2017/05/06 のログ
■セラ > 目立つ目標に反応を窺う威力偵察の攻撃。
腕を組み、悠々と敵陣の動きを観察していれば軍としてのまとまった動きは即座には見えず。
油断からの指揮系統の混乱か、上が無能なのか。どちらか知らないか、敵が無能なのはいいことだと。このまままとまった動きが無いうちに、魔法を連射して押し込もうかと思考を進めて、ひとり突撃してくる騎馬の姿を目にとめ。
「ただの馬鹿か、気合の入った馬鹿か。さて、どちらだ?」
実力をわきまえないで何も考えずに突撃してきたのか、実力に自信があって突撃してきたのか。あるいは、やられっぱなしは気に喰わぬと血の気の多さで反応したか。
突撃してきながら戦棍を振りまわす姿からは、身体能力は高そうである。
その姿を眺めながら相手に向かってかざす掌。その前面に生成されたのは淡く光る薄い障壁。厚さ数センチの鋼板に匹敵する強度の魔力障壁が盾として翳され、少女の身を守る。
単純に殴りかかるだけの攻撃なら、まずはこの盾で受ける事ができるはず。
威力か攻撃手段が、こちらの予想を上回るかどうか。どの程度の相手であるのか、それを見極めようと、まずは受けに回り。
■フォーク > 躊躇なく、女に向かって戦棍を振り下ろした。
が、まるで見えない鉄壁でもあるかのように一撃が防がれる。見れば淡い光の壁が前にあった。
予想外の防御法で男は馬上で態勢を崩す。
そのままわざと馬から転げ落ち、膝立ちの状態で相手を見据える。
(やはりただもんじゃねえな!)
些か乱暴な確かめ方だったが、これで間違いなく黒衣の女が魔族であることを確信した。
さらに一つ男はあることを理解する。
「いい女だ」
男は小さく呟いた。
不思議なことに魔族は人と似通った姿をしている者が多い。
さらに優れた美貌も持っている。
目の前にいる魔族の女も、魂を奪われそうな美しさだった。
(街で逢ってたなら、イチコロだっただろうねえ)
しかし今は戦場だ。
戦場で歴戦の傭兵は覚悟を決めて死人に化ける。
死人は何も恐れない。そして死人を殺せる道理はない。
ただ、あくまでそれは精神的な覚悟にすぎない。
男本人は意識をしていないが、美女を目の前にしたことと血の滾りで、その股間ははち切れんばかりの怒張を見せていた。
■セラ > 範囲攻撃であれば、一方向からの攻撃しか防げない障壁の盾はさほどの役に立たない。
あるいは、曲線的な攻撃でも盾を迂回して届かせる事はできただろう。
だが、見た目通りの攻撃を見た目通りの威力で叩きつけてきただけではダメージは届かない。
「一騎駆けしてくる勇者がどれほどのものかと思えば」
勇は勇でも蛮勇の類であったかと、騎馬から転げ落ちて膝立ちの姿勢でこちらを見据える男を観察するように眺める。
実力をはき違えたただの馬鹿ならここで戦意喪失とまではいかぬまでも怯んだ様子を見せるもの。しかして、戦意を衰えさせた様子が無いところを見ると勇者たる素質のある気合いの入った馬鹿の方か。
体躯も恵まれていて、いかにも戦士といった風情。先の突撃と合わせて考えるに、とりあえず筋肉で物事を解決しそうな思考回路をしてはいそうだが。
「…………」
微かに聞こえた呟きにちょっといい気分になり。観察の視線がざっと全身を見て取ってから、はち切れんばかりの股間に気づいて、いい気分が微妙な気分になり。視線が真面目な表情の男の顔と、股間との間を何度か往復する。
「……捕虜になるというのなら、それなりの待遇は保証するが?」
戦闘の興奮なのか、死線に立って生物の本能が刺激されたか。状況をわきまえずに、いい女だから欲情しているのか。
男の股間の状況を指摘して追求したら、真面目な戦場の雰囲気が崩れそうだととりあえず無視して男に向けて掌をかざし、魔法を撃てるぞと威圧しながら真面目な表情をつくり声をかける。
それでも、気になる物は気になるのかちらちらと視線が男の顔から時折股間にと動き。
■フォーク > 男は戦場での経験が豊富だ。さらに魔族と相対したことも三度や五度ではない。
なので、魔族と戦っていてある種の共通点を発見していた。
「どれほどのものか……なんて判断するのは、ちょいと速くないかい?」
男はまた戦棍を振り上げて、女の前面に浮かぶ光壁に向かって叩きつける。
もちろん女にダメージは通らないだろう。
しかし男は股間をぎんぎんに隆起させたまま、また戦棍を構え、ぶつかっていくのである。
女は気づくだろうか。
男の戦棍を叩きつける速度が、徐々に速まっていくのを。
