2019/08/20 のログ
カチュア > 風の精霊の攻撃で数メートルほど吹き飛んだ護衛、最後に地面を転がった程度のダメージで動くにあたってほとんど問題はないだろう。
それに動じなかったもう一人の護衛は僅かな気配を感じたのだろうか、主を逃がそうと背を押して位置が入れ替わる。

「ちっ」

位置が入れ替わった事で護衛と正面から相対する事になって思わず舌打ちをして。
主の方に一瞬向ける視線、その隙を逃さぬように突進された護衛を避けられるはずもなく地面に倒される。
さらに組みつこうする護衛を凌げるはずがなく、主に捧げるように足元に組み敷かれ、もう一人の護衛もそこに戻ってくることになるか。

ヴィルア > 『処分を。この程度なら我々でも…』

影を捉え、抑え込んだ護衛は、腰から短剣を抜きはなち。
淡々と影の首に振り下ろそうとするが…

「いいや、待ってくれ。原因を明らかにしないと、これからも妨害を受ける可能性がある。」

青年の声にぴたりとその腕が止まる。
しゃがみこんだ青年は…銀髪のエルフをじ、と見て。

「やあ。…どうして私を襲おうとしたのかな。
すまないが、私は将校でもなんでもない、ただの運び屋だ。…ここを取り返すきっかけにはならないと思うが?」

打った頭を片手で抑えながらもう一人の護衛が戻り、すでに襲撃者は、通常の手段では抜け出せない状態になっていく。
風の精霊はどうしているか、注意を払いながら質問を。
その青年は優しげな面立ちだが…、声音は冷たく。

カチュア > どちらかと言えば非力な部類、屈強な男に捕まれば逃げられるはずもなく簡単に抑え込まれる。
腰から抜き放たれる短剣を掲げられても恐れる様子は見せない。
淡々と振り下ろされた短剣、主の言葉で止まるが首筋に赤い痕が付き、僅かに血が滲んで。

「護衛をつけているようだから、きっかけにはならずとも有用に使えると判断した、それだけよ。」

質問には淡々と答えて薄く睨みつけ、覗き込んだ青年の優し気な顔に向けてペッと唾を吐く。
風の精霊は風に戻って姿はなく、身に着けていた武器は護衛二人に取り上げられる。
そのまま逃げだせないように拘束され、青年の前に差し出されて。

ヴィルア > 「ふ、む。…無差別か。」

顔に唾を吐きかけたことで、護衛から殺気が放たれるが、青年が手で制し。
無差別ならば、仕立てのいい服を着た自分を狙ったことも説明がつく。
護衛は手際よく相手を拘束し。

「ならば、君をどう扱ってもかまわないね。
…命まで狙っていたかは知らないが、人質にはしようと思っていたようだし。
…確か今回の発注に、捕虜とした者へ使う拘束具があったな。取ってきてくれ」

有用に使える、とはそういうことだろうと。
冷徹な口調で言いながら小さな布を取り出し、顔についた唾液を拭い。
護衛が一人、その場を離れ…砦の中へと消えていく。

やがて持ってくるのは、一見なんの変哲も無い、地味な首輪と腕輪。
しかしその首輪の内側には、付けた者の意思を奪わず、体の自由を腕輪を付けたものに明け渡す、という悪辣な魔法が織り込まれていて。
一人に対して一つしか使えず。本来なら、ワンセット何万ゴルドもする高級品だが、その分効果は折り紙つきであり。
腕輪をためらいなく青年は腕に嵌める

その後、首輪が護衛によって無理やり、女に付けられることになるか。
抵抗力その他によって、その効きは変わるかもしれないが。

「私は、明確な敵には容赦しない性質でね。
ああ、拘束は少し緩めて。…では一先ず、【衣類を全て脱げ】」

拘束が少し緩められ、動こうと思えば動ける程度になったが。
果たして、目の前の相手は命令に抵抗できるか。

カチュア > 唾を吐き挑発すると殺気立つ護衛、それとは対照的に精する青年を睨んだままでいる。
これぐらいの処置はと護衛によって武器を取り上げられて行われる拘束、青年の前で無力化される。

