2016/08/11 のログ
『触手ちゃん』 > 「ほらほら、もう喋る力も沸いてこないかい?」

人型の性行とは違う、けれどそれに似た凌辱はいよいよ熾烈を極める。多少なりとも人らしい性行で喜悦に浸らせれば、子宮の奥底を乱暴に殴り、その前後で膣内に触手が暴れる。
彼女の子宮へ取り入ろうと、彼女の母胎を犯そうと。結果的に彼女の一番良い所が犯されて。
必死に邪念を振るう彼女、けれどもまだ口はそうして抵抗を重ねる。
効果てきめんの毒液を二度も体内に注がれて、ここまで抵抗出来た方が凄いのかもしれない。

「そうかい?もう認めちゃいなよ。さっきも欲しがっちゃったんだし、
今も、まるで孕みたがってるみたいにきゅうきゅう締め付けてるよ。
魔物に犯されて苗床奴隷にされて喜んじゃう変態さん、違うかな?」

玩具を愛でるみたいに頬に魔物がすり寄っていき、擦りつけられる。
挿抜の過程で窮屈に締め付けてくる少女の膣は、名器であると言わざるを得ない。
魔物であってもまた、締め付けられていると言う感覚はある様で、変わらず彼女を犯し続ける。
既にもう彼女は一旦落ちかけている。今更この拘束しきった状態で何も変わるまい。

「まぁまぁ、そう頑張らなくっても良いよ。そんなにボクに犯されたいのかな。
疲れ切って気絶したら気持ち良くなれないよ、もっとも、気絶しても犯すんだけど。」

完全に受け入れきっている身体にある種の気遣い。
凌辱への葛藤を抱えたままでは疲れてしまうだろう、という。

「むんむんしてるね…ふふ、酸っぱいリムちゃん。良いよ。
でも今度からは「変態な私を舐めて」って御願いしようね。」

むぁっ、と、前後運動と、排水成分の分泌によって、彼女は老廃された体液でベトベトなんだろう。
挿抜をしながらも、彼女を囲う様に配備された触手が一気に近寄ってくると、
露出された生足に腕、首筋やおへそ、背中にお腹、耳から腋、指先まで丹念に、
しかし転々と無作為に選んであちらこちらに舌を這わせるように舐めて、
じゅうじゅうと吸引していく。

「おっと、今の声は可愛かったね。ほれ。」

ぺしん、と背中を張り叩く音。打てば響く、叩けば鳴るみたいに面白く、それでいて恥ずかしいものを見せてくれるのは眼福と言うほかあるまい。
胸を吸い上げれば甘い声を溢し、自身の体を魔物に舐めろと言い、
全裸を晒しながら尿や蜜を漏らすそれは、苗床にするには非常に好機で。

「そう。良い子だ。」

そして、ついに彼女はあらゆる抵抗を手放してしまったのだ。理由はどうであれ、
魔物は目的を果たした。そうでなくても無理矢理犯すことも出来たが、凌辱からの性奴隷はこうでなくては。
ずぶ、と彼女を貫くその魔物は、彼女の子宮に取り入った。
内部から魔物の巣へ、母体へと作り変えるべく、子宮を犯しながら、
びゅるるとその体液を胎内へと注ぎ込む。
それはやけに熱くて濃ゆい媚毒、強烈な幸福感を齎すものだ。
苗床となることへの幸せをその身体に刻み込もうと言うのだろう。
彼女を発情させ、体温を上げて…苗床として適切な体温を上げさせる。
更に、子宮の機能を魔物を孕みやすいようにと都合よく変化させていくのだ。

「さて…良い苗床だ。ふふ。」

ぶく、と根元から突然膨れ上がった男性器めいた触手。その膨らみは先端へ。
彼女の膣、子宮へと迫って、鈴口みたいな発射口から、ごてごてした拳くらいの固体が一つ、二つ、三つと放たれ、子宮へ入れられる。
魔物の卵だ。
『触手ちゃん』は様々な触手生物の混合体である。
その卵の種類も一様ではない。しかし、皆が皆彼女の身体を苗床として、寄生を始めたことは確か。
そう大きなものでもなければ、試しにといった具合だったので、
上手く苗床に適応できていれば、彼女自身が子宮から膣を辿って、異形の卵を産み落とし始めるだろう。

「これでキミは苗床で、そしてボクのお嫁さんで、それで性奴隷になったわけだ。」

ずぷん、と彼女を孕ませた触手が引き抜かれた。

「生れるのが楽しみだね…さ、こっからどうしよっか?」

腹部を擦る別の触手。
暗にもっと虐めても良いんだよとでも言うかのような質問。
因みに相当気に入っているのやら、身体から母乳の排出が止まるまで、
巻き付いたそれらは搾って吸い続けている。

リムル > (コン、コンと肉棒で最奥を、子宮をノックされることはあれどそれは人間相手の時のみだ。彼のように先細りした触手で全てを蹂躙された経験などない。子宮をノックし、その先にさえ侵入しようと足掻く、侵入者なんて・・・今まで、いなかった。)

そんな・・・こと・・・っ、

(ない、と主張する声は既に弱々しく。その意志は最早握れば折れてしまいそうな程に儚く。既に彼から、こちらを辱める言葉にはっきりと否定出来ないほどにその意思は堕落していて。――もう魔物でもいい。愛されて、犯されて・・・孕んで、たくさんの家族を産む。例え異形だったとしても、それは愛すべき家族に変わらないでしょう?――エルフの夢は、既に歪みを産み始めていた。その歪みは、彼らに都合の良いように、歪んでいって・・・。)

やだ、ちょっと・・・恥ずかしい、んだけど。

(むんむんしてる、酸っぱい なんて言われればそんなことを主張する。今までのように突き放すのではなく・・・僅かであるが 親愛 が垣間見える言動であるのは、彼らに多少なりとも愛情と呼べるものが植え付けられつつあるからか。そして、触手達が一気にエルフに殺到し、ちゅうちゅうと一斉に体液を吸い始めれば)

んんっ・・・!

