2019/01/13 のログ
■ダグラス > 「くく、やっぱりあんた只者じゃないな」
なれた手つきで男根を掴まれれば思わず童貞の子供のように腰が震えるのを感じ。
苦笑を零しつつも相手に任せればダクダクと溢れる先走りに相手の手を汚していき。
「ま、あんたが何者でも俺は気にしねぇが」
そのまま相手の尻肉を分ければそこの穴を露わにさせ。
淫魔の類であれば準備など不要だろうとばかりに遠慮なく相手の尻穴の中に指を入れて具合を確認するようにかき回し。
■ハーティリア > 「お褒めにあずかりどうも……まあ、俺は助かるけど。」
腰が震え、先走りが零れる肉棒に溢れた先走りを塗り付ける様にグチュグチュと艶めかしく手が動き。
まるで槍や刃物を磨き上げる様に繊細に、雄肉を愛撫するさまは、手淫だけなのに普通の人間の男なら、白痴になって腰を振りそうな快楽がダグラスの脳髄を茹でるように満ちていく。
「ん、ぁっ♥あ、ふっんんぅっ♥」
かき分けられた尻肉の奥、いやらしくヒクつく肉孔に指をぬぷりと差し入れれば、彼の予想通りに柔らかく指を受け入れて、予想外にちゅぅ、と襞が絡みつく。
心地よさげに喘ぐ体がもつ魅了の魔力と淫気がたっぷりと満ちた異形の肉壺は、掻き回す指が肉壁にねっとりとしゃぶられるだけでも、指が蕩けてしまいそうなほどの快楽で射精すらできそうで。
『なぁ、ダグラス……イって?』
そう耳元で吹き込む淫魔の囁きに、彼に染み込ませた魅了の魔力が、彼の心身を淫魔の奴隷として支配しようと心地よく、強烈な快楽を伴って蠢いて。
■ダグラス > 「こっちも十分に濡れ濡れじゃないか。冒険者より男娼の方が向いてるんじゃないか?」
まるで別の生き物のように絡みつく相手の体内の感触に笑みを零し。
恐らく人間とは異なり、オスを迎えるためだけに進化したのであろう感触を楽しみ。
「っ!……く!」
相手のささやきが耳に届いた瞬間、腰が砕けそうなほどの快感が走り。
そのまま絶頂へと誘われそうになるものの、鍛えた意思でそれを食い止め。
が、その瞬間に思わず手に力が入って相手の性感帯をぐっと指で圧迫し。
「へへ……この俺が……外に漏らすなんてダサいまね……出来るか、よ!」
相手の魔力には一時の抵抗を見せるが、それでも限界が近いことは変わりなく。
咄嗟に尻から指を抜けば相手の膝に自分の足を引っかけて跪かせ。
そのまま力ずくで相手の口内に喉奥まで男根をねじ込めば勢いよく熱い精液を放ち。
■ハーティリア > 「ははっ、やってるぜ?男娼も。」
兼業だよ兼業、と笑いながら返せば、純粋に性器として機能している穴に指を招いて舐る様に硬い剣ダコの出来た指を愉しみつつ。
「は、っんぅっ♥あ、んむぅっ、んぐ、んんぅっ♥」
囁きの直後、耐える動きで力がこもった指がコリコリとした前立腺を押しつぶすと、ビクビクッ!と体を振るわせて甘い声を漏らし。
ギュッと指を締め付けながら、硬直した体をあっけなく崩されて口に捻じ込まれた肉棒、くぐもった声を上げながらも。普通なら蕩けた声で応じて精を吐き出す人間の反撃に、むしろ楽し気に、喉奥までグブゥッ♥と音を立てて飲み込んだ。
熱のこもった粘っこい精液をゴク、ゴク……と音を鳴らして飲み下す喉すら、ねっとりと粘膜が絡みついて喉が搾る様に蠢き。
転ばされた意趣返しか、呼吸を必要としない不死の淫魔は、男の射精が本来終わる頃でも変わりなく、喉まで肉棒を飲み込んだままゴク、ゴクッ……と喉を鳴らして「精を吸い上げる」。
男にとっては、射精の快感が、痛みもないまま延々と、枯れる気配もなく続く極楽へ誘い。
■ダグラス > 「く……は……やべぇ」
外に吐き出すのを嫌がって相手の口内に挿入し射精に及んだがいいが、指をはるかに超える快感を感じ。
思わず脊髄が焼け付きそうな感覚に見舞われ。
本来であれば何度かの射精で一旦は収まるところがまるで吸い出されるような感覚に危機感を覚え。