「このような状態でよく言えたものね。
 情報を得ようと思っていただけで命までは狙ってはないわよ。
 そもそも、攻撃を受けても怪我一つないのだから分かっているでしょ。」

唾を拭う様子を睨んで見つめ、低く答える。
護衛の一人が砦の中から持ってきた首輪と腕輪のセットに首を傾げる。
織り込まれた悪辣な魔法の存在を知らないからの反応、腕輪を青年が嵌めた事できょとんとした表情を一瞬見せる。
首輪に警戒は見せるが拘束されていてはなすすべもなく、護衛に嵌められ首元を飾って。

「明確な敵って、一体何を指して言うのかしら?
 そんな言葉を聞くはずがな……って、何故、一体どういう事なの。」

少しだけ緩められた拘束、僅かに動きを取り戻した程度で逃げるには到れない。
続けて聞かされた言葉、最初の内は抵抗する様子を見せるが、時間と共に首輪の支配力が抵抗力を上回り、意思と反して身体が動き始める。

青年と護衛に見せつける野外でのストリップ、訳が分からないといった様子の表情に反し軽快に動く手足はまずは鎧を外していく。
糧に動き素肌を晒していく羞恥に染まっていく肌、トップス姿にな手も動きは止まらずに脱ぎ始め、脱いだシャツをプレゼントとばかりに投げ渡す。
褐色の肌を包むのは純白のアンダー,胸はサラシを巻いて潰しているのが丸わかりでくるっと回って下着姿を見せつける。
晒しを解くと同時に弾けるように揺れ動く豊満な乳房、立ったままショーツを下ろし、片足ずつ上げて目の前の青年にしっかりと銀の叢から全てを見せつける。
明るい日の元で一糸纏わぬ生まれたままの姿になり、青年の頭の上目掛けて脱ぎたてのショーツをポイッと放って。

ヴィルア > 「情報を得ようと?…ああ、それはますますいけない。
私は危害を加えられると感じたし、更に、私たちのような商売人にとって、情報は時に金塊よりも重い。
…それを狙ってきたと、君は言ったね。」

すぅ、と目が細くなる。
彼の真剣な様子から、それは本気の言葉であるとわかるだろう。
彼は本気で、情報の価値を非常に重く見ている。

「ならば、君は私の敵だ。…ああ、説明が遅れたね。その首輪は…まぁ、悪辣な魔法使いが紋を埋め込んだものだ。…君の意思は奪わないが、君の身体は、私の命令があれば勝手に動く。そういう物品だ。…ああ、それと、【名前を教えてくれ】」

軽く説明しながら、投げ捨てられる衣服を受け取っていく。
あとで調べれば何か、この者の出自がわかるかもしれない、と頭の上に降ってきたショーツも含めて護衛に手渡していき。

まず、名を聞くことで、女の素性を明らかにしていこうと命令し。
抵抗したとしても、告げてしまったとしても

「【着いてくるんだ。私が許すまで、身体は隠さずに】」

そのまま、次の命令。
すたすたと青年が歩き出し…着いたのは砦の入り口。
何の抵抗もできなければ、荷物を運ぶ男、手伝いらしき少年…それらに、その豊満な肢体が見せつけられてしまう。
命令によって隠すのが難しいまま、無遠慮に下卑た視線が女のあらゆる部位を這い回り。

「………」

さて、この相手はどんな反応を示すのか、と。
興味深げに、青年も…観察していて。

カチュア > 「確かに感じ方は否定できないし、商売人ならそうなるわね。
 ええ、言ったわよ、一度言ったのだから隠しておけないし。」

眼が細まり、一段と声のトーンが低くなる。
真剣な様子から本気なのを見ると隠し立てせずに肯定する。

「そうね、そういう事なら明確な敵になるわね。
 あまり非人道的な事をするのもどうかと思うのだけど。
 カチュア、カチュア・ティラ・スィールよ。」

ストリップをしながら聞かれた事に応えていく。
自らの意思ではないとはいえ、させられる事には羞恥が湧き、全身を艶やかに染めていく。
トップスはその辺りでも売っている一般的なものだが、アンダーは上物で価値があり、それなりの地位にあるのが分かる。
何よりも告げた名前から辺境伯の娘なのにも気が付くかもしれない。