(びくん、と気持ちよさそうにその奉仕を受ける。目を閉じて、その快楽に身を委ねるようにして。ぷるぷると震えるのを我慢しているようであるけれど、浮かぶ顔には明らかな快楽が見えていて。その後・・・飴の後は鞭、というかのように ぱしんっ と、景気の良い音を立てて背中を叩かれば可愛らしい悲鳴をあげるだろう。白かった肌に、折檻すればそこはくっきりと赤い痕が残って、少女の肌を支配していくような感覚を得られるだろうか。)

んっ・・・!んんっ・・・!

(そして・・・子宮についに、致命的な毒が注ぎ込まれる。先程までとは比べ物にならない毒だ。毒に対して、非常に弱いエルフがそれを注がれればどうなるか。答えは簡単である――それはもう、あっさりと堕ちるのだ。毒の魔力に。
――この子達が愛おしい。愛すべき家族に囲まれて幸せ。彼らがいればもう何もいらない。その愛おしい家族達に囲まれて、その子供を産むことができるなんて、どんなに幸せなのだろう・・・。そんな、幸福感がエルフに植え付けられて。そして、苗床に適応するように体温を上げれば、暑い・・・、と不快そうにつぶやくことだろう。やはり、彼女の身体はあまり高温には適さないようである。その一点に関しては苗床に向かない点であろう。しかし・・・ぽたぽたとその影響で、汗を頻繁に流すことに関しては彼らにとっては都合が良いか。)

んっ・・・ひゃっ!?なんっ・・・か、入ってぇ・・・?

(ころん、と子宮の中に何かが転がり込んでくる感覚を感じる。お腹を重く、妊娠した、とはこんな感じなのだろう・・・そう感じる程の重量感だ。それを感じれば、何これっ・・・!? と、少々動揺したように、狼狽しようか。そして・・・エルフが落ち着き、その卵もエルフに順応すればそれはそれは上質な魔物が生まれるだろう。なにせ、魔力の溢れる若いエルフの身体だ。たくさんの魔力を浴び、育まれれば、下手をすればワンランク上の存在すら生まれかねないだろう。)

いっぱい・・・あいしてください・・・。

(まるで子供のような舌っ足らずながら、そう主張するだろう。乳を吸う、愛しい子供達。そして、愛しい貴方。もっといっぱい愛してください。もっといっぱい甘えてください。そうすれば、私はもっと幸せになります――。彼らの毒によって歪んだエルフの倫理感は、どこまでも、どこまでも堕ちていって)

『触手ちゃん』 > 「恥ずかしい事なんてないでしょ、ほら。誰も見てないんだし…。もっと可愛く、大きな声で鳴いてごらん?
もう変態でもいいでしょ、ね。」

さっき背中を叩いて鞭痕を付けたかと思えば、お尻を撫でてやりながら、恥ずかしさを否定し、痴女の道へと誘い込む。
最早凌辱で落ち切った彼女、そして我が子を孕んだ彼女、
『触手ちゃん』の手のひらの上にあると言っても、間違いではないだろう。
媚毒で洗脳された彼女は、母としても苗床としても、もうこちらに敵意など抱くまい。
卵と子供を産んで育てる、立派な母親にして奴隷だ。少なくとも、魔物はそう見ている。

計算外な事に、暑さに弱いという母胎。
こうなればじっくり身体を熱しながら少しずつ卵を返すしかあるまい。
時間はかかるが産卵までの楽しみが増える。悪い事だけではなかろう。
芯から煮える様に暑くなるだろうが、汗と舐め回す魔物の影響で少しはましになるだろう。
それでも滝の様に流れ、だらしなく他の体液と混じる彼女の汗は、益々、
裸なのに蒸れて酸っぱい匂いを醸し出す。とはいえそれらは魔物の栄養。

「ほら、恥ずかしがってないで御願いしてみなよ。お仕置きしちゃうね。
このままじゃ酸っぱいままになっちゃうよ。」

スパーンと、躊躇する彼女を強制する様に叩き据える。
これはこれで楽しいと面白がっているのだろう、真っ白な雪色のそれに傷つけるのもまた一興。
人がSMプレイに興ずる理由が身に染みて分かる『触手ちゃん』であった。

「どうして欲しいかな?………なんなら今すぐ産卵してみるかい?ぱぱぱっと魔法でね。」

彼女の身体に寄生した魔物の卵は、母体から、子宮から、本来彼女が孕んだ子が得るだろう栄養を奪い上げる。
彼女のお腹の中で蠢く卵は、彼女の子に成り変わり、そこで急速に育っていくのだ。
上質なエルフの魔力を含有する栄養分は、親にも子にも美味で、良い栄養で。
はたまた育ち方や、生まれる魔物だって益々強くなるには違いない。
寄生とは言え、それは紛れもない、彼女を母として産まれる子供なのだから。

「それじゃあもう少し頑張ってもらおうかな…お母さんには。」

ぐい、と大股をさらに広げて股を開かせれば、如何にも、という魔物特有の大きな性器めいた、太くて長い触手が付き出される。

「いずれこっから魔物や卵を産むんだし、こういうのが出入りするのも…慣れておいた方が良いよね?」

どうだろう、とばかり先っぽだけ宛がってみる。
こんなものまで欲しがれば、もう彼女が変態である言い逃れなどできるまい。
そもそも、もうする気も力もなさそうだが。

リムル > ・・・だめ。恥ずかしいものは恥ずかしいの。

(常識は崩壊し、倫理も崩れた。けれど、それでも元の少女の性格は完全に消えた訳ではない。その、恥ずかしいと感じる思い・・・それを完全に消し去り、少女をそういった痴女へ落とすには、もう少し解してやるか、何かしてやらないとダメだろう。・・・それに、誰も見ていない、とは言うが周りには、他の魔物に蹂躙される女性達も残ってるのだ。やはり、聞こえないにしても聞かれるのは恥ずかしい。

そして、暑さという雪国育ちには辛い環境に晒され、熱を与えられれば一定時間以上それに晒してしまえば ぼーっ・・・と、反応がどんどん薄くなっていくだろう。どういう状態か、といえば・・・のぼせているのだ。少女の体温管理は彼らにとっては悩ましい問題になるかもしれない。熱を与えなければ、卵にとって好ましくない。しかし、あまりにその状態を維持すると今度は母体に対して負担が大きい・・・。かといって、あんまりにも行き来しすぎるのは両方によくない。・・・この辺りは触手達の腕の見せ所だろうか。・・・まるで水槽で魚か何かを飼っているかのようであるように聞こえるが。)

やんっ、ちょ・・・っ!言う、言うからぁっ・・・!

