2017/08/27 のログ
オデット > 抱き寄せられた時点で半ば覚悟はしていたものの、胸元に手をかけられて息を呑んだ。

「…っ」

開かれた共衿から、ぶると揺れて飛び出る双つの乳肉。
突き出るような形のそれは先端が薄桃に色付き、小さな乳首を備えた乳輪はふっくらとしている。
もともと火照ったような血色の肌ではあるが、露出された羞恥からますます白い膚が緊張を帯びていく。
『今から己の穴に出す』と宣言された仲居の貌も同じく、朱く染まり。
口上を述べる余裕もなく、たどたどしい台詞が紅に彩られた唇からこぼれるだけ。

「あ…、は…、はい。 精一杯努めさせて頂きます」

肉体を露わとする男を見る瞳が潤んでいるのは羞恥か、己を燻り始める劣情か。
かつて人妻であり、身を売った期間もある女であったが、根は温室育ちの貴族の娘。
女に対して百戦錬磨なのだろう男を満足させられるかは分からない。
しかし今更逃れる術などなく、着物の裾に手を入れると少し手間取った後、白い下着を抜き取った。

「…失礼致します」

律儀に礼をし、大柄な相手の腰元を跨ぐ。
股も開くので、すぅと涼しい空気が入り込むようで、心許なくなる。
不安げな面持ちでゆっくり腰を下ろしていくと裾が広がり、次第に普段は隠れている
膝、太股が見え隠れして、乳房と同じく成熟した肉が付くことで肉厚な陰唇も晒されることに。
自然と開いたそこから肉色の粘膜が覗いていた。
相手の性器は逞しく、このまま挿入することは困難だろうと思えば陰唇で口付けるように
触れるところまで腰を落とし、割れ目でしゃぶるように食い込ませて自らを刺激する。

「んっ…ふ…ぅ…」

何度か腰を前後させていると、秘唇はすぐに湿り気を帯びてきた。
相手の鈴口と触れ合う膣口から滲み出た蜜は、まだ触れ合うだけの箇所を濡らしていく。

フォーク > 女が恥ずかしがりながら、己の腰に跨る。
普段ならば女が絶対に行わないであろう所作を下から見上げる形になる。
そしてその羞恥に満ちた顔が、さらに男の劣情を加速させた。

「すごくいい眺めだ。ちゃんと挿入するところも晒しながらやるんだぜ?」

男にしてみれば娼婦を買ったようなものだ。
なので性のはけ口としてしか見ないので、好き勝手に言う。
手を伸ばして女の白い内股を撫でる。

「う……」

女の熱い肉が鋭敏な先端に触れた。
挿入が難しいからであろうか。女が腰を動かして刺激を与えてくる。
女の秘所と、瞳が潤んでいくのが同時に目に入った。
長大な男根がさらに欲望の淫らな気と熱を帯びているのが女にも伝わるだろう。

「へへ、なあオデットさん。この『商売』は長いのかい?」

商売とは男の相手をする稼業のことを指している。
この男は生来下品なので、躊躇しないのである。相手の名前を呼ぶのも羞恥を煽るためのわざとだった。

オデット > 淫蜜が増えてくると摩擦もスムーズになり、ぬるぬるとしてくる。
滑るような感覚もあり、次第に割れ目もほぐれてきた様子で亀頭の先端が陰唇の隙間に時折隠れるほどには。
感じ入り始めた仲居は、とろりとした赤茶の双眸で客を見下ろして戸惑いの貌を見せた。

「まだ… ん、ぅ… 半年も経っておりません」

ここで働き始めて、の話だと思えばそう答えたが、若い頃に娼婦として働いている。
今の行為はその頃を思い出すようなものだった。
貪られ、吐き出され、捨て置かれる。その繰り返しが見えている。
皮肉に目を細めるが、彼の言葉を守るべく着物の裾をつまみ、持ち上げる。
全部晒す下半身。蜜を纏った秘裂が剛直の先端を食んでいる様。
それから――― ゆっくりと再び腰を落とし始めた。
陰唇が亀頭の大きさに開いていき、膣口を捉えると引っかかるような軋みを感じながらも呑み込んでいく。