「分かりました。
 せめてあなたの名前を教えてくれても良いとは思うのだけど?」

次に下された命令、どうせ逃げられないのだから素直に答えるが、不貞腐れた様に青年の後をついていく。
砦の入り口に向かっていると集まり始める人影、気が付いた者が後から人を呼んでいるのか、視姦者は次第に数が増えていく。
隠す事が出来ず、豊な肢体を見せつけながら歩き続ける。
豊満な乳房はたゆんたゆんと重たげに跳ねて揺れ、銀の叢も下卑た男やまだ幼さの残る手伝いの少年達に惜しみなく見せながら。

耳まで真っ赤にして顔は伏せがちに歩いてついていくが、次第に雌の香りを周囲に放ち始め、豊満な乳房の先端では乳首が硬く尖り存在を主張し始めている。
足元にもぽたぽたと淫蜜を滴らせ、歩く跡を残すほどに見られて感じている様子を観察する青年に教えていく。

ヴィルア > 青年は、視姦される思考を回す。
無駄に抵抗を見せずついてくる姿は、自分の立場がわかっている、ということ。
喋るのは特に禁止していないため、喚き立てることも可能なはずだ。

そして、告げられた名前と…見ただけでわかる上物のアンダー。
服飾だけなら、奮発して手に入れた可能性もあるにはあるが、名前と合わせると…
思考が回りきり、に、と青年は嗤う。危険を犯した甲斐はあった、と。

となれば後は…この女を、自分の手駒として、反抗心を折っていくだけだ。
既に蜜を滴らせ、肌を上気させているのなら…このまま、屈辱を味合わせ、折ってやろうと結論づけ。

そこで、ようやく名を聞かれていたことを思い出し

「ああ。…だが、カチュアが、私の名を聞いて呪いなどを使わないとも限らないのでね。…まずはカチュア、君を…私の奴隷にしようと思う。
呼びたいのなら、ご主人様、とでも呼んでくれていい。…気が向いたら教えよう。
…【私がいいと言うまで、その場から動くな】」

その思惑通り、名を告げず…命令ではなく、嘲るような口調でそう告げて。
けれど相手の名は気軽に呼び捨てにしてしまい。

追加の命令を言った後、女の体に下卑た視線を向ける者達の方を向いて。
足や手などは、その場から動かない程度なら動かせる。顔を伏せ続けることも可能だろう。

「ああ、作業の邪魔をしてすまない。少し休憩にしよう。
…この者は私の新しい奴隷だ。だが、見ていて気づかなかったかな。少し、見せるためには邪魔なものがあると思わないか?」

演説するように観客の意思を誘導し始め…、あっさりと、奴隷だと宣言して。
場が、わぁ、と湧きたち…
次に青年が見るのは、女の、銀の叢。

「消毒泡を運んだものは居るか?それと剃刀だ。…実は、この女は先程奴隷になったばかりでね。身だしなみがなっちゃいない。…誰か、剃ってやってくれないか?」

そう言った直後、我先にと多数の手が上がり。
誰が選ばれるかは、まだわからないが…

「【そこの木箱の上に乗り、脚を開いて動くな】」

示すのは、観衆から見えやすい、少し大きな…人一人が乗れそうな木箱。
そこに乗って曝け出すということは、選ばれた何某かに…秘所を無遠慮に触られ…剃毛されるところまで、観衆に見られるということであり。

カチュア > 抵抗せずについていくのは、自分の見通しが甘かったための現状だから。
喚き立てたところでt理でにいる者達は青年の言う事を信じると判断しているから。
抑々のところ自由を奪われているのだから、どうも出来ないと諦めの心が湧いているためでもある。