そのまま相手の頭を掴んでからまるで絡みつくような相手の口内から男根を文字通り引き抜き。
「はぁ……はぁ、あまりなめんじゃねぇぜ」
額に汗をかきながらも余裕を見せるように口元に笑みを浮かべ。
相手の両脇を掴めばそのまま相手を持ち上げてベッドに仰向けに寝かせ。
腰の下に自らの身体を置けば相手の両脚を持ち上げてマンぐり返しにして尻穴を晒させ。
「どうせ吸い取るんなら、こっちで頼むぜ!」
そういえばいまだ硬さの萎えない男根を相手の中にねじ込み。
■ハーティリア > 「ん、ぷはぁっ!……ちぇ、残念。」
美味しかったのに、と名残惜し気に、唇についた白濁を指で掬ってペロリと、舐める仕草も美女めいた風貌と指を這う赤い舌が艶めかしく。
「別に嘗めちゃいねぇけど……いや、チンポは舐めたか、確かに。」
ククッ、と喉を鳴らすように笑いながらも、まるで猫のように持ち上げられるままベッドに転がり、舐めたくなるような滑らかな白い足を持ち上げて尻を晒されると、淫靡に艶めく肉孔がヒクヒクと、雄を誘って蠢いている。
「そりゃあ、良いけど……覚悟しとけよ?んっ、おっあぁああぁっ♥♥」
最後の忠告のように囁くが、じゅぶぅぅっ♥と捻じ込まれた肉棒に甘い嬌声を上げ、飲み込んだ雄肉をにちゅぅっ!と締め付ける。
手よりも口よりも、吸い付き、粘つき、絡みつくような名器の中で、魅了の魔力と淫魔の媚薬のような体液が滴る様に渦巻く肉壺は、男を快楽で洗脳し、篭絡する。
淫魔の身体の中枢に相応しい、この快楽と引き換えなら人生も惜しくないと無意識に焼き付くような快楽へと、雄を誘う。
そして魅了の魔力と淫気で人間の雄なら欲に狂う、そのタイミングで、男が甘い声で、囁く。
「ダグラス、お前を俺にくれたら……もっと、気持ちよくなれるけど……?」
■ダグラス > 「ン!……ぐ、は……たまんねぇなこれは」
今までいろんな女も男も抱いてきた。
が、その中でも淫魔に属する魔族はそういえば抱いたことがないと思い出し。
まるで脳に直接響くような快感を味わえば確かにこれでは堕落する人間も出てくるだろうと納得しつつ。
凶悪なほど強く張った男根は突きこむたびに相手の中を掻きまわし。
カリ首は引き抜くたびに相手の前立腺をゴリゴリと刺激して。
「俺をお前に……だと」
相手の甘く誘うような言葉が耳に届けば小さく囁き返す。
これ以上の快楽、それは確かに魅力的だろう。
何もかもを捨て、この快楽に溺れることができるのならどんなに幸せだろうかと考えが脳をよぎる。
しかし、自分のうちに潜む確固たる意志、それが最後の抵抗を見せて相手の魅了を押しとどめ。
「ふふふ、そいつは悪くねぇ……だが」
顔を伏せ相手の言葉に返答するように呟くも、まるで相手を攻めるような腰使いは変わらずに。
すっと顔を上げればその目は快楽に溺れるよりもまるで相手を取って食わんとするような獰猛さを秘めていて。
「俺は誰の物にもならねぇ!お前が俺の物になるんだよ!」
そういえば相手の服を掴めばその剛腕で引き裂くように脱がし。
■ハーティリア > 「んっあっ♥あ、はっ、おっきぃ、なぁっあんっんんっあぁっ♥」
突きこんで掻き回す度にきゅぅっ、と肉が甘く搾る様に締まり、引き抜けば襞がみっちりと雁首や血管の凹凸に食い込むようにずるずると扱く。
荒くつきこみ、硬く張った亀頭で中を捏ねまわす腰遣いに体を時折ビクビクと戦慄かせながら快感を愉しむように甘い声を上げて。
「そう、ちょーだい?」
そう続ける、甘い囁き。腰から脳髄まで蕩けるような甘ったるい声で魔力と声を吹き込めば、凡そ堕ちない者はいなかった。
そのはずだった、が……。
「んく、あぁっ!?」
攻めるような腰つきと、食い破らんばかりの獰猛な視線と共に、逞しい腕が服をはぎ取れば、むっちりと……甘く抱き心地のよさそうな白い裸体が、露わとなり。
少しばかり驚いた後……ククッ、とこらえきれなくなったように、笑い声を漏らした。
