2020/05/10 のログ
ご案内:「教会」からキサラ・イザナミさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を凝らすための手段に他ならなかった。

「――――よし。次の奴、こっちに来い。」

でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
その事を理解している兵士達も、御国の為ではなく、利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑であった。

ご案内:「設定自由部屋」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にネメシスさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」にツァナさんが現れました。
ネメシス > 屋敷の扉が開かれ、大人数が入ってくる。

今日は聖バルバロ騎士団を含んだマグメール連合軍が異国の軍隊を見事打ち破っての帰還である。

ネメシスも疲れた顔を見せながら、屋敷の門をくぐる。

「ただいま帰ったわよ。」

ホールにて団員や使用人たちの手を借りながら、鎧を脱いでいくネメシス。
後で風呂に入るからと、身軽な格好に着替えてから、ツァナの部屋へと向かう。

団員が先に扉を開け、その後で重い体を動かし部屋に入る。
いつもより疲労が激しいのか、緩慢な動きとなる。

ツァナ > 「 おか、えり、…って。ぁー…… 」

(いつものように、寝台の上から、主を出迎えた少女が。
ぱちくりと瞬いてから、やにわに、寝台から滑り下りる。
緩めのバスローブを一枚、引っ掛けた姿で、彼女の所へと歩み寄っていき。
そのまま正面、手の届く位まで来た所で。じ、とその顔を見上げながら。)

「 つ、疲れてる…な、大丈夫、か……?手、か…貸す…? 」

(首を傾げて。少しくらい、心配げ。
彼女の事だから、大丈夫なのだろう、という信頼と。
手を貸して、支えるのも。それはそれで、自分自身の信頼が、足りない気がするのと。
そのせいか、此方から先に、手を出しはせず。一旦は問い掛けて。)

ネメシス > 「う~ん、大丈夫よ。
それより、一緒にお風呂に入らない?」

バスローブの隙間からツァナの裸が見えると、視線が泳ぐネメシス。
既に毎日のように抱いていても、見飽きると言ったことは無く。
寧ろ、反射的に体が反応してしまう。

持ち前の精力から、戦の疲れも少し消し飛んだのか。
笑みを浮かべては中空で止まった手を掴むと、部屋を後に。

長い廊下を二人で歩き、真っすぐ脱衣所へと。

纏っていた服の類をその場で脱ぎ去ると、白い肌に今日は血や埃が付着していた。

「先に入ってるからね。」

そういうと、返事を待たずに浴場へ。
温泉で掛かり湯をするが、湯には入らず洗い場でツァナが入ってくるのを待っている。

ツァナ > 「 ん。 うん。そ、そう…か。だったら、大丈夫な…んだろう、な。
わ、わかった。それじゃぁ…… 」

(そして、彼女の言葉に関して。嘘は言わないと思うので。
大丈夫なのだろう。そう踏んだ。
頷くと、繋がれた手を、こちらからも繋ぎ返して。屋敷の浴場へ向かう事となる。
脱衣所の中、目の前で彼女が、衣服を脱ぎ落としたのなら。
…ここ最近、すっかりご無沙汰で。懐かしさすら覚えてしまう、血と、戦の臭いに。少しだけ鼻を鳴らした後。

こちらもバスローブを脱ぎ。何となく一度、下腹の紋様を撫でてから。
後を追い掛け、浴場の中へ。
仄かに香る温泉質の湯気の中。一足先に、掛かり湯を終えたのだろう彼女の肌を眺めて…一安心。
どうやら、先程の血臭なども。返り血ばかり、彼女自身の傷ではないらしかったから。

裸にどきりとするだとかより。先ず、そういう感想が先立つくらいには。
やはり、戦に赴いた女性への心配を。忘れられずにいたようで。)

「 お、またせ。…ぁ…でも。も…う、洗ったの、かな。
……こ、こう…洗って、や…やっても。…良かったのに。 」

(そうやって安心したからだろうか。…つい、冗談のような事も。口を突いて。)

ネメシス > 「そりゃあ、大丈夫よ。
私、勝率高いの知ってるでしょう?」

と、得意げに言ってみるも今日は騎士団は主戦力ではあっても突破口ではなかった。
決め手となったのは各地から集まった強者達。

浴場では、掛かり湯で髪や身体を流しただけ。

冗談めかしたことを口にしているツァナに、にんまりと笑みを浮かべ。

「な~に言ってるの。
これからよ。 お湯を流しただけなんだから、全身隈なく洗ってよね。」

と、背中を向けるネメシス。
大きな戦の後であっても、その体には傷一つなく。

ツァナが安心したように、全て返り血であった。

ツァナ > 「 む。そ、そりゃ…ぁ。お前に、負けたく、くちだし…な。私。
…それに、えぇ、と。……他にも、たくさん。…居るって、聞いてる…し…? 」

(何だか、初戦敗退を、思い出したのだろうか。少し膨れっ面になるものの。
結果として今があるのだから。直ぐに機嫌は直った様子。
従って、噂の強者達に触れたのも。純粋に、駒の多さをあげただけであり。)

