2021/09/27 のログ
ご案内:「タナール砦」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > タナール砦 昼間 昼間の静雨が降りしきる天候にて
空は灰色雲の無風 小雨でも大粒の雨でもない 唯々普通の粒が真っ直ぐに織りてくる雨の日
人間側で構えられた砦は今だ血が香っていた
奪い取り直してから、まだ数日しか経過していない
地面や砦の表面の血が洗い流されていくかのような雨
余計な病を運ばないように、躯は全て焼き払った後に起こった天候は都合がよかった
砦という重要拠点故に周りに潜められる森は無い 短草の原や土がむき出しの場所
輸送用の補給道がくっきりと見える。
砦の屋上にて、雨の刺さらない場所で ブチィッ と焼いた骨付き肉に鎧姿で食らいつくのはメイラ
周りにも何人か、剣持ち 槍持ちが同伴している中、メイラは戦場で使用した体力を取り戻すかのように
魔族と共に立ち向かってきた魔物肉のいくつかを食料用に切り分けさせ、胃袋に叩き込んでいる
砦の中では、修繕や魔族国側の見張りが依然として立ち、戦の空気を今だ残るように
身体からは張り詰めた空気を残す 砦の中では、生き残った捕虜にした魔族側の女兵士らが強姦されつづける声がする
兵の砦で生き残らせる 叩き続けさせる理由の一つとさせ、拷問される声は 八つ当たり 逃げた魔族側の人数はどれほどか
等確認をとるかのよう 言葉や訛りが違えども、聞き取れる連中だってもちろんいるだろう
「 ゴクンッ ―――荒々しい悲鳴と声ですこと。 」
耳障りとは思わない 勝者がここに居続ける為のそれを、皆が当たり前のように聞いている
中には交代していくものもいるだろう 男らは、幾分かすっきりとした顔に立ち替わっていくのは常だ
ミヂィッと肉を食いちぎりながらも、小雨の中、魔族国側を眺めながらメイラは独り、斥候や密やかに繰る者がいないか
雨の中 何も見つからない向こう側故にそんなことを考え、紅い瞳はギラギラと今だ戦を続けている瞳をしている
ご案内:「タナール砦」にミシェルさんが現れました。
■ミシェル > 「やぁメイラ、ここに居たのかい」
そんな砦の屋上にひょっこり現れたのは、
一見戦場に似つかわしくない恰好の魔術師。
彼女は雨に降られぬよう小走りでメイラの隣に座ると、
手にしたマグカップに入った珈琲を飲む。
「食事しながら見張りかい?用心深いね…。
それとも、あの悲鳴が嫌になったとか?まさかねぇ」
冗談めかして笑うミシェル。
彼女がここにいるのは、試作魔導兵器群のテストの為。
この要塞の攻略に、それらを使用したのだ。
「…で、僕が持ってきたおもちゃ、どうだったかな?」
ミシェルもデータを取っているが、彼女は実戦も出来るとはいえどちらかと言えば研究者寄り。
戦場で戦う者の意見も聞きたいところだった。
■メイラ・ダンタリオ > 同じ釜の飯を食った仲という言葉がある
これはいわゆる絆を深め合う行為にもなる者の、旧暦を辿れば行きつくのは軍だ
皆で同じものを喰い 同じ肉を得て 同じ血を得る
故に誰も彼もが殺されずに殺してやるという意思を持つ
メイラは轡を並べる者 殺し合いを続けあう者ほど、仲間の意識は持ちやすかった
寝床で肌を重ね合うものとは違う何か 全員で殺して 殺して 狂う
それを続けて食料を共にしていれば、同じだけ狂える果てがある
男女混じりながら、ブチリと肉を食べ終えた骨を放り棄てることはなく、カランッと木彫りの器に置いた