(だから、その叩くのをやめて・・・っ!と、主張する。エルフは決して痛みに強い訳ではない。耐久力はそこらの町娘とさほど変わらないのだ。故に、あまりにぱしん、ぱしんっ と、叩かれ続ければ痛いし、やめて欲しい、と思う。だから、やめて、と。愛すべき家族に、それをやめて、と主張して。)

へ、変態な私の・・・汗、吸って、吸ってください・・・っ

(それを主張するのは非常に恥ずかしいことだ。最初こそ、勢いつけて言った為に大きな声であったけれど、少しずつ声が小さくなっていったことも無理のないことだろう。・・・一発目としての及第点をいただけるかどうか、それは彼ら次第だけれど。)

だめ。そんなの、だめ・・・。この子は、私の子供・・・初めての、子供なんだから・・・きちんと、愛して、慈しんで・・・それから、産むの。

(今や少女にとって今腹に宿したその卵は自分の愛すべき子供だ。それを、魔法で強制的に成長させて、強制的に即産むなんて・・・そんなこと、したくない。きちんと、育てて・・・きちんと、産んであげたい。私の、愛すべき家族を。――そうエルフは主張する。そして、エルフの愛を受けて子宮で育まれたその魔物は、それはそれは上質な魔力をたっぷりと注がれて、並の魔族よりも強大な魔族として、力強く、知性に溢れたモノが生まれただろうがそれはまた別の話である。)

あなたが、そういうのしたいなら、受け入れてあげる・・・。

(エルフは、彼らに全てを許した。彼らを愛した。彼らが無茶振りをしようとも、それを受け入れるだろう。それは、その極太の触手であろうとも。――流石にそのサイズであれば絶叫をするだろうが・・・きっと、意識は最後まで途切れず彼らを受け入れ続けただろう。そうして、全てが終わっても少女は解放されず・・・苗床として、彼らを愛し、彼らに欲望をぶつけられ続けただろう。それをいつ終わるともしれぬ、陵辱の夢――。)

ご案内:「設定自由部屋」からリムルさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」から『触手ちゃん』さんが去りました。
ご案内:「貧民地区の裏通りにある家屋」にアシュトンさんが現れました。
ご案内:「貧民地区の裏通りにある家屋」にエーヴさんが現れました。
アシュトン > (貧民地区にある、見るからにボロイい――はっきりと言ってしまえば廃屋寸前の家。
窓には遮光がされているらしく、中の様子を伺い知る事は出来ない。
そんな家の中で、ソファーに腰を降ろし、ティーカップ片手に本を読む男が一人。
そう、ソファー。
小ざっぱりとした内装ではあるものの、外観に比べて内部は随分と整っており、住み心地は良さそうである。
ここは、複数とある隠れ家の一つ。
妙に目をつけられるのを避けるために、外観はそのように偽装しているらしかった)

「さてと、少しばかり疲れたな。
お菓子か何かでも、仕舞い込んでいた筈なんだがな」

(本をテーブルにへと置けば、ゆるりと立ち上がった)

エーヴ >  なぜあの男の元にやってきてしまったのかは正確にはわからない。
 あるとすれば男が去って行った後にポケットを探ると羊皮紙の切れ端がねじ込んであり、そこに住所が記載されていたことだろう。
 正確な住所ではなかったが、ヒントになる文言が多数散らばっていたので特定は容易だった。
 斥候や盗賊が使うような暗号めいた物言いを解読していくと、貧民地区のスクラップも同然の家へとたどり着く。

 「………うーん」

 ごくり喉を鳴らすは、皮製の防具やら特殊な器具を内蔵した手甲やらを装着した完全装備の盗賊一匹であった。
 身軽な装備とはいえ、薬品を封入したアンプルまで持ち歩いているのだ、これから王城にでも侵入するような格好で。
 窓ガラスの前に顔を寄せて中をうかがう。全く見通すことが出来なかったが、目の色合いが透き通った青になると、中を透視することができた。
 垣間見えた人物相手に胸元に拳を置いてみて。
 窓ガラスをぶち破るのはおかしいし、天井裏から入るのもおかしいし、鍵を破るのも――。

 「……」

 意を決して扉をとんとん叩く。
 盗賊が正面からノックというのも妙な話ではある。

アシュトン > (家の外がそんなことになっているとはつゆ知らず、カーペットの上を歩く男の足が止まる)

「うん……? 何か反応があったな」
(室内で、自分の耳にだけ届く小さな鈴の音。
魔術やら何やらに対しての完璧な遮断は金も掛かるし、こんな廃屋にそんなモノが仕掛けられていれば怪しいにも程がある。
妥協した結果、何かが干渉すると警告だけ鳴らす簡易の仕掛けが施してある。
敵か何者か、は判別がつかないのだが。ポケットに片手を入れると、足音を警戒して扉の方へと向かっていった所、で)

