2017/05/27 のログ
ご案内:「平民地区 とある酒場」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは平民地区で店を構える酒場の一つ、どこをとってもこれといって真新しいものは無い。
そんな酒場に少女は居た、いつもの着物…ではなく、この店の店員が着込んでいるようなウェイトレス着用のドレス姿で。
ただ、どう見ても働いているようには見えない。
数人の男達が囲うテーブルで、なにやら一勝負しているっぽいのだ。

「ふふんっ、どうやらお主も妾には勝てなかったようじゃな?
では、これは回収、と…
さて、後は席に戻るか、他の者が負ける様子でも見ておるが良いじゃろう」

ひょい、とテーブルの上にあったサイコロを手に、にやにやと笑みを浮かべながら、少女は向かいに座る男へと言葉を掛ける。
その端に置いてある袋も手に取れば、ぽんっと足元に置いた。
そこには、いくつもの袋が置かれているようだ。

…なぜ、こんな事をしているかって?
少し前までは、これでも普通にウェイトレスとして働いていたのだ。
しかし、ある男がカジノで一儲けしてきたらしく、今いる連中に大判振る舞いをし始めた。
自分もカジノ経験者だ、少々その話題に乗っかってちゃっかり奢って貰ったのだが…
あれよあれよと話が盛り上がり、一勝負となったのだ。
サイコロを振り、目で負けるたびに一枚脱いでいく。
多くとも5枚まで、そこまでいったら終了で1000ゴルド、そんな感じに。
脱ぐ必要ないじゃないかって?ただの勝負ではつまらないではないか。

まぁ…結果は言うまでもなし。
現在、連勝中である。

タマモ > 「ふむ…次の挑戦者は誰じゃろうか?
まだ、妾は多くとも2枚しか脱いでおらんのじゃが?ん?」

手元でサイコロを弄りながら、側に置いてあるコップに手を伸ばす。
ぐいっと一口、中身はジュースだが。
さすがに、一敗もせずに勝ち続ける…なんて事はなかった。
連勝する間に、1枚、または2枚という事が一応あったのだ。
…とはいえ、2枚なので履物とドレスの上のみ、被害は小さい。
着直さなければならないのが、少々面倒だが…まぁ、その程度は我慢である。

あらかた挑戦者は負かせたのか、囲うのは見学者のみだろうか?
まぁ、結構これはこれで稼ぎになったので、そろそろ潮時であっても良いだろうが…さてはて?

ご案内:「平民地区 とある酒場」にメンシスさんが現れました。
メンシス > 「……」

九尾の少女を中心に男達が囲うテーブルを遠くから酒を飲みながら眺める。
先ほどまでは少女が2回ほど負け、男たちがその都度沸き上がっていたものの
今となっては挑戦者は全員脱落。
連戦連勝の少女の衣服を脱がせるのは無理、というお通夜状態になっているじゃないか。

「…よし」

自身の座っている席から立ち上がれば、酒のグラスとボトルを片手にそちらへ向かう。
野次馬の男たちの合間を縫い、少女の向かい側の席へと着く。
テーブルの上にボトルを置けば、グラスの酒を一気に飲み干してゴトンッと少し強めにテーブルに置く。

「久しぶりだな。九尾の少女。…何ていうか、こういう店で働いてるとは思わなかったな」

背もたれに寄りかかりながら、少女へ挨拶をする。
まずは軽い会話から入りつつ首を鳴らして少女の姿を一瞥する。
その様子に周囲に男たちはざわめきつつも、じっとこちらを見つめる。

タマモ > ぴくん、と耳が揺れる。
一つの足音が、確かにこちらへと向けられている事に気付いたからだ。
そして、その相手が姿を現わせば…

「………おや?」

酒をかっくらい、席に座ったのは見覚えのある相手。
名前は確か………確か…あれ?
あぁ、うん、聞いてなかったのを思い出した。

「うむ、先日振りじゃのぅ?
………まぁ、最初は成り行きでな?…決して、財布を無くして、代金代わりにではないぞ?
で、そうしている内に、気紛れに…と言った感じじゃ。
それで?もしや、次の挑戦者…じゃろうか?」

以前見た時の着物姿と違い、まぁ、何とも着飾った可愛らしいドレス姿。
最初はこう…媚びてるようで、着難かったものだが、慣れとは怖いものである。
それはともあれ、余計な一言を入れつつ答え、首を傾げて問うてみた。

メンシス > 「…あ、あぁ…わかった。そういう事にしておく」

彼女の言葉を聞き、困惑気味にそう返す。
確実に財布を無くした奴だと頭の中で呟けば、咳ばらいをして気を取り直す。
続けて自身に投げかけられた彼女の問い。それに答える。

「お察しの通りだ。
 運とかには自信は無いが…まぁ、一回ぐらいは勝てるだろって思ってな
 要は強い目を出し続けりゃいいんだろ?」

サイコロを手に取れば、器用に指の上で回転させる。
それが出来れば世話ないという発言をしつつ、サイコロを手の中に戻す。
しかし、その目は闘争本能剥き出しで、負ける気はない、と言った様子で。

タマモ > 「うむ、そういう事なのじゃ」

相手の内心はどうあれ、納得?した様子なので、それで良し。
うんうんと頷いてみせる。

「時に、運とはとんでもない事を引き起こしてくれるもの。
それはそれで、楽しむものじゃ…そんな意気込むものでは無いぞ?
では、やる前に改めて説明だけするぞ?
強い目が出れば良い、それは今お主が言った通りじゃ。
5回勝てば勝負あり、負けたらしっかりと1000ゴルドの支払い、と。
同じ目は振り直し、後は…1回負けるたびに、何か脱ぐのがお約束じゃろう。
…そんなもので良いか?」