いつしか男の打撃は、一呼吸に三撃の超速連打へと変わっていった。
その猛攻は、女の前面を隠すほどのものだった。
「魔族(あんた)たちはいっつもそうだ……人を超えた能力のためか、どうも人を甘く見る傾向にある」
光壁を加速度的に叩きながら、男が女に語りかける。
「でも世の中ってのは上手にできてんだな。人間はその魔族の油断があるからこそ研鑽と練磨を積み重ねることができたんだろうぜ」
女の背後から、猛烈な勢いで男の愛馬が襲いかかった。
男は道化のように同じ攻撃を繰り返し女の油断を誘い、さらに視界を覆うような大きな動きを見せた。
視界を隠した間に馬を女の背後に回し、そのまま襲わせたのである。
勝つためなら、囮にでもなんでもなる。それが傭兵の戦術だった。
■セラ > 「ふむ? これは、なかなか」
思わせぶりな台詞を吐いたかと思えば、障壁に向かって叩きつけられる一撃。
先と変わらぬその程度では意味がない。そう思い、訝し気に眉をひそめて攻撃が届かないが故に様子見に回り。
攻撃が繰り返されるたびに、ただの一撃にスピードが乗り。繰り返される攻撃が、高速の連撃へと進化していくのに感心の表情を浮かべて称賛の声を漏らす。
「いや、見事。しかし、その高速連撃がいつまでも続くものでもあるまい。魔法攻撃でも織り交ぜてくれば、もう少し高く評価するが。ただそれだけでは、甘く見るのも――何ッ!」
魔力障壁を無為に攻撃しているように見える猛打。
加速度的に勢いをつけるその猛打で障壁を突破するつもりなのかと、視線を誘う派手なその動きと男の語りかけに注意はそちらに向き。思わせぶりな台詞回しに、何を考えていると首を傾げたところで、男が落馬した時点から意識から消えていた騎馬が背後からの襲撃。
意識の死角をついての不意の一撃。
まさか馬が襲ってくるとは思わず、背後に迫る足音に気づいて回避した時には遅く、跳ね飛ばされて地に転がされる。
■フォーク > 「魔法なんてアンタ……ははっ」
光壁の向こうにいる女の言葉に、男は思わず笑う。
男は魔法の素養を持ち合わせていなかった。ただ生まれ持った頑丈な肉体と、戦場で培った戦術を駆使するのみだった。
だから今、こうして腕の肉が千切れそうな苦痛と疲労に耐えながら戦棍を振っているのだ。
そしてその努力は報われた。愛馬ビッグマネー号が、女を跳ね飛ばしたのだ。
女が地面に転がって、男はようやく戦棍を止める。血の糸を引いて戦棍が大きな手から外れた。
「さっき勇者がどうの……とか言ったな。戦場に勇者はいねえよ。そんな奴らは真っ先に死んださ」
人生、勇気は必要だ。だが戦場では勇敢な者から死んでいく。
男がこの年まで傭兵を続けられたのはいかなる弱敵を恐れる臆病さと、いかなる強敵も恐れない無謀さを併せ持っていたからだ。
「でかしたビッグマネー号。もういっちょ頼むぜ」
男は愛馬の首を抱きしめると、馬の後ろに回って尻を叩いた。
砦に戻って兵を連れてくるよう、頼んだのである。
「さてと、こういう場合は捕虜にすべきなんだが……」
男は女と、自分の股間を交互にみやる。
「やっぱ収めるべきものは収めるべき所に収めないとな」
意味深なことをのたまいながら、女の元へと歩み寄るのである。
■セラ > 常人が勢いに乗った馬の突撃に跳ね飛ばされれば、打ち身どころか骨折の危険性せいすらある。
ましてや、小柄な少女ともなれば。しかし、そこは人外の魔たるところか不意を打たれて跳ね飛ばされても、深刻なダメージを受けた様子は無く。
「っ……む、ぅ……」
地に伏せて、身を横たえたもののすぐに意識を取り戻して上半身を起こしたものの、意識が朦朧としているらしく、眩む意識をはっきりさせようというのかふるふると頭を振る。
何が起きたのか、一瞬の意識の断絶から回復して記憶を探れば、ただの騎馬と戦力外に見ていた馬の突撃。
男と馬の信頼関係とか、そういったモノを軽視しし過ぎたとか。男へと意識が集中させられたあの猛打は意識誘導だったかとか、言語化するまえの思考の断片がぐるぐると脳裏に渦巻き。
「ぐ、ぬ……油断した」
まさに油断大敵だったと、回復しきらず眩む頭を片手で押さえて呟いて、ようやく歩み寄る男に気づいて、男の顔を見上げ。
回復しきらぬ前に追撃を喰らったらとマズイと、先の猛連撃を思い返して口元が引き締まる。
■フォーク > 男は女の前で見下ろすように立った。
先程まで優勢だった相手が、今こうして自分を見上げている。なんとも愉快なものだった。
「つかまえた……」
大きな男の手が、女の小さな頭をつかむ。