「……襲撃にしちゃだいぶ度胸があるよな」
(一人呟く。
ノックしてやってくる賊、なんてのもそうそう居ないだろう。
あり得るとすれば、今自分が、この隠れ家に居るのを伝えている人物。
つまり用事が有ってやってきた者、という事だ。そうとなれば、誰かは幾らか絞り込める。
扉へと肩を預けると、シャッターに手を掛け、上へとズラし。
細めた双眸で、外を見やると)

「ふむ」
(扉の方を向いているのであれば、フードを被っていても顔位は見えるだろうか。
それを確認すれば、鍵を一つ…二つ三つ四つ程外してから、ノブに手を掛けて)

「よく来たな、まぁそれほど難しい内容じゃなかったけど。
本当にわざわざ来るとは、思って無かった。
――立ち話もナンだ、折角来たんだから、入るだろ?」

(扉を開ければ、相手へと軽い笑みを浮かべ。
チョイチョイと手招きしてから、ソファーの方にへと歩いてゆく。
室内は先の通りだが、コーヒーの匂いに混ざって、少しとばかり薬に匂いも漂うようだ)

エーヴ >  本格的に襲撃もとい盗みに入るならば、夜を狙う。そして音もなく家の弱点をついて侵入し逃げていく。
 正面からノックして相手の家に入るなどいつぶりだろうかと少女は思った。
 魔術には疎いが、鈴の音だけは感じ取ることができた。耳と目は常人よりも性能がよいのだ。
 ノックから少しして扉のシャッターが上に引き上げられた。ノックした手を下ろすと、間が悪そうに身じろぎした。
 フードが深く下ろされていたが、扉一枚はさんだだけの距離故に目元まで薄暗い中見えることだろう。

 「………お久しぶり」

 らしくもなく言葉少なめに挨拶すると、相手が扉を開けるまでおとなしく待った。
 カチリカチリと鍵が外されていく。盗賊らしく鍵の数はやたらと多かった。
 扉が開かれると物珍しげに室内を見回しつつ歩を進めていく。音もなく床を進んでいくと、室内中央で止まる。
 薬品類。コーヒー。さまざまな匂いが混ざっている。鼻をすんすん鳴らすも、すぐにやめる。また妙なもの吸わされるとでも思ったのだろうか。
 若干挙動不審なびくつき方でソファー前で止まる。腰はおろさず、フードを下ろす。お腹で緩く腕を組み、胸元から羊皮紙を取り出し振った。

 「帰り際に気がついたんだけど、これどんな理由でねじ込んでたの?
  来てあげたんだけど。お茶の一杯でも出るのかな」

 高慢そうな、それでいて警戒するような物言い。
 薬に当てられて淫らな行為に耽ってしまったことへの羞恥心と後悔があるらしく。
 透き通った白色の頬に薄い朱色を湛えて、男の顔を見つめている。

アシュトン > (彼女が家の中へと入り扉が閉まった所で、鍵は上から順番に、自動的に掛けられてゆく。
オートロックとでも言えばいいのか、我ながら念入りな事である。
彼女が危惧?している通り、色々な薬品が隠し棚やら何やらにしまわれているし、調合室も別の部屋にある。
もっとも、今のさっきまでくつろいでいた状況だ。
目の前の人物に比べれば、身に着けている備えはそう多くはない)

「ま、適当にくつろいでいてくれ。
もっとも、それどころじゃない状況になる可能性も、否定は出来ないがね」

(歩き背中を見せながらソファーの方へと向かってゆけば、腰を降ろし。
ややと視線を上に、相手の方を見やる)

「それを確かめに来たのか、とりあえず欲しいのなら、コーヒーと茶菓子位は出すけどな。
俺も丁度欲しかった所だし」

(くくっと小さく笑ってから、どう答えたものかと相手の様子を見やり。
何を想ったのか少しと赤くなった様子を見つけると、顎を撫でながら片目を細めた)

「そうだな、何となく来るんじゃないかな、ってのが理由だ。
あれだけ快楽に乱れてたんだ、『なんでこんなモノを渡したのか』を確かめる、なんて理由をつけてやって来るんじゃないかなと、思ってな。
本当に嫌なら、そんな紙切れすてて忘れてしまえばいい。
だが来た、って事は、期待している所もあるんじゃないか?」

(口の端を上げると、まるで悪魔か何がか誘惑でもするかのように、片腕を相手へと向かって伸ばした)

エーヴ >  鍵が勝手に閉まっていく。自動式の錠前らしい。魔術に疎い少女には未知の領域だ。
 こうして外部と内部は遮断されてしまい、出ようと思ったら鍵を一つ一つ外していくくらいしか手段がない。
 男の腹の中に入り込んでしまったような状況で。手のひらの上に立ってしまっているような気さえした。
 寛げと言われても、少女は座らずにいた。ソファーに腰掛けてゆったりしている男の前で腕を組んで所在無さげにしている。

 「あ、そう……じゃあ出して貰おうかな」

 ちらりと棚を見遣る。部屋中あちこちをじっくり観察した上で、男からやや距離を取ったソファーの隅っこに腰掛けた。
 ぎしりと鳴るソファー。両膝に両肘をついた前傾姿勢。床を見つめてぼーっとしていた。
 赤らんだ頬を隠すようにそっぽを向くと、男の方へ視線を照準した。

 「………ばっ……」

 男の言葉に見る見るうちに目元が赤らんでいく。もごもごと言葉をかみ締めつつ、ソファーに手を付き身を乗り出した。

 「ばっ、ば、馬鹿言わないでよ!
  僕のこと馬鹿にしてんの!? 期待って……そんなことは……~~~!」

 否定する。イエスと言えば自分の沽券に関わると言った様に。
 手が伸びてくるとそれを払おうとして、丁度手を正面から手で捕まえるような姿勢になるだろう。
 男の手を握り締めて、身を乗り出したまま唇をかみ締めている。

 「…………」

 瞳に涙を滲ませ、静かににらみつけていた。

アシュトン > (魔術師の家に入り込むの然り。
こういう手合いのモノの家というのは、言ってみれば本人の為にある領域である。
隠された道具や武器、仕掛け、それらを把握しているのは自分だけであり、当然それは侵入者への対抗策である。
もっとも、倒すよりも追い出すに主眼を置いているので、窓でもぶち破ればそう逃げるのには困らないのだが。