テーブルにあった、もう一個のサイコロを手に、思い出すように説明。
相手に反し、こちらは特に気張った様子もない、普段通りのものだ。

ご案内:「平民地区 とある酒場」にメンシス・パールさんが現れました。
ご案内:「平民地区 とある酒場」にメンシス・パールさんが現れました。
ご案内:「平民地区 とある酒場」にメンシス・パールさんが現れました。
メンシス > 「そのルールで行くと、俺も服を脱がなきゃいけねぇのか?」

彼女の説明を聞けば、冗談交じりにそう聞く。
一体誰に需要があるのか。いや、この男たちの中に『そっち』系の人がいる…訳ないか。
頬を掻き、気を取り直して息を吐く。

「とにかく、ルールはそれでいい。
 じゃ、行くぞ」

深呼吸をして、彼女の言葉に頷けばサイコロを投げる。
いい目が出れば良いが…と何故だか緊張感が沸き起こりつつ、
転がるサイを見つめる。
[1d6→6=6]
メンシス > 「…おぉ」

コロンと転がるサイコロが出した目は6。
最強の目がいきなり出てきてポカンと、アホっぽくそう呟く。
目が出た途端、周囲の男たちが一気に沸き上がり、自分の背中をよくやったと言わんばかりに叩いた。

「何だか、今ので運を使い果たした気が…」

当の本人は、不安で仕方ない。
ともかく、今は負けることはまずない出目が出たことを喜びつつ
彼女の言動を伺う。

タマモ > これは酷い。
止まったサイコロの目を見て、まず浮かんだ言葉である。
自分で言った言葉ではあるが…まぁ、本当に運とはとんでもない事を引き起こしてくれるものだ。

「むむむ…いきなり6とは…やるのぅ。
おっと、また忘れるといかん、ついでに教えておこう。
妾の名はタマモじゃ…よっ、と」

まぁ、このまま眺めていても始まらない。
今度は自分が振る番、手の中にあるサイコロを、ぴんっと指で弾く。
[1d6→5=5]
タマモ > ころころと転がるサイコロ…止まった目は、5だ。
なかなかの勝負である。
とはいえ…1回目の負けは負け、それは変わらない。

「さて、これが続くとかなり痛いが、どうなのじゃろうか…」

はふん、溜息をつきながら、椅子に腰掛けたまま体を屈めた。
するするとブーツとハイソックスを脱ぎ、素足を見せる。
まだ、ここまでは…次までは、何度かあった。
果たして、更にその後にまで到達するのであろうか…?

メンシス > 「…それでも、5か」

彼女の出した目を見つめ、そう呟く。
ここまで彼女が連戦連勝をしてきた理由。
それは彼女が何らかの力を行使して出目を操作していると踏んでいた。
しかし、今の彼女の様子を見ればそんな小賢しい真似をしているようには見えなかった。

それでも、二番目に強い値である5を引き出した。
まだ彼女の運は続いている。凄い…

「こんな場面で自己紹介かよ。
 それじゃ、こちらも…メンシス・パールだ。
 適当にメンシスって呼んでくれ。…普段を冒険者をしている、っと」

自己紹介をする彼女にジト目をしつつ、こちらも自己紹介をする。
素足をみせれば軽く「おぉ」と声を出すものの、まだまだあられもない姿と呼ぶには程遠い。
サイコロを摘まめば、2戦目、軽く転がす。
[1d6→1=1]
メンシス > 「やっぱりか!」

真っ赤に染まった窪みが天を向けば、頭を抱える。
やっぱり先ほどの6で運を使い果たしたかとため息を吐く。
いや、予感はしていた。しかし当たるとは…

「……」

でも、まだ引き分けの可能性がある。
彼女が1を出せばいいのだ。
正直言って1なんて彼女が出す気がしないが、チラッと頭を抱える手の指の間から彼女の行動を見守る。

タマモ > さて、上下の差が激しい性質なのか、単に運のなせる業か。
次の相手が出した出目は、逆の1であった。
とは言え、油断は出来ない、あくまでも確率は確率だ。

「そうそう、先の質問じゃが…もちろん、お主も脱ぐんじゃぞ?
5回負けたら素っ裸じゃ、でなければ、多く着込んでしまうと意味が無いからのぅ?
ちなみに、需要は…あるぞ?主に、妾にじゃがな?」

さて、次は…と言った感じに、摘むサイコロを再び弾く。
確率は1/6だ、ころころとテーブルの上を転がり…
[1d6→4=4]
タマモ > ぴたりと止まるは、1つ落ちたが4の数字。
それを確認し、顔を相手へと向け…にんまりと浮かべる笑み。

「まぁ、まだ勝負は五分五分ではあるが…
ほれ、脱いだら次が待っておるでのぅ?」

椅子に腰掛けたまま、ゆらゆらと足を揺らす。
まぁ、まだ1枚目だから脱ぐものに期待は出来ない。
それでも、視線は向けられている訳だが。

メンシス > 「くっ…」

知っては居たが余裕で負ける。
苦い顔をしつつ、彼女の言葉に倣って剣が収まっている鞘と羽織っているコートを脱ぐ。
先行き不安になってきたが、まだまだこれから。

「勝負で負けた大人の男を脱がせて喜ぶなんて、すげぇ性癖だな」

彼女の言葉に呆れつつ、サイコロを握る。
頼むと小さく呟き、少し汗ばんできた手から賽を放つ。
[1d6→6=6]
メンシス > 「浮き沈み激しすぎ!」

コロッと出たのは最初と同じ、最強の目である6。
それを見て変な声色で驚いた様に発言する。

彼女の予想通り、上下の差が激しい性質なのかもしれない。
本人自身もその事に薄々勘付いており、綱渡り的な勝負になると予想する。
強い出目が出続ければいいのだが…

タマモ > 「前者か…これは、なかなかに厳しい勝負やもしれん」

自分の予想とはいえ、本当にこの目が出るとは…そう思う。
出たのは、再び一番強い6という結果である。
この調子で続けられれば、一歩差で負ける可能性が出てきてしまうか…?

