2019/04/10 のログ
タン・フィール > 誰も見ていないことを確認して、すいいいー…と器用な犬かきで、
少し向こう側まで行ってみよう。

湯けむりの中に、幼い影が消えていく…。

ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴温泉」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「大衆食堂 喜食館」にさんが現れました。
ご案内:「大衆食堂 喜食館」からさんが去りました。
ご案内:「大衆食堂 喜食館」にさんが現れました。
> 貧しい者から富める者まで、誰でも食を楽しめるレストラン 喜食館。
客足が落ち着いた時間を利用して、オーナー兼シェフの青年は新しい料理の試作試食に励んでいた。

シェンヤン産の、シェンヤン辛子とコショウ・山椒に、川魚やそれを用いた魚醤など、
普段とは一風変わった食材をつかった料理を作り上げ、いそいそと厨房から、食堂のカウンターに持ってくる。
ここなら味見をしながら、もし来客があれば対応ができるだろう。


「さてさて、ではどんなモンか一口………
…辛っ!!!    うーわ辛っ…えっ 辛…っ!?」

シェンヤンのある地方の郷土料理。
川魚と山菜を煮込んだ、真っ赤なスープ料理。

分量や調理のミスは考えられないので、これがシェンヤンの何処かでは普通に食されている料理の辛さなのだろうか。
味覚と文化の違いに驚きつつ、ふき出す額の汗を拭って、水を飲む。

「…こりゃ、このまんまじゃ、お客様にはお出しできねえな…。
何かしら工夫しないと。」

あと、この試作料理もなんとかやっつけねば、と目をクラクラさせる。

> 「く~~~っ…俺、辛いのそんな弱かったっけか…
タバスコを煮込んで飲んでるみたいだ」

牛乳かココナッツミルクなどで辛さを丸め込もうか。
しかしそれでは、川魚の繊細な旨みや魚醤の強いコク・風味まで封じ込めてしまうのでは…

などと、どう王都風にアレンジするかを考え、取り組むことで目の前の辛さから現実逃避。

しかし、まだまだ完食には程遠いペースで、おっかなびっくり鍋からスープと具をよそい、
スープを啜り、激辛の川魚や山菜を少しずつ食していく。

「お"おおおぉぉぉ…」

およそ試食とは思えない、悶絶の声。

> その後、なんとか一食分を平らげて、ひいひいと熱く辛い息をおさえつつ、鍋を片付けに厨房へと退散する
ご案内:「大衆食堂 喜食館」からさんが去りました。