「んじゃ、少し待っててくれ」
(観察している彼女を一先ず置いて、棚の方へと。
引っ張り出した箱と、棚からとったカップを手にすれば、元居たソファーへと戻ってくる。
珈琲は大きめの容器に注がれた状態で、既にテーブルの上へと。
カップに黒い液体を注ぎ、やたら離れた場所に腰かけた相手の方へとやりつつ。
開けた蓋の中には、クッキーが入っていた)

(そのうちの一枚を取り出して齧りながら、相手の様子を眺めていたのだが。
堪えきれなくなったとばかりに身を乗り出してきた様子に、一瞬と目を丸くとして)

「別に、バカにしてる訳じゃないさ。
ただ、そういう『芽』が有るかなって思っただけだよ」

(跳ねのけられるかと思った手が握りしめられれば、そこと相手の顔を交互に見やり。
やがてゆっくりと息を吐き出した。
色々と、思う所もあるのだろう)

「少し意地悪し過ぎたな、いやすまん。
君は俺の意図を確かめにやってきただけ――だが」

(言葉を区切ると同時に身を急にコチラから乗り出せば、そのまま体重を掛けて、相手をソファーにへと押し倒そうとする)

「やってきて俺に無理やり襲われた、なら仕方のない事だよな
実は侵入者対策に、体が動かしにくくなる微弱な毒を漂わせていてね……」

(鼻に感じる薬っぽい臭いがそれだと言わんばかりだが、当然嘘である。
唇に笑みを描けば、彼女の口をふさぐように、唇を重ねあわせようとする)

エーヴ >  男がコーヒーを注いで帰って来る間の気まずい沈黙を埋めるべく出もしない口笛を試みてみたりする。
 もっとも男が嗜好品を持ってきたとしても手をつけようともしないのだったが。
 よくわからない単語には反応しない。大まか、何か魔術師特有の意味合いがあるのだろうと見当をつけて。

 「意図って……だから妙な羊皮紙仕込んだ意味を聞きにきたって最初に言ったでしょ」

 羊皮紙を取り出すと相手の前に置く。
 たったそれだけの理由で家にまで上がりこんでいくなど本心からなのか。自分で自分がわからない。
 握り締めた手を、男が見つめている。何を考えているのか。
 少女はじっと赤らんだ顔で男の顔を観察してみた。心を読むことには長けているつもりだが、
 得体の知れないところのある男は特に読みにくかった。
 視線は最初こそ男を除くように動いていたが、今は男を正面から見据えていた。

 「あっ」

 男が身を乗り出しソファーへと押し倒してくる。思わず跳ね退けんと肩に手を置くも、退かしきれなかった。
 不思議と萎えた腕力に焦燥を覚え眉に皺を寄せた。

 「……やっぱり……最初からそのつもり んッ……」

 香を炊いていたらしい。らしいというだけで真実は分からず。炊いていないなど思っていない。
 口元を覆われると、とんとん男の胸元を叩く。口付けが舌と舌を絡めあうような深いものへとなっていくと、
 叩く手は胸元を優しく撫でるものに変わっていき、仕舞いには補助するかのように肩にかかっていた。

 「……っあ……ふあぁ……ぷはっ、は、離れて。力はいんない……」

 口を離す。物欲しげに唇を噛み、はっと我に返ったかのように口元を拭いにらみ付ける。

アシュトン > 「そう言う事だ、そこはまぁ、納得したよ。
そして理由は、さっき言った通りさ。
俺としても、ちょっとは期待してたんだがね」

(小さく笑い声を含めれば肩が揺れる。
もっともその思惑は、自分の見立てだが、半分は当たりといった感じではなかろうか。
俺自身の事を完全に嫌っているのであれば、意図が有ったとしてもここまでじっと見つめてくると言う事はあるまい。
話だけ聞いてさっさと逃げる、という方法もあるのだから)

「そういう事。
大人しく君が堕ちてくれてれば、乱暴なマネなんてする必要はなかったんだがな。
ま、仕方ない。
もう一度無茶苦茶にして、しっかりと体と心に刻み付けてやるだけさ
……諦めるんだな、これだけ吸ったら、まともに動けやしないさ」

(なんて答えを返しながら、彼女に免罪符をチラつかせる。
男の卑怯な罠に掛かり、襲いかかられてしまった。
ここは彼の領域であり、抵抗するのも難しかった――という逃げ道を。
押し倒したまま唇を重ねつければ、伸ばした舌先で唇をなぞり、隙間へと捻じ込むようにして咥内へと侵入させ。
彼女の舌にへと絡みつければ、唾液の混ざり合う音を、聞こえるように奏で上げていく)

「そういう目つき、案外嫌いじゃないな。
蕩けて崩れていくのを見るのが、愉しみだ。
あぁそうだ、母乳の方は止まったかい?」

(相手の瞳を正面に見据えたままにまた喉を鳴らせば、再びに唇を重ね付け。
彼女が逃げられるように体重を掛けて動きを制したままに、片手を、胸元にへと。
服の上から触れると、前の事から恐らくそれが好みなのだろう、強めに力を籠めれば、まるで絞るかのように膨らみの形を歪めてやる)

エーヴ >  「いやぁ、だから……違う、違うっ
  僕はそんな女じゃないもん……」

 口を離す。相手の唾液の味が酷く甘美な酒のように感じられていた。首を振り、唇にこびりついた体液を拭う。
 媚薬にかかり何度も何度も貪り合った記憶が脳裏にちらついた。
 仕舞いには男に自分から求めて子をはらみたいなどと言ってのけるくらいには心身共に蕩けてしまっていた記憶が。
 本心かどうかはともかく、気持ちが良すぎてどうかしていたのは確かなのだ。
 少女が心から相手を嫌っているならば、きっと羊皮紙はその辺に捨てて足を運ぶことはあるまい。
 少なからず思うところがあるから家に訪れてきたわけである。
 解毒さえすれば、逃れられるかもしれない。思い手を伸ばしアンプルを取るも、うまく口元まで運ぶことが出来ない。