青年が薄く浮かべた嗤い、名前等から全てを知られたとぞくっと身を震わせる。
そこから青年が考えている内容に辿りつけるはずもなく、顔を伏せがちに静かに後を歩いている。

「呪うなんてしないわよ、こうなったのも自分の失態なのだから。
 はい、最低ですね、御主人様。」

告げられた言葉に心外だと軽く頬を膨らませて告げる。
嘲るように告げられた言葉、やっぱりとばかりに少々見下げた様子で告げ、その場に立ち止まる。
羞恥で真っ赤になり、軽く脚を開き、胸を張って豊満な乳房を強調して見せつける、身体の自由はすべて奪われているからと無自覚な願望がとらせた姿。

集まる観客の意思を誘導しながら、はっきりと告げられた奴隷制限にぞくりと喜んだように身体を震わす。
湧き上がった場で向けられた視線その後に告げられた言葉、此処の事でしょうかとばかりに軽く腰を揺らし、銀の叢からぴちょんと淫蜜を滴り落として。

「ご主人様かそこの坊やが良いです、御主人様」

我先にと上がる多数の手をちらっと一瞥したようにぼそっと告げる。
手を上げず恥ずかしそうにしていた少年をちらっと見、聞こえてなかったならそれで構わないと歩き出す。
簡易的なステージにも見える、一人乗れそうな木箱の上に上り腰を下ろし、脚を上げてM字開脚を取る。
銀の叢を、淫蜜が滴る雌孔を、その奥で窄み小さく呼吸するかのように蠢く菊孔の全てを晒し、少年の手か主の手で行われる事を期待していて。

ヴィルア > それでも、だ、と頑として今は名前は告げず。
剃毛する者を選ぶ権利があるのは、青年だ。
ただ、だからこそ、奴隷の希望を聞くことも重要だと彼は知っていて。

「へぇ、カチュアはあの子がいいんだね。あの子に、君の雌穴を綺麗にしてもらいたいんだ」

最低だ、と罵られてもどこ吹く風。
煽るような言葉を吐いてから、少年を呼びつけ、やりかたを説明している。
今から説明されている通りにされるのだ、と女にわざと聞かせて。

『え、えへへ、嬉しいな…、次期当主さまの、奴隷のお手入れができるなんて。』

説明が終われば、雑用係らしい少年が刃物と、濡らした布、消毒泡の容器を持ってきて。
まずは濡らした布で少年らしいおっかなびっくりさで、雌穴を緩く擦り…肌が傷つかないように湿らせてから。
消毒泡を塗りつけ…刃を滑らせ始める。

「ありがとう。君のおかげで、私の奴隷はとても綺麗になっていくよ。…【しっかり笑顔で、お礼を言いなさい、カチュア】」

少年に対しては満面の笑みを向け。
言葉は任せるが…、この異様な状況に、感謝しろ、と

ご案内:「タナール砦」からヴィルアさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からカチュアさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にカインさんが現れました。
カイン > 数刻前まで激しい戦闘の起きていた砦。
今は王国側の旗の翻る門の前で、億劫そうな表情を隠しもせず番をしている男の姿があった。
幸い死傷者はそう多くはない物の、先ほどの戦闘で被った被害はそれなりのようで、
結果として外様の傭兵までもが門の前に駆り出される始末である。

「……しかしこいつは、まずいんじゃないかね?」

そう独り言を漏らす物の、それを聞く者は誰もいない。
騒々しい声の聞こえる砦の内側に視線を向けると、
多くの人影が右往左往している所が見て取れる。

「砦をとったはいいにしろ、維持できないんじゃお話にならんなあ」

カイン > 「ま、そうなったら殿でも買って出るか。
 他にできそうなのも数がおらんだろうし、
 今の国軍に手練れが居るならそれでいいんだが」

雇い主が消えてしまっては報酬がおじゃんだし、
何よりも肩を並べた相手がくたばるのは目覚めが悪い。
仕方がないと流す程度の感傷とはいえ、酒が不味くなるのは宜しくない。
顎に手を当てながら剣を軽く叩くと、息を吐いて少し気合を入れる。
何せ相手は魔族である。何を仕掛けてくるのか分かったものではない。

