2020/05/23 のログ
■イズナ > 籠いっぱいになるまで山菜を積むため更に森の奥へと進むのだった……
ご案内:「郊外の森」からイズナさんが去りました。
ご案内:「雨降る教会」にしずくさんが現れました。
■しずく > (どこかの平原にある謎の教会。
突如と現れ、その場所は必ずしも雨が降ると言う謎の場所であった。
誰もその場所を知らず、なぜできたのさえも知られていなかった。)
「~♪」
(現在、そこで活動しているしずくはシスター服に身を染めて中を掃除していた。
大きすぎる胸と尻がくっきりと見える程に服がくっついており、歩けば揺れているのがはっきりとわかる。)
ご案内:「雨降る教会」にフォンさんが現れました。
■しずく > 「ふふふ…うまくできたみたい…。」
(天井や椅子などを眺めて嬉しそうにするしずく。
この教会はしずくの魔術により作られた建物であり、幻影の一部であった。
その気になればそのまま消すこともでき、維持することも可能。
しかし、建物を作ることによって、空間が歪みを作られたために雨が降ってしまうのであった。)
「それに…この衣装も…良いかも♡」
(ふわりとスカートを捲る。
いつもの紫色の小さな布の紐パンにガーターベルトと言う姿であり、むっちりと太ももが露わになるような姿であった。
胸元も下から捲れば胸が露わになるような仕組みなっており、そのまま本番もできる姿であった。
誰か来ないかと思い、楽し気にしながら掃除を続けるのであった。)
■フォン > (師匠から貰い受けた馬車は街道とか関係無しに走らせる事が出来る宝貝で晴天の平原を走らせていたが、
空模様がまったく怪しくなかったのに、急に頭上に暗雲が立ち込めたと思えば、突然の雨が降ってき、空を見上げる男)
「ん?水の卦がまったく感じられなかったのに突然の雨か。
こっちの国の魔術というヤツの一環かな?
……前の方に建物があるし、この術を組み立てたもんが居るかも知れないし、訪ねてみるか」
(何らかの術による天候変化だと思った男は、馬車が進む先にある建物……教会を見つければ、
そちらの方へと馬車を進め、教会の前に停めれば、宝貝にかかっていた術を解き、土作りのボロい馬車の玩具にすれば
背嚢に収め、教会の扉を叩いてみせていく)
「すまん、突然の雨にやられて難儀をしている。
少しの間でよろしいのだが、雨を避けさせてはもらえないだろうか」
(扉の前に立ち、大きな声で中にいるであろう者に対して、屋内に入れてもらえるように頼む声を発していくか)
■しずく > 「えひぃ…!!」
(ひとり言を呟き、妄想にふけっていたところに大きな声が聞こえる。
誰か来たのだろうと思い、そのまま扉を開けては中に入れる。)
「あ、あらぁ…ど、どうも…。」
(ドアを開けて現れたシスター。
ぱっと見はシスターそのものだったが、それと対してはけしからんと言わんばかりの胸と尻をしており、魅了しているようだ。
更にはにやけた顔に目の下にクマのある少女、かなりカオスな姿であった。)
■フォン > (雨宿りをさせてくれ…と言った割にはまったく服が濡れていない男が扉の前で待っていれば、
一人の女性が中から姿を現すが、その身体から発せられるのは色濃い淫気である事を悟れば、
超常の者である事は男も内心で悟っていく)
「いや、つい先ほどまでは晴れ渡っていたのに、この急な雨だ。
さすがに野外で晴れるのを待つのもつらそうなんで、少しの間、ここに居させてもらえたらありがたいのだが」
(超常の者という括りでは男自身もその範疇内であるので女性の素性に深く突っ込む事はせず、
とりあえずは建物の中へと入れてもらえるように頼み込む姿勢を見せてみせた)
■しずく > 「ああ、はい…。」
(そのまま、男を中に招き入れる。
中はしっかりとした教会のような内装だった。
しかし、あくまで魔術。ここにあるのは全部でたらめであり、それに近いと言うものばかりだった。)
「きゅ、急な雨で大変でしたね…。あ、わ、私…ブランケット取ってきますね…。」
(奥の部屋にある物置から取りに行こうとそちらへ歩いて行った。
男に背中を見せるしずく、その動作はあからさまであり、大きく柔らかそうな尻を左右に揺らしながら歩いていた。
誘うような動きをし、奥の部屋へと消えていった。)
■フォン > (こちらの事情を説明し、建物の中へと入れてもらい、毛布を持ってくると告げ、男心を刺激するような仕種で
奥の部屋へと消えていく女性を見送っていく男)
「う~む……妖仙に近いような気配は感じるな…でも邪仙と呼ぶほどの悪さも感じない…。
ならば武力行使というような事をする必要もないな……こっちの国で出会った面白そうな存在だ、友誼を深めても損はあるまい」
(一人になった男はここに居た女性に対する感想を漏らしていけば、拳にモノを言わせるといった危険思想はかき消し、
会話なり、何なり色々交流をしていこうと考えながら、背嚢の中を覗き込み、食料や男が扱う宝飾品などのチェックをしていくか)
■しずく > 「…お待たせしました~…。」
(しばらくしてから戻ってくるシスターしずく。
手に持ったブランケットをフォンに渡そうとした。
近寄れば、かなりの圧迫感。
大きな胸が距離を取っているはずなのにかなり近いように思える。)
「ご、ごゆっくりしてくださいね…?何かありましたら…その…よ、呼んでくださいね?」
(ニコっと笑う少女。
目のクマや体などを抜けば、ただの可愛らしい少女なのだ。)
■フォン > (奥の部屋から戻ってきた女性から毛布を受け取っていくが、男の腕に修道女服越しに
ポヨンッと柔らかな大きな塊が当たってくるのを感じていけば、毛布を右手で受け取りつつ、
左手で女性の腕を掴まえようと腕を伸ばしていく男)
「俺は多少は色んな気配を察する事を得意としててな、おそらく呼び出したいのはそちらの方だと思うんだが?