 「んくっ……んっ、んぅ~~ッ」

 なぜならもう一度唇が塞がれているから。
 舌を排除せんと舌を使うも、ふと気が付くと舌で男の口を吸っている矛盾に困惑する。
 アンプルをつかむ手から力が抜ける。床を転がるアンプル。
 男の肩を指でつかむと引き剥がそうと努力する。力がどうにも入らない。入れたくないと願う自分は意図的に無視した。
 とんとんと舌で舌を絡める。唾液をすすり上げる音に腰から続々と体内が疼く感覚がせり上がってきた。

 「ひぁッ……!? ぷはっ。いたぁ……ッ、ぁ、まだ、出る、からぁ……
  さわるの、やめて……?」

 胸元をつかまれる。ぎゅうぎゅうと力を込められると、薄い布服越しに甘い汁気が滲み出して先端の位置をマーキングする。
 大量に出ることはなくとも、いまだに強く締められると滲んでしまうのだった。
 口を離すと、幼子が親の言うことを拒絶するように首を振る。

アシュトン > 「そうだな、違う……だから、俺が今ここで、『そんな女』にしてやる、って言ってるのさ」

(さて、これから先どれ程の調教が施されるのか、或いはそんなモノ必要ないのかも知れないが。
彼女の脳内に残る記憶をちらつかせるように、体を重ねては体温を伝え。
口づけの合間に唇の端からは、熱い吐息がこぼれてゆく)

「ちゅ…ん……ふ、はは、なんだもう降参か?」

(彼女の方からも求めてくるような仕草を感じ取れば、口づけを更に深いモノへと変えて。
混ざり合っただえ液を啜りあげながら、舌の根本や、奥の歯さえも丹念に撫でてゆき。
コトンと床に落ちる何かの音に気が付けば、唇を離し、唇についた液体を舌で舐めとった。
もっとも、毒なんてモノは仕込んでいないのだ、解毒剤を呑んだとしても、状況はそうと変わりはしないのだろうけども。
或いは、呑まない方が、彼女が、自分自身に、言い訳もできるようにさえ思える)

「まだ出るのか。
そう言えば、せっかくなら飲んで欲しかった、って言ってたよな」

(絞り出すような手つきを繰り返せば、先端から滲みだしたモノのせいだろう、彼女の衣服に残る染み。
片胸を未だ手で弄びながら、空いている手ポケットより握り取るのは、一本のナイフ。
その刃先を彼女の服、胸の辺りに宛がえば、衣服を強引に破り捨て、肌を露出させ。
やがて残った布地を横へと払えば、液体のにじむ頂きにへとしゃぶりついて。
赤子がするように、とは程遠い。根本より乳を搾り出し、歯で先端を噛んで、刺激を強めてやる)

エーヴ >  手を払え。抵抗しろと理性が叫ぶものの、既に本能は淫らな行為に尖り切っていた。
 やっとのことで口を離すと、両者の口と口の間に銀色の橋がかかっていた。
 あらゆる言い訳を並べながらも、結局は相手に強烈な男性性を感じてしまっている自分への言い訳にしかならない。
 投与された薬品の効力は完全には払いきれていないのか。あるいは本質的なものか、胎内が熱を持ち疼いてしまっていた。

 「つ、くぅ、ぅぅうう……言ったけど……
  もう、出ないし……本当だよ? もう僕のおっぱい出ないもん」

 胸元を強く引き締められて顔を歪める。
 ナイフが取り出されると恐怖に口元を引きつらせた。胸元に刃物があてがわれると、ぱつんと音を上げて布地が左右に裂け、
 たわわに実った果実を外気にへとさらけ出す。
 白い柔肉が呼吸する度に揺れていて、白液滲む先端は僅かに硬く形状を主張していた。
 男が貪りつく。頂点を歯でこりこりと苛め抜く。苦痛が走り、少女の両腕が男の装束の端っこを握り締め皺を作った。

 「っ あっ あぁぁぁぁ……!?」

 少女の喉から甘い声が引き絞られる。
 乳房から一筋の白濁が伸びると、床へと散る。片や男の口内へと牛の乳を搾るかのように数度に別けて噴出していき。
 肢体がぴんと張り詰めると、男の体の下でもがいた。
 出ないはず。なのに出るのは、男に本能的に反応したせいか。

アシュトン > (時期的に考えれば、クスリの効果は抜けきっていてもおかしくはないのだが。
母乳が出るというのであれば、何かしらの影響が残っているのも、否定は出来ない。
どちらにせよ、当時程の効果が残っていないのは、確かではある)

「あの時も凄いと思ったが、刃を入れるだけでまさか弾けて出てくるとはな。
相変わらず柔らかそうで、男を誘う。
なんだ、さっきは出るって言ったじゃないか?
ふむ、それじゃちゃんと確かめてみないとな」

(どちらにせよ、やることは同じだったのだろうが。
大きく実った膨らみを外気に晒してやれば、揉み上げながら、むしゃぶりつき。
甘噛みというにはいささか強い力で、先端を噛み潰し)

「んっ……ぷはっ、なんだまだ出るじゃないか。
甘くておいしいな、これは、味わっておかないと損、だよな」

(呑みこむ音に、ごくりと喉が鳴る。
唇を離し際に乳房をヒト舐めすれば、そんな言葉を掛けて。
そして再び、吸い付く。
逃げる為にか、それとも快感のせいか。もがく様子も知った事ではないとばかりに。
乳房を根本から絞り上げながら、溢れる母乳をちゅうちゅうと吸い上げて。
彼女の意識が胸元へといく間に、もう一方の手はヘソの辺りから、更に下へと。
恐らくは、ズボンの格好なのだろうか。
そろりと金具を外してやれば、隙間を作り。そこから侵入を始めた指先が、布地の上から秘所の割れ目にへと触れて。
陰核や花びらを、擦り上げ始める)

