2016/07/25 のログ
カレリア > 「お願いいたしますわ、マーラ様♪」

やる気は高まった様子
頼れるかどうかはともかくこの調子なら兵の士気も上がるだろう
彼等には頑張ってもらわねば

「…そのセリフは、何か誤解されてしまいかねませんわよ?」

二人きり…意図はしていたがさっきのセリフで妙な緊張感を持ってしまった
一先ず、緊張を解す為にも紅茶か珈琲を淹れよう
砦なら珈琲豆はありそうだ

ネス > はぁ......

(城から離れ暫く経つ。いろいろあって城には戻れない状況なのだが、それでもやっぱり、自分に仕えるメイドや執事、そして愛した者へ会いたいという気持ちは消えていないらしい。空腹と血液に対する欲求を押さえ込み、疲労や孤独感に押しつぶされそうになりながら、元お嬢様は砦へと足を踏んでいた。今自分が置かれている原因を作った者の目撃情報が多かったためだ)

あぁ...、もうほんと最悪...

(泣きそうになるのを必死でこらえ、砦の門を開け侵入する。腐っても吸血鬼であるため、門番などは簡単に篭絡することができた。しかし、この先どうやってあの者を探し懲らしめればいいのか。自慢の能力も現在彼女に残された力ではどうすることも出来ず、きっとあの者を見つけたとしてもこてんぱんにやられて、野垂れ死布が目に見える。いや、吸血鬼だから死にはしないが)

なぜかしら、凄く懐かしい匂いが....

(何処かで嗅いだことのある香りだが、それが何なのかわからないくらい彼女は疲弊していた。体が震え、歩く力もわずかばかり。砦を歩き回っているうちに襲ってくるめまいのせいで彼女は廊下に倒れ込んでしまう)

マーラ・パーピーヤス > こうして意気込んだは良いのだけど、どうしたら良いのか分かってないのは秘密。
とりあえず、そんなポーズだけ取ったまま、ちらちらと視線を送っていた。

「ふぇ…?…ご、誤解なのですかっ…?え、えとえと、ど、どうすれば良いのです…!?」

きょとんとした表情、妙な緊張感は走っているものの、言葉の意味までは汲めなかったようだ。
ひとまず、大人しくじっとしている魔王である。

そうして静かにしていたからか、近くでした物音には反応出来た。
別に五感がよく利く訳でもないのだが。
不思議そうに、何かを探そうとする見知った者と、離れた場所で何者かが倒れたような音のした方向を交互に見る。
あっちに何かあったけど、どうしよう?見上げる瞳がそう訴えているようだ。

カレリア > 「……あぁいえ、私の思い過ごしですわ。」

彼女の慌てっぷりを見れな周囲も察するかもしれない
マーラは何というか…天然培養のお嬢様の様な空気を纏っている
悪く言えば世間知らずともいえるかも
しっかりとした護衛を付けておいたほうが良い気がするのは自分だけなのだろうか?

「何の音ですの…?」

何か音がしたのでその方向を見る
視線の先には眩しいワインレッドの髪
反射的に駆け寄り抱き上げる
急いで手近な部屋に駆け込みネスをベッドへ寝かせ…

「…起きたら覚えておきなさい。」

物騒なセリフを呟き、ネスの頭を支え唇、牙を自身の首筋に押し付ける

ネス > (彼女の鋭い牙がカレリアの肌へ突き刺さり、滴り落ちる血液によって、彼女の顔色は徐々に戻っていく。血液を体内へ入れるのは約1ヶ月ぶり。しかも、それがカレリアのものとなればもっと長い期間だったかもしれない。窶れた体に、酷く汚れたドレス。しかし、何も変わらず手にしていたのはカレリアと共に交わした指輪)

....っ、カレリア...?それに、確か...マーラ....?

(懐かしき、カレリアの顔、そして以前城のパーティーで見かけた魔王の姿を見るとなぜここにと疑問を持つ。まだ体は動く力を持っていないのか、力なく体を起こし、二人を見つめた)

なんで、あんた達がいるのよ.....