「勝負で負けた女を脱がせるのと、何が違うんじゃ?
もっとも…妾は雑食じゃからな、男子であれ女子であれ、喜ぶものぞ?」

くすくすと笑いながら、次の目を…と、サイコロを振るう。
さて、さすがにこれと同じ目は難しいかと思うが…
[1d6→5=5]
タマモ > 負けは負けとて、悪くは無い調子か。
次に出た、またも5の数字に軽く頷く。

「じゃが、負けは負けか…いきなりこうなるとは、やるではないか、ん?」

周りがうるさくなりそうだが、仕方があるまい。
まだ何度も触れてはおらぬ上着に手を掛ければ、ゆっくりとボタンを外し…小柄な身丈には少々合わぬ、下着に包まれたそれなりの大きさのある膨らみを晒す。
服は椅子の背凭れに掛け、次なる勝負へと向き合う。

メンシス > 「あっぶな…」

また5。
彼女の投げた賽を見つめ、そう呟く。
冷や汗を少し掻きながら、引き分けにならずに済んだことに胸を撫で下ろす。
彼女の出目の安定性と自分の性質上、最強の出目が出てきた時に引き分けは非常にマズイ。

「ははっ、確かに違いは無い。
 …ん?ちょっと待て。お前、さっきから何人か挑戦者に勝ってるが…」

苦笑いしながら肯定しつつ、眉間に皺を寄せる。
何というか、その挑戦者たちの衣服を剥いだ上に、金をかっさらったのか?
なんという鬼畜…可愛い顔して恐ろしい奴だ。

彼女の上半身が下着姿になれば、沸き立つ周囲の男性。
その男性の声に後押しされるように、賽を手に取り、放つ。
[1d6→3=3]
メンシス > 「おっ」

やっと標準的な数値が出てきた。
斜めに連なる三つの黒点を眺めつつそう思考する。
数値的にはまだまだ弱いが、1よりはマシだ。

安定している彼女の出目。
しかし、ここで勝てばかなり大きい。
彼女を…というかその胸をじっと見つめながら、次の出目を待つ。

タマモ > 「ふむ…」

上下の激しかった相手が出した、平均的な数字。
確率なのだから…そう言ってしまえば、限が無い。
果たして、運はどちらに傾くのか。

「うん?もちろん、勝った全員から金銭は頂いておるぞ?
一応言っておくが…こんな場所で身包みまで剥いでしもうたら、犯罪じゃからな?」

ちょいちょいと、指差して横を示す。
そこに居るのは先ほど負けていた相手、金を失ったショックはあるものの、思うように衣服までは奪われていないようだ。

確率は半々だが、これをものに出来るかどうか、である。
4度目の結果は果たして?
[1d6→5=5]
タマモ > 安定している、これがどこまで続くかは分からないが。
何はともあれ出た目は5であり、また同じ立ち位置となった。

「なかなかに、面白い勝負となってきたではないか…そう思わぬか?」

1度2度の負けはあっても、こういった僅差での勝負は無かった。
これはこれで、面白い。
腕を組み、次は何を脱ぐんじゃ?と言わんばかりに、相手を見詰める。
…が、腕を組んだからか、何気に胸は強調されたようだ?

次は5度目、今の調子でいけば…

メンシス > 「ぐっ…」

やっぱり強い。
平均的に高い数値を出す彼女に苦い表情を浮かべ、ニットセーターとシャツを脱ぐ。
上半身が白いTシャツ一枚となり、逞しい腕と首の筋肉を露出させる。
ちょっと肌寒い。それに何というか…男たちの視線が冷たい。

「そうなのか…いやでも、ああはなりたくないな。
 悲愴感だだ漏れじゃねぇか」

指差しした場所を見つめれば、先ほど負けた相手の姿が。
衣服は完璧に剥がれてないものの、崩れた服と金を失った姿が何とも痛ましい。
ああはなりたくないと告げれば、賽を振るう。
中々の僅差、ここで勝たなければ…
[1d6→3=3]
メンシス > 「あっ!」

出た目はさっきと同じ3。
ここに来て悪い方向に安定してきてしまっている。
マズイ、非常にマズイ。

突き刺さる男たちの視線。
自分のせいじゃない、とも言いたかったが、とてもそんなことは言える雰囲気ではなく。
小さく肩を竦める。

タマモ > 同じ数字。お互いに、安定の位置が決まってきているのか。
今の位置で止まってくれれば、勝機はかなり高いのだが…まぁ、そう簡単にいくかどうかは分からない。
相手の状況はともかく、勝負に集中である。

「まぁ…そうは言うが、挑んできた者達が皆同じじゃからのぅ?
1000ゴルドを、どこまでの価値として見るか、じゃろうな?」

実際に、金に余裕がある人間ならば、少々手痛い程度だろう。
自分から言わせれば、なぜ金に余裕がないのに勝負を挑んだのか?と問いたいものではあるが。

流れに乗れれば良し、このままいきたいものだ。
[1d6→6=6]
タマモ > …そして、ついに少女から出る一番高い数字。
自然と、こう…にまにまと笑みが浮かんでしまう。