エーヴ >  「ン……はぁっ、っあ……んふッ……ち、ちがっ」

 違うと首を振る。振れば魅惑的な丘が体の上で左右に踊る。
 もっとも男の指という柵の間で形状を歪めることしかできなかったが。
 乳液を生じた乳房は興奮に先端を尖らせ、男を誘うが如く赤らんでいた。
 行為のためか異常に体が熱くなっており、既に少女の額は汗ばみ、首元から下も然りの状況にある。
 既に薬の影響は抜けかかっている。各種解毒剤や魔術のお陰で大半は、である。
 それでも残留する効果はあったらしい。同時に複数の効果のある強い薬品を飲んだことも影響しているのだろう。あるいは、元々そういう体質だったのか。
 いずれにせよ男を悦ばせる材料にしかならない。
 男が強く双丘を吸い上げる。キスマークが刻まれていき、その口中へ甘い液を吐き出していった。

 「くぅぅン、ふぁぁ……っ! や、待って……切なくなるからぁ……」

 無数の防備に守られたズボンとて脱がし方は男のそれと変わらぬ。
 ベルトを歪め内側に侵入したならば、粘つく液体が下着をぐっしょり犯していることがわかるだろう。
 亀裂に触れると、指先は歓喜の締め付けにめぐり合う。
 充血した突起と亀裂をまとめて指先が弄び始めると、腰をくねらせて悶絶した。

 「あ、ふぅっ、ぁん ン……やぁ、駄目だよぉ
  んぅ……ぼくのここきゅんきゅんしちゃう……!」

 ズボンの上から手を押さえ、首を振る。
 手を引き剥がそうと手をズボンへと入れて、けれど手に手を重ねるだけで引き剥がせずに。

アシュトン > 「違う、なんて事はないさ。
見たまま、だよ。
薬の影響がまだ少し残っているのか、エーヴの体質が薬に影響されて変わったのか――それとも本当に孕んだのか。
ま、最後のに関しては気が早すぎるのだが」

(母乳を絞り出す合間に、そんな考察じみた事を口にする。
まぁその辺りを調べるのはまた後でもいいだろう。
口の中に母乳が幾分かと、ソレが唾液と混ざったままを残し。
胸元から一旦顔を離せば、軽い口づけと共に、ソレを彼女の咥内にへと、流しこんでやろうとして)

「切なくなるって事は、気持ちよくして欲しい、って事じゃあないか?
しかし……はは、もう大洪水じゃないか。
無理やり押し倒されて、キスされて、胸を絞られて、気持ちよくなってきてるんだなぁ」

(粘ついた液体をぶちまけたの如く、指で少しと触れただけで分かるその濡れ具合。
それを彼女にも自覚させるように肌へと塗り付けながら、割れ目を解し、やがてその入り口にへと。
嬉しげに締め付ける媚肉の感触を掻き分けながら、浅い部分を指で擦り上げてゆく)

「ここよりももっと深い、体の奥の方に欲しくなってくるだろ?
指じゃなくて、もっと太いので、行き止まりまで貫いて欲しいって、さ」

(些細な抵抗をモノともせずに、彼女の快感と欲望を引き出すように、秘所を指で弄んでやって。
既に金具の外れたズボン。身を僅かに浮かび上がらせれば、その隙間を使い、彼女の履いているズボンをずるりと下まで脱がせてやる)

エーヴ >  自覚はしていない――もといしている節もあるが、性的な欲求を溜め込んでいる節がある。
 女子とて相応に欲求は溜まるもので。まして男性として振る舞い女性性の発散させどころがなければなおさらだった。
 口を吸われる。同時に、別の液体が味覚に触れた。
 それが自分から分泌されているなどとは思いもしなかったが、味でなんとなく悟ってしまう。
 子を養うために分泌されるそれを男が吸い上げているのだと。
 不快感が出ても不思議ではないというに、果たして、むしろ幸福感さえ湧き出てくる程で。

 「………ひあっ」

 もう拒絶したところで無駄だろうし、何せ自分で気持ちよいと言ってしまったに等しいのだ。
 ただ、目を閉じて唇をかみ締め、それでも漏れる嬌声が心境を物語っていた。
 粘液が下腹部に触れる。ぷくりと脂肪を蓄えた恥丘が愛液でマッサージされていく。
 亀裂へと侵入する指は、肉と肉が織り成す重圧に締め上げられ、圧によって逃さぬと言わんばかりに縫いとめられるだろう。
 もっとも指が少し力を込めるだけで、とろとろに爛れた膣内を自由に泳げるのだが。

 「………指じゃなくて……? おちんちんで……ん、ぁっ」

 太いもの。脳裏に、散々自分を快楽の海でおぼれさせた一物が過ぎった。
 下腹部の先端を指先が蹂躙していく。圧倒される悦びに口元から唾液が伝っていた。
 するりズボンを脱がされると、ぐっしょり水分を吸ったらしくないレースの飾りのついた白下着が晒されて。

 「つ、突くつもり? ぼくの、ココ……? だめ、だめだよ……」

 駄目だといいつつも、片足をソファーの背もたれにもたれた。

アシュトン > 「随分と可愛らしい下着してたんだな。
まぁ、ひとまずそれはいいか……」

(装いからは、少しと想像が出来ないモノであった。
男の振りをしていても、実際の所はという事なのだろうか。
或いは、見られるのを予想して、なんてのも考えられるが。
もっとも、そのレースがついた下着は、既に下着の役割を果たせていない状況なのだが)

「そう、あの時と同じようにな。
エーヴがそうして欲しいて、言ってた様に。
中をぐちゃぐちゃにかき回してやるからな――これで、な
沢山奥までついて、孕む位中に沢山出してほしいんじゃ、ないか…?」