あ……そう言えば世話になるのに名乗りを上げてなかったの失礼に当たるな。
自分はフォン……旅の細工職人を今は名乗っているが、仙人という…遠方の国で魔術師のような代物の修行を収めた者でな、
貴方から発せられる気を感じ取って、何か要望があると踏んで問い掛け返したんだが、的外れだったか?」
(男は真っ直ぐ女性の目を見据えるように見つめながら、己の事を話し、女性から何かを感じ取ったと話して
何かあるのであれば話して欲しいと真摯に向き合っていくか)
■しずく > (掴まれるとドキッと驚く。
このまま、誘われるのではないかと思い、期待して頬を赤めるも、相手からの真面目な話にきょとんとにやけ顔のまま向けた。)
「…あ、えっと…そ、そういわれると…ちょっと、違いますね…。」
(そう言うと、指パッチンをすると、教会と雨が一瞬にして晴れてなくなり、元の天候の場所に戻った。)
「私はただ…ここに来た男性に犯されるのを目的にしましたが…ここまで真面目だと…ちょっと食い違いでした…。
あ、私はしずくと申します…以後、お見知りおきを…。」
(軽く挨拶を終えると、背中から大きな蝙蝠の羽を生やし右、遠く消えていった。)
ご案内:「雨降る教会」からしずくさんが去りました。
■フォン > (女性の腕を捉え、何事か抱えているのではないかと問いかけてみせていけば笑みを男に返していき、
建物があった場所が何も無くなり、空も元の通り晴れ渡った空が見えれば、
女性が欲していたものを率直に言われ、背から羽を生やし、空に飛び立っていく女性を見送る)
「ふぅ~~ん? そのような生き方をする者もこの国には居るのかぁ~~。
しずく殿か……おそらくなかなか出会えないだろうが、もし会えたなら我が房中術を駆使して楽しんでいただこうかね?
親切に接してくれた事は事実な訳だしな……」
(女性が飛び去った空の方を見上げながら一言漏らしていけば、背嚢に収めた土作りの馬車の玩具を取り出し、
術を掛け、立派な馬車へと変貌させれば、男は馬車を操り、面白き出会いがあった場を立ち去っていった)
ご案内:「雨降る教会」からフォンさんが去りました。
ご案内:「街道」にジェイクさんが現れました。
■ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を凝らすための手段に他ならなかった。
「――――よし。次の奴、こっちに来い。」
でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
その事を理解している兵士達も、御国の為ではなく、利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑であった。
ご案内:「街道」にリアラさんが現れました。
■リアラ > 検問列の中に、己の順番を待つ一人の少女の姿。
そわそわと身動ぐその顔は何処か不安げで、目の合った憲兵へと声を掛けている。
「――――あ、あの、憲兵さん。何か、事件でもあったんですか……?」
さらりと艶めく金色の長髪が風に靡く。紫の瞳が兵士を上目遣いに覗き込む。
ツンと尖った耳を見れば、その少女がエルフである事に気付く事が出来るだろう。
「この先の森を住処にしている者なんですけれど、すぐに通れますか……?」
露出の多い衣装に身を包む少女の片手には、癒術師特有の白杖が握られている。
依頼を受けた帰りであると自称する少女を前に、兵士はどう反応するのだろうか――
■ジェイク > 商人からの賄賂で懐を温めた後、次いで検問に足を踏み入れたのは金髪の少女。
こちらの顔を覗き込む女の露出度の高い衣装から零れ落ちそうな程の、
豊満な肢体の膨らみを見下ろせば、思わず、生唾を呑み込み、嚥下の音が鳴る。
「あぁ、この界隈を荒している山賊の仲間の捕縛だが……」
煽情的な衣装から曝け出された健康的な肉体美に奪われていた視線を、
漸く彼女の貌へと向けると、その尖ったエルフ特有の耳に気付く。
其処で一計を案じれば、口端を持ち上げて、
「賊の仲間が亜人だとタレコミがあってな。
少し、身体検査をさせてもらうぞ。そっちの天幕に入れ」
周囲の他の兵士に目配らせをしつつ、傍らの天幕へと女を誘うと、
入口を開きながら、彼女に中に入るようにと誘導する。
■リアラ > 「ぞ、賊、ですか……? そうなんですね。あの、お疲れ様です……」
少女は男の視線に特に気付く様も無いまま、労いの言葉と共に小さく会釈をする。
天幕、と促されればそちらを見やり、軽く小首をかしげながらも男の誘導に沿いながら
「憲兵さんは大変ですね……はい、わかりました。ご協力致します」
目前の男、それから他の兵士へと視線を向け、そちらへも小さく頭を下げながらその中へと入っていく。
少女の対応はとても素直だ。もともと"憲兵"という存在に頻繁に世話になっているせいか、
兵士たちへと向ける視線には労りや感謝の念が込められ、その顔は笑顔を浮かべていた。
■ジェイク > 然程に広くはない天幕の中は片隅に荷物が雑多に詰まれて中央には茣蓙が敷かれている。
そして、鼻が利くものであれば、男女の汗や蜜、精などの
体液の匂いの残滓が嗅ぎ取れる事だろう。
それは即ち、彼女以前にもこの場所に連れ込まれた被害者がいる事の証左で。
「汚い所で悪いな。先ずは荷物を調べさせて貰うぞ。
杖の他にも持ち物があったら、全て出してくれ」
その匂いの事などおくびにも出さず、彼女が癒術師である事を示す白杖を、
借り受ける形で奪い取れば、一応は検問の体裁を整えて異常がないかを確認する。
尤も、彼女から武器類を取り上げるのが目的である為に、飽く迄、振りに過ぎず、
相手が他にも手荷物があるならば、それも同様に調べる振りをしながら、
彼女からやや遠ざける形で天幕の床へと並べて置いて行く。
■リアラ > 「い、いえ!そんな、とんでもない……お気になさらないで下さいっ」
『悪いな』という男の言葉に、慌てた様子で首を振って返す少女。
手に持っていた杖を直接男へ手渡そうとしながら、変わらず笑顔を向けている。
その場に残り満ちる体臭に気付かぬ少女ではないものの、