「プ、ハハッ!アハハハッ!いやぁすげぇなアンタ、俺ちょっと自信無くすわーぁ。
これでも淫魔としては上から数えた方が早いくらいなのになぁ。
最近は人も強くなったもんだねぇ。こうも抵抗【レジスト】されちゃあ淫魔の立つ瀬がねぇな…いや、人が強いのは元からか。」
まさか人間に踏みとどまられるとは、魔王の位を持つものとして情けない限りだが、それ以上に愉快だと言わんばかりに笑い声をあげ。
「まったく、俺好みの男はみんな同じ事言うんだから、ヤになるねぇ。んくっ、あっんっあ、深、ぁっ♥」
笑みを修め、チェッ、と残念そうな呟きを零せば、再び快楽に耽るように、中を押し広げてゴリゴリと抉る肉棒の快感に微睡むように声を上げ、淫魔の名器が肉棒を嬲るように蠢いて。
■ダグラス > 「へ!それだけ見る目は良いってことじゃねぇのか?」
元々の成功率が高いにも関わらず狙った男たちに抵抗されるというのであれば、それはいつも強い雄を選んでいる証拠だろう。
相手がいくら腕の立つ魔族でも己は簡単に屈するわけにもいかないのだ。
海賊という自由に生きる仕事を選んだ以上それは今までの生き方を否定することになるだろう。
「それによ、性行為に関しちゃ俺も淫魔にゃ負けねぇぜ!」
言いながら相手の身体を抱き上げ。
向かい合うように相手の柔らかい身体を抱きしめつつ、相手の首筋にキスを落して赤い花を咲かせ。
より深く相手の中に突き刺さった男根は相手の最奥を抉るように突きこみ。
相手の薄い腹に軽く形を浮かび上がらせながら獣のように貪っていき
■ハーティリア > 「ははっ、誉め言葉として受け取っとくわ。ありがとう?」
慰めか、誉め言葉か、軽口のような返答にククッと小さく笑って……これだから人間は怖い、と知った風にボヤいて。
「おやおや、そう言われたら、ねぇ……愉しませておくれ?っあ♥んっひっおぉっほ、んんぅっ♥」
吸われた肌に紅い花が散り、柔らかい肌は、抱きしめた腕の境界がわからなくなるように包むような肌ざわりで返す。
淫魔として上、というより魔王に等しい男の身体は、まさに「雄を溺れさせる」のに特化したそれで、肌も舌も粘膜も触れた部分がまるで蕩けて痺れるような快感を生み。
ぼこぉっ、とうっすら浮かぶような逞しい男根の突き入れに声を上げながらも、淫魔の肉は男根へと『蕩け、絞り出される』ような快楽を延々と与え、雄の精を貪り。
雌のように絶頂に向けてビクビクと孔が痙攣する刺激が、みっちりと絡みつく襞から伝わり。
「んっあんっあ、はっあっ♥ダグ、ラスぅ、イきそ、だから、さっ……キス、して?」
■ダグラス > 「くく、淫魔の肉体がこれほど性処理に向いているとは想像以上だ」
今度は魔族の支配地域にも略奪に出向いてみようか、リスクは高いが実入りも大きいかもしれない。
などと考えつつ獣の如く激しく突きこんでいれば体内から絶頂前の雌のような痙攣を感じ。
相手の顔を見上げれば楽し気に笑みを浮かべ。
「いいぞ!俺の精液食らっていけ!」
相手の後頭部に手を添え、唇を重ねれば相手の口内に舌を挿入し。
咥内すべてを味わうように舌で蹂躙していきつつ、こちらもラストスパートを示す様に激しい挿入を繰り返し。
最後にとどめと言わんばかりに腰を突きこめば相手の体内に熱い精液を大量に放ち。
■ハーティリア > 「そりゃまあ、精気喰らって生きてるからなぁ。」
まあでも、略奪したらしたで、普通の人間には手に余るかもしれないが……まあ、それは己が気にすることでもない。
与えられる快感を愉しみながら、絶頂が近づくと体をビクビクと跳ねさせて……愉し気な笑みを浮かべる男の口づけを受け入れ、絶頂する。
「んんんぅぅぅっ♥♥」
口付け、舌を絡ませながら絶頂を迎えた体は、注ぎ込まれた精液をドクンッと中をうねらせて取り込み、魔力に変えて空腹を満たす。ドク、ドク……と脈打つように絶頂の痙攣に合わせて搾り取る快感は、口の時の比ではなく心地いい。