カイン > 「…お、交代要員か。遅かったな?
 全く、このまま一日中立たされるものかと思ったぞ」

漸く現れた二人組の見張りにそう声をかければ手を挙げて、
そのまま横に振りながら入れ替わりに砦の中に去っていく。
持ってきた酒でもとりあえず飲んでしまおうと頭の中で算段立てながら。

ご案内:「タナール砦」からカインさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にロロさんが現れました。
ロロ > (ちょこちょこ、細かな仕事をし始めた中。
もしかすると、大口になるかもしれない。そんな依頼に飛びついた。
…曰く傭兵。常々戦力不足に悩むタナール砦で、募集される兵士の一人になれと。
魅力的な日給にまんまと釣られて、喜び勇みやって来たのは良いのだが。)

 暇だ。
何コレ暇だ。予想外すぎ――る。

(年がら年中、人間と魔族とが凌ぎを削っている。そんな場所だと聞いていたが。
運が良いのか悪いのか、少女が訪れている今現在は、どうやら小康状態であるらしい。
これでは、基本給がタダで貰えるのは良いとしても。
戦果を上げて、その分の特別報酬を貰うのは無理そうだ。

金の元。飯の種。そんな、魔族の襲来が無いだろうかと。
城壁の上で見張り役として、国境線へ目を懲らしていた。)

ロロ > (こうやって報酬目当てに。
真面目?に仕事をこなしている者の数は。どうやら、半分程。
もう半分位はどうやら。先の見えない緊張状態の中。漸く訪れた、刹那の休息時間を満喫中らしく。

…頭の上で、狼犬の耳が揺れ。おおぅ、と小さく声を零す。
背後、砦内の方から微かに、聞こえてきたのは。爛れに爛れた男女の声だ。
命の無事を確かめるように。兵士達が捕虜を弄んでいるのだろうか。
それとも、明日も知れぬ互いを確かめるべく、軍人達が愛し合ってでもいるか…
単純に。王都と変わらない肉欲の日々を、此処でも久々に。人間達が謳歌しているのかもしれない。

どれなのかと考えてみると。どれも有り得そうだ、という辺りで。
つくづく、乱れきったお国柄を思い知る。)

 ――お盛んなこって。
つか。ンなコトやってるから、しょっちゅう墜とされてるんじゃないの かな。此処。

(余所様の盛りっぷりに。少々、頬に色帯びながら。思わず溜息。
新参者の第三者から見れば。
そんな可能性を考慮してしまうのも。きっと仕方がないだろう。)

ロロ > (それにしても。
こちとら真面目に勤労中にも関わらず。
余所様ばかりが、おたのしみ真っ最中というシチュエーションは。
どうしてもやる気を削がれてしまう物だろう。
それでは、勤めを果たしている者程、馬鹿を見ている気分にもなるのだろうし。
果たしていない者は、どうしても、其方の時間を長引かせたくなる筈で。

やっぱりコレが原因だろと。もう少し、綱紀粛正した方が良いだろうと。
他人事ではあるのだが、一時ではあれ我が身を預ける場である以上、つい考えてしまう。
がしがしと頭を掻き、すっかり下がったボルテージに合わせ、尻から垂れた尾を隠しもせずに。)

 良いや。こっちもちょっと――ご飯でも、貰 お。

(せめて美味しい糧食でもないと、やる気が目減りする一方だ。
後数日の仕事を、最後までやり遂げる為には。何とか気力を回復したい。
折から交代要員がやって来るのが見えた為。
何も無かった、という神父ルイズベストな報告だけを済ませて。
砦の中へと戻っていく。

食事が待っていると思うと。途中から、結局足取りが軽くなっていたのが。
現金な、そして単純な話。)

ご案内:「タナール砦」からロロさんが去りました。