多忙な兵士達の勤労の汗だろう、等と好意的な解釈をし、疑う事をしない。
故に、男に対しても何の気兼ねもなく杖を手渡すのだ。信頼を以て。
「手持ちのものは、これと……あっ、お財布も……」
と、腰につけていた小さな麻袋を手渡す。少女の言葉通り、それは財布である様だ。
そうして手渡したものを天幕の床へと並べ置く兵士の所作は、感心した様子で見つめている。
「ふ、不審なものは無い……と、思うのですが……如何、ですか?憲兵さん……」
ほんのりと眉尻を下げた笑顔を浮かべながら、再び小首を傾げて男に対しお伺いを立てた。
■ジェイク > 勘の良い者や疑り深い者ならば、天幕の中に連れ込んだ時点で、
怪訝そうな反応をするものだが、眼の前の少女は疑う素振りすら見せない。
それどころか、笑顔を浮かべながら此方の指示に従う純真さに、
半ば呆れも抱いて、口端に皮肉めいた笑みを過らせた。
「あぁ、財布も中身のみ見せてもらうぞ。密書の類が仕込まれてる可能性があるんでな」
手渡された麻袋の紐を解けば、中身を覗き込んで確認する。
流石に先程、商人から賄賂を受け取った後であれば、ネコババする程の浅ましさは見せず、
他の荷物同様に紐を括り直して封をした後に床の上に並べて置いた。
「荷物の方は何もないようだな。次に衣服を調べさせて貰う。」
そう告げながら、女の周囲をゆっくりと廻り込むように歩けば、
背後から近付いて、両手を腰に触れさせて、衣服の上から脇から腹へと、
掌と指を押し付け、円を描くように撫で回していき。
■リアラ > 「なるほど……! 言われてみれば、確かにそういう可能性も……」
皮肉めいた笑みを過らせる男の思惑を知る由も無い少女は、
疑うどころか男の言葉に更に感心を深めた様子で深く相槌を返していた。
「……え? ぃ、衣服、ですか? ぁ、でも……そうですよね……」
その言葉を聴くと少女の頬が赤く染まり、些か俯いて視線が逸れる。
が、"最もだ"と納得の相槌を渋々返して、うっすらと瞼を閉じて取り調べを受けている。
腋下に手指が触れると、くすぐられて笑う様な笑顔を浮かべかけるが、
真面目な憲兵に対し申し訳ない、と、再び表情を戻し、正面の男に再び笑顔を向けるのだった。
■ジェイク > 「悪人は狡猾な手段を用いてくるからな。
そういや、名前も聞いてなかったな、エルフのお嬢さん。」
蛇の道は蛇。悪人のやり方には悪人が一番詳しくなる。
癒着や賄賂が横行した彼ら兵士と、山賊、盗賊は、今や紙一重の違いであり、
善人たる民は、いつでも彼ら悪人の餌食になる。眼の前の少女のように。
「それにしても、随分と変わった衣装だな。
術師服のようだが、サイズ違いと言うか、何と言うか……」
一見すれば施術士が身に着ける衣装に色彩や意匠は似ているが、
それよりも、娼婦や踊り子が身に着けるような煽情的な恰好。
彼女の種族特有のものなのか、と疑いながら、手の動きは止まらず。
片手は臍から股座にまで滑り、もう片方の手は胸の膨らみにまで指先を這わせる。
際どい部分にまで指を伸ばすも、飽く迄、身体検査の体を辛うじて保ち、
もどかしさを感じさせるようなタッチにて布地の上から柔肌を弄って。
■リアラ > 「んん、悪人ほど賢いものだと聴き及んだ事がありますけど……歯痒いですね……
……え?あっ、これは失礼を致しました!私の名前はリアラ。リアラ=ル=フランと申します」
男の問いかけに、矢張り慌てた様子で答えた後、短く名乗り、頭を下げる。
そうして下げた頭を再び上げれば――豊満な胸が、ゆさ、と大きく揺れた。
「え? か、変わっていますか……? 確かにヒトの装いとは違いが……
私が居た森のエルフは皆、この様な衣装を着て過ごして居るんです……、……っ!」
衣服に対する言葉に答える最中、鼠径部を滑る手の動きを感じると言葉が途切れて
小さく身体が跳ね、背後に立つ男の下腹部に柔らかな臀部が触れ、押し付けられる様な体制に、一瞬――
「――――ぁ、ご、ごめんなさいっ!」
と、少女はすぐに再び姿勢を正し、眉尻を顰めて男の表情を伺いながら、誤魔化すかの様に
「ぁ、え、えぇと……っ。け、憲兵さんは、お名前は何と仰るんですかっ?」
と、視線を泳がせながら問いかける。羞恥心からか、その顔は首筋程まで真っ赤になってしまっていた。
■ジェイク > 「確かに悪人ほど賢いな。尤も、賢いは賢いでも、ずる賢いだ」
名前を名乗る少女の一礼する仕草に合わせて豊満な乳房がたわわと揺れる。
森のエルフが皆、同じような衣服で過ごしていると聞けば、
感心したように相槌を打ちつつ、内心では、エロ種族めと蔑んでほくそ笑む。
このような場所で検問等を行なわずに、近々、彼女の住まう森とやらに
他の兵士達と共に巡検と偽りながら遠征するのも悪くない、と邪な思考を過らせ。
「森の中で肌を怪我しそうな気がしてな、……おっと」
鼠径部に指を伸ばした瞬間、彼女の身体が跳ねて尻肉が押し付けられる。
股間に触れる感触に期待が沸き起こり、羞恥に貌を染める少女から触れていた両手を離すと、
彼女の前で深々と頭を下げて、
「いや、変な場所に触れた俺が悪かった。俺か?俺の名前はジェイクだ。
――――なぁ、リアラ。頼みがあるんだが、衣服の上からでは判断が付かない上に、
今みたいな感じだと時間も掛かる。衣服を脱いでくれないか?」
■リアラ > 「え……?ぁ、あははっ。大丈夫です、慣れていますからっ。
…………やっぱり、憲兵さんにはお優しい方が多いですね。
街でも良く、憲兵さんのお世話になる事があるんですけど……
そんな風に、見ず知らずの私を気遣って下さる方ばかりで……ふふっ」
『怪我しそうな気がして』という男の言葉を聴くと、嬉しそうに目を細めてにっこりと微笑み返す。
人間に対して好意的な少女ではあるが、それ以前に、とても単純な性根をしているのだ。が――
「――――…………えっ!?ふ、ふ、服を、です、か……?」
予想外な男の申し出に思わず大きな声を上げてしまう。
一度自分の身体を見下ろした後、再び視線を男へと戻し、じっと見つめる。
目前に立ち、深々と頭を下げるその姿勢を見つめ、見つめて、小さく息を吐き――
「わ、わかり、ました……っ。必要なこと、なんですよね?