「 え、…ぇ、えぇ…?
そ、ぅ……そか、ぅ、ん。……わ…かった… 」

(まんまと引っ掛かった。
実際に、掛かり湯だけで、流してしまえる。その程度の汚れ方だったのだろう。
にやりと向けられた笑みに。しどろもどろ、声が揺れ。視線が逃げそうになるものの。
さっさと背中を見せられてしまうと。どうやら、決定事項であるらしい。
……彼女の背後で。そっと小さく零れる吐息と。石鹸を泡立てる音とが、少しの間続いた後。
ぴたりと背中へ触れる温もりは。石鹸の泡にまみれながら、背中に抱き付き、二人で密着していく感触で。)

「 …知ってるし、し、信頼とか、して…る、けど。それでも。
…や……やっぱり。直接見る、と…もっと。…… 」

(安心する。と。小さな声。)

ネメシス > 「そりゃあね。私、神に選ばれてるから。

そうそう、今日は凄かったのよ!
冒険者だの師団の所属の強者だのがいっぱい来てたんだけど、
誰も彼もが一騎当千って言うの?
それくらいの強さなのよね。
まあ、うちも親衛隊とか居るんだけど。
あんな戦力がそこら中に居るのならこの国はまだまだ沈まないんじゃない?」

脹れっ面のツァナに、ふふんと勝ち誇った顔を見せる。
関係を持っている相手に対してもその辺は遠慮がない。

そして、今日の強者の話となれば興奮気味に語る。
だが、それはネメシスによる掌握が遠い先となることも物語っており、心の奥底では少し複雑でもあった。

「安心した?
私も貴女が安心してくれて良かったわ。」

背中にツァナの身体が触れると、髪から良い香りが漂うか。
先に入ってから、頭だけは先に洗っておいたネメシス。

お腹の凹んだ、スリムな体が背中に触れてくると、
ネメシスの剛直は汗ばみながらも自然と隆起し始める。

「頭は洗ったから、全身を隈なくね。」

お互いに無事での再会を喜びながら、口は落ち着きなく動かして。

「そうそう、私、後日侯爵叙任が決まったから。
これからは殿下って呼んでくれる?」

ツァナ > 「 そ…だろな。…強い奴、い、いっぱい居るのは……し、ってる…よ。
け、けど、そ…の。……冒険者?とか?そ、そういうのって…お金次第とか、って。言うし… 」

(確かに彼女の言う通り。この国の戦力層は非常に分厚い。
それこそ、幾つもの国を、同時に敵に回して。疲弊しつつも、崩れない程に。
今回も、急襲過ぎて、余所に回っている師団の再編成やUターンが。間に合わなかったのであって。
真っ正直に戦ったら。この国が敗れたとは思えない。

…だからこそ、聖猫派と呼ばれた少女達も、ゲリラ的な攻撃や、暗殺に頼っていたわけで。
それでも、考えて口にするのは。れっきとした、軍隊の所属などでないのなら。
やり方によっては、味方に付けられないかな?という意見。)

「 ……お…まえは。……最初と比べると、な、何ていうか……
凄く。…優しくなった、な…ぁ…… 」

(どこか。しみじみとした声になった。
一番最初、遭遇した時は。お互い、理解し合えるとは思えない程、一方的な意見をぶつけ合ったのに。
今ではすっかり、互いに互いの事を、考えてしまうのだから。
いっそ、それこそが。カミサマがもたらした、一番の奇跡…そんな風にも思えてしまう。

安心した分、力を抜いて柔らかく。
擦り付けていく泡塗れの肌は。暫く彼女が居なかった為、細く引き締まった腹筋や。
反面、女らしさを増して、柔く震える乳房や。
つるりとした恥丘や太腿の感触を。逐一、彼女の身体に感じさせていく筈で。)

「 …ん。…ん、ー…… 」

(言われた通り万鞭なく。背中の側から、首から下全て。泡立てていく。
最終的に。真っ白な泡の中から、次第に伸び上がり、突き出されてしまう肉槍を。泡塗れの両手で、ゆっくりと擦りながら。
どこか、考え込むような声を、耳元へ。)