首下から全身を黒ミスリルで覆われた姿 爪のように太い鋭利な指先のガントレットを
人の指から小の指へ畳み、最後に親指で締め上げると、全身に血肉がいきわたる感覚がくる
戦稼業は、戦目に腹に物を詰め込みすぎるのは厳禁と言われている
腹を捌かれ、咀嚼したブツをぶちまければ内臓が病に侵されるからだ
柔らかいスープなどでとっとと腹の中で消化させる、戦場の食事シーンなどの挿絵はそれだといえる
それを構うこともなく、肉に食らいつくメイラはバーバリアン 狂戦士と言われても仕方がない
そんな好き嫌いも分かれる、癖の強いメイラへと平然と近づいてくる者がいる
魔導機械研究 及び魔術師足る ミシェル・エタンダル
プライベートな冒険クエストなど含め、共に出かけることもある知己の一人である
メイラは、周りの連中に器と共に移動するよう述べる。
見張りをする場所を分け、此処はメイラが受け持つということだった
ミシェルは気軽に、親し気にメイラの横に腰を下ろせば、自身で淹れてきたのだろう
栽培 選別 乾燥 焙煎 細粉 などを経てようやく飲める、貴族らしい飲み物を手にやってきていた。
「また錬金術師らしいものを。」
そういえば以前も、珈琲をごちそうになった者だと思いながら、からかうミシェル
それにメイラは鼻で笑うように返しては、紅い瞳と、肉を食べた後とは思えない
クリアな白のギザ歯をむき出しに、三日月の笑みを見せる
「あら、それぞれあの狂都の上で下で血肉を弄ぶ生業でしょうに。」
つまらないジョークですわ、と述べる
互いにどれだけ犠牲にしてきたか メイラは当たり前といえる
しかしミシェルは王都の影で一応は密やかに、何度も何度も狂った業を繰り返す一人だ
魔導機械は研究 金属利用など用途はある
今回持ち込んだものは、魔導機械兵のガワとゴーレム核を用いるという
部品はパーツは気前よく 意思と動力はゴーレムに任せたもの
「そうですわねえ。
個人的には悪くはありませんでしたわ
術者の謂うことを聞く上に耐久性もありますし」
そう言って、ミシェルの横でマグを持つ手首をゆっくり掴み手元までカップを寄せる
抗議の声があっても素知らぬ顔 ふぅふぅと冷ましながら、堂々と食後の珈琲を二口奪って見せ
「あっまいですわ」
んぺと、スイーツのような味に舌先を出すだろうか
このミシェル 見た目ボーイッシュなくせに珈琲には甘党であることは何人が知っているか。
■ミシェル > 「眠気覚ましに糖分も取れる。頭を使う職業には欠かせない飲み物さ」
メイラがそれを奪い、食後の一杯とばかりに飲んでもミシェルは特に怒らない。
どうせ常人の舌には合わない甘さなのだ。
彼女が舌を出して苦情を言えば、思わず笑ってしまっていた。
「悪くない、悪くないか…。
実を言うとアレ、君ぐらいの強さを目指して作ってるんだけどね。
あぁ、全然足りてないのはわかってるよ」
耐久性があるだけではいまいちだ。攻撃力や俊敏性も欲しい。
しかし、常に命令を伺うゴーレムに俊敏な動作を可能にする判断力を付与するのには中々骨が折れていた。
「それでも、君が悪くないというならある程度量産してみようか…。
出来れば君の配下にでも入れて、色々な戦場で使ってみてくれると嬉しいよ」
データが取れれば取れるほど、改良も進む。
正直生身の戦士に比べれば足手まといにしかならないだろうが、
彼女の強さを見込んでのことだ。
「…しかしまぁ、正直に言って君が戦場でああいうのに手出ししないとは、少々意外だったね。