だ、大丈夫です、わかってます、わかってますからっ。
申し出難いことを言わせてしまってごめんなさい。頭、上げて下さい……ね?」
と、頭を下げる男の顔に顔を寄せながら答え、そのまま耳元に口を寄せると
「……ぁ、あの……恥ずかしいので、少しだけ後を向いていて戴けますか……?」
そう囁くと、男から一歩距離を離す。もし男が背を向けたなら、
少女は安心して己も男に背を向けて、衣服を脱ぎ、後ろ手に手渡そうとする事だろう――
■ジェイク > 「……優しい? そんな事を言われたのは初めてだな。
どいつもこいつも強面ばかりで厳ついなんてのは言われ慣れてるが」
勿論、彼女の身を案じた訳ではなく、裏側に秘めた本音を隠すために、取って付けた言葉に過ぎない。
その言葉を捉えて優しいと評する彼女の人の好さに呆れを通り越して気味悪さすら感じる。
尤も、だからと言って、毒気が抜かれる筈もなく、彼女が他人を疑わないのであれば、
自分に好機となる、その性格を最大限に活用しようと悪人らしいずる賢さに頭を働かせ。
「あぁ、恥ずかしい思いをさせてしまって本当に申し訳なく思う。
だが、森の民も含めて、この国の皆の為に此処で手を抜く事は赦されないからな」
頭を下げた儘、ぺらぺらと舌三寸で微塵にも思っていない事を並べ立てる。
自分でも驚く程の胡散臭さではあるものの、それでも、彼女は信じたらしい。
耳元で囁かれる声に込み上げる嗤いを堪えると目を閉ざして儘、顔を上げて背中を向ける。
狭い天幕の中、はっきりと聞こえる衣擦れの音に耳を立てながら、
差し出される彼女の温もりが残る衣服を手に取り、それを調べると床に落として。
「あぁ、良かった。これも大丈夫だ。漸く最後だ、リアラ。
これも言い難い事なんだが、……その、女性の、だな。
女陰に密書を仕込んでいた例があるんだが、……」
紳士的な態度を振る舞い、彼女に背中を向けた儘、口にするのはそんな事例。
だから、如何しろ、と己の口からは言わずに、彼女の自発的な行動を唆して。
■リアラ > 「ふ、ふふっ……確かに、お顔は強面な方が多いやも、しれませんが……ぅふふっ」
男の返答を聴くと、可笑しそうに笑みを零す少女。
"ずる賢さ"には気付く由も無く、ひたすら好意的な解釈で以て
己に気を遣って冗談を口にしてくれたのだろう、等と思いつつ
背を向けたその姿を確認すると、シュルリ、シュルリと、手早く衣服を脱いで渡し――
「――――…………は、はいっ!? ぁ、え……っ?
ぁ、あの、あの……そ、その言葉は、つまり、えぇと……
か、か……確認、させろ、と……?」
男へ背を向けたまま動揺した様子を見せる少女は、男が振り返ろうと、気付くことは無いだろう。
一糸纏わぬ背中、腰、尻のライン、背後からでも確認出来る乳房の膨らみは、男の興奮を呼ぶものになるか。
「そ、それって、その……さ、触って、確認出来るもの、ですか……?
で、出来れば……出来れば、あの……見られる、のは……恥ずかしくて……」
些か震えた声でそう伝える。つまる所、背後から手探って貰えまいかとの伺いだ。
異性に秘所を見せる羞恥を思った少女にとっては、出来る限界の前向きな提案だった。
■ジェイク > 突拍子もない己の申し出に流石に背後の女も動揺している様子が見て取れる。
何しろ、初対面の異性に対して秘処を晒せと言っているのだから、
幾ら、図抜けたお人好しでも疑惑を抱かぬ方が無理だというものだ。
「済まないが、確認するのが俺達の仕事だからな。
無理か、無理ならば、……ん?」
ならば、方式を切り替える迄の話。
元々、此の場所で彼女を犯すために連れ込んだのだから、強面ながらにお優しい、と
彼女に評された仮面を引き剥がして本性を曝け出して犯すだけの事。
肩越しにこっそりと振り返り見る女の一糸纏わぬ背中に股間が期待に膨れて、
下半身はまどろこしい事をせずに早くその美尻に肉棒を突き立てろと急かしてくる。
だが、耳を疑うような提案が彼女の口から零れ落ちれば双眸を見開き、瞬きを繰り返す。
「あっ、……あぁ、そうだな。だったら、こうしよう。
顔を合わさなくても済むように、四つん這いになって尻を持ち上げ、軽く足を開いてくれるか?
