2017/09/30 のログ
■ジード > あまり人気のない場所を選んだのが悪かったのか人が訪れる気配のそんなにない状況。
少し残念そうにしながらも根気良く待つことを選択した男はその場でしばらくの間客を待つことになるのだった。
結局最後の最後まで客入りが悪かったのは言うまでもない。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通りの露店」からジードさんが去りました。
ご案内:「王都平民街娼館通り」にエンジェルさんが現れました。
■エンジェル > 日が暮れた時間、今日もまた様々な男女で賑わう王都娼館通り。
客引きが景気のいい声を上げ、娼婦は悩ましげな声で誘い、客は鼻の下を伸ばす。
欲望が欲望を呼ぶその場所で一際異彩を放つ、まるで城のような装飾の建物。
一晩で金貨が何枚も飛ぶと言う高級娼館、『天国への階段亭』。
飾り窓の奥で談笑する女達はそれぞれ特徴を持って見目麗しく、そして、それ以上に男を悦ばせる為の卓越した技術を持つ職人でもあった。
そして、また、一仕事終えてきたのだろう、階段を下りてくる初老の男の腕にぶら下がるようしがみつく金髪の少女の姿があった。
年端もいかない少女ながらも男の満足げな表情から、高級娼館の名に恥じない程度には男を愉しませて来た事がわかるだろう。
「じゃぁ、パパまったねー♪」
客をしゃがませて、その頬へとちゅっと可愛らしく口付け、元気よく手を振って男を見送る。
客の背中が見えなくなるまで、ぶんぶんと手を振って見送り、そして、その背中が見えなくなったのを確認するとその場でくるんと回って通行人達へと笑顔を振りまいた。
薄いピンクのネグリジェからはうっすらと素肌が覗き、履いているショーツが極端に短いことまで見て取れる。
しかし、何故か乳首は透けて見えないのは、そのネグリジェの色が少女の乳首と同じ色であるせいであることに果たしてどれだけの人間が気付くだろうか。
ご案内:「王都平民街娼館通り」にアシュトンさんが現れました。
■アシュトン > あぁいや、お使いに来て店を間違えた、とかそう言うんじゃないんだ。
コレを見てくれれば分かるだろう?
(受付担当を見上げるようにして、やり取り説明らしきことをしている青年……少年にも近いだろうか。
ふらりとやってきた所追い返されそうになって、アレコレと言ってる姿は、歳相応よりも随分と落ち着いているように見える。
やがて腰から吊り下げていた皮袋差し出して口を広げれば、中には相当の額。
まぁ少なくとも、子供のお使いで持ってくるようなモノないのは、明白だろう)
やっとわかってくれたか。本当は、もう少し年上なんだがな。事情があってね。
確かここに……えーと、長い金髪の、年頃は15までだったとは思うが。
いやすまん、名前は聞いていなかったんだがな。目立つ外見だしコレで通じるはずなんだが。
(どうやら、とある人物を探してやってきたらしい。
もっとも、次は受付もなんだか怪しいとばかりに、あぐねているようでもある。
とりあえず外見上は当時会った姿を若返らせたように見えるので、本人に出会えばなんとなく、分かってもらえそうなのだが)
■エンジェル > ひとしきり店の前で愛想を振りまいて後に店へと戻れば何やら揉めている様子。
また変な客でも来たのかと、じぃぃっと見ていると何やら革袋を拡げて見せている。
なるほど、上客だ。
なら、しっかりと愛想を振りまかねばならないだろう。
飾り窓で控える姐達もにっこりと笑顔を剥けたり豊かな胸の谷間を強調したりと余念がない。
長い金髪の少女……その客の説明に受付の視線が客の背後へと向けられる。
振り向けば、そこには、にっぱーと満面の笑顔を浮かべている長過ぎる金髪の少女がいた。
『彼女をご指名?見た目より高いよ?』と受付が笑みを浮かべた。