据え膳は食うタイプだと思っていたんだが」
そう言って、ミシェルは砦の中から聞こえる魔族の悲鳴に耳を傾ける。
女が多いが、男もいる。凌辱している人間側にも両方いたりする。
組み合わせも様々だ。
■メイラ・ダンタリオ > 珈琲を二口奪ったものの、それで気は済んだようにミシェル本人の手元と口元で自由を取り戻した珈琲
廻し飲みのような行為 貴族とは呼べないだろう ラムのボトルを譲り合う海賊のような 静け雨の出来事だった
最も、此処は静かさと二人だけの、雨音の場ではない 血肉流れる、それこそ今の話題で言えば
ゴーレムの胎と呼ばれてもいいかもしれない場所だった
二人は雨の中会話を続けていく
今回、ゴーレム核を用いた魔導機械兵擬き ミレー族を用いて魔力を吸い取り続けた結果などという
根幹を放り投げた代物 最も、ゴーレム核と魔導機械の相性がよろしくなければ無理なため
核と接続できる見極め 刻み文字やインプリンティング 言わば主と認識させるべき刷り込みなど
色々と必要だった その気になればこの話 魔導機械兵のガワを石岩泥人形にくっつけるだけでも成立するのだ
あの手を換えればこの手が必要 いかな用途も簡単にはいかない
それはメイラもミシェルもわかっていることだった
ゴーレム核を用いるという発想は、メイラがミシェルに切っ掛けを与えている。
今現在メイラが着こむ、首下から全身へ広がる黒ミスリルの甲冑がそれに当たるせいだ。
故にか量産やメイラを意識し、戦場で共に活躍できれば嬉しいよ
それはデータ取りに協力という一面もあるものの、友人同士での貢献もあるものだろう
メイラは意味の無い学者なんて肉人形同然の扱いで充分だ
だが友人や戦場に貢献する、以前あの部屋で話あっていた者らなら有意義だ
メイラの笑みが、隣で気軽なものを浮かべれば。
「ええ、王の為になる技術ですもの。」
そう言って、ほぼ座れば同じ背丈ほどだろうか。
甲冑狂戦士と麗人魔術師 腰に腕を廻し、甲冑の手指でムニリと性格外見には不釣り合いな
豊満な胸元を掴んで、フフッと笑みを向け合う
そんなメイラに、手を出しにいかないのかいと遠回しに聞く素振り
嗚呼、と何事の無いように。
「同輩や部下とも縁がありますもの。 わざわざ捕虜を喰うほどではありませんわね。」
心の余裕 戦場で 狂った馬鹿踊りを心行くまで浸かりゆくという心境
性欲以外で満たそうとする行動欲があるからこそ成立していた淀みの無さだった
最も、目の前のミシェルには、平気で唇を塞いで舌を嘗めあうことも、胸元をこうして掴んで弄ぶことも
平気で行うのはやはり何度か抱いている友人であったり、好ましい相手なのだろう
目の前にいればその気になりはするということだ
目の前の背丈5cmの差を見れば
「なんなら貴女が付き合ってくれるんですの? 5回くらい?」
ペロリと舌なめずりをするメイラの表情は、ミシェルが藪をつついてしまった結果
ミシェルには表情で分かるだろう 頷いたら本当に5回注がれてしまいそうと。
普段相手をかわいがる麗人な美貌は、メイラの前では喰わてばかり。
■ミシェル > 「君ならそう言うと思ったよ…。
おっと、触るなら甲冑は脱いでくれよ?」
いきなり胸を揉みだす友人を、苦笑しながらやんわり窘めて。
鎧を着たままというのは固いし、威圧感もあるし、
変な風に関節部に服を噛んで破いてしまうかもしれない。
「んー、でも君達の家系、魔族の血も入れてるんだろう?
