2015/11/25 のログ
ご案内:「魔族の国/屋敷内寝室」に魔王サタンさんが現れました。
ご案内:「魔族の国/屋敷内寝室」にイルミさんが現れました。
■魔王サタン > 割と自由であり何者にも縛られないように思われがちだが、魔王の仕事は結構忙しい。
領地内の管理に眷属間の問題やら、最近では龍族達の出陣についての編成。更に王都では裏家業の彼是。
一部の魔王は領地は任せて自由だろうが、この魔王はそれが出来ない。ある意味では不器用であり真面目な性格だった。
そうして、数日前に裏家業の目撃者である淫魔の娘を、自らの屋敷に奴隷として住まわせ始め更に数日。
奴隷に衣服など不要だと彼女にはこの館内にて常に一糸纏わぬ様に命じ、更には湯浴みや排泄の際を除いては魔王の寝室にて待機を命じた。
大きく無い館であれど、住み込みにて働く従者達もまた、魔王の眷属である人狼や竜人など、逃げ出そうなら彼女一人など軽く屠れるだけの力を持った者達ばかり。
彼らの主が拾った奴隷である事だけが、彼女がこの屋敷内で慰み者にならないで済む唯一の救い。
ようやく諸々の雑務を終えた魔王は、軽く凝った身を伸ばせば、ようやく思い出したように、自らの寝室の扉を開けたのだった。かれこれ数十日ぶりの王との対面であった。
「――…さて…久しぶりであるかな?イルミよ。我の屋敷の住み心地、どうであるかな?」
寝室の窓は遮光布で覆われて日の光も僅かな暗室。
久方振りに対面する自らの奴隷はどのような様になっているか、魔王は邪悪に口許を笑み浮かべながら、寝室にて待たせたままの少女へと、言葉を紡ぎ名を呼んだ。
■イルミ > 「はぁ、はぁ……んっ!」
ある日突然、うっかり魔王とエンカウントしてしまったばっかりに、半ば強引にさらわれ故郷である魔族の国に帰ってきた。……端的に言うとそれだけの話なのだけど、ここで数日暮らしても頭の整理はつかないままだった。暮らすと言ってもほとんど軟禁状態で外には一度も出ていないが、そのおかげで自分を知る者達と出くわさずに済むのは幸いだったかもしれない……。
「あっ……!さ、サタンさま……お、おかえり、なさいませ」
今の「主」が部屋に入ってきたのにやや遅れて気づくと、慌てて立ち上がり礼をする。……しかしどんなに取り繕っても、その直前まで自分を慰めていたことは、室内に充満する甘酸っぱい淫臭と、太ももを濡らしている愛液、そして駄々漏れになっている無差別な魅了の魔術からも明らかだ。
■魔王サタン > 部屋中に充満する淫靡な香りと、寸前まで漏れていた女の嬌声。そして、雄の思考を犯し本能を呼び覚ますような魅了の魔術。
無論、男にはそのような術効く事は無い。
男を虜にするだけの魔力が圧倒的に足りていない。
淫魔たる身の彼女に無論食事は与えている。
但し、彼女の中の血が欲する物は一切与えていない。
奴隷を甘やかす必要は無いと、厳命していたが故に。
「――…ふむ。我が不在の間、随分と耽っていたようであるな…我の寝室にて。精液に狂ったような匂いが充満しておる。」
鼻腔はスゥ、と部屋の香りを嗅ぎ、感じたままに言葉を紡ぐ。
バタン、と部屋の扉が閉じられれば、ここは既に従者ですらも許し無く入る事出来ぬ密室。
礼する女にはまるで興味でも無いかの如く、男は自らの寝台へと向かい、腰を下ろして寝台の縁に座れば、ゆるりと双眸を閉じるのだった。
■イルミ > 「…………」
バレないわけはない、と思ってはいたが、改めて指摘されると自分のしていたことの卑しさを自覚しないではいられず、黙ったままうつむく。その顔は赤く染まっていたが、それは羞恥だけのせいではない。精に飢え、刺激に飢えたサキュバスは、竜相の魔王を前にして欲情を抑えきれなくなっていたのだ。一度口で「奉仕」し、その味を覚えさせられた後ならば尚更のことだった。
「あ、あの、サタン様……あなた様の、夜伽を……」
迂闊なことをして機嫌を損ねれば、並の人間にも劣る自分など一瞬で消し炭になるだろう。そうわかってはいても、抑えきれない。抱いてほしい。無茶苦茶に犯して、精を注いでほしい。生来の男性恐怖症など、この飢えの前ではほとんど抵抗を生まなかった。最後の躊躇いは、純粋に大きな力を持つ相手への畏れからのみ来る。
■魔王サタン > 双眸を閉じれば少しだけではあれど疲労というものも軽くなるか。
苦では無いしそれが当然であり、この身を満たす力の前には肉体的な疲労など塵以下ではあるのだが。
やはり思考的な疲労は多少は蓄積されていた。
この女を拾ったのは、別にかの惨状を見られたからではなく、唯の享楽。
殺しても何とも思わないが、あえて狂わせるのは一興たりえるかと。
羞恥心を煽るような言葉に浮かべる表情は、その瞳には映らぬけれど、続く言葉にはユルリ、双眸を開き。
「――…貴様の夜伽など、誰が頼んだ?