(知っているもの、そして愛した者の顔を見るとそれはとても嬉しいことで、今にでも泣きながら抱きつきたいところだったのだが、現在自分の置かれている立場を思い出し、二人に冷たく当たってしまう。ほんとはカレリアやマーラーにこんな態度をしたくないのだが....)

マーラ・パーピーヤス > 「そ、そうなのですか…えと、よく分からないですが、分かったのですっ」

気のせいなのだと言われれば、それを素直に信じ、こくりと頷く。
こうして一人が多いのは、そうした事を考える者が周りに居なかっただけ、なのかもしれない。

音のした方向に向かう様子を、覗き込むようにじーっと見詰めていた。
さすがに部屋に入られたら見えないので、どうしたら良いのかも分からず、とてとてと後を追って部屋に入る。
そこで丁度見えたのは吸血の様子、それがどうも痛そうに見えたのか…実際に痛いのかもしれないが、何とも言えない表情を浮かべた。
痛い、という感覚を受け取っているかのように、ぶるっと身震いをさせて。

「あ、あわ…す、すすす、すいませんなのですっ…」

見覚えのあるような、はっきりとはしないけど、そう思えるならどこかで会ったかもしれない。
そんな相手に首を傾げるも、どこか責められているような言葉を向けられれば、反射的に怯えるような仕草を取ってしまう。
ぺこぺこと、合わせるように何度も頭を下げながら。

カレリア > 「本当に分かってるんでしょうか……」

小さく漏らす
彼女にはしっかりした補佐が必要と……誰に言えばいいだろう?

「第一声がそれですの?元気そうでよかったですわ♪」

眼が笑っていない笑顔
ここが砦でなく城であればどれだけ心配をかけたのかと説教しているところだ

「マーラ様、申し訳ありません…お話はまた今度の機会にさせて頂きたく…」

マーラに頭を下げる、緊急事態なので仕方ないのだが…
それでも悪いのはこちらなので謝るしかできない

ネス > .......

(心配をかけた。もちろんその気持ちはあり、自覚もしているのだが素直に謝ることは出来ない。むしろ、今この状況で、自分の事を知っている者に会いたいとは思っていなかった。否、会いたかったのは事実だが、巻き込みたくはなく、身体の力が戻ればどんな手段を使ってでも二人から離れようとするだろう)

貴方には...、関係....ないでしょ...っ

(冷たく突き放す。しかし、それはとても辛く苦しく、そんな表情を見られたくないのかカレリアとマーラから顔を隠すようにそっぽを向いてしまう。本心と行動が裏腹になってしまうのは昔からだったが、まさかカレリアにもそんな態度をとってしまうとは...)

マーラ・パーピーヤス > 「あ、あぅ…ごめんなさいなのですぅ…」

疑われれば、つい謝ってしまうのは癖みたいなもの。
次いで頭を下げながら、申し訳なさそうにちらっと上目使いに見詰める。

おろおろと2人の様子を交互に見遣る。
自分が悪い訳ではないのだけど、なんだか自分が悪いような気がしている、そんな感じだ。
そこでかけられた言葉と、謝る様子に、またぱたぱたと両手を振った。

「い、いえいえなのですよっ…そ、それでは、えと…またなのですっ…!」

なんだか、余り割り込んではいけなさそうな雰囲気。
もう一度だけ頭を深く下げると、ててっと部屋を駆け出て行った。

ご案内:「タナール砦」からマーラ・パーピーヤスさんが去りました。
カレリア > 「関係ない…ですか……」

関係ない、そう言われてもショックはない
いや…ほんとは少し傷付いたけれども少しだ

「申し訳ありませんマーラ様、このお詫びはまた改めて…」

走り去っていったマーラに頭を下げる
今度詫びの品でも持って挨拶に行かなければ…
扉を閉め鍵をかけ、ネスに向きなおる

「で、何か他に言う事はありませんの?
今は二人きりですわよ?」

ネス > っ.....

