2018/10/09 のログ
ヴィンセント > 「――ッ、はァ...はァ...。
ハハ、危ないところだったな…」

爆ぜる、まさにその直前。
根元を抑え締められれば行き場をなくした熱が暴れ周り、束の間の落ち着きを見せる。
その熱に僅かに息を詰め、収まりと同時に荒く喘ぐように呼吸を整える。

指から、欲棒から、目から耳からの刺激が理性を、本能を揺らし炙る衝動を感じながら、「どこにだしたいか」などと問われれば真先に思い浮かぶのは少女の中、熱く湿りうねる胎ご脳裏をよぎる。
――しかし。

「そうだな、まずはユール...お前さんの肌を汚したい。嫌なら嫌といえばいいが、いきなり中で果てるのは些か勿体ないと思えてな」

目先の本能よりも、この仄と紅を見せる白肌をより白い欲で染めてみたい、汚してみたいという欲が鎌首をもたげる。
タオルと、換えのシーツはあったか、などと頭の片隅で思い出しながら。仮に断られれば逆にどこに欲しいか聞いてみるかと考えつつ、欲と問を混ぜて返す。

ユール > 「 ………は い…? 」

(きょとん。思わず瞬き。こういう時、多くの男は、中…身体の中然り、口の中然り、そういう場所を。
侵入と征服の証として、女の内側を。求めてくる物だと、そう思っていたから。
とはいえ、理由を聞かされると。なんとなく、理解出来た気もする。
外側から、目に見える所から、染めたいと言われている。そんな気がしたから。
ゆるゆる。首を振って。思わず、長々と考え込みかけてしまっていた、頭の中の疑問符を追い払えば。)

「 かしこまり ました … それ、なら… 」

(もぞ。ごそ。彼の両脚の合間に、潜り込むように。膝を引き付け、シーツの上をずり下がる。
握ったままの男根が、丁度、臍の上辺りに来る程度の、位置変更。
根元の袋が、臍の周りにぶつかる辺りの高さで、頭を持ち上げ、下半身の側を、覗き込むように。
その侭、握り締めて、押さえつけていた肉の幹から、強すぎるのだろう力を抜けば…)

「 それ でしたら、 わたし …の からだ。 かお。
ヴィンセント さま が 染めて …下さい …っ … 」

(きゅん。と、指を咥え込んだ内部の肉が、竦み上がる感触を伝えながら。
解放させ、暴発させてしまおうと。再び、ピッチを上げて男根を扱く。
今度は止めずに最後まで、白濁の爆ぜるその時まで。)

ヴィンセント > 肯定とともに少女がずり寄る。
腰と腰、それぞれの肌が密着し根元は臍の上、勢いよく吐き出したなら恐らくは腹を、胸を、顔を。
汚し染めるのも容易かろう位置取り。

締め付ける指の戒めが解かれ、再度刺激を送り始める。
今度は先程と違い高めるのではなく、その先へ向かうための動き。
先端から滲み出た汁で指と竿を汚しながら音を立てて扱きあげる動きと刺激、覗き込むような姿勢を見せるいじらしさが駆け抜けるように絶頂へと押し上げる。

「ユール...ッ、出る、ぞ.....くっ...!」

呻く声は耐え、されど限界を超える快感のためか。
宣言と同時に肉棒が爆ぜて勢いよく吐き散らされた白濁が少女腹を叩き、胸を灼いて喉を超えて顔へと殺到する。

幾度となく感じたはずの快感でも何故か此度のそれはいつも以上の興奮と快感を伴い、思わず視界が明滅するような錯覚すら覚える。

どくん、どくん、どくん――

何度目かのしゃくり上げを経てようやく落ち着いた頭で少女を見遣れば、どこから出たのかと言うほどに大量の精で斑に染め上げられた少女。

「はァ...、は...ァ...!
悪い、出しすぎちまったな…息、出来るか?」

白濁を浴びても――或いは、それ故になお輝く美しさを呆然と眺め。我に帰れば少し慌てて少女の口元、鼻先を開けて息の確保。
股間の熱は未だ保ったまま。
このまま互いの汁で汚れあってもいいが、先に体を拭くくらいはしたほうがいいのか、どちらもそそると贅沢な逡巡をする。