「ん、ぅ……は、ぁっ♥んん……いやぁ、美味かった。たっぷり感じちゃってちょっと恥ずかしいねぇ。」
唇を離せば、ふはぁっと吐息を漏らしながら……余韻を愉しむように軽やかに言葉を紡ぐ。
■ダグラス > 「ッ!……は……ふぅ」
絶頂とともに絡みついて離さない相手の体内。
まるで命すら吸い取られるような、ふわふわとした快感に見舞われ。
まるで痙攣のように腰を不規則に突き上げながら一滴でも多く相手の奥に注ごうと本能的に体が動き。
「はぁ……まぁ、こういうのは楽しんでこそだからな」
気持ちよければそれでいいのだ。
とわいえ、自分もまだ未熟な頃だったら彼に堕とされていただろうから危ない遊びと言える。
唇を離した後に引く銀糸を舌で絡めとりながら相手を抱いたままベッドに横になり。
「しかし、流石に疲れたぜ。
セックスで疲れるなんて何年ぶりだ」
流石は淫魔と言ったところだろう。
全身に倦怠感が襲い身体を動かすのもだるく感じる。
「お前も今から大部屋に戻るのは面倒だろ?ここで寝ていけよ」
淫魔が寝るかどうかは知らないが、ベッド自体はセミダブルのため二人で寝ても余裕があるだろう。
■ハーティリア > 「ん、は……ぁぁっ♥」
どぷん、と余韻のように注がれる白濁に少しの間酔いしれて……疲労した彼とは対照的に、色艶がましたように機嫌良さげな男は、抱いたまま横になる男に寄り添ってベッドに転がり、スリ……と傷だらけの胸板に頬を寄せて軽く甘えるように仕草を交え。
「俺も楽しめたし、愉しんでもらえたなら何よりだ。……あぁでも、他の淫魔を抱くなら気をつけろよ?あっちが殺す気で精気を吸いに来たら、それこそ5分でミイラだからなーぁ。
お疲れ様。いやぁなんか負けた気分だ。くやしいけど、悪くねぇなぁ。」
くっくっ、と喉を鳴らして笑いながらも、するりと相手の銀髪を梳くように撫でれば。
「俺は寝ても寝なくても平気だけども、なんなら、夢の中で続きでもするかい?
あぁ、そうだ……試練を超えた者には褒美を与えよ、ってな……何か1つくらい、この俺が願い事を聞いてあげよう。」
まあ、程度にもよるが、なぞと言いながら……寝物語の代わりにそんな問いかけを。
■ダグラス > 「はは、お前と対等にやりあえるんならほかの淫魔相手でもなんとかなるだろ?」
いずれにせよ相手がこっちをやる気なのならそれはすぐにわかる。
殺気に敏感でなければこの仕事長続きはしないのだ。
胸板に頬を寄せる相手の肩を抱きしめ、細い腕を軽くさすり。
「願い、か……急に言われると難しいな」
元より自由気ままに生きる身である。
ほしいものがあれば力で奪うことが身上であるが故に今更願いを言えと言われても困るものがある。
「ならよ、俺に魔力に対する耐性をつけてくれよ」
自分は魔法が使えない。
ゆえに今日のようなことがあった場合基本的に抵抗する手段がないのだ。
今日、抵抗できたのはたまたま性行為という自分が得意とする分野であったからにすぎないと考えていて。
「」
■ハーティリア > 「そりゃお前、誘惑する相手を速攻喰い殺したら世話ねぇだろが。まあ、殺す気ならそれこそお前さんもやりようはあるか。」
快楽で前後不覚になってる間に吸い殺されるとかは、確かに無いかもしれない、と小さく頷き。
睦み合うように触れ合いながら、撫でられる腕に目を細め……己の問いかけに考える彼を愉しげに眺め。
「え……まあ、できなくもねぇけど。……一時的じゃないとなると、効果が高い順に『人間止めて俺の眷属になる』『淫紋として術式を体に刻む』『抗魔のアミュレットをやる』の三つになるけど、どれがいい?ただ、アミュレットは正直専門の奴が作った方が効果高いと思うけどなぁ。あとは一時的とか使い捨てなら、もうちょい強いの作れなくもねぇけど。」
指折り三つを数えて、問いかける。
■ダグラス > 「そうか……どれも一長一短あるという感じか」