「んっ――――…ふ、…ぅ…!」

さすがに亀頭は大きいのか、少し表情を歪めるが愛液のぬめりがそれを助け、やがて先端を膣内に収めた。
奥に溜まっていた愛液がとろ…と滴り始め、膣襞を削られるような圧迫感を
感じながらも、赤黒い肉棒は確実に女の秘唇の中心にずぶずぶと埋まってゆく。

「っは……ぁ、っ、あ………っ…!!」

苦しげだが甘い声と共に、体重をかけることで最後、男の腰と女の股が密着する。
子宮口を押し上げてもなお足りなさそうな亀頭に下腹部全体を圧迫されて、
ぶるっと腰を震わせると膣肉が肉竿を柔らかく締めつけ。

フォーク > 「東洋の服ってのはなんか妙にエロチックだよな」

帝国の服にはない機能美が和服にはある。
戦場においては合理性を求める男にとって、東洋の兵士が日常に使っている衣服の利便性は目を見張る物があった。

「ふふ、この瞬間がたまらねえ」

女が腰を落としていく。
それに従い、亀頭が熱い秘唇に咥え込まれていった。
肉と肉の混じり合いが始まる一瞬が、雄にとって至福のひとときへの始まりとなるのだ。

「まるで熱い温泉に入っているようだ……」

女の胎内に男根が埋まった。
挿入の刺激で膣肉が甘く責めてくる。男は腰を動かさず、ただ女に任せた。
経験は半年とは言っているが、娼婦稼業以前に男に抱かれ続けたことがあるのだろう。
女の身体から、しっかりと刻み込まれた性の刻印が伝わってきた。
快楽が、快楽が襲ってくる。

「ちゃんとお前さんの『穴』に出すからな。今夜オデットさんは俺の肉穴だ」

両手を前に突き出し、豊かな乳房を掴む。
これだけ大きな乳房が目の前で揺れているのだ。掴まない方が嘘だろう。
玩具のように弄んだ。

オデット > 乳房に武骨な指が食い込むと指の間から乳肉がはみ出る。
その瞬間に膣の上の方が淡く収縮して、乳房に与えられる刺激と連動していることを示した。
乳房を揉まれながら、挿入だけで精一杯だった腰を動かし始める。

「はぁ……はぁ…………は、はい…、あ、あっあ!
 はっ…、ご存分に私の身体、お使いください…、んくっ……んぅぅ……!」

膣で奉仕することで己にも快感が与えられ、恍惚と身を震わせながら彼の腰の上で跳ねるように動く。
肌同士が軽く打ち合う、ぱちゅっという音をさせて小気味よいリズムを奏で。
成熟した肉体だからこそ弾力の強い膣襞で陰茎に吸い付き、性器同士を擦り合わせる。
彼に掴まれていなければ乳房も跳ねただろうが、握られているおかげで震えは最小限。

「ひぁ、あっ! あっ…フォーク、さま…っ、あまり…強く握る、と…
 んっ、お体、汚してしまう…かも…っ…ん、ぁ…ぁっ!!
 ふぁ、あっ、おっぱい…や、優しく…っ…」

乳腺が引き攣ってくるのを感じると窘めるように囁いた。
実際、ぴょこと彼の指の間から飛び出ている乳首から乳白色の液体が滲み始めている。
慌てながらも、時折下腹部に力を込めてキュゥっと膣を締め、己で調整できる快楽を堪能し。

フォーク > 目を閉じる。
耳に入るは女の甘い嬌声。手に伝わるは柔らかな乳房の弾力。そして下半身から津波のように性の快楽。
男は今、悦楽の坩堝に嵌っていた。
戯れに乳房の先端を指の腹で刺激をすると、濡れた。
思わず目を開く。