ユール > (そうしたいと、彼が言うのだから。遠慮も手加減もしない。
脈動の強さに、弾かれそうになる指が、力を籠めて肉幹に絡み続ける。
滲み出す液体が飛沫を散らして、指にも纏わり付き。ぐちゃぐちゃ。扱く音色を粘付かせる。
つんと鼻に付く精臭が漂い始めて…それが、一気に強まった途端。
爆ぜる。そうとしか言いようのない瞬間がやって来る。)

「 ………っ…! っ、ぅ ぁ、 …っっ ……!! 」

(向けた視線のその先で、ぱくり。鈴口が拡がるのが見えた、瞬間。
とてつもない勢いで噴き出した白濁が、視界すら塞ぐように、顔にまで叩き付けられる。
腹から顔までの間、胸や喉にも飛び散るし、顔よりも先、髪にも次々に絡み付く。
ぎちゅぎちゅ、音をさせて、噴き上がり続ける間も扱く、肉幹に絡んだ手指にも。当然白濁が絡んで糸を引く。
濡れた音、粘付く音、濃い精臭、どれもが強まり続け、なかなか、終わりを見せず。
熱い。そう感じる肌。顔。浅く差し出した舌にも、濃い苦味が載せられる。
じんと痺れたように疼く、乳房の先端も、白濁に飾られていっそう尖る。
びく、びく。男根が跳ねるのと合わせるように。腰の下、押し付けていくような少女の下肢も、小刻みにひくついて。
何度も、強張るような締め付けで、彼の指に絡み付く。
……長い、長い射精を浴びて。それこそ、拭って貰わないと、視界も呼吸も塞がれる程。
べったり貼り付かされた瞼を、彼の手の下で震わせて。少しでも呼吸を取り戻せたなら、喘ぐような唇は、開かれっぱなしとなり。
下の上に乗った白濁を、口内に蟠った物と合わせ、飲み下してみせて。
それが終われば。目や鼻を拭ってくれた、彼の指に。吸い付いて、舌を絡めて。
彼の指を拭い清めるのと、熱い熱い白濁を求めるのと。二つの行為を同時に、彼に見つめられる先で。)

「 っん ん …く  っは …! ……ぁ …ご ごめん なさい ヴィンセント さま …
 こんな  に …あつい のを …そしたら わたし …も …
 わたし だって …… 」

(指先へ、舌を絡める度に。こくこく。喉を鳴らし、未だに熱い白濁を飲み込む度に。
奥まった胎内のさざめきを、濡れそぼった粘膜を、咥え込まされた指へと擦り付ける。
…擦れてしまう程に、腰が揺らめいて止まらない。)

ヴィンセント > 指を包む温かさがうねりを以て欲を伝える。
腰を揺らし、切なさを訴える目は熱く濡れ言の葉には焦げ付きに似た勢が乗る。

「ハ、ハハ――決まりだな、しばらくはベタベタに汚れるな。
後でシャワーでも浴びるか...それまでは離さないぞ」

そんな姿勢を見せられれば拭き取ってから、などと悠長なことなどそれこそ焦れったく。
ゆっくりと、少し広げながらに指を引き抜き、
既に硬さを取り戻し先程とおなじ――否、さらに太さと硬さをました肉槍を少女の秘洞へと宛てがう。

「行くぞ――っ!」

むせ返るようなオスの匂いに甘んじては少女の耳元へ顔を落とし、いよいよと囁く。
少女が反応を示したのを確認したならば剛直をゆっくり、味わうように突き刺し貫く。
熱くきゅうと締め付ける感覚と、ほどよく解れしっとりとまとわりつく感覚、体格と体質と、経験が合わさった快感を全身で感じながらじっくりと最奥目指して腰を進め――押し付ける。