俺もできるだけ見ないように手早く済ませるから、宜しく頼む」
彼女が振り返ったならば、表情を歪ませて嘲笑を浮かべる男の顔が見れた事だろう。
本人すら予想だにしなかった結果に、男は醜悪な嗤いを滲ませながら、
都合良く彼女の提案すらも捻じ曲げて、己の欲望を晴らす為の言葉を紡ぐ。
■リアラ > 「……ご、ごめんなさい。ジェイクさんもお仕事でしょうし、その、
検問も早く済ませないといけないのでしょう、けど……んん……
せ、せめて……そう、顔を合わせたりしない様、に……、……?」
男もまた動揺し、自分に対し罪悪感を得ている。そう思っている少女の口調は
とても申し訳無さそうな、腰の低い、"お願い"をする様なものだった。
が、男が提案した方法を聴くと流石に羞恥が強まるのか、両腕で自分の身体をきゅ、と抱く。
そうして暫くその姿勢のまま小さく身動ぎし、唸った後――
「……わ、わかり、ました。そうですね、手早く済ませられる様に……
ぁ、あのっ。本当に、手早く、その……済ませて下さい、ね……」
と。男の提案に相槌を返し、おずおずとだが自らその場に蹲り、膝立ちになる。
己の身体を抱いていた両腕を床につくと、自然と四つん這いの姿勢になる。
男の視界には、少女の白く柔らかな尻、背中、床へと流れる長髪、
股の間から見える、床へと垂れる豊満な二つの乳房に――毛の生えぬ@いったりと閉じた秘所。
控えめながら、少しずつ、震えながら尻を持ち上げれば、窄まりもまたはっきりと男の視界に映る事だろう――
■ジェイク > 腹の底から込み上げてくる笑いを懸命に堪える為に唇を噛み締める。
何処までも他人を疑う事を知らない少女が、好意的に己の言動を解釈して、
羞恥を煽る格好になる事を受け入れる様に、唇から堪え切れずにくぐもった息が漏れる。
尤も、その吐息すらも、人の好い彼女には、男の方が途惑いの結果、
言葉を選んで言い淀んでいるとでも理解されるのだろうか。
「ん、……あぁ、理解してくれて助かる。
何しろ、検問も順番が詰まっているからな。手早く済ませるように努力しよう」
身動ぎの音を聞き、振り返ると四つん這いになり、尻を持ち上げる全裸の女が視界に映る。
ズボンの内側で膨れ上がった逸物が窮屈さを訴え、布地を持ち上げる中で、
彼女の背後にて片膝をつき、腰を屈めると晒された臀部に両手を伸ばして、
直接触れる媚肉の感触を確かめるように軽く揉み扱きながら割れ目を押し開き。
「こんな時に言う台詞じゃないが、こんな綺麗な肌は見た事がないな。
……リアラ、女陰の方も見易いように拡げて貰っても構わないか?」
事が此処まで進めば、口にする要求も大胆に、何の遠慮も消え失せて、
更なる彼女を羞恥を煽るようにと言葉を紡ぐ。
■リアラ > 「ぁっ、ひぁ…………っ!?」
四つん這いの姿勢できゅっと瞼を閉じ羞恥を堪えていた最中、
背後で片膝をついた男の両手が、その柔らかな尻肉を掴み、揉む。
と、男の指が尻に食い込むのと同時。大きく腰を跳ねさせながら声が上がってしまう。
触れた指の刺激と驚きからか、秘所を押し開かれている事にまでは気付けていない様子だった。
「……へ、へ……っ!? そ、そんな、綺麗だ、なんて…………
――――…………は、はい。こ、こう……ですか…………?」
異性に身体を見られる事、褒められる事、共に殆ど経験の無い少女にとって
ジェイクの言葉は激しく羞恥を煽ると共に、喜びを得るものでもあった。
恥ずかしがりつつも、好意的な姿勢を崩さない少女は――
「ぅ、ん……ン……、んん……っ」
両手を床から離しゆっくりと己の股間へと指を伸ばすと、
両手の親指で、自らのぴったりと閉じた割れ目を開き、男へと見せつける様な姿勢をとる。
羞恥によって興奮したのか、少女の秘所はほんのりと水気を帯びており、
開くと共に、くちゅり、と、小さな水音が響いていた――
■ジェイク > 「できるだけ見ないようにと約束したから、ざっと見ただけだけど、
傷もなければシミもない白色の肌で綺麗だ。エルフって云うのは、皆こうなのか?」
素肌を見られる事で羞恥を感じているのは間違いない。
女の身体が緊張に強張るのを直に触れる事で感じ取りながら、
その媚肉を掴み、柔らかさや弾力を感じながら指先を沈み込ませ。
秘処を押し開いた上で、少女が開く膣を覗き込もうと上半身を傾けて。
「あぁ、そうだ。……触るぞ、リアラ」
既に水気を含んだ秘裂に指先を這わせると膣口に触れて、
其の侭、奥へは押し込まずに指先を左右に揺すると陰唇を掻き分ける。
膣の色合いや下生えの恥毛の色を確かめるべく身を乗り出して股座に顔を近付け、
零れ落ちる吐息が秘処へと吹き掛けられるのを彼女にも感じさせて。
「少し濡れているが、どうしてだ?
まぁ、でも、中を調べる為にもう少し濡らした方が良さそうだな」
戯言を嘯く舌の根が乾かぬ内に、赤い舌を差し伸ばすと秘裂を舐め上げ、
己の為に剥き出しにされて差し出された秘処を味わうように唇を押し付ける。
淫猥な水音を響かせながら膣孔を舌で穿り、唇で啜りあげ、
同時に指先は谷筋を往復すると包皮に包れた陰核を探り当てて指の腹で転がして。
■リアラ > 「……ぇ、えっ?ぁ、いえ、その……ど、どう、でしょう……
私の種族は、肌の色も体型も、様々で……う、うぅ……あまり、言葉にしないで下さい……」
見られている事を意識すると、羞恥心で身体が震え、体温が上がる。
吐息も熱を帯びて、瞳にはうっすらと涙が溜まってしまう。
「ひ、ゃ、ぁン……っ!? じ、ジェイク、さ……っ、
ぁ、あまり、ぉ、お尻、を……っ、そんな風に、しな、いで……っ」
男の指に力が篭もり、白い尻肉が男の思う侭に歪む度、吐息混じりの声が漏れて、無意識に腰が動いてしまう。
男の姿を見ないようにと瞼を閉じ、視覚を断っているせいなのか
触れられる感覚がより敏感になっている様だった。
「は、ぁ……、ぁ……っ、ぁ、ぁっ、ぁ……っ
……っ!? じ、ジェイクさん、何を……っ!?」
男の顔が秘所へと近寄り、その吐息が開かれた粘膜に吹きかけられると、
その度短い声を上げ、敏感に反応を返してしまう少女。
男の舌が伸び、ぬるりと秘裂を舐め上げると、少女の腰がビクン!と高く跳ねる。
と、同時にその唇がヒクヒクと開閉を繰り返し、トロリと熱い愛液が一筋、太腿を伝った。
「ジェイク、さん……もう、大丈夫、ですよ、ね……っ?