「ほれ、後が段々となくなってきたのぅ?
それにしても、なかなかに鍛えられた良い体付きじゃ。
こういったものも、見ていて悪いものでもない。
………まぁ…周りはそうではないようじゃがな?」

流れるように紡がれる言葉。
と、最後のものだけは、その雰囲気を見て分かるか、相手と同じように肩を竦めてみせた。

メンシス > 「……」

出た目を見れば、頭を抱えてズゥーンと凹む。
素直にTシャツと靴、靴下を脱げば、裸足でぺたんと地に足を付ける。
体付きに関しては冒険者をやっているだけあって筋肉質。
無駄のない、ガッチリとしつつ引き締まった筋肉を纏っている。

「いてっ!馬鹿野郎!これは俺のせいじゃねぇだろ!
 こっからが本番だ!」

べしっと後ろに居る男に頭を叩かれれば少し口論に。
にまにまと不敵な笑みを浮かべる彼女を指差して気合いを注入すれば賽を握る。
頼むと何度も頭の中で祈りつつ、サイコロを振るう。
[1d6→4=4]
メンシス > 「ぐっ…」

さっきから1を足した数値。
良いか悪いかで言えば悪くは無いが
如何せん決定打に欠ける。

ここまで順調に高い数値を出している彼女に対して有効になりえるかと聞かれればそうではない。
出来る事なら、ここで彼女の運が尽きて欲しいところだが…
それが中々難しい。

タマモ > 「…これこれ、外野は大人しく見ておるが良い。
それとも、現状から代わりにお主が出るか?妾はそれでも良いぞ?」

相手の落ち込みようはともかく、外からのちょっかいには、ぴくりと眉が動く。
すっと目を細め、その叩いた男を視線に捉え、言葉を…そうすれば、周囲もやかましくはあるも、手は出さなくなるだろう。

「さて…そう、まだ勝負は決まっておらぬ。
まだまだ続けてゆくぞ?」

完全な勝利を得てこそ、そこまでは油断は禁物。
これで勝てば王手ではあるが、そう上手くゆくかどうか。
[1d6→5=5]
タマモ > どうやら、少女の運の底は、もう少し先らしい。
4も悪い数字では無いものの、何とか一歩上にはいけたようで。
まぁ…気を張ってないように見えてはいるが、無意識に意識はしているのかもしれない。
ふぅ、と軽く吐息をつく。

「これで、リーチじゃのぅ?
さぁ、最後の足掻き、しっかりと妾に見せておくれ?」

サイコロを指に、ぴんっと上に弾き…指先に、ぴたりと落とす。
指の上でくるくると回るサイコロ越しに、相手を見遣る。

メンシス > 「……」

死んだ魚のような目をしながら出た目を見つめる。
何だろうか、ああはなりたくないという発言を回収している気がする。
追い詰められた冒険者はそれはそれは非力です。

「ぐぅっ…!まだまだ!こっから三連勝すりゃいい話だ!」

ズボンを勢いよく脱げば、下着姿、パンツ一丁になる。
しかし、未だに闘争心は抜けていない。
というかもはややけくそになっている。
涙目になりつつも力みがちにサイコロを振るう。
[1d6→6=6]
メンシス > 「……!!」

コロッ。
出た目を見れば、驚いた様子で言葉を失う。
戻ってきた最強の目に口元を覆い、涙が溢れ出しそうになる。

あぁ、神って居たんだな。
勝利は確定していないものの、敗北は無くなったことに安心する。
とりあえず、この場は切り抜けた。

タマモ > ぎりぎり、だが、勢いは戻ってきたか。
視線に入るサイコロの目に、ふむ、と頷いてみせた。

「そう、三連勝をすれば良い。
勢いは緩まず、それを持ち続けられれば…じゃろうな?
さぁ、こちらの目はどういったものか…」

指先で回していたサイコロ、それをテーブルへと。
最高の目が、もう一度出せるかどうか。
[1d6→1=1]
タマモ > 緩やかな…かと思いきや、案外下がりは大きかった。
今度はこちらが上下激しい、上手くいけば良いが、そうそういきはしないだろう。

「む…ここまで来てしもうたか。
………まぁ、致し方あるまい、これも勝負の行く先じゃ」

やれやれ、と再び肩を竦める少女。
すっと椅子から腰を上げれば、スカートに手を掛け、するりと下ろす。
それなりに自慢にはしているスタイルではあり、それが相手の、周りの者達の目に入る。
椅子に掛かる上着の上に重ねるように添え、改めて腰掛ける。
さっさと次へと進もうと、言っているかのように。

メンシス > 「ふむ…連戦連勝のタマモ様も運の尽きか?」

ニヤリと笑ってスカートを下ろした彼女を見据える。
圧倒的な差で勝ったのに喜ぶこの男。
以前、追い詰められていることには変わりないものの相手の運が尽きたと断定し、余裕の表情。

流れはこちらに来ている。
背水の陣とはこれこのことなり。
あと2勝。必ず…
[1d6→1=1]
メンシス > 「必ず……あれ?」

出てきた目に素っ頓狂な声を出し、唖然とする。
どうやらこちらも上下が激しい性質が戻ってきたようだ。
無慈悲に天を見据える赤い点に頭を抱えて落ち込む。

負けたかも。
涙目になりつつ周囲から聞こえる男たちのブーイングが突き刺さる。
運が尽きたのはこちらでした。

タマモ > 「さて、妾の運の尽きも見えるが…互いに落ちてしもうたようじゃのぅ?」

笑みを浮かべ、こちらへと視線を向ける相手。
しかし、その相手がサイコロを転がし出た目も、同じものであった。
しかも先手を打っている、こちらが1を出さねば、これで勝負は決まってしまう。