「...っは、ユール、分かるか?全部...入ったぞ...っ、しかし、すごいな。じっとしていてもイカされそうだ...!」

深呼吸するように息を吐き、自分が如何程に快楽を享じているかを伝える。

ユール > (こくん。声に…というより、言葉にしきれない程の、熱に浮かされるまま。頷いて。
まるで見せ付けるように、絡み付いた白濁を舐ってみせていた彼の、ついで自分の指を。全て舐り清めた後、前へ。
まだ全て脱ぎきった訳ではない、彼の胸板を求めるように。
目の前に来る胸元から、衿を寛げていきながら。)

「 その 方が。 …外も 中も …ぜんぶ で、 感じられる方が …と、言ったら。
 欲張りだとか 好き者だとか 思われます…? 」

(それはそれで。多分、否定しないのだけれど。冗談めかせているようでいて、本気も多分に混じった言葉。
更に、吐息の熱さも其処に混じる。宛がわれた、男根の先端から。
その熱さを、容易に伝染させられたかのように。
…押し付け、押し込もうとする、力が籠められる瞬間を、しっかりと感じ取って。
再び、こくんと頷いてみせ…)

「 っは ぁは  ぁ ……っぅ……!
っ っふ、 く …… っぅぁ、 …は 、ぁ …ぁ…っっ …! 」

(覆い被さられた身体が、シーツの上で反り、くねり、打ち震える。
紅く色付いた秘口を、大きく丸く圧し拡げきって、男根が入り込む、突き立てられていく。
鰓が、裏筋が、ごりごり、容赦無く内壁を擦り上げてくる刺激は、とてつもなく快感で。
堪らず力の篭もる内部が、締め付けてしまえばしまう程。より摩擦は強まり、与えられる物も与える物も。
快感はより増していく。
押し出された蜜が、ぢゅぷ、泡立ち乍ら滴り落ちていく中で。押し付けていこうとする腰付きと、突き込まれてくる腰使いと。
互いの動きが合致して…とうとう。繋がりは、一番深い所まで。)

「 は  ぁ、… ふ…と ぃ 大き ぃ、です ヴィンセント さま ぁ ……
っぁ、 ぁわたし も…  これで、 動いた ら …… 」

(容赦のない太さで、ぎっちりと加え鋳込まされた膣内を、割り拡げられて。
満たされている、という強い実感は、その侭快感の強さに比例する。
互いが動きださない侭でも、男根が脈打って、膣襞がひくついて。
結合した内部で、繰り返される細微な揺らめきと、その快感が。
何度も、脈動の度に繰り返される。繰り返す度強まっていく。
動かなくとも、追い詰められてしまいそうで。…それでも、動いて欲しくて。
最初の頃と同じように…腿同士を擦り付ける。脚を絡めていこうとする。
但し、最初と違うのは。何もかもが剥き出して。肌も、下肢も、性器その物も何もかも。
直接、触れ合い重ね合わされる、という事だろうか。)

ヴィンセント > 「そうだ、な...欲張りだろうな。
だが――それは俺も、同じだ.....。
ユール、俺はお前さんの外も中も染めてやりたい、汚したい。もっと、お前さんが喜び悶え乱れる姿を見て感じたい。
ハハ、俺もお前さんに負けず劣らずもの好きで、欲張りだなーー!」

深く、深く。息を大きく吸い、同じくらい時間をかけて吐く。
僅かに落ち着けば少女の問いに肯定し、許容し、共感する。
最後は自分も同じだと、恥じ入ることはないと認めながら、求める動きに応じて一気に突き立て引き抜く抽送を激しく、貪るように。

「そうだ、ユール。俺のことを呼び捨てにしてみな…俺もお前さんも今や1人の男と女、遠慮は要らない。きっと、悪くは無いはずだ」

ぴとりと密着する中と外。
一突きごとに精を漏らしそうになるのを気合いで堪えながら、少女へ耳打ちする。
敬称を外す、簡単なようで意外と難しいそれはつまり心の距離。
取り払うことが出来るのであれば、きっとより深い密着感がさらなる快感をもたらすと信じて。
命ずるのではなく、提案してみる。