き、危険なもの、なんて……何も、入ってません、から……っ」
男へと背を向けたまま、艶めいた声でそう告げる少女の顔は、
男から与えられる快楽によって小さく蕩けてしまっている――
■ジェイク > 「へぇ、そうなんだな。肌の色も、その身体付き、そして、貌も。
俺は全部、好みだな。」
エルフという種族らしく見目も良く、身体付きも文句の付けようがない女。
その彼女を都合良く玩べる事に否応なしに興奮が高まり、肌が仄かに上気する様を見詰めながら、
攻め手を弛める事をせずに、尻肉の感触を両手で愉しみ、淫靡に歪ませる。
「そんな風にするなと言われても、身体検査の為だから、我慢して欲しい。
それにこれも、必要な事だからね。暫くの辛抱だ、リアラ」
捏ねた尻肉を左右に押し広げ、今度は顔面を埋める程に近付けて秘処を舐め上げる。
舌の蠢きに合わせて彼女の内側から蜜が湧き起これば、水音を響かせて啜り、
咥内に拡がる甘露を味わい、咽喉を潤す。
同時に己も咥内に湧いた唾液を舌先で掬い上げると秘裂に塗り付け、
彼女の手で広げられているといっても、先程迄、閉じていた秘処を解していき。
「んっ、はぁ……、んんっ、あぁ、そうだな。
それじゃ、そろそろ、ちゃんと指を入れて中を調べるとしようか」
艶めいた声で告げられる彼女の言葉に膣から顔を離せば、
右手の人差し指で膣口を擦った後、胎内へと指を沈み込ませる。
膣の中に呑み込ませた指は、先端を曲げて、膣壁を引っ掻き、膣肉を擦り。
恥骨の下、膣前壁に至れば、敏感な領域を探り当てて刺激しようと試みて――――。
■リアラ > 「こ、この、み……っ!?ぁ、ぅ……うぅぅ……っっ
ぅ、んぁ……っ、そう、ですよ、ね……検査の為、です、か、ら……っ」
職務である為に、仕方なく――
男がそういった言葉を用いれば、それはまるで魔法の様な効果を生む。
純粋な少女にとっては、最早軽い洗脳に近しい程の効果を持つだろう。
男から与えられる刺激に全身をくねらせ、時に跳ねさせ、敏感に"感じて"しまいながらも
少女は男の言葉に従い、羞恥に塗れたその姿勢のまま身体を預け続けている。
「ふ、ぁ、ぁ、あっっ、そ、こ、だめ……だめ、だめっっ、
ぁ、あっ、あっ、あっ! ふ、ぁ、あっ、ゃ、ぁっ、ぁン……ッッッ」
まるで男へと捧げるかの様に高く上げられたその秘所を、男の舌が、
そして遂には指までもが侵入し、侵し、犯し始める。
未だ男の思惑に気付かぬままの少女は、敏感な箇所を探り当てられ、
擦り上げ、指で以てほじくられ、性感を強く呼び覚まされていってしまう。
――天幕から、少女の甘ったるい嬌声が響いている。その声は次第に大きくなり、乱れていったという。
男がその欲望を満たし切るまで、少女の身体は男の思う侭に陵辱され続ける事となる――
ご案内:「街道」からリアラさんが去りました。
ご案内:「街道」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にマコさんが現れました。
■マコ > 今日請け負った仕事を終わらせて、マコは宿へと戻る途中であった。
背中に背負った槍にひっかけるようにして、いろいろな荷物を入れている革袋を下げて。
その手に大事に持たれているのは、もちろん今日の報酬である。
やはり、この時期だからか討伐の仕事が多い。
暴れている旅団に紛れて、野盗や盗賊団の仕事が随分と多くなっている。
それに紛れて、ミレー族の襲撃もちらっとだけ。
「へへっ…いいお仕事だったなぁ。
簡単だったし、御弁当も出たし。」
食事を保証されて、泊まり込みで拠点の見張りをしているだけで6000ゴルド。
1週間という期間のみであったが、随分と割のいい仕事だと、マコはご満悦であった。
こういう仕事ばっかりならいいのになぁ、なんて独り言ちながら。
「せっかくだし、宿に帰る前に何か食べていこうかなぁ。
お酒もちょっとご無沙汰だったし…今日は騒がしいところでにぎやかに食べたいなぁ。」
この時間ならば、酒場がちょうど書き入れ時になっている時間のはずだ。
繁華街で呼び込みを行っているであろう場所に、マコは向かっていた。
■マコ > さて、そうなるとまず決めなければ何を食べようか、ということだ。
いや、何を食べようかというのも何かが違う気がする。
要は、今自分の身体が何を要求しているのか、である。
報酬の金額を考えれば、多少のぜいたくはできる。
ならば、お金がない時に考える何を食べようかではなく、今自分の身体は、何をもっとも要求しているのか。
マコは、頭の中で何かを食べている自分をイメージする。
いつものように鶏肉を頭の中で食べて、そしてお酒で流し込む。
「………違うなぁ、ピンとこない…。」
では、次は豚肉を焙った塊をかぶりついて、お酒で流し込んでみた。
「……これも違う。そういう気分じゃないみたいだ…。」
では、最後に普段は贅沢だということで、ほとんど食べない牛肉。
ステーキをナイフで切り分けで、フォークでつついてみた。
「……魅かれる…っ、魅かれるけど……これじゃないっ……。」
どうやら、今は自分は肉を要求しているわけではなさそうだ。
そのあたりの匂いを出している店をスルーして、マコは腕を組んでもう少し考えた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にムラサキさんが現れました。
■ムラサキ > (夜が更け、大人の時間と変じた平民地区。辺りの明るさとは対照的にやんややんやと騒がしさを増しつつある平民地区の大通り。道行く人間に声をかける売り子達は肌を出した扇情的な衣装を身に纏う者もいればきっちりと店の制服を纏った者もいてそれぞれの店の傾向というものをなんとなしに表しているように感じられて。