(言い終えれば、己のズボンにへと手を掛け、金具を外し。
そこから飛び出すように現れるのは、力強くそそり立ち、雄の匂いを強く放つ、怒張。
先走りを滲ませ、ヒクリヒクリと揺れるそれは、グロテスクなフォルムを晒していた)

「駄目って言っても、止める心算はないんだけどな。
逃げたいなら逃げればいいが……もっとも、逃げられるかは、別の話だがね」

(既に透けてしまいそうな下着、そのクロッチ部分を横へとズラせば、秘所を露わにして。
肉杭の先端を押し付ければ、敢えてゆっくりと、時間をかけて。
花弁を左右に押し広げ、膣肉を掻き分け、奥へ奥へと。
それはまるで、その気があるのであれば逃げる猶予を与えるかのようで。
そして逃げないのであれば、やがて奥にまでたどり着き、こつんと子宮の入り口をノックしてやろう)

エーヴ >  見られている。何をいまさらという感じではあっても、見られる箇所が問題だ。
 子を宿すために使い、子を外の世界へと出すための出入り口。女性としての象徴を見られている。
 というのにむしろ嬉しそうに口元を緩めるのは、箍が外れてしまっているせいか。
 液を吸い役割を果たすどころか、体臭をより強く発散させるための蒸発装置にしかなっている下着を、男が外していく。
 薄く頭髪と同様の体毛の張った密やかな箇所が垣間見える。横にずらすだけで脱がされていない状態になっていた。

 「………あ、あのときは……お薬のせいで……
  だれも、な、中で……
  ぼくのお腹おちんちんでぐちゃぐちゃにして、かきまわして、……っふあ……
  えっちな僕の体、突いて、せーえきおくちに出して……赤ちゃんくださいなんて……っ」

 やけに流暢に言葉を紡ぐ。言ってからはっと口を覆うも、とろんと垂れた目元は隠しきれていなくて。
 まるで希望を述べているようではないかと頬の赤が増す。
 男がズボンという鞘を解き放っていく。
 血管の走行した内臓を固めて一つの棒に仕立てたような器官が姿を現した。

 「………逃げられない、から……」

 喉を鳴らす。それは唾液を飲み込む音であった。
 逃げようと思えば逃げられるはず。男を押しのけ窓を破って逃亡すればいい。いつもと同じように。
 逃げないのだと自覚はしていても、認められない自分がいる。
 その巨大がぴとりとあてがわれると、ソファーの布地を握り締め、腰をせり上げた。

 「く はぁ……ッ―――ぁぁっ!」

 谷へと突き進むものを阻害することはなかった。
 最深部へと到達すると、悲鳴にも似た甲高い嬌声を唇から漏らした。

アシュトン > (口では幾らか言ってるモノの、逃げる素振りも、嫌がる素振りも殆ど見られず。
秘所を晒し、見せられて浮かべる表情は、むしろこれからの行為を求めている様にも見える。
既にもう今更であるし、半ば確信を持って言ったセリフだったが、最初の予想はほぼ当たり、だったのだろう)

「お薬のせいで、って言う割には、ちゃーんと確り覚えてるじゃないか。
それとも、今からそうしてくださいって、おねだりだったりするのかな?」

(微かな笑みを含めれば、膨れ上がった亀頭が秘所を左右に開き。
既に濡れて滑りのよくなった膣の中へと、潜り込み始め)

「『そうだった』な、俺が撒いてた侵入者用の毒で動けないんだった。
それじゃ、後はどうなるか、分かるよな?
さっきエーヴが自分で口にした通りに、してやる、ぜっ」

(彼女がまるで自分から受け入れるような腰の動きに合わせて、怒張はずるりと、遮るモノも拒むモノもあなく、奥にまで到達し。
こつんと一度ノックしてから、勢いをつけグイと強く突き上げて。
子宮の入り口を、ゴリゴリと肉杭の先端でこねまわしてやり)

「嬉しそうな声あげてるじゃないか。だがまだ、これからだぜ」

(膣壁をせり上がったカリの部分で擦り上げながら、腰を退き。
半ば辺りから、次は一気に挿入し。
力強い律動の動きに、ソファーは軋む音をたて、結合部はいやらしい粘液の音を奏でる)

エーヴ >  全く持って情けない話だが、と少女は述懐する。
 口が裂けても言えまい。
 羊皮紙は全ていい訳の材料に過ぎないし、相手の言う毒とやらも理由に付け加えただけにすぎないのだし。
 まさか自分のねぐらをひっくり返して女性的な下着を身につけてやってきたなどと。
 流石に流行のワンピースに身を包む勇気はなかった。第一貧民地区で着る服ではないことは明らかだったからだ。
 口は割らないだろうが、蕩けきった表情が全てを物語っているであろう。

 「ち、ちがう……っ ん、あっ……ぁぁっ」

 違う違うと否定しているのに、行動は酷く素直で。
 半身男という泥沼にはまりかかっているのに、上半身だけはもがいているようなものだった。足で蹴らねば出られないと知りながら。
 熱い膣道を解し突き進んでは外へと戻っていくものの感触に、つい男の腰を両足で挟み込んでしまった。

 「うんっ……ぼく動けないんっ! きゃっ……ンぅ、うあっ! はひっ……毒のせい、だもん」

 ああなんと甘美な感覚だろうと、己の奥を叩く客を歓迎する。
 子を宿す部屋さえ犯さんとする乱暴な訪問者を、粘つく粘液で接待する。
 角度を変え壁を押しのけ形状を覚えこませんとする動きに背筋が反り返った。

 「―――っんんっ ぅぅぅうっ!?」

 絶頂する。男のものをひくつく粘液の壁が締め上げ、精を搾り取らんと脈を打ち。
 少女は男の首筋に唇を寄せると、犬のように舐め上げて口付けの催促をする。