触れたら女は理解するだろう。男が全力を出せば、頭骨を握り潰すことができるであろうことを。
魔族ならば頭部を砕かれても復活はできるかもしれない。しかし回復までの間、男が指をくわえて見ているわけもなく。
男は開いている手で、己のズボンを下ろす。
狂わんばかりに隆起した男根が外気に晒された。
赤黒い亀頭と血走った太い肉茎からは、汗と獣臭の混じったものが放たれた。
そして何も言わず、女の頬に亀頭をこすり付ける。まるで犬のマーキングのようだった。
さらに女の噤んだ唇に濡れた先端を押し当て、その口内に割り入ろうとしていた。
口淫を要求しているのだ。
■セラ > 「ぬ…ぅ……」
回復するまでさほどの間でもないが、そのさほどでもない間に頭を掴まれる。
先の戦棍を振るっての猛撃を支えるだけの握力があるその手で握られて、行動が一手奪われる。
攻撃を撃ち込む事はできるだろうが、同時に反撃が来るのは確か。回復力だとかを考えれば、削り合いになればまず勝てるだろう、どうしたものか。
咄嗟に巡らした思考は、目の前に突き出されたいきり立つ肉棒によって強制的に中断される。
「むっ、ふぁ……んっ、ぅ……」
突きつけられたそれから漂う濃厚な雄の匂いが、鼻先から脳天へと突き抜けて意識を揺さぶり。臭い立つソレを頬に擦りつけられてマーキングされ、あげくに唇へと押しつけられて屈辱に身を震わせて上目遣いに男の顔を睨み。
小さな唇を開いて、口腔内へとゆっくりと肉棒を迎え入れ咥えていき。歯を立てられる事を恐れていないのかと、上目遣いに男の顔を窺いながら試すように甘噛みして歯で肉棒を擦って刺激しながら、ねとりとその表面に舌を這わせてみて。
■フォーク > 男子最大の急所を噛まれることを恐れていないのかと問われれば、恐れてはいる。
だが、全身からくる強烈な疲労感と女の色香がそんな不安を吹き飛ばしたのだ。
女が甘く歯で肉棒を刺激すると、肉棒はますます強度と熱を増していく。
男は女の頭を押し、さらに喉の奥まで挿入しようとするだろう。
「魔族の捕虜の扱い方は、もっと苛烈だと思うぜ」
人類は魔族を恐れる。下手に捕縛しても超常能力で逃げられたり、反撃を受けるからだ。
男だって魔族である女を捉えても無事に捕虜にできる自信はない。
ならば陵辱を加えて、憂さと欲求を晴らした方がなんぼか得というものであった。
「それ、俺を満足させたら解放してやるぞ」
女の髪を掴んで、軽く引っ張る。
小さな傷みを与えることで、従わせようとしているのだ。
そして射精をするなら、女の顔に精をたっぷりと吐きつけることだろう。男の精はクリームのように濃厚だ。
■セラ > 甘噛みで肉棒を刺激してみれば、噛まれる事を恐れて萎縮するどころかますます硬く、熱くなって欲情してみせる始末。
それどころか、更なる奉仕を要求するようにぐいと頭を押してさらに喉の奥深くまで犯そうとしてくる。
「ぐっ…んぅ……」
脅すような物言いに思うところはあるが、ある意味勇者ではあるなと感心して、汗臭く獣臭い肉棒を喉の奥まで咥え込み。れろりと舌を肉棒に絡めて舐めあげ、すぼめた唇で扱きたて。咥えた喉奥で先端を締めつける。
喉奥深く咥え込んだ肉棒の放つ雄の臭気にあてられて、少しばかりその気になって唾液を絡めるように舌先は肉棒の表面を這いまわり。
髪を引っ張られて、不快気に表情が歪んだものの、そのまま男の股間に鼻先を埋めるように肉棒を深く咥え込んで奉仕を続けて男を射精に導こうとし、放たれた精で顔を穢されればその濃厚さを確かめるように指先で拭い。
■フォーク > 一度精を排泄したところで、獣欲いまだ収まらず。
その肉棒は女の顔を汚しても、その猛りを忘れていなかった。
「せっかくだ。魔族の女というのをとっくりと知りたいもんだ」
男は精を指先で拭う女を抱え上げ、そのまま近くの茂みに入ろうとするのであった。
そして己の欲望が満たされるまで陵辱を続けようとするのである。
男の欲望が満ちたか、何かしらの反撃を受けるのか。
それは誰も知らないのである。
ご案内:「タナール砦」からフォークさんが去りました。
■セラ > どろりとした濃厚な精液が顔面を穢している。
指先に伝わる粘性に、鼻先に漂う精臭に穢された実感にふるりと身を震わせて、出してなお萎えることのない肉棒を見上げ。
「そうだな、じっくりと教えてやろう」
抱き上げる仕草に抵抗を見せる事無く、そのまま茂みの中へと。
そのまま茂みの中で、何がどう行われたのかそれを知る者は――
ご案内:「タナール砦」からセラさんが去りました。