「 …なんか、…い、いやだ。
人前とか、…お前が、副団長とか、貴族とかの…立場、で。…た、たつ時は。そう呼んでも…良いけど。
……ふ…二人、きり、だったら。や…やっぱり。お前とか……ねめしすとか、呼び…たい… 」

ネメシス > 「ほんと、強いのよね。
まあ、お金もそうだけど利害があるかどうかじゃないかしら。
だから将来的には彼らみたいな腕利きを引っ張ってくるのもやりたいわね。」

ネメシスが口にしているのは、冒険者のこと以外も含めて。
お金だけでなくそれ以上の見返り、または協力しない事でのデメリットがあれば
引き込める可能性もゼロではない。

ただ、そんなに簡単ならば誰かがとっくに戦力をかき集めている。
実現しない理由がどこかにあるのだろう。

「社会性が付いてきただけじゃない?
今も私の一番の目標は私と神の力でこの世を統べることよ?
その為に色々とやり方を学んだだけ。

…あ! 貴方達に貰った力、早速役に立ってるわよ。
今日の戦闘もだけど、城塞都市の周辺でも使ったわ。
血の旅団? だかの子を一人こっちに引き込んだし。」

優しくなったと言われることにネメシスはどうしても違和感があった。
自分なりに変化が生じていることは自覚しているが、相変わらず自分が一番崇高だと思っているし、
目的も変わっていないから。
ただ、来る物は拒まずを続けた結果、短期間で巨大な勢力に育ちつつあるが。

柔らかい胸や下腹部が体に触れると、剛直から汁が滴る。
肉欲に疲れた頭が蕩けてくるも、先日貰った能力のことを思い出し。
反応性に長けた能力の使い勝手の良さを興奮気味に口にする。

「そう? それじゃあいつも通りで良いわよ。
貴女を公の場所に連れて行くことは今後も無いでしょうから。」

彼女は元聖猫と言うことや、一年の過半数を孕んだ格好で過ごさせていることから
ネメシスと同行している時以外、あまり外に出すことが無くて。
この辺は多少過保護になっている所もあるかもしれない。

ツァナ > 「そ、だな。傭兵とかだと…や、やっぱり、お金が。一番、利…だと思う、け、ど。
……それ以外は、き、きっと。…お前の、腕の見せ…どこ、ろ、だ。 」

(単純に、王国を盲信しているとか。正義の為とか、人々の為とか、に燃えているなどでなかったら。
彼女の交渉次第で、誰かを味方に付けられる可能性は、有るだろう。
簡単ではないだろうが。絶対に出来ない訳ではないと、頷くのは。
自分の、その中の一人だと。考えているから…だろうか。)

「 う、ん。…良い…意味で。それを、ニンゲンらしくなったって。い…言うんだと、思う。
周り全部が、て…敵って訳じゃない、なら。それ、必要なこ…事、だ。

ん…ん?ぅん?……そ、うか?…やっぱり、魔法として…だ、出せるんだ、な…この力。
ぁぁう、ん、その子、み、みた…かも。……ミレーの子が、増えて、た。 」

(…相変わらず。褒められ慣れていないようだと。彼女の背後で、少し笑う。
ただ、彼女自身が、話題を変えたがったと。感じたのだろう。
先日の、魔力の移動について触れられると。こくこくと頷いてみせる。
どれだけ発生し蓄積されても、出力方法の無かった、自身の魔力が。
そういう形で彼女の役に立つのなら。多分、それで良かったのだろうと。改めて。

また、新しく引き込んだ子というのは、きっちり確認しているらしい。
それは矢張り。同じミレー族だからに違いなく。)

「 そ、そりゃ…そぅだ。……私、で…出てったら。……お前達の、ひょ…う…評判、に響く、し。
…だから、うん。…お前は、やっぱり。わ…私には、お前、…だ…… 」

(変えないで良い。そう言われると、心なしか、嬉しげに。
確かに…決して、表沙汰には出来ない筈。彼女と出会うより前には。
同族を虐げる貴族や、物として扱う商人などを、幾人か。血祭りに上げている…
面は割れていない、かもしれないが…それでも。聖猫派の殺人鬼は、間違い無く。手配されている筈だから。

手配が回っていれば、安住出来る場所など、有った筈もなく。
親しくなった者達にも、迷惑は掛けたくなくて。
だから、ここに居て良いというのは。…このままで良いというのは。思った以上に、救われる一言だった。

きゅ、と。手の中に包んだ、剛直へ。少しだけ、籠める力を強くする。
滲み出す精汁を、より多く、搾り出して。同時に、彼女に気持ち良くなって貰おうと。)

