2016/06/20 のログ
ご案内:「タナール砦」にエアーティさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」からエアーティさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にエアーティさんが現れました。
■エアーティ > 人と魔が争い続けるタナール砦。
今日だけは、いつもと何かが違っていた。
低層~中層にかけては、人間の兵士達の無残な死体が辺りに散らばっている。
殺され方も尋常ではなく、強い力で叩き潰される、鎧ごと肉体を貫かれる、まっぷたつに引き千切られる…など。
何れにせよ、人間業ではない殺され方だ。
砦の上部になると様相が一変し、今度は鎧をつけたミイラのような死体が辺りを転がっていた。
元は魔族の戦士だろうか?先の人間の兵士達のように、致命傷たる傷痕はあるが、そこからは血の一滴も流れていない。
砦の一室で、湿った音が響く…
「……」
部屋の中央にある椅子に腰掛けているのは、真紅の髪をした、魔人化状態のエアーティ…とよばれる狂戦士だった。
魔族と人間が戦闘状態にある塔内に乗り込み、暴力により制圧。
淫魔を数匹捕らえ、戦利品として扱っていた。
表情は翳っていてよくわからないが、
その眼は紅い光球となりて、股座の剛棒に顔を埋める淫魔を見下ろしていた。
怯えた様子の淫魔は、ただ生き残りたいがために、
夢中になってエアーティの剛直をしゃぶり上げていく…
■エアーティ > 「…」
エアーティは無言で、淫魔の頭を掌で掴んで見せる。
『ヒッ… お、おねが… た、たすけ…』
淫魔の表情に絶望が浮かび、涙を流して命乞いをする。
その様子を見つめるエアーティの表情は翳っていて読めないが、赤々と輝くその双眸は、人間であることを忘れさせるほど禍々しい。
エアーティが片手に力を込めると、淫魔の肉体がみるみるうちに萎れ、縮みはじめる。
片腕の筋肉がピストンのように蠢き、体に淫魔の生命と魔力、魂を循環させていく…。
目の前の淫魔の全てを吸い尽くすと、亡骸を部屋の隅に放る。
同じような亡骸が山のように積み重なっているが、それでもまだ満足していないようだ…
ご案内:「タナール砦」に魔王レヴィアタンさんが現れました。
■魔王レヴィアタン > 部下より、タナール砦の惨状を耳にして興味津々で訪れたのはその頃。
散らばる人間や魔物の死体をむしろ関心するような素振りで眺めながら階上へと登っていく。
そしてエアーティのいる部屋がある廊下へ足を踏み入れた。
「……派手にやったものだねぇ」
どうせまたどちらかの軍が占領し、また争いが起こってしまうのだ、と。
今まで散々目にしてきた為かどこか達観したような表情。
誰もいないと思っているのか大きく足音を立てて歩いている…。
■エアーティ > 「…!」
突如、聞こえてきた足音。
そして、並の人間なら失神してしまいそうなほどの、魔力の昂ぶりを感じ取り、エアーティは扉に視線を向ける。
聴いた事のある声、エアーティに内在する魔王の力の、元の持ち主に違いない。
無意識の内に、エアーティの肉体は緊張していた。
体表を黒い炎のようなオーラが巻き上がり、剛直は、淫魔に奉仕させていた時よりも大きくなっていて…
■魔王レヴィアタン > 「……ん?」
ふ、と。扉の一つ、その向こうから魔力を感じる。
どこか覚えのある感覚は、考えるまでもなくその持ち主を特定して。
ニヤリと笑えば、躊躇もなくその部屋に足を向ける。
扉を押し開け、エアーティの姿を確認すれば一層笑みを深めてみせた。
「久しぶりだねぇ。……力、使いこなしてるみたいじゃないか」
言うと彼女の元へ、静かに歩み寄っていく。
警戒も見受けられない、無防備な姿勢。
■エアーティ > 「…よお 久しぶりだなぁ… く、くくっ」
オーラを展開したままレヴィアタンに堂々と近づいていき、
部屋の中央で対峙する形となる。
「使いこなしてる…だぁ?まだまだ… あたしのは育ててる最中さ。 沢山の魔族や人間を喰ってきたが… 本物にゃあ、まだ遠いなぁ…」
レヴィアタンの肉体を舐めるように見ながら、エアーティは言った。
星の数ほどの魔力を喰らっても、まだまだ魔王と互角に戦うことは出来ないようだ。
「まあ、いい… そのうち… お前の障壁をブチ破って、その肉体ごと喰らってやるよ… おお、愉しみだぁ…」
■魔王レヴィアタン > どす黒いオーラを楽しそうに見つめながら、部屋の中央で対峙する。
悠然と見上げる姿勢から、会話を交わしている内にほぼ同じ目線の高さまで調整しつつ。
「そうかい。ま、アタシが与えてやった力だからね。速く使いこなしてもらわなきゃねェ」
舐めるように見つめられるの、嫌な気分じゃない。
既に一度身体を重ねているだけあって、微かに此方の剛直も首を擡げ始めている。
「やれるもんならやってみるといいさ。……で?こんだけの人数を喰って満足はしたのかね」
■エアーティ > 「満足…? ここらのザコ魔族どもじゃあ、満足なんてしねえよ」
足元に転がっている、腹を膨らませた淫魔のミイラを足蹴にする。
大量の精が膣口から毀れ、床に広がっていく…。
「ちょっとぶっこんだだけで小娘みてーに喚きやがるし、すぐに使い物にならなくなるし… ザコ淫魔共じゃあ…満足できなくなっちまった」
ふと、エアーティは目の前の魔王が自らと同じ目線になっていることに気づく。
好奇心からか、あることを訪ねてみることにした。
「そういやぁ… お前さんもあたしみたいに肉体操作できんのかい? 魔王だから、あたしよりもスゴくなりそーだけど」
■魔王レヴィアタン > 「ふぅん……そりゃ難儀だねェ」
足蹴にされる淫魔のミイラを見下ろしながら呟いた。
部屋のあちこちに淫魔の死体が転がっているのが見える。
それを横目にしていればふと問われる言葉。
「ん? ……まぁ、出来ないことはないよ。こうして背丈を合わせるのもそうだし」
言いながら、掌を水平にして頭の上で揺らす。
■エアーティ > 「へぇ… なら、ちょっと本気出してみせてくれよ」
魔王を見上げながら、エアーティは言う。
「いいだろ?天下の魔王サマの本気のカラダって奴、拝ませてくれよ。今後の参考になるしなァ」
若干心躍っているような、そんな声色でエアーティは言った。
力を狂信的に追い求める者故の、子供じみた期待。
■魔王レヴィアタン > 「アタシの本気ねぇ……」
子供じみた期待を目にしてしまえば満更でも無い。
肩を竦めれば、頭上で揺らしていた掌を下ろした。
ふっ、と気をこめれば、速くも身体の変化が始まる。
細身だった肢体が瞬く間にエアーティのような筋骨隆々の身へと変わっていく。
見開いた瞳が漆黒から、血のような紅さへと変貌した。