「お前さんの可愛さは反則級だ、このまま本当に攫ってしまいたくなってしまう――」

逃がさまい、逃げまいと遠慮がちに、しかし確実に擦り寄り絡みつく脚、その動きにどうせ叶わぬと知りながらも欲望が口から漏れる。

ユール > 「 わたし が喜ぶ …姿 …?
 それ は 確かに ……ヴィンセント さま、 変わっている…かも…
 っんぁ、あ ぁ …でも わたし も同じで …っは …染め られたい 汚されたい …そう、感じて … 」

(だから、少女の方は落ち着けない。
熱っぽさばかりを増していく吐息を、浅く、早く、不随意に。
何せ、突き込まれる動きが。引き摺り抜かれる動きが。どちらも、早すぎて、強すぎて。
腰が浮く程、下腹が盛り上がる程、臍の上まで衝撃が響く程。
突き上げられる快感は、最初から強すぎて、その上更に増し続けるばかりだった。
吐息と声音で、耳元を擽られる、それも充分に快感その物で。
いやいやをするように、首を振るのは。こそばゆいから、気持ち良いから。
実際には、何一つ、嫌がってなどいない。
その証拠に。擦り寄せる脚は、やがて、当たり前の様に。彼の腰に絡みつけられ、しっかりと、更に結合を深めようと。
同時に、両手を彼の頬へと伸ばしながら。)

「 ぇ ……それは 殿方 を、そんな呼び方 わたし した、事なんて… 」

(だから驚いてしまう。それから、想像が出来ずに惑ってしまう。
ただ、拒否など出来ないという事は、きっと、解りきっている…少女が、自分自身に対して。
そ、と両手を、彼の頬に宛がい、触れて。
同時に、それ以上に、奥底まで突き上げられては、抜け落ちそうな肉幹を惜しみ、強く強く、締め付けて。)

「 さらわれる のは困り…っふぁ こまろ、 ます …
けれど 貴方さま …と、 お会い出来る なら ……
これから も、 …時々 さらって くださいます か …? 

………っ、っ ……う゛ぃん、 せんと ……… 」

(くは。息の塊を、まるで熱病のような熱さで、一気に吐き出してしまう。
一度、名前を呼んだだけで。そんなにも全身が熱に染まっていた。
恥ずかしくて。気持ち良くて。その二つが混じり合うまま、密着し合う腰を、浮かせては押し付けて。
強まる一方の膣の動きは、今度は少女の方が、もうじき果てそうである証。
強すぎる羞恥に、泣き出しそうに瞳を潤ませつつも、決して、目を逸らす事はせず。
その侭快感と羞恥がぐちゃぐちゃに混じり合った、甘い声と、腰使いと。
きゅ。眉を寄せ、眼差しを震わせ、涙に濡らして…それと同時に。腰に絡めた両脚が。
貫かれる膣孔の襞全てが。…剰え、圧し上げられて突き上げられる、子宮の口すらもが。
一際強く、彼を求めて力を増した。)

ヴィンセント > 「っ!ユール...最高だ...っ!」

あまりにも真摯で、健気。
うるませた瞳が、弱々しいながらも甘く名を呼ぶ声が、より一層に強く絡まる肌が。
五感と心を燃え上がらせ、限界すれすれの快感を爆発させる。

「ユール――ッ!」

最奥、閉じられた聖域すらも貫くのではと言わんばかりの勢いで突き立て熱く滾る奔流を注ぎ込む。
先程あれだけ出したにも拘らず同等、それ以上の精液が突風のように子宮を叩き跳ね回る。

深く、強く、境界をなくしそうなほどに密着した肌の温もりと鼓動を感じながら終わらない射精に何度も脈打ちその度に熱い精が放たれ、遂に行き場をなくした分が音を立てて結合部から溢れ出す。

「は――、はァ.....、はァ.....
意識、飛ぶかと思ったぜ…...
だが、ちゃんと呼べたなユール。
どうだ、悪くなかったろ?
――当然だ、いつでも攫ってやる、何処へだってな」