ネメシス > 「お金だけで簡単になびくとも思えないのよね。
あれだけの腕利きなら少なくとも食べるのに困らないでしょう。」

腕の見せ所と言われ、納得するも困り顔。
まあ、時間はまだまだあるのだし。
今の所騎士団は順調に軌道に乗っている。

「まあ、力だけじゃどうしようもないしね。
今回の作戦も色んな人の協力を貰っているのよ。
軍資金だったり、物資や冒険者の手配だったりね。
ほんと、豊かな国だわ。

…魔法で前線の敵を薙ぎ払ったりできたわ。
でしょ? 凄く可愛い子なのよ。
もう何人か産んでもらっちゃったわ。」

表情を見ずとも、声色でどんな顔をしているか予想できる。
お互い、色々と内幕を知り尽くしてきたと言える間柄。

そして、新人のミレー族についてもさらりと口にする。
ネメシスがお手付きだらけなのは周知の事実であり、それを隠すようなこともしない。

「評判は今更だけどね。 うちは力で押さえつけているだけ。
まあ、貴女は私の傍に居なさい。
行きたいところがあるのなら大抵の場所なら連れて行ってあげる。」

どうやら、殿下として呼んでもらう日はまだまだ先になりそうである。
少し残念な気もするが、これまで付き従ってくれてきた彼女の気持ちを優先する。

侯爵となった後も恐らく、そうやることは変わらない。
傍目から見ればネメシスもまた、巨悪の一人なのだ。

「いいんだけど、そろそろ流してもらってもいい?
せっかくだし、貴女の中に出しておきたいわ。
貴女もそろそろお腹の中が寂しくなってきたんじゃない?」

後ろ手に、スリムなお腹を撫でる。
普段は大半が臨月張りに膨らんでいるお腹。
これほどまでに空っぽの日が続くのは珍しかった。

ツァナ > 「 う、ん。…お金以外…の、何かを。ほ…欲しがる事も、有りそうだ、…し。
…相手の目当てとか、もく…目標とか、願いとか?
……察せ…るようにな、なったら…良いんじゃ、ないか…な… 」

(相手の事を、察するというのも。人として大事な事だと思う。
対人関係や、他者との触れ合い方という物を、学びつつある彼女にとっては。これも、良い修行になる筈。
…ニンゲン以外の少女が言うのも、おかしな話ではあるのだけど。)

「 じ、実際……お金、は。勝てないも…のな。…昔からの、き、貴族とか…には。
それ以外とか…じ、人徳、とか。……難しいな…ぁ。

…そか、早速か。…まぁ、そ…その子が、平気なら。良いんじゃ、な…ないかな。
その子も、ち…力、貸してくれる…?私みたいに… 」

(流石に、勝手を知りすぎて。今更嫉妬だとかは抱かない。
集団内皆で、産んで育てて、という風習に生きてきた少女は、特に。
彼女が、幾人もの女達を、孕ませるのも。おかしくは感じないらしく。
とはいえ流石に。かなり、幼く見えた少女だった、ので。その点だけは心配げ。
勿論、その少女が平気で、肯定的に受け容れている、というのなら。止めるつもりはなく。
序でに同じミレーなら、きっと、魔力も秘めていそうだから。紋章からの借り入れも出来るのではと。考えてみる。)

「 それも、今回で…少しは、か…変わるかも、しれない…し、な…?
 ん…ん。この、前みたいな…の。考えて、み…よう、かな… 」

(ニンゲン、現金な物である。
彼女達が、戦でこの国を救ってくれた、というのなら。それで掌を返す者達は、少なからず出て来るだろう。
…勿論それは。また直ぐに翻されてしまう、得た信頼は何時失ってもおかしくない。という事でも有るのだけど。

ぐに、ぐにと肉槍へ力を入れながら。先日の船旅を思い出すと。
当然その中で、どれだけ抱かれたか。孕まされたか産まされたかも、思い出してしまい。
ほぅ…と耳元に零す吐息が。すっかり、熱っぽさを持ち。)

「 その言い方、だと、私が……
い、いや。そ…だな。そうなんだ、きっと。
……私、お…お前に。……お前を、待ってる間。…また、孕ませて欲しいって… 」

(肯定せざるを得ない、欲望。
一旦肉槍から離れた手が、ぎゅぅと、背中から彼女を抱き締めると。
酷く昂ぶった胸の高鳴りを。早いペースの鼓動として、その背筋に感じさせて。
そこから、は。時間を掛ける事なく。湯を汲み上げて、泡に塗れた二人の身体を、洗い流してしまおうと。)