「へえ、オデットさんは乳が出るのか」

男は指腹についた乳白色の液体を珍しそうに眺めた。
子どもを産んだばかりなのか、そういう体質なのか。
理由は訊くまい。旅館で客相手に身体を捧げるまでに、色々な過去があったのだろう。
ここで過去を訊ねるのは野暮というものだ。

「ふふ、いいさ。濡れたらまた温泉に入ればいいんだ」

膣肉の動きで、女もまた快楽を愉しんでいるが理解できる。
乳房も刺激してやればさぞや悦ぶことだろう。
男は乳を絞るかのように、掌を動かした。

「それに俺だってあんたに白いのを注ぐんだ。お互い様だろ?」

男は楽しげに笑った。
そろそろ絶頂が近づいてくる。盛大に女の穴に放出するつもりで。

オデット > 1度滲むと母乳はあふれ続ける。
搾乳されることで母乳はとろとろと乳首から滴り、男の指を辿っていく。
時折ぴゅっと爆ぜるように噴き出すこともあり、大きな乳房の中に母乳が溜まっていることを示していた。
胸を揉まれて膣を刺激されて、甘美な快楽に翻弄され溺れていく仲居はとろ火のように灯っていた熱を燃え上がらせ始め、味わうような動きから男根を扱く動きへと変えていく。

「あっ、あっ、あぁっ……! きっ、気持ちよく…しなくてはなりませんのに…っ、
 んぁっ、あっ! 私が…感じ、て…っ…あぁっ……!!」

腰を前後へとグラインドさせ、肉棒を胎内いっぱいに咥えた状態で膣奥のざらざらした箇所を亀頭に押し当てる。
そこが気持ちよくて、つい悦楽を求めて貪る女は間もなく迎える絶頂の予感に一層激しく腰を振った。
ぐちゅぐちゅと音がして、剛直の根元に蜜が溜まり摩擦で泡立つ。
そんな中、突如激しく収縮をはじめた膣内が、ビクっ、ビクと不規則に
痙攣しながらペニスを先端から根元まで、きつく締め上げた。

「はぁ、ああぁぁっ……! あ、イッ…イキそぉです、っう……!!」

牡を欲する牝の本能が、収縮と痙攣で男の精液を搾り取ろうと。
体重で、ぐうっと押し込むほどに深く繋がった亀頭と子宮口をさらに密着させようと、
仲居は彼の体の横に両手をつき、前屈みになった。
達する瞬間の羞恥と悦に酔った貌を、目の前の客に晒して。

フォーク > 「おっ、おっ?」

男が予想していたよりも強く母乳が噴き出した。
掌から腕につたう乳をペロリと舐めてみる。

「……こんな味だったのか」

生まれて初めて意識して母乳の味を知った。
男は母の顔を知らない。赤子の時に今の義父に戦場で拾われたのだ。
刹那、郷愁に駆られそうになった。

……が、女が急激に性の快楽を掘り下げてくる。
一瞬で郷愁はすっ飛んだ。
女が身体を前のめりにする。母乳まみれの乳房が顔に当たる。男は女を抱きしめた。
乳房の圧迫感を顔面で楽しみながら、女に無言で頷く。

「…………っ!!」

顔が乳房で覆われていなければ呻いたであろう。
女の絶頂に合わせて、男は射精する。
温泉でリラックスはしていても芯の部分はどこか強張っていた。
だが女の奉仕で、その芯の凝りも雲散霧消した。
弾丸のように精液を数度に分けて、女の胎内へ撃ち込んでいく。