ここで油断をして1を、なんて事は、まだ可能性としてある。
今の流れから、それは決してそこまで低いものでもない…かもしれない。
さてはて、これで決着か…サイコロが、テーブルを転がってゆく。
[1d6→4=4]
タマモ > まぁ、あれだ…勝負の世界は無常であった。
そうではあるが、結果としてみれば、一番健闘をしたものだとは言える。
上下共に下着姿としたのは、今目の前にしている相手だけなのだから。

「勝負あり、じゃな?
ふふ…結果は似たようであれ、お主が一番進めたのは事実。
それをどう取るかは、お主次第じゃろう」

相手がすべて脱ぐまでは終わらぬと、少女はすぐに服を着直したりはせず下着姿のままだ。
むしろ、あえて今の姿を相手に見せ付けるように、椅子に腰掛けてはいるままに軽く足を広げたりしてみせる。
周りには、少々見え難い感じではあるが、脱がせた相手にはよく見えるだろう。

メンシス > 「はぁぁっ…!」

頬に手を添えて、叫ぶときのように口を大きく開く。
顔面蒼白。たった一つの可能性も無慈悲に回避され、深く落ち込む。
いや、もうこれ勝つの無理でしょ。

「…本当に脱がないとダメ?」

突如弱気になりながら、自身の下着を抑える。
単純に運の勝負で負けたことの悔しさよりか、こっちの方が重大であった。
すると、相手が軽く足を広げ始めた。
その動作にドキッとしつつ、意図が分からず困惑する。

タマモ > 「ふふ…もちろん、しっかりと見せねばのぅ?
妾がもし負けておったら、お主もそうしたじゃろう?
………まぁ、脱いだらすぐに戻せば良い」

多分…いや、間違いなく、そうなった事だろう。
そういった意味もあるのだし、もう一つは…
圧勝の時は見ても仕方ないが、この状況下で相手のものはどうなっているだろうか?なんて、悪戯心もあったりした。
それを狙っての、挑発的な姿勢の変化である。

言葉の通りに、相手が脱いで、すぐに着付ければ自分も着るつもりだ。
逆に言えば…相手がいつまでも躊躇っていれば、無駄に相手は反応を高めるだけだったりする。
手が遅まれば遅まるだけ、更に身を軽く屈めて胸を強調したり、腰を少し突き出してみたりと、見せ付ける動きは大胆なものになっていくが…
まぁ、さっさと終わらせるに限るのは、すぐ分かる、とは思う。

メンシス > 「んっ…」

胸を強調し、腰を突き出したりと挑発的な行動が目立つ彼女。
その様子に顔を赤くしながら、ぴくり、と下着の中のものが反応する。
『脱いだらすぐ戻せば良い』という言葉に助けられた様子で立ち上がれば、深呼吸をして意を決する。

「しっかり見ろよ。『見えなかったからもう一度』は無しな?」

彼女から良く見える場所に立ち、恥ずかしそうにそう告げる。
体格や顔に似合わず顔を赤く染めて、下着に手を掛ければ一気に下ろしていく。
中からは彼女の挑発的な姿勢で生じてしまった興奮により、少しだけ固く、大きくなったものを露出する。

しかし、通常より少しだけ大きくなっただけなのに、彼女の顔程の大きさがあるそれ。
恥ずかしそうにしつつ、10秒ほど彼女に見せつければ、そそくさと下着を戻す。

タマモ > 言葉に嘘は無い、それは勝負を仕掛けてきた者達が全員経験しているのだから。
まぁ、つまり…今周りにいるほとんどの者が、同じ目にあっているのだ。
そこまで周りがこれ以上に騒ぎ立てないのは、それがあるからだろう。

「もちろん、分かっておるぞ?
………うむ、女子であっても、男子であっても、気恥ずかしい振る舞いは良いものじゃ」

目の前に曝け出される逸物に、ほほぅ…?と、感心するような反応。
短い間ではあるが、じっくりとそれを目にし…戻せば、それで良しと姿勢を戻すだろう。
掛ける言葉の後のものは、目の前の相手だけに聞こえるような呟きだ。

「さて、さーびすはここまでじゃな。
さすがに、今日はこれ以上の相手は出てこんじゃろう。
ふふ…まぁ、次があれば期待しておるぞ?」

椅子の背凭れに掛けたドレス、それを着直す。
そして、ちゃっかりと1000ゴルドを忘れずにな?と伝えておいた。
この後は、まるで何事もなかったかのように、ウェイトレスとして働いて終わる事だろう。

メンシス > 下着を戻せば、そそくさと来ていた服を着直す。
周りが騒ぎ立てなくても本人はそれはもう恥ずかしく、顔から火が吹き出る勢いだった。

「…っ」

しっかり見ろとは言ったものの、やっぱり公の場で、そういう雰囲気でもないのに晒すのは恥ずかしい。
しかし、彼女は納得してくれた様子でこれで安心と言った風に胸を撫で下ろして深呼吸する。
掛けられる彼女の言葉、最後の呟きにちょっと顔を赤くしつつも、ポーカーフェイスで対応する。