ネメシス > 「まあ、難しいわよね。
一人一人何を考えているかなんてわからないもの。

…人徳ねえ、私にあると思う?
そう、早速何人か産んで貰ってるわ。
色んな子がいたほうが将来、強い軍団が出来上がるし。

力は…難しい所ね。
彼女には妾じゃなく、団員として働いて貰っているの。
私の護衛も務めてもらうから、あまり戦力の低下を招く様なことはしたくないわね。」

その割には容赦なく孕ませるネメシス。
相手が幼かろうが、おかまいなしである。

「変わらないわよ。 貴女、この国の貴族嫌いでしょう?
貴女みたいな考えの人は幾らでも居るし、国境で戦争して来ようが関係ない人には関係ないもの。

…いいわよ。 今度はどこに行きたい?
映画館でそのうち、今日の戦闘が上映されるからそれでもいいし、
他の珍しい場所を見てみるのもいいかも知れないわよ。」

今回の件で騎士団の評判が変わるとは思っていなかった。
ネメシスは相変わらず自由気ままに振舞うだろうし、元々協力的な勢力との関係が維持されるくらいだろうか。

肉剣を触りながら、ツァナが熱を帯びた声を出せば、
ネメシスも楽しそうに次の旅行のプランを練り始める。
どこへ向かったとしても、ツァナは直ぐに景色を楽しむ余裕もなくなるだろうが。

「でしょう? で、どこで始める?
ここでそのままでもいいし、部屋でもいいし。
そうだ、バルコニーから皆に見せつけながらやるのもいいわね。」

背中から感じる鼓動は、ツァナが欲情しきっている様を物語っていた。
ネメシスもまた、戦で昂ったことで、肉剣がいつもよりも大きくなっている。
そして、愛し合う場所を敢えてツァナに選ばせる。
最後に口にした場所は、ネメシスの個人的な好みが強く反映されていた。勿論、選ぶのはツァナであるが。

ツァナ > 「 で、でも…多分。大事だし、必要…だし。
ぉ…お前、が。その一人、一人を…導く、なら。尚更…だ。
だから、ぁ…有る、無い、は兎も角。増やすか、ど…どうか、かな…?

ぅん、…ふぅ、ん?そうか。た…確かに、盗賊で、働いて、て…それなら。
動きとか、良…良さそう、だし。…それで、良いのかも、な… 」

(こく、こく。一つ一つの話題に頷きながら。返す言葉を選ぶ。
それならそれで構わない、と言っている風に、感じてしまったのだろうか。
前半の台詞に対しては。ここで、少し。母性…というよりは、先輩風めいた言葉。
もっとも、言っている事は、単純で。無いよりは、有った方が良い、というような。物なのだけど。

後半、新しい少女に関しては。聞かされると納得した。そんな答え。
…どうやら相手が嫌がっている訳ではなさそうなので。それなら、反対する必要も無いのだろう。)

「 …ん…其処は、まぁ。…けど、ニンゲンは。…私達より、色々…種類が。居るよ、き、きっと。

…え…い…えいが、かん?えいがかん…なんだ、それ。…聞いた事、ない…な。 」

(悪いも、良いも。多分両方存在して。その割合がどう変わるのか…だと思うのだけど。
それこそ、既に協力している者達や、団に加わった女達なら、どうなのかとか。
あえて口に出しはせず。いつか、彼女が違いを意識するまで。置いておこうと。

それから。映画感という単語に、首を傾げてしまう。上映というのも。きっと、理解出来ないだろう。
矢張り、自分の知らない事を、彼女は色々知っているようだと。はたはた、頭の上で耳を揺らし。)

「 さ、最後のは…ど…ぅ…どうかと、お…思う。けど… 」

(湯を掛け、洗い流しつつ。ぐぬぬと思わず呻いてしまう。
そういえば先日、船内での時も。貫かれたまま運ばれて、船中で船員達に見せ付けさせられて…
どれだけ恥ずかしかったかと言いたいのに。腹の底が疼くかのような物を、感じてしまうのは、きっと。
性癖…というか、考え方にも。彼女の影響が、神意のように、刷り込まれつつあるせいだろうか。

だから。ほんの少し、溜息をついてしまいつつも。)

「 …ぉ…お前が、い…行きたい、なら。……が…頑張る、けど。
……せ…せめて、最初は、だ…誰も、来ない内が。…今の内が、良い… 」

(彼女の希望を受け容れながら。同時に、少女自身の要望も、口にする。
洗い流した肌身に、もう一度、背中から抱き付くと。首筋や耳元へ、唇を押し付けながら…
まずは。もう今ここで、始めてしまいたい、と。)

ご案内:「設定自由部屋」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」からツァナさんが去りました。