こういう時にちょっと見てみたりはしないのかい?」
戦士の家系ダンタリオ家の狂気とまで言われる所業は、その武勇と同じぐらい有名だ。
少し失礼だろうかと思いつつも、好奇心には逆らえず、
ミシェルはそんなことを聞く。
「あー、いやね、さっきここの兵士に聞かれてさ。
ほら、ここ陥落させた時に君と僕で一緒にぶっ倒したここの指揮官の女魔族いただろう?」
この砦を占領した魔族軍の指揮官を務めていた、強大な力を持つ女魔族とその親衛隊達。
王国軍に立ちふさがったそれを、メイラが攻撃、ミシェルがサポートを務め打ち破り捕縛することに成功していたのだ。
「アレの処遇どうするのかって聞かれてさ…。
ほら、彼女ここの魔族で一番地位が高くて、一番強くて、
一番顔も身体も良くて、んでもって僕らの戦利品だ」
その女は魔族内での貴族らしく、そうなると一般兵がおいそれと手出しをすることは出来ない。
少なくとも、こちらの貴族の許可もいるだろう。
そして、この砦に今いる貴族は、女好きの女が二人だ。
「僕は折角なら据え膳が食べたいけど、直接倒したのは君だからね…。
どうせなら一緒に頂かないかい?5回と言わず気が済むまで抱きつぶしていいだろうしさ」
二人でする時はメイラには生えているし受け側に立つのを嫌がるもんだからしょうがなくミシェルが喰われているが、本来ミシェルも攻めたがり。
なら、間に女を一人立てればいいんじゃないかとの思い付き。
■メイラ・ダンタリオ > 服が傷むと言葉の抵抗をするものの
メイラはメイラで、わざわざ爪を立てるような高圧的な触れ方もしない
布地の上では硬いガントレットの上に軟身が乗るはずもない
故に唯の手悪戯でしかないそれは、力を込めることもなかった
時折砦より向こうを眺める 耳はミシェルの会話を聞きながらも
立てかけられた巨剣 メイラの愛剣であるそれにも時折目がいくだろうか
女魔族、ミシェルはこう見えて、研究者と好奇心は魔術師としての強みでも機能する
調べたがりの死にたがりではないのだ
「いつも見ている光景ですもの
わたくしも子造り頑張る方ですし。
ダンタリオは伊達ではありませんわ。」
それゆえに、戦場は楽しかった
狂戦士と内側のねじが外れた魔術師が共闘 あれは本当に、楽しかった
メイラと共闘をしてみせるというだけでも、イカレだ。
そんな女魔族は、戦利品であり 情報源であり 今すぐに殺すわけにはいかない代物だ
「……。」
メイラは、ミシェルの提案にこちらにコーヒーブレイクをしに来たのは
メイラとの交流が半分 これが半分と理解する
魔族混じりのダンタリオ その赤い瞳とギザ歯と怪力が備わり
ヴァルケスが拵えて見せた黒ミスリルを纏う姿は、正に魔人。
その瞳を細めては、腰の手を離して起き上がると背中に巨剣を納め直す。
「……八つ当たりのようにサンドバックに使われる、弱点の部位を教え合う肉塊
肉奴隷として戦場兵の士気を高める肉奴隷
ダンタリオのように魔導機械や孕ませ実験で使われるための人材
最後にありとあらゆる手に掛けて、情報を吐き出してしまう幹部級」
そう、喘ぎ 悲鳴 許しを乞う砦の地獄の中で、苛烈な拷問はこの幹部級
痛みも嘆きも悲しみも、そして快楽地獄にだって浸からされているだろう
砦の人数は戦馬鹿だけではないのは、ミシェルがいる時点で御察しである
「……。」
手を出すことは禁じている だが外から甚振ることは優先させている
有意義に終わった後は、一思いに首を切り落としてやろうと思っていた
なぜならばあれはメイラ達のモノであり、闘った相手だからだ。
しかしミシェルが、二人で相手をしたいと述べると、爪が際立つガントレットの指先
カチリとそれを頬になぞり、フム と少し考える素振りを見せた。
「……交代まで待ちなさいな。
付き合ってあげますわ 輪姦。」
二人で回し合う 背丈も高い二人が、一人の極上魔族女を嬲り合うと下された
快楽地獄や薬を用いた拷問は成果が出ているはずである
じっくりも最初もないのだ そう、据え膳云々で言うならば
これは最初から 大きな一口目 で始まる
「他の者らも、わたくしとミシェルの後でも十分ごちそうに見えるでしょうけど……
いえ、やはり気に入りませんわね。 ヤり終えたら首は切り落としますわ。」
メイラの決断は、ある意味闘争を楽しんだ相手としての独占
他者が混じることが気に入らないという表情だった。
そして二人は、後に合流し、周りは羨みと喉を鳴らすだろう
ある意味名の通っている二人が、二人がかりで犯し尽くすのだから。
途中で介入や救出という無粋がなければ、それこそ何度も何度も。
ご案内:「タナール砦」からミシェルさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。