2017/05/09 のログ
エルツ > 「うーん…」

(遺跡探索2日目。まだ罠にもかからず生きているのは幸運というべきか、不幸というべきか…ともあれ、少女は遺跡のとある部屋でたき火をしていた。目の前には魚の干物を出汁に乾燥野菜と小麦粉を練った団子を入れたスープが美味しそうな匂いをさせている)

「食料はまだ持つとして……ほんと、出口どこなんだろ…遺跡の壁壊せないかなって、土魔法試したけど弾かれちゃったし…」

(それは侵入者を逃がさないための措置なのか、内部で攻撃魔法を使われても遺跡が倒壊しないようにという安全面での配慮なのか…どちらにしても、壁をぶち抜いて掘り進み地上を目指すという力業が潰えたことに違いはなかった)

エルツ > (お玉でぐーるぐーる鍋をかき混ぜ、団子が浮いてきたところで火からおろして味噌で味付け。今夜は野菜の団子汁である。味噌は保存も効くし栄養価も高いしで、旅のお供にもってこいな調味料…独特の匂いが嫌いという人もいるけど)

「せめて地下なのか地上なのか分かればいいんだけど…いただきまーす」

(椀を取り出しすすり始める。悩んでいても食事は美味しく食べてしまう性分)

ご案内:「無名遺跡」にウェーバーさんが現れました。
ウェーバー > 「……んん?なんでこんなところで食い物の匂いが…」

神経を研ぎ澄ませ、さらに札を用いて感覚を強化し、罠を警戒する遺跡探索は楽しいものではないが、小脇に抱えた依頼の目標とされた魔導機械の残骸を持ち帰るまで気を抜かないよう男は慎重に進む。
そこで不意に漂ってくる匂いを嗅いだことで