永遠もかくやの射精を終え、余韻に浸りながらそっと――まるで、子供を褒める父親のように――ありったけの慈愛に満ちた優しい声音で囁き、少女の問いかけに頷く。
やがて力を失い押し出される形で肉杭が大量の白色と共に抜け落ちる。
その量に我ながらと半分呆れ――それだけの快楽と充足を与えてくれた少女の献身。
思い出せば、意識してしまえば再び熱り勃ちあがる欲望に苦笑を漏らす。

「ユール、大丈夫か?」

あれだけの快感を分かちあったのであれば、少女の意識が心配と声をかけてみる。
起きているのであれば、なおも勢いを見せる肉の柱が男の欲望をかたるだろう。
夢心地を揺蕩うのであれば、きっと心地よい疲れに身を任せ、しばしの間微睡みに蕩い、互いの身を清めるために湯浴み場へと行くのであろう。

月は傾き、やがては日が昇る。
それまでには少女は城へ、男は城下へそれぞれ消える。

ただ今は、そんなことなど考えず互いに睦み、心をつなぐ感覚に酔いしれよう――

ユール > 「 っぁ、ぁ っぁ ぁぁ …! は ぁ ヴィンセント さ  …う゛ぃん、 せんと っ …っひんっ んっぁ、あ ぁ ぁ ……! 」

(もう一度、呼んで。それでまた、高められて。
大きくくねらせた身体を、両脚だけでなくしっかりと、密着させる。
にちゃり。肌身を汚した白濁が、互いの肌を貼り付かせるのも。不快感ではなく、肌を焼かれる、熱さばかりが際立って。
熱に苛まれて燃え上がる、より熱くなるままに、強く強く、彼を求め締め付けた…刹那。
思う様抉られる子宮口。こじ開けられる衝撃すら、これ以上ない快感で。意識が飛びそうな程の快楽が弾けるのと…白濁が弾けるのとが重なった。
脈打つ男根の激しさと、濁流の様な白濁の夥しさに、何度も何度も。絶頂に溺れる胎内は、彼を締め付けて離さない。
長い…本当に長い、長すぎる射精は。子宮を容易に満たして、それでも足りず。結合部から溢れ返る。
満たされるのも、零れるのも、それでも尚注ぎ込まれ続けるのも。何もかもが気持ち良い……気持ち良い、しか感じない。
更にずっと、ずっと。気の遠くなる程の、絶頂感に溺れる時間。
実際に意識が飛んでいたかも知れない身体を、抱き締められて、それが。心を、再びこの場所に。彼の腕の中に、呼び返してくれる。
いつの間にか、それすら忘れていた呼吸が。深く、深く…それでも熱っぽいままに。)

「 く ふ ぁ  ぁ ………ぁ… けれど わたしに は ……はずかし、すぎて… おかしくなる かと ……
ぃ…え、 おかしく なってしまい …ました ……こんなに 気持ち良くて … … 」

(意識が、攫われてしまっていたから。きちんと、自分が今、此処に居る事を確かめたい、と。
抱き付く両手が、力を籠め直し、彼の背中に縋り付く。胸板に頬を擦り寄せながら、顔を上げて。
もう一つ、言おうとした言葉が、形になる前に。眉を寄せ、目元に新たな涙を滲ませる。…それは。
再び大きく。最初と変わらない程に、昂ぶりを取り戻す、胎内の感触を。思い知らされてしまうから。)

「 っ ……! っぁ …気持ち良さ …で …また、 わたし さらわれ て ……… 」

(その大きさに、気持ち良さに。再び求めて、求められる、快楽に。攫われる心は、夜が明けるまでに、戻って来れたかどうか。
いずれは、再び互いが、在るべき場所へと帰る事になるのだが。
それまでの間に刻み込まれた熱さは、快楽は。…温かさは優しさは。
再び攫われるその時を、待ち望む事となるには。充分だった筈。)

ヴィンセント >
ご案内:「王都内 宿屋」からヴィンセントさんが去りました。
ご案内:「王都内 宿屋」からユールさんが去りました。