一番安全そうなのはアミュレットだが、効果が低いとなればどこかで略奪でもしてきた方がいいものが手に入るかもしれない。
指を折る相手の手を軽く包むように掴み。
「それならまた今度、真剣に考えてからお願いするとしよう」
そういってから二人の身体に毛布を被せて。
ゆっくり息を吐き出せば瞳を閉じて。
「悪いが、お前と違っておれば寝なければならない。
続きを話すなら、また夢の中でとしよう」
■ハーティリア > 「そうだなぁ。まあアミュレットは素材や時間かければそこそこ良いのができるかもしれねぇけど。……そっか、じゃあまた今度、縁があれば。」
ここの仕事が終われば会えるかどうかもわからない身だ。まあマグメールにいるなら、いずれ会うこともあるだろう。
「そうだな、俺も微睡むとしようかね……おやすみ、ダグラス。」
被る毛布、身を寄せて目を閉じる男にチュ、とおやすみのキスを落として……ゆったりと、不死の微睡みに落ちていく。
ご案内:「タナール砦」からダグラスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からハーティリアさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にカインさんが現れました。
■カイン > 数刻前まで激しい戦闘の起きていた砦。
今は王国側の旗の翻る門の前で、億劫そうな表情を隠しもせず番をしている男の姿があった。
幸い死傷者はそう多くはない物の、先ほどの戦闘で被った被害はそれなりのようで、
結果として外様の傭兵までもが門の前に駆り出される始末である。
「……しかしこいつは、まずいんじゃないかね?」
そう独り言を漏らす物の、それを聞く者は誰もいない。
騒々しい声の聞こえる砦の内側に視線を向けると、
多くの人影が右往左往している所が見て取れる。
「砦をとったはいいにしろ、維持できないんじゃお話にならんなあ」
■カイン > 「…お、交代要員か。遅かったな?
全く、このまま一日中立たされるものかと思ったぞ」
漸く現れた二人組の見張りにそう声をかければ手を挙げて、
そのまま横に振りながら入れ替わりに砦の中に去っていく。
持ってきた酒でもとりあえず飲んでしまおうと頭の中で算段立てながら。
ご案内:「タナール砦」からカインさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にスミデーさんが現れました。
■スミデー > (砦が人間の手に落ちた、その情報を聞きつけ物資の補充
及び魔物達の食糧の補充の為に砦へと脚を運ぶ。今回は食糧
の補充が上手な虫系の魔物達を召喚陣から召喚し、砦へと侵攻
させていくことにし、蟻、蜂、サポートに蜘蛛系の魔物を呼び
だして)
「蟻達も蜂達も働き者だからありがたい、きちんと運びやすい
ようにばらばらにして、それから異界へ運んでいってくれるか
らな。ただ、今回はどうも兵士の数が少ないのか、抵抗も大し
たことないな。まぁ、次の時に稼げばいいか、数に関しては」
(整然と砦へと向かっていく合計すれば数千は下らない蟻と蜂
の群れ、その中に蜘蛛も混じって砦へと侵攻していく。
蟻を相手にしていれば頭上から蜂が、蟻を一匹相手にしていれ
ば周りから何匹もの蟻が、と砦の中に動く人間は徐々にその数
を減らしていき、喧騒もまた小さくなっていく。危険も大分
減ったあたりで砦へと入り込み、周りを蟻と蜂と蜘蛛に囲ま
れて倉庫へと向かう)
■スミデー > (砦の倉庫へと向かい、いつものように物資を蟻や蜂達に
異界へと運び込ませていく。今回は少し実入りが少なく感じる
ことから、どうやら人間側が占領して間もない頃だったかとも
う少し待った方が良かったかと反省をして。倉庫にある物資も
砦の中にいた人間だったモノも、根こそぎ回収したのちに砦
を後にする)
ご案内:「タナール砦」からスミデーさんが去りました。