さて。そんな大通りにカラン、コロンという独特な下駄の音を響かせて道を往くは一匹の鬼。異国情緒溢れる扇情的な着物を身にまとい、人目を引く鬼の双角を伸ばす鬼の童女。今日はどこで飲もうか、なんて客引きをする店を検分していればあーでもない、こうでもない、とうんうん腕組みをしながら悩んでいる一人の女性を見つけて。なんとなしに興味を覚えてそちらの方にからん、ころんと音を立てながら近づいていって)
なぁに悩んでるの?今晩の食事?悩んでる暇あったら適当なお店入って、ご飯食べて、その後考えればいいのよ。
合わなかったら二軒目行って飲み直せばいいだけの話だわ。
(なんて、うんうん悩む女性にまるで付き合いの長い友人に話しかけるようテンションで接触し、抵抗されなければ肩まで軽く汲みに行く程の気安さで絡みに行って。)
■マコ > 「……ふぇ?」
喧噪の中でも、下駄の音はよく響いた。
その音だけだったら、マコでもそこまで気にするようなことはなかったかもしれない。
しかし、その下駄の音の主がこちらに声をかけてきたならば、話は別である。
どの店にしようか、店の前に立ち割と客に邪魔な位置で考えていたマコ。
下駄の音が近づいて、そしてその主が近寄って。
肩を組まれても、マコは全く抵抗らしい抵抗を見せなかった。
スキンシップは嫌いじゃない性格の表れである。
「いや、まあそうなんだけどね。お腹の限界も考えると、妥協したくないんだよね。」
だからこうして悩んでいるわけだが。
相手のテンションもそこまで気にしてなく、こちらもまるで友人であるかのように肩をすくめた。
だが、相手の言うことも一理である。
気に入らなければさっさと出て、はしごすればいいというのはわかる。
確かにそれもいいかもなぁ、とあっさり靡きかけているマコであった。
■ムラサキ > その時はまた明日新しいお店開拓すればいいのよ。あなた、冒険者でしょう?ならお店選びもまた冒険よ。
(そんな適当のたまう童女はかなりてきとうで自由な人種である。細かい事を気にしないというかあまり物事を深く考えないというか。だからこそだろうか。ハズレしか引けなかったならまた今度違う店探しに行けばいいでしょう?なんて、まるで当然のことのように告げて。ある意味その余裕は長命種であるからこその余裕かもしれないけれど。)
まぁ、折角だし?一緒にどうかしら。そこのお店で一杯どーお?
(なんて、なにも考えずに一つのお店を指差して。それを選んだ理由は特になく、ただ目に入ったというだけである。それがどういうお店なのか、中の雰囲気がどんなものなのか全く知らないけれど、酒場っぽいし酒くらいあるでしょ。ねぇねぇ、どーお?と変わらぬ気安さで彼女をバニーガールの格好をした売り子が立つ店に誘って見せて。売り子の特徴から察するに、きっちりかっちりしたような店ではなく、多少のオイタは許されるような少し寛容な店のように見られるだろう。
彼女が他の店を希望するならばそれもまた良し。特にそれにこだわる理由もないし、それについていこうとするだろう。)
■マコ > かなり適当な言い草ではあるが、実はマコもそこまでかっちりとした性格はしていない。
今回は稼ぎもあるし、少しばかりこだわりたい。
そんな考えで、こうして店の前で悩んでいるだけだ。
そして何より、マコは食事に対して一番気にすること。
それは、誰かと一緒に食べること、である。
「なるほど、そういう考えはいいね、新地開拓…。」
美味しいお店はここに点在している。
それこそ、雰囲気は怪しいのに絶品のサラダを出すお店もあれば、ちょっと珍しいものも。
そんなことも経験しているのもあってか、マコはその誘いに乗ることにした。
お酒、もちろん大好きである。割といける口だと自負しているがために。
指さされている店、その店の前にいるのは呼子だろうか。
ちょっと露出度が高い木がするけど、そこはそれ。
そんなに気にするようなことでもないし、マコはその服装を見て、ちょっといいかも、とか思ってしまっていた。
お酒もいいものを置いてそうだし、あとは値段と相談か。
「あー、それもしかして、ボクをナンパしてる?
いいよ、一緒に飲もっか?」
■ムラサキ > (鬼の童女も誰かと一緒に飲むのは好きな方である。一人で静かに飲むのも嫌いじゃないけれどそれは何か風情のある場所があってこそ。店で飲むならばやはり気の合う誰かと一緒に飲みたいものである。そこでちょうど目に入ったのがうんうんと悩む彼女。気の合うかどうかはちゃんと話してみないとわからないけれど・・・この最初の接触から察するに多分大丈夫でしょう。)
でしょう?噂とかを気にしていくのも悪くないけど、こういう博打も面白いものよ。
(合うか合わないか。値段相応か。それは実際入ってみないとわからない博打打ちのようなもの。まぁ、あんまりにも法外なもの要求されたらはっ倒して出ていくつもりだけど、そういうのには早々当たらないだろう。)
なんぱ?ふふ、あははっ 同性からそんな事言われたの初めてだわ。別にいいわ、それでも。あなたに求めるのは色恋じゃなくて呑み友達としての付き合いだけど。
――それとも、色恋の方をお望みかしら? なんて、ね。
(まぁ、なんぱならなんぱでそれで良い。別に何か減るものがあるわけでもなし。適当にだべって美味しく酒が飲めればそれで私は満足です。ほらほら、行くわよ なんて、彼女と肩を組みながら酒場の中に足を運んで。
中に入ればがやがやと賑やかな喧騒が響き、少々粗雑そうな冒険者のような客が目立つだろう。)
■マコ > 値段がどうとか、そういうのも何気に大事だ。
一応冒険者というのは肯定しておくとして、それならばあまりお金を持ち合わせることが少ない、というのもわかっていただこう。
こういうふうに、悩むこと自体が贅沢であるときのほうが多いのだから。
「確かに、話題にもなるしね。…っていうか、こんな店あったんだ?」
他の酒場とほとんど変わらないような風景。
冒険者のような顔立ちの男が並び、それを相手にしているのは、ミレー族か?