「くっそぉ…
 次があったら絶対負けねぇからな」

ドレスを着直す彼女にそう言い放てば、懐を探る。
そういえば、1000ゴルド、持っていただろうか?
懐の財布を確認すれば、1000ゴルドはあったものの…

生活がより一層厳しくなったこの男。
果たして、安定した生活を送れるようになる日は来るのだろうか。

ご案内:「平民地区 とある酒場」からタマモさんが去りました。
ご案内:「平民地区 とある酒場」からメンシスさんが去りました。
ご案内:「貧民地区 街路」にアルテミアさんが現れました。
ご案内:「貧民地区 街路」にクロエさんが現れました。
アルテミア > これまで降りかかった出来事を知らなければ、目の前にいるのは年不相応に気丈に振舞う幼き少女。
欲望が無いとはいわないが、それ以上に先に走るのは少女に対する情、すべて吐き出してしまいなさいと優しく撫で続ける。
心に溜まった澱が流れ出し、代わりに空いた空間を埋め始めたのは思い、甘えるように身を寄せ、喜ばせたいと無垢の心で雛鳥の様に強請る姿ににっこりと微笑んで。

「良い事、私の前では素直で正直な娘でいるのよ。
 嫌な事があったとしても、隠さずに教えてくれたなら、その分を埋めるように可愛がってあげるから。」

香りで願望を擽り、優しく撫でて話を聞いただけで絆され、無垢な笑顔を受ける少女に魅了を使うのは野暮かと耳元に甘く囁く。
言葉のままにうっとりと心酔した表情で恥ずかしそうに吐露される言葉、遠慮がちに愛情を求めるのは、これまでの出来事からの怯えだろうか、どこか不憫で可愛くもありぎゅうっと抱き締め直して。

「クロエちゃんが好きでいる事を私は止められないわよ。そう思うのならどんな形でも一緒にいるから、私を振り向かせなさい。
 無理な事まで受け入れようとするのは頑張るとは言わないのよ、それはただの無謀。正直に無理と言って代わりに出来る限りの事をする、それが頑張るという事、良いわね。
 クロエも可愛い名前だと思うわよ、クロエちゃん。言ったでしょ、好きに呼んでねって。」

欲望混じりとはいえ、思慕の情がどう変化するかは目の前の娘次第、望みを押し付ける事無く、自分が努力するから見ていてと告げられた言葉ににこっと微笑んで。
覚悟は自身で考え決める事、必死に考えているのを見れば届かないはずがなく、微笑みに少女が喜んでいるのを見ると優しく撫でて。

「そんな事を言うとどうなっても知らないわよ。
 恥ずかしいだけ?」

解ける様に消えたリング、肉真珠がぷっくりと剥けたまま変わらないのを見ると残っている事には気が付く。
干渉してどうにか出来るかも知れないが、望んでくるまでこのままにしておこうとふぅっと肉真珠に息を吹きかけて。
ナイフを巧みに操り、剃り落としていく薄い銀毛、月光にきらきらと煌き淡い幻想的な印象を感じさせ消えていく。
肌を傷つける事無く、丁寧にナイフを走らせ、しょりしょりと音をたてながら、閉じた陰唇を、下腹部を、奥深くの小さな窄まりまでも露にさせて。
片手で尻の谷間を開くと耳まで真っ赤にしているが、抵抗も見せず、時折漏らす甘い声をくすっと笑う。
窄まりに金属が触れるたびに小刻みに震える身体、過敏な反応に性感帯のようだと感じ、露わになった菊の窄まりにチュッと口付けて。

「良いわよ、クロエちゃんからお願いしてきたら、剃ってあげる。」

声には出せていないが、羞恥で頬を染めて恥じらうような意思表示をくすっと笑い、一緒にいる繋がりの一つと捉えたのだろうか、強請る様子に甘く囁いて。
どう願うかなど、最初の内はすべて任せようとあくまでも軽く少しだけからかうように。

「今から、クロエちゃんのとっても恥ずかしい姿をたっぷり見せて貰うのだけど、此処で良いのかしら?」

菊の窄まりに人差し指の腹を押し付け、軽く捏ね解しながら耳元に甘く囁く。
ゆっくりと拡張させるかのように捏ねる指先、見せる恥ずかしい姿とは何をされてどうなる事なのか気が付けるのだろうか。
柔らかくなり始めるにつれ、少しずつ指先を軽く押し付けたり、軽く爪を立てて皺の数を数えるかのように掻いたりと弄んでいて。 

クロエ > 二十以上の雄に嬲られ、穴という穴を強引に抉られ、拡げられた少女。
しかし、それを騎士であるなら仕方ないこと、と思い込むことで逃避し、蓋をして、今の今まで逃げていた。
その蓋を外し、抱きしめると共に受け止めてくれる彼女に、初対面なのにもかかわらず、された所業を告白する。
微笑み、慈しんでくれる彼女の優しさが、少女の心を埋め、盲目の信愛を作り出す。

「あ、ぅ……アルテミアは、優しいね。ボク、汚れちゃってるけど、愛してくれる?
 沢山乱暴されたの、全部上書き、してくれると嬉しいな。虐められるなら、アルテミアに、されたい。
 ボクがどんなに酷い事されても大丈夫な様に、アルテミアのしたい酷い事、全部してほしいな」

甘い愛情に判断力すら麻痺して、自分の全てを彼女に捧げたいと願ってしまう。
彼女にされる甘い密事は、愛されている証。彼女にされる酷い事は、騎士としての訓練。
怯えを払拭したいという焦りもあるのか、少女は一足飛びに、答えを求めようとする。

「んぅ……頑張る、ね?アルテミアがボクに振り向いてくれる様に、え、えっちにも、なる、から。
 本当に無理な時は言うから、その……壊れるぎりぎりまでなら、して、ほしいなって。
 あぅ、褒められるの、ドキドキして、むずむずする。あんまり、慣れてないから」