奴隷である貴様が主に対し頼み事など無礼であるな。
我を欲するなら懇願し、殺されても構わぬ覚悟で我をその気にさせてみよ。」
彼女の内に湧いている衝動は無論理解しているが故に、冷徹な言葉でこの女を試している。
強い濃密な情動こそ男は好む。
投げ出した両脚は、左右へと緩く開かれて其処へ入り込むは容易いはず。
女へと植え付けられた強烈な王の味が、最後の理性も恥じらいも越えたのなら、女には王の寵愛が施されるはずで。
■イルミ > 「…………」
強い言葉を浴びせられれば萎縮してしまうのは、元来の気の弱さのせいか。ここで怖じ気づくことが出来れば、諦めて危険を冒すような真似はしないで済む。しかし、自分は気が弱いという以前にサキュバスであり、魔族だった。どんな危険よりも、退屈のほうがずっと恐ろしい。ここで犯してもらえないなら、死んだ方がマシだ。ごくりと生唾を飲むと、何かを決意したように彼の脚の間へとその小柄な身体を滑り込ませ、
「失礼、しますっ……サタン様の、サタン、さまの……」
今まで生きてきて感じたこともないような恐怖と羞恥、そして興奮。頭が許容量を越えて破裂しそうとすら感じながら、果たして興奮が恐怖に打ち勝った。そっと伸ばした手が、ズボンの上から彼の性器をなぞっただけで、心臓が飛び出しそうなほどに跳ねるのを感じる。しかし、それだけでは堪えきれずに、さも愛しそうに頬擦りすらし始めた。
■魔王サタン > 死と隣り合わせの中、女が自ら死地へと飛び込む様をただただ眺めていたが、不意に男の口許は薄く開けば、小さく肩は上下へと揺れて
「――…クックックッ…ハハハ!良い!良いぞ!イルミよ!そうだ!そうでなくてはつまらん!死よりも貴様に流れる血!欲望に従う!それだ!理性などと退屈な物では無く、貴様の本能に従う様こそ美しい!」
『憤怒』などという人の激しい負の感情を司る男は
強い衝動を好む。
理性でも打算でも無い、そのものの本能を。
自らの股座へと頬摺り寄せる女を、ようやく愛でる気分へと変わった男は、徐に菫色の長い髪を片腕で掴み、小柄な体躯の女を無理矢理引っ張り持ち上げれば、その腕力を持って自らの寝台の上へと投げて舞台の上へと上がらせた。
己の身を包む衣服を釦を弾き飛ばせ力任せ乱雑に脱ぎ捨てれば
一糸纏わぬ屈強な肉体は、ベットの上に横たわる女へと覆い被さる様となるだろう。
股座の間にて既に熱り勃つ肉棒は、彼女がそれを受け容れる体勢ならば、なんの遠慮も無く、その肉体の内に滾る肉槍がその身を抉り貫くだろうか。
■イルミ > もしかすると初めて聞くかもしれない彼の大きな笑い声に驚いていると、抵抗する間もなく力任せにベッドに身を投げ出された。しかし、それで困惑したのはほんの一瞬のことで、
「あっ……サタン、様……来て、下さるんですね……」
彼の本当の……何一つ隠されていない姿を見て、恍惚の笑みを浮かべる。そうだ、自分の本性。自分の本能。ずっと、彼に犯されたいと思っていた。一度口に含んだだけのあの逞しいモノに、体の中を蹂躙してほしいと。そのことをだけを考えて必死で自分を慰めて、しかしついに一度たりとも絶頂できなかった。狂おしいほどに、本当に気が狂いそうなほどに、欲しかった。そして、
「あっ、あっ、ぁ、ぁ……あぁあっ……!!!」
彼が肉を掻き分け、膣壁を擦るだけでビクビクと痙攣し、ついに子宮口を押し上げた瞬間、待ち望んだ熱と固さ、そして望みの叶った歓喜で、思い切り潮を吹くほど激しい絶頂に達した。