(部屋を出ていってしまったマーラを見つめて、そして本当に久しぶりにカレリアの顔を真剣に見つめた。その懐かしい表情に涙がこみ上げ、嗚咽が漏れ、呼吸が苦しくなっていく。ホントは会いたくて会いたくて仕方なく、今だって抱きついて泣きわめきたい気持ちで胸が押しつぶされていた)

カレリア > 「意地を張らないの、そんなにボロボロになって…また面倒事でしょう?」

ハンカチでネスの顔を拭う
潔癖の気が有るネスがここまで汚れるなんて…本当に大変だったんだろう

「魔王も城主も関係ない、折角再会できたんだもの…少しは甘えて?」

そう言ってしっかりと抱きしめる
意地っ張りなネスにはこれぐらいやらないと意味がない

ネス > うっ、ぅ...ぁ、ぁ.....っ、カレ、リア...ぁ...

(ハンカチで顔を拭かれ、そして優しく声をかけられる。この感じが久しく、そしてずっとずっと、欲しかったもの。城を離れてしまった罪悪と、ずっと一緒にいる、離れないという約束を破ってしまった罪への意識で、涙が溢れ、わんわんと泣き喚く)

っ、ひっ、ぅ...ひっく....ぅ、ぁ.....あぁ...ッ...

(優しく暖かい抱擁。やはり、ネスに適うのはカレリアだけなのか、先まで意地を張っていた魔王の姿はどこにもなく、今はただ愛する人の腕の中で泣いて叫ぶ少女のようで)

カレリア > 「お帰りなさい、ネス。待ってましたわ…」

薄らと涙を浮かべ抱きしめる
本当に、本当に帰って来てくれてよかった…

「ふふ、やっぱり素直なネスは可愛いですわね♪」

自分の分までネスが泣いてくれているおかげか冷静に考え事ができる
腕の中で泣いている可愛い魔王様
そして愛しい人
またこうして抱きしめる事が出来て…胸の中に安堵が広がる

ネス > ごめんっ....、離れないって...約束したのに....約束破って......っ、ごめんなさい......ッ...

(涙で顔をグシャグシャにしながら何度も謝る。優しいカレリアの腕の中、ずっと寂しかったせいか涙が止まらず、震えも止まらない)

っ....、カレリア....私の話、聞いて....?

(これは一切口にせず、そしてもう二度とカレリアに再会することもできないと思っていたが、こうして再会してしまったのだ。話すしかないと、涙を拭って真剣な眼差しでカレリアを見る)

私、もうすぐね....、死ぬの。
私が城を離れた理由は、もうあの城にいる資格がないから...

(鬱々とした瞳でカレリアを見、言葉を紡いでいく。一つ一つの言葉が重く、そして寂しく冷たい。助けて欲しいと心が叫んでいるようで)

2ヶ月前、ね...
私は魔族の国の北端で探し物をしてたの...。
お父様の遺品...
でも、それをお父様のことを殺した悪魔に奪われてしまって...、取り返そうとしたのだけれど...、吸血鬼としての宿命、能力、そして体制なんかを全て呪いで消されてしまった...。
かろうじて、まだ吸血鬼としての力は残ってるのだけれど、すべて消えるのは時間の問題...
500年以上、普通人間は生きていられない。吸血鬼としての力がすべて消えれば私は、寿命を迎えて死ぬわ...

(それを阻止するために悪魔を追っていたが手がかりも少なく、そしてもう時間もあまり残されていないと口にする。先ほどカレリアの血液を飲んでも、身体の治癒は怒らないのがその証拠らしく、窶れてやせ細った身体は死ぬことへの恐怖でガクガクと震え始める)

カレリア > 「本当にその通りですわ。だから、次はないですわよ?」

帰って来たのだから別に良いという話でもない
次にやったら許す気はあまりない

「死ぬって…」

突然の告白に頭が追い付かない
吸血鬼のネスが死ぬ?
訳が分からない、が…話を聞けば納得がいった

「なら、何でさっさと戻ってこなかったんですの?
呪いなら消す方法を探せばいいし、城の兵力を動員してその悪魔を捕まえればいいのに…」

どうしてこう一人で何でもやろうとするのか…
まぁ、とりあえずその悪魔とやらの運命は決した
ネスに手を出すのであれば敵、この世に存在したことを後悔させる
それは確定事項で