名前を呼ばれるだけで、鼓動が早くなるのが分かる。火照りと高揚も一入だ。
ならば、彼女が望むことを受け入れたら、どれだけ気分が高まるのか。
想像し、陶酔し、覚悟と称して、僅かな産毛に覆われた秘所を見せつけた。

「は、ぅ……アルテミアになら、壊されてもいいよ。それが、覚悟だと思うから。
 恥ずかしいけど、なんだか胸が苦しいような気がして、お腹が、うずうず、するかも」

興奮が高まりすぎて、少女の呼吸は過呼吸気味だ。
駆け回った後の犬の様な浅い息遣いは、はっ、はっ、と興奮の色を示す。
リングにも気づかれてしまったようだが、少女からは何も言わない。
もし仮にこれを外すときに、彼女に何かがあったら怖いのだ。だから、自力で外すと決める。
吹きかけられると息に震えて、しょり、しょり、とナイフの気配に心が躍って。
丁寧に処理された陰毛は、当分生え揃わないだろうと思えるほどだった。

「……それなら、毎回お願い、しちゃうかもだよ?それでも、いい?
 そこ、き、汚い、けど……平気?あ、弄るのだめ、とかじゃないよ?」

潤んだ瞳は恋慕と愛欲に満ちており、熱を帯びて蕩けている。
彼女のからかうような言葉には、しかし少女は生真面目に。

「……い、良い、よ?か、覚悟、だもんね。ここで、大丈夫。
 本当に平気だよ?だって、アルテミアにされるなら、どんな事でも、どんな場所でも、受け入れられそうだから。
 その、重かったらごめんね?でも、その、こう言うの初めてだから、思いが止まらなくて……!」

感情を持て余し気味な少女は、制御できない熱情を素直に吐露する。
小さな窄まりは、未開発故に濡れるとしても汗を少し纏う程度。
こね回され、解され、徐々に柔らかくなると感覚も勝手に鋭敏になって。
押し付けられると穴がほぐれて、徐々に粘膜の質感を指先に伝えながら。

「ふ、ぅんっ♪ん、くっ……お、しり……虐められちゃうん、だよね?
 う、んっ……ボクが、嫌って言っても、やめちゃだめ、だからね?」

自身の覚悟を精一杯に伝えると、抱き着くことで不安をこらえ、窄まりの力を抜く。
彼女にされるならば、どんなことでも受け入れる。そう決めて、ゆったりと身をゆだねた。

アルテミア > 心に溜まっていた澱、雄に嬲られて強引にされた事の全てを涙を浮かべながら告げられると抱き締めながら優しく撫でて。
聞いて受け止める、今はそれが一番の癒しになるのだろうとただただ優しく、語り終えるのを待って。

「別にクロエちゃんが汚れているとは思わないわよ。
 クロエちゃんはただ欲望の捌け口にされただけで、汚れてなんかないわよ。
 たとえ他の者がどう言ったとしても、私は汚れていないと言ってあげる。
 したい事を全てして、クロエちゃんをたっぷりと可愛がってあげる。」

初めての愛情に判断力すら麻痺して、傍から見ればおかしい事を言っているのかもしれないが、それを否定せずに受け入れる。
少なくとも同じ欲望の対象にしたとしても、それまでの相手とは違い、愛情がたっぷりと篭っている。
背伸びしているのに気が付くとにこっと微笑んで、無理はせずに一歩一歩進めば良いのよと優しく撫で、頬に口付けて。

「えっちになったからと言って振り向くかは分からないわよ。
 一つ言えるのは、クロエちゃんらしくある、それが大事なの。
 良いわよ、望むならどんな事でもしてあげる、もし壊れたとしても見捨てず、傍にいてあげる。
 それなら慣れなさい、これからも褒める所は褒めてあげるから。」

肌を火照らせ、気分を高揚させ、望む事を全て受け入れると告げられ、本当に素直で正直な娘ねとくすっと笑う。
僅かな産毛に覆われた秘所を、天下の往来で自ら見せつけた覚悟、さらに壊されても良いとまで言われるとそんな事は言わないのと撫でながらも肯定して。
興奮しすぎているのか、過呼吸気味なのに気が付くと、少し落ち着きなさいと背を撫でながら、リズムを取りながら深く深呼吸を何度もさせて。
リングの事を言い出さないのは、心に秘めた考えがあるのだろうと同じように問いはしない、何れ自分から話してくれるだろうとも思っていて。
肉真珠への刺激に震え、丁寧に処理される事に心を躍らせ、自分の手でつるつるになったのを確認すると掛けられた言葉に優しく撫でて。

「言ったでしょ、お願い出来たらと。
 クロエちゃんに汚い所はないと思うけれど。
 でもそういうのなら、綺麗にして欲しいのかしら?」

向けられる恋慕と愛欲に満ち、熱を帯びて蕩ける潤んだ瞳、もう可愛いとぎゅうっと抱き締めて。
からかう言葉に生真面目に返されるとくすくすと笑って訊ねる、それだけで意味はきっと分かるだろうと。

「別に重いと思わないし、そこまで思ってくれるなんてとても嬉しいわよ。
 それにクロエちゃんが構わないというのなら、此処でたっぷりと可愛がってあげる。
 もし誰かが来たとしたら、見せつけてあげなさい、たっぷりと可愛がられているのだと。」

