。

それが三回程続いて、ようやく男は顔をあげた。
完全に抵抗する力は削いだと判断したのだ――実際、このまま反撃しなければ、このままソラムのTKO負けとなる。

「(まあ、戦わないと言う事は――此処の皆が見ている前で可愛がられて犯されるって事なんだけど)」

既に、放送席からテンカウントが流れ始めている。
10から数え下ろされる数字――それがゼロになった時、ソラムの負けは確定する。

ソラム > 立とうとするが、四肢に力が入らず倒れる。
二回、三回と繰り返すが結果は同じだった。
テンカウントが流れる中、必死に立とうとするが、脱力感が勝り、立ち上がることを拒んでしまう。

ご案内:「闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「闘技場」からソラムさんが去りました。
ご案内:「川」にキールさんが現れました。
キール > 「熱い・・・」
ぽつりと呟き街から離れた場所にながれる小川へと涼みに来た男
ようやく耳に届くせせらぎの音。
見れば銛を切り裂く様に穏やかに流れる水。
男はそう火を木の上にかけ真っ裸になるとそのまま飛び込み、大きな水音を響かせた。

キール > 巨躯が水に飛び込めば豪快に響く水音と飛沫。
入った瞬間に身を包み熱を奪う水の流れにふはぁぁっと心地よさそうに深い吐息が零れる。

ご案内:「川」からキールさんが去りました。