バニー姿の人間もいるようだが、そのままうさ耳をはやしているミレー族も、ちらほら。
お金がない冒険者、というよりもすこしばかりお金を持っている冒険者をターゲットにしている、というところか。
「あははっ、大丈夫、分かってるよ。ボクも今はそっちよりも、ご飯のほうがいいしね。
あ、ボクはマコ、よろしくね?」
ナンパ、というのは言葉の綾である。
もっとも、この娘はそっちの気があるのであながち間違いではないかもしれないが。
それに、今は色恋よりもご飯だ。
■ムラサキ > (彼女は驚いているようだけれど。この店は鬼の童女も初見である。彼女よりはリアクションが薄いのは横に驚いている者がいると対照的に冷静になるというアレである。
どうやら種族としてのバニーとコスプレとしてのバニーが混在しているらしい店。・・・噂として聞いたことがあるのだが、コスプレとしてのバニーガールは尻尾を尻に挿して使ってるとか聞いたことあるのだけれど、ここはどうなのだろう。ちらり、とバニーガールの尻に視線が行くのはそんな噂を聞いたからである。)
マコ、ね。愛い名だわ。
私はムラサキ。宜しく頼むわね。
(そんな自己紹介を通し、席につく。席に付きメニューを開けば)
あなた、何呑むの?
(何食べる、ではなく呑むと聞く辺り童女の酒好きが透けて見えるだろう。食事よりもまずは酒。その後食事。童女の優先順位はそんな有様であった。彼女が何を頼むのか聞けばほんほん、と聞きつつウエイターのバニーガールを呼んで注文を少々。適当に目についた美味しそうな酒をひとつ。それからやっぱり目についた美味しそうな料理を一つ、二つ。ウエイターに伝え、やがて料理と酒が運ばれてくれば)
とりあえず、乾杯でもしましょうか。
(なんて、盃を掲げて見せる。彼女が酒を頼んだならば盃をかちん、と響かせて。そうでないなら水の入ったグラスをかちん、と鳴り合わせ。この一期一会の出会いに乾杯を。)
■マコ > 「………どうしたの?店員さんのお尻なんか見て…。」
割と遠慮のないマコの言葉ではある。
そんな噂、マコにしてみたらまったくもって寝耳に水である。
勿論そんな噂を聞けば、確かめたくもなるかもしれない。
それに、初めて聞いたらきっと驚くだろう、ダイラスにはそういう格好をした人がたくさんいる事だし。
もし、全員がそれをしているとなれば…大変だろうな、などと言う感想が出てくるだろうが。
「んー……そうだなぁ。ボクはとりあえず麦酒と……あ!」
メニューを見ていて、そして自分が今何を求めているのかが分かった。
今日は魚、である。
香ばしく焼き上げられて、バターなんかでソテーされた濃厚なムニエル。
からっと揚がって、中はホクホクで淡白な味わいのフライ。
それに、少し酸味の利いたタルタルソースをつけて。
「うん、ボクはこれとこれ!…あと、これも!」
値段を見ても、そんなに高いと感じない。
むしろ、こういう店であるにもかかわらず割とリーズナブルな気さえした。
注文を終えて、マコは少しだけ上機嫌になりつつ。
「うん。じゃあ、今日の出会いに♪」
この国の主流派グラス、である。
盃を置いている店は少ないので、そちらで乾杯、と行こうか。
■ムラサキ > 前、バニーガールの尻尾って尻に直接挿してるって聞いたことあるんだけど、ここはどうなのかな、って・・・。
(衣服に直接ついてるタイプもあると聞く。ただ、そうじゃないタイプは、という話で。別に態々隠す理由も特に感じられなかったのでそのまま直接告げて。
そして、童女は食事には兎肉を選択。なんとなくバニーを見て今日はそれ、と決めたらしい。兎肉は前食べたことあるけれどさっぱりしていて美味しかったし、悪くないだろう。)
えぇ、今日の出会いに。
(なんて、くすりと小さな微笑みを浮かべてかちん、と彼女のグラスと乾杯を。 それの後は盃に口をつけてんくっ、と一口。)
はふぅ・・・。
(酒に濡れた唇からはふ、と吐かれるのはアルコールの匂いが染み付いた吐息。目を瞑り味わうように息を吐く姿は少々色気というものを感じさせるだろう。)
ん・・・良いわね、悪くないわ。
■マコ > 「………え、ほんとに?」
お尻に、あのふわふわを刺しているということは、つまりあれはそういうものだったのだろうか。
あれを刺したまま接客か、などとこっちもじっと見てしまう。
いや、ミレー族の子もいるわけだし、たぶん皆がそうだというわけじゃないのだろう。
ちょっと気になるけど、これを気にしていてはおそらくお酒を飲めなくなってしまいそうだ。
真意に関しては、今度確かめるとして。
「それ…もしかしてオコメのお酒、ってやつ?」
飲んだことはないし、そもそもそれをこの国で見ること自体がかなりレアである。
どこかの商店で扱っているのか、それともこの店独自の物なのか。
気になりはするけど、人を選ぶともう言う。
ボクはこっちでいいかな、と麦酒を一気に半分ほど煽った。
身なりは小さいものの、飲みっぷりは若干豪快に。
どんっ、とジョッキをたたきつけるように置いて、至福の一杯に酔いしれた。
「んーーーーっ、この一杯のために生きて……って、わぁお。」
だが、その横で色気を伴う至福のひと時を味わうムラサキに、ちょっとドキッとさせられたりも。