「いやあ、よか……った」

まだ結合させたまま、男は両手を左右に伸ばし満足げに微笑んだ。

オデット > 「……あ、あっ……! フォークさま、ぁっ…あ、ああぁぁぁっ……!!」

膣内の痙攣に促されるように競り上がりはじめた精液が肉棒を通り、
かすかに膨らむ感覚さえ分かるほど、隙間なくぴったりと重ね合った性器同士。
膣の1番奥に、男から与えられた白の快感が放出されると下腹部が熱くなり、
膣内の収縮を促されて、射精する竿全体を絞り込む強烈な締まりを生む。
それは本当に本能的なものであり、無意識の生殖行為ながらその快楽は身も心も
蕩けそうな程に極上で、抱き締められたままうっとりと浸りながら絶頂の余韻に身を震わせる。
精液の勢いが強くなるたびに、びくっと腰が震えて声音も高くなり。

「はっ、ん、んんっ……精液…っ、熱い…、ふぁ、あぁ……
 あ、あぁっ……――――…あっ、申し訳ありません…っ」

ふと見れば、乳房が相手の顔に当たっている。
搾乳されて母乳もたっぷり垂れたので、甘いミルクがその顔にも付いてしまった。
彼の抱き締める力がなくなると慌てて体を起こすと、乳房もふるんっと揺れて母乳が跳ねる。

「はぁ……っ、…よろしければこのままお休みになってください。
 お体拭いて、お布団おかけします。
 明日の朝、また温泉で流して頂いた方がよろしいかと思いますけど…とりあえずは」

労わるように彼の頬を撫でようと手を伸ばしながら、語りかける。
休むためには退いてやるのが1番だろうが、上手く抜かないと精液で
ますます相手を汚してしまうのでコツが必要そうだ。
とりあえず、彼が休むのを見届けようとまだ潤んだような瞳で見下ろし。

フォーク > 「そうだな。さすがに今は……温泉に入るのは面倒だ」

話している最中に欠伸がもれた。
性交の後だからだろう。心地よい疲れと眠気が襲ってくる。
ここは彼女の言うとおりにしよう。

「じゃ、頼むぜ……おやすみ」

頬に当たる温かな女の手に、自分の大きな掌を重ねる。
そしてゆっくりと眠りの世界へと誘われる。
不思議だが、彼女から一度も見たこともない母親の面影を感じた。

オデット > 「――――おやすみなさい」

大きくて、強くて、そんな男性が己の下で意識を手放していく様を見つめる。
男というのはいつまでも子供だと聞くが、そういう類いなのだろうか。
女は女で不思議な感覚を抱きながら、彼の寝顔を見届けると―――

約束通り、きちんとその身を綺麗にして布団をかけ、部屋を出ていく。
まだ身体が元通りとはいかないが、今夜も仕事はたっぷりあるのであった―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場/客室」からフォークさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/客室」からオデットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」にライムウェルさんが現れました。
ライムウェル > 「あ、そこの。そこの殿方!はい、はい、貴方です。貴方様です。
 はっはっは、まぁそう警戒なさらずに。見るにお疲れのご様子!
 そんな貴方に!一時の憩いの時間を提供したく思います!はい、はい、詳しくは此方に。
 えぇ、大丈夫です安心です、安全です!えぇ、どうか他言はなさらぬ様に。はい、気が向きましたら是非に!」

本日は、珍しく女性ではなく男性メインに声をかけている、奇術師めいた格好をしている男。
声をかけられた男性は、怪訝そうな顔をしているものの、やはりそこは男性と女性との違いなのか話を聞く姿勢はとってくれる。
そんな男性へと提示するのは、日時と場所、非常に安い参加費の記入された広告だった。
声をかける以外に女性の募集はその辺に貼り紙をし回って大々的に行っているが、参加する男性自体はこうして個々人に対してすることが殆ど。

何故ならば、お疲れの皆様を癒して差し上げたいからだ。

余り詳しい内容をまき散らすと、余計な監査等の目にも留まり宜しくないが故。
女性と同じように、独断と偏見でこれぞ、という人に声をかけては必要最低限の内容を提示するのだ。
当然、その所為で来て頂けるお客は100%とは行かないが。その分、リピーターは大層多いというお話。