「安心してネス、そんな輩に貴女をどうにかなんてさせない。
死を恐れる吸血鬼なんて似合ってませんわよ?」

ハッキリと宣言する
自分が隣に居る限り、ネスを殺させなんてしない

ネス > わかってる...、今度こそほんとに約束する...、もう絶対貴方から離れない...

(お互いの左手の薬指にはめられた指輪を見つめて強く誓う)

私が貴方達に甘えればきっと...、あの悪魔は貴方達にも良くないことを起こすに違いないって思ったから.....

(確かに、彼女の城の兵達ならば、きっと血眼になってその悪魔を見つけ出し、自分の呪いを解かせるために拷問にかけたりと、狂気的な力を発揮するに違いない。しかし、それでも彼女は大切な人達に迷惑をかけたくはなかったのだ)

死ぬことが怖いんじゃない....
貴方と会えなくなるのが怖いの....

(死ぬこと=カレリアとこうして触れ合うことが出来なくなるということ。それは、ネスにとって死ぬことよりも辛く、苦しいことになるだろう。気は強くても、弱い心を持った吸血鬼なのだ。カレリアにとっては魔王である以前に大切な人と認識されているのだろう。何故か、カレリアが隣にいてくれるだけで安心してしまう)

カレリア > 「悪魔如きが何ですか、こちらに手を出してくるなら結構。
それぐらいで臆するような輩は城には居ませんわよ?」

主の為に戦えない者は要らない
自然淘汰の様にそういう者は城から去って行く

「…そんな事になったら、死霊術で呼び戻しますわ♪」

それと、リトが聞いたら怒りますわよ?と付け足す
しかしそんな事をする気はない
死なせるつもりなんて一切ないのだから

「その悪魔に分からせてあげますわ、ネスに手を出せばどうなるのか…
だから安心して下さい。ネスには私が着いていますわ♪」

もちろん他の皆も…とは今は言わない
何て言ったって結局は自分を頼って欲しいのだから

ネス > っ......

(なんだ、最初からカレリアを頼っていれば。この空白の期間、なぜ自分はこんなにも愛して、そして勇気をくれる彼女から離れてしまっていたのだろう、そんな気持ちにさせられた。そう、結局はカレリアや城の者達を頼らなければならないことだった。今の彼女にはその悪魔と戦う力ももう残っていないのだから)

リト....

(妹とももう大分あっていない。会いたかった。しかし、今はカレリアと2人きりなのだ。その時間は何よりもネスの心を満たしてくれる、安心させてくれる大切な時間で)

....そうね、貴方がいるものね.....

(カレリアの言葉に安心したのかニコッと無垢な微笑を見せる。それはもう、いつか婚儀を迎えた時のようなあの眩しい笑顔で)

カレリア...、優しく、優しく満たして.....?

(今は貴方が欲しい、と甘えるような口調で呟く。血液よりも、彼女自身が欲しいと本能が叫んでいた)

カレリア > 「リトにも謝ってあげませんとね?あぁ後、城には一人住人が増えましたわ。」

それについてもあとで説明しないといけないが…今はまだいい
折角こうして二人きりなのだから

「えぇ、私が着いていますわ。貴女の妻が♪」

安心したのか綺麗な笑顔を浮かべるネス
この表情が見たくてたまらなかった
このままここでずっとこうしていたい、そう思えるほどに…

「いつもは激しくですのにね?
私でよければ幾らでも…甘く溶かして差し上げますわ♪」

唇をそっと重ねる
ゆっくりと、いつものように激しいものではなく
言葉通り甘く蕩ける様なキス
鍵のおかげでこの部屋に誰かが来ることもない
邪魔ものの入らない二人きりの空間…我慢なんてできる訳がない

ネス > えぇ...

