2020/08/03 のログ
ご案内:「薬師のテント」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 「えーと、これと、これもいれちゃえ… うーん、これはどうかな…いーや!」
王都のはずれに建てられた薬師のテントの中…もわもわと、甘い香の焚かれたような店内で、
酔っ払ったように陽気な声の少年が薬の素材をだぼだぼと適当に鍋に投げ込んで煮込んでいく。
今日は新しい体力増強薬の試作品を作っていたのだが、途中で入れる精力剤と薬酒の配合を間違えてしまい、
それらは強烈な酒気と精神と肉体を乱す薬効となって空気中に舞い、
それを吸引してしまった少年はすっかり酔ったようなテンションで、
心身を高ぶらせ、試作品の鍋にさらに、あれやこれやとぶちこんでしまう狼藉。
店の看板には「開店中」とあるが、はたしてまともな接客ができるかは、時の運。
ご案内:「薬師のテント」にソラムさんが現れました。
ご案内:「薬師のテント」にソラムさんが現れました。
ご案内:「薬師のテント」にソラムさんが現れました。
ご案内:「薬師のテント」からソラムさんが去りました。
■タン・フィール > そのまま、少年はテントの中でどのような出来になってしまうか、検討もつかない薬づくりに没頭し、夜は更けていく…。
ご案内:「薬師のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
ご案内:「闘技場」にソラムさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 円を描きながら迫る男。
先程の跳躍、そして酒場での戦闘。そのどちらも、相手の膂力と戦闘経験の高さを示すものだ。
だから、まともに戦えば敗北するという事は、直ぐに知れる。
そして、だからこそ、男が狙ったのは、彼女の正面に飛び込む、正面突破だった。
剣も抜かず、ワンステップで距離を詰めるそれは、あからさまなインファイト狙いだ。
「(勿論、何の芸もなくそうする訳じゃ――)」
「ないけどねっ!」
男が行ったのは、単純な目つぶしだ。
地面が土である事を利用して、足で土を蹴って視線を塞ぐのだ。
そして、その上で右手でホルスターから媚薬注入器を引き抜く。
相手が隙を見せれば、男の代名詞でもある試練の媚薬を首筋や腕に打ち込み――回避動作やカウンターの素振りを見せれば、それに対応する。
「(エストックでの攻撃か、それとも尻尾や膂力任せの近接戦か……どっちにしろ、読めてさえいれば、回避もできる)」
肝心なのは、相手にイニシアチブを渡さないこと。
基本スペックでは相手が有利なのだ。
こちらは、とにかく動き回ってその隙を作るしか無い。
■ソラム > 「(余計な事をっ!?)」
視界を塞がれ心の中で悪態をつきながら背中へと血を流し、新たな部位を生成する。
「(何でも冷静なのか)......教えてあげる」
煙幕の中でそう言うと新たに創った部位____銀鱗に覆われた翼脚で煙を払い、正面に立つクレスを視認すると、楽しそうで純粋な笑みを浮かべる。