ライムウェル > こうして声をかけた男性は何人目だったか。
気付けば用意していた広告用の紙ももうなくなった。

「さてさて。今回は何人程が来て頂けるでしょうか。
 あぁ、あぁ、楽しみです、楽しみです。皆の幸せな笑顔が見られるかと思うと―――嗚呼…っ…。」

恍惚とした声と共に口元を笑みに緩め、トリップ気味。
さて一仕事は終えたのだが、まだまだ陽の高い時間帯だ。
配ったチラシの方とはまた別に、何時だって人手不足な女性の確保へと意識を移そう。

「やぁやぁ、そこのお嬢様!はい、貴女です!
 ご一緒に、どうかご一緒に、皆を笑顔にするお仕事、してみませんか!
 安心安全、楽しんで!がモットーに御座いますれば、危険は無いと断言致します!」

一転して、今度は女性にばかり。
これでもかと言わんばかりの押せ押せな姿勢で声をかけ始めるのだった。

ライムウェル > こうして本日も目に留まった女性に声をかける時間が続く。
果たしてその話に興味を抱いてくれた女性がいたかどうか――――

ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」からライムウェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」にジードさんが現れました。
ジード > 普段から怪しげなガラクタやまがい物が売りに出されている貧民地区の中でも
本当に如何わしい物を取り扱っている店の大半は路地裏にひっそりと佇んでいる。

「やあやあ、何かご入用な物はないかい?一通り――」

その一つである路地裏の入り口付近に設えられた露店の主は、
客が訪れるのを商品を陳列しながら時折通り掛る人影に声をかけていた。
素気無く通り過ぎる者、興味を惹かれるもの、何かを手にして去っていく物。
様々な反応を示しながら静かな路地に一時の喧騒を添えてはまた静寂に引き戻されるのを繰り返していた。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」にアラミルさんが現れました。
アラミル > お腹もそこそこ膨れているため、慣れた場所を散歩しようと思い立った少女
すいすい、とゴミを避け、裏通りを散歩していたところ…

「………?」

入り口の辺りに、見たことのない店があるのを見つけ、ゆっくりと近づく
なんだか見たことのないものが多い気がする。このあたりで売っているものと言えば、凶悪な形の梁型などが多いのに
どうせすることもない少女は、何を売っているのか気になって
通りすがりに、すい、と露店に視線を向けるだろうか

ジード > 「――おや。お嬢さん。何かお探しものかい?
 ご入用な物があれば遠慮なく言って貰えると助かるな」

暫くの客引きが一段落した所で新たな人影が現れる。
見知らぬ少女の姿に笑みを浮かべ声をかけて売り込みをかける。
店の棚に並ぶのは装飾品に瓶詰の薬などだ。

アラミル > 声をかけられると、つい、止まってしまって
元々興味もあったのもあり、じぃ、と商品に目を向ける

「…こういうの、つけたほうが、ごは…。男、は喜ぶ?」

ご飯と言いかけ、訂正をしつつ、装飾品を一つ、しゃがんで手に取りながら店主に話しかける
少女の格好はこれ以上足す必要がないほど豪奢なものであるが…少女自身は興味深げに様々な角度から装飾品を眺めている

ジード > 「そりゃあもちろんそうだとも。なんだい、気を引きたい男でもいるのかい?
 男ってのは女の子が着飾ってるのを見るのが大好きでね、
 しかもそれが自分に向けられてると思ったら大喜びしちまうんだ」

乗ってくれた相手の様子に機嫌よく答えながらも少女の身なりを見て首をひねる。
それなり以上に高価なものに身を包んでいるように見えるだけに、
わざわざ装飾品に興味を惹かれるのが不思議ではあった。