初めての感情なのか、持て余し気味で制御出来ないままに素直に告げられ、うんうんと頷き聞いている。
全てを語り終えたと思えば、甘く優しく耳元で囁きながら、ゆっくりと菊の窄まりを開発していく。
様子を見ながら捏ね回し、解し、柔らかくなるほどに小刻みに震え、最初に思った事が間違いないと感じ、耳元で、お尻の穴が気持ち良いのでしょうと囁いて。
ゆっくりと押し付けた指の腹、ぐぷと僅かに窄まりが広がり、粘膜の質感を感じて少しずつ深く指を潜り込ませて。

「違うわよ、虐めるのではなくて、お尻を可愛がってあげているの。
 だから、以前の男達とは全く違うでしょ?
 大丈夫、きっとクロエちゃんは嫌なんて言わないと思っているから。」

精一杯に伝えられた覚悟、不安も感じているのか、必死に抱き付いた耳元に甘く囁き微笑む。
少しは安心したのか、身を委ねて、窄まりから力が抜けたのを感じると、ゆっくり、ゆっくりと人差し指で貫いていく。
様子を見ながら無理させない程度の速度で、根元まで咥え込ませると唇を重ね、腸内を軽く指先で掻き混ぜつつ、舌を伸ばして口内に潜り込ませて弄り、にちゃねちゃと淫らな水音を響かせながら時には唾液を流し込んで。

クロエ > 溜まっていた全てを吐き出すと、気分は青空を見るような爽やかな感覚に満たされる。
同時に、彼女の抱擁が暖かく、何よりも心に染み入る薬となっていた。

「そう言ってくれると、凄く嬉しいかな。それに、凄く安心した。
 ボクは汚れてなんていないんだって、きっと言って欲しかったんだ。
 だから、うん。アルテミアのお陰で、もやもやが晴れたよ……♪
 ん、どんな事でもして良いんだからね?大好きだから、全部出来るもん」

子供っぽさの混じる証明。それが本来の少女なのだろう。
恋は盲目、というが、少女は既に目元を塞がれ、甘い言葉を囁かれている状態。
しかも、彼女に誘われて、ではなく、自分から踏み外して、彼女の元に飛び込むのだ。
背伸びはいつでもしているし、それを認めてくれる人が居るのは何より嬉しいこと。
最早、彼女を嫌うことなど何があっても不可能な程に、急速に心を奪われてしまっていた。

「ん……それならボクらしく頑張るね?だけど、その、アルテミアの好みなボクにされたいっていうのも、あるから。
 本当に、本当?……えへへ、どうしよう、嬉しすぎて、なんだか夢みたいだなって。
 うん……慣れるためにいっぱい褒めてね?ダメな所は叱っても、欲しいけど」

基本的に素直で真っ直ぐな分、感情が行き過ぎてしまうのが難点。
普段は背伸びしていることで感情を制御しているが、今は全てが無防備なのだ。
全ての言葉が少女の本心で、望みで、願望だ。全て隠し立てなどしない。
背中を叩かれ、あやされながら、初めての恋を手元に置こうと、懸命に、必死に、手繰り寄せる。
リングだけはまだ話せないが、何れは必ず話すのだろう。心からの信頼を示すために。
無毛になった秘所は、何となく心許無い様な気がして落ち着かない。すぅすぅする。
それでも、彼女の手でされた、という事実が、何より繋がりの様な気がして嬉しかった。

「……恥ずかしいけど、お願い、ちゃんとするよ?どんな風にしたら良いかは、教えてほしいかも。
 その、嬉しい言葉だけど、やっぱり汚いような、気はする、かも。
 き、綺麗に、なんて、どうやってするの?き、綺麗にしたら、不安じゃない、けど」

性的には普通の行為しか知らない為、自然と問うことが多くなる。
しかし、羞恥に負けずに言葉にするのは、彼女に少しでも近づきたいから。
どんなに淫靡でも、どんなに異常でも、それを受け入れようと、懸命なのだ。
甘く優しく、雁字搦めの少女はただ、彼女という心地よい底なし沼に沈んでゆく。

「えへへ、うん♪大好きで、大好きで、一杯一杯、温かい気持ちが溢れてくるんだ。
 ――ん、よ、よろしくお願いします……わ、かった、見せ、つけるよ。凄く、恥ずかしい、けど」

頷き、彼女にしがみつきながら、愛撫の手を受け入れる。
本来は排泄に使うはずの穴を穿られ、広げられるのは奇妙な感覚だが、解されるにつれて羞恥の混ざった高揚を覚える。
声音にも甘い物が混じり始めて、むずむずとした痺れがじんわりと広がって。
彼女の指摘には耳まで真っ赤にしながらも、素直に、という言葉に従い、小さく頷いて見せる。
やがて指がゆっくり入り込むと、思わず口から漏れ出るのは、確かな喘ぎだった。

「うぁ、ぁ、あぁあっ、ひ、ぁぅうっ♪は、ひぁ、ぁ――♪お、しりっ、可愛がってっ♪
 ゆ、びっ、にゅるって、入って、中で動いてっ、へ、変な気分っ、ぞわぞわってっ♪
 へ、変なのに、びりびりしてっ――あ、アルテミア……?ん、むっ♪んふ、んぅっ♪」

入り込む人差し指。根元までを飲み込むと、腸壁は全体を程よく締め付けて、指を離さない。
ぽっかりと奥がすかすかになっている肉穴とは違う、確かに快楽を得られる肉穴。
極上の性器に変えられる片鱗を示しながら、徐々に甘い快楽に浸る。
同時に重なる唇も、その甘さを求めるように何度も何度も吸い付いて、はしたない水音を立てながら流し込まれるままに唾液を嚥下する。
こくり、こくりと喉を鳴らしながら、夢中になって、舌を絡めあうことになる。