(城の住人が増えた事には今は何も言わなかった。元々、城に使える者の管理はすべてカレリアに一任していたため自分は特に何も言うまいと)

ん...、ほんとに愛してるわ...カレリア

(ボロボロな姿でも、やはり彼女は吸血で魔王のお嬢様だ。もうすっかり、つい数ヶ月前の綺麗な姿へと。愛する人の力とはすごいものだと心の中で思う)

今は...あまり力が入らないから....

(すべてが終わればまた、カレリアと自室で再び激しく甘い夜を過ごしたいと心から願っている)

んっ....ふぁ、ぁ

(唇を重ねられ、それを受け入れるように瞳を閉じる。口内へ舌を入れ、深く絡め、熱い吐息が零れる)

カレリア > 「私も愛していますわ…ネス」

気の持ちようが変わったせいか、ネスの身体も随分と調子を取り戻した様子
呪いとやらも存外、簡単に取り除けるかもしれない

「では私が支えないとですわね。弱ったネスも可愛いですわ♪」

唇が離れ、ペロリと自分の唇を舐める
久しぶりのネスの味…少し血の味もしたが気にならない
ゆっくりとドレスを脱がしていき、美しい肌を露わにする

「城に戻ったら綺麗に洗わないと…でも、先に味見だけさせてもらいますわ♪」

ネスの鎖骨、首筋を舌でなぞる
少ししょっぱい気もして気分が昂る
ネスの赤くなった表情を楽しみながらまた唇を重ねた

ネス > はぁ、ぅ....

(愛している、久しぶりに聞くその言葉に甘い息がこぼれ、ゆっくりとカレリアを見つめる)

そうね....、ちゃんと支えてよ.....?

(ドレスが脱がされていく。体調の方はだいぶ良くなったが、この数ヶ月間、食事もまともに取っていなかったネスの体はすごく痩せてこけてしまっており、昔のような健康的な体とは言いがたかった)

ほんと...、早くお風呂に入りたいわ....

(カレリアの言葉にため息をこぼし、そんな自分の体を舐めるカレリアはうっとりとした表情で見つめる。再び唇を重ねられれば甘い声が少しだけ漏れ、身体は震える)

カレリア > 「勿論、それも妻の仕事ですわ♪」

随分と痩せてしまっている…城に戻れば段々と肉のつく料理を食べてもらわないと
か細いのもそれはそれでいいのだけれど

「綺麗好きな貴女にとっては辛かったでしょう?
私がきちんと全部洗ってあげます♪」

何度も何度も唇や胸、肌を味わう
マーキングの様にしつこいくらい…
しかしあまりやり過ぎるのも場所が悪い
一応ここは戦線なんだから

「ふぅ…ではネス、そろそろ行きましょうか。
ここだと色々楽しむのにも不便ですし♪」

玩具もないし…とは言わない
思うだけ
ネスのドレスを丁寧にまた着せていく

ネス > ありがとう...

(優しく発せられるカレリアの言葉にこちらもニコッと微笑み返し、痩せた体で強くカレリアを抱きしめる)

んっ、っ、んぅ...

(何度もつけられる唇の後にビクッと震えながら、涙目でカレリアを見る。しかし、確かに場所がここでは落ち着いて肌を重ねることも出来まい)

そうね、帰りましょう...

(久々に帰省する我が城。きっと皆、心配しているだろうか。怒っているだろうか。なにより、こうやって再び城へ帰ることが出来る。それが何よりの幸せだった)

カレリア > 「どういたしまして♪」

さて、部下の二人も戻って来たので厳戒態勢をとらせる
訓練の延長だったが今となっては最重要任務
緊張が表情からも見て取れる

「さ、魔王ネス様…居城へと参りましょう。」

手を繋ぎ、頭と垂れる
周囲を警戒しつつもこうして並んで歩けるのが嬉しく思わず笑みが零れる
かくして、魔王ネス一行は砦を後にした

ご案内:「タナール砦」からネスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からカレリアさんが去りました。