アラミル > 「そう、なんだ。気を引きたい…?、寄ってきてくれたらいいな、って思ってるけど…
あなたも、そうなの?」

あなたも、着飾っているのが好きなのか、と尋ねて。
装飾品…ネックレスを自分に合わせてみたりと世間知らずのお嬢様を連想させる無防備さ
それが店主の不思議、という気持ちを大きくさせるだろうか

ジード > 「へえ。それはどんな男なんだい?それによってはアドバイスできるかもね」

下世話な聞き方ではあるがそれが解らなければ売り込みようもない。
問いかけながら少女の無防備な動きには捻った首が一層戻らなくなっただけだ。
不思議な人間はこの街やこの近辺にはごまんといるものの、その中でもまた見たことが無いタイプである。

アラミル > 「会えるか、わからない。けど。…おとこの、こ?奴隷の。
…別に、そのおとこ、だけじゃなくても、いいけど。…あったほうが、いいよね」

あまりに端的な情報。売り込み泣かせではあるだろう
ただ、続く言葉で、ある程度無差別に視線を集めたい、というのはわかるだろうか
そっとネックレスを置いて、次はイヤリングをしげしげと眺めている

ジード > 「男の子、男の子か…となるとそうだね。あんまりエッチすぎるのより、
 普段とは違うって明確にわかる様なのがいいだろうね。パッと見で解らないと、
 男ってのは気づかない物だし。髪飾りとかどうだい?」

割と相手方の男の子に対して酷い事を言いつつも、提示したのはある意味何よりも解りやすい外見の変化だった。
服のワンポイントが解らない男や髪型の違いが判らない男だって頭に付いてる者は結構目につくものだ。

「それ以外だとやっぱりネックレスとかかな。胸元を強調するようなのだとなおいい」

アラミル > 「普段、とは違う。ふーん…。えっちすぎるのは、だめ…難しい
髪飾り…これ?」

またそっとイヤリングを置いてから、髪飾りを手に取る
並んでいる中でもシンプルなもの。ただ、何もついていない状態からなら結構な変化にはなるだろうか

「むな、もと。…胸、ない…。……あと、お金も、ない」

続く店主の言葉に、自分のない胸を見やりつつ。さら、と大事なことも添える

ジード > 「エロい格好の方が喜ぶ人間ももちろんいるけどね。
 その子はそういうタイプなのかい?
 胸は別に無い位の方が――ああ、お金が無いのは確かに困る」

それなりの額の商品ではある。難しそうな顔で軽く腕を組みながら唸る。
改めて少女の様子を見ればやはりどうにも不可思議な所が目立ち思わずに問いかけた。

「しかしここで文無しというのも珍しい。どうやって生活してるんだい?」

アラミル > 「わから、ない。2回くらいあった、だけだから…
おとこは、えっちなのが好きなんじゃないの…?
…うん、おかね、ない…。結構、高いよね、これ…」

同意を求めるように男の店主に訪ねる。
貨幣価値などは多少はわかるものの、自分で稼いだことはないため差し出せる対価は特になく


「生活。…服は、もらった。たべものは…その辺から?」

答えつつも…隠すことも大事、と直感で分かっているため適当にぼかす

ジード > 「もちろんエッチなのは大好きな物さ、けど男の子って年ごろだと、
 美味い事それを表現できなくて大変だったりするんだよね。
 …なるほど…?」

ある意味男心に言及した言葉を言いながら緩やかに笑う。
だが何となく少女が普通の人間ではない事は察し。

「そうだね。それなら体で払う気はあるかい?」

にやりと笑いながら少女に向かって手を差し伸べて見せるのだった。

アラミル > 「表現…。好きと思っていても、好き、って言えない…ってこと…?」

と、自分なりの考えで男の言葉をかみ砕いて
察されていることはわからず、しかし……

「あ。こういう、のが表現…?、あなたも、えっちなこと、好きなんだね。
こんな、体でいいなら…」

言葉と共に手を伸ばしても逃げようとはせず、触れたいところに、触れられるだろう
くす、と笑って、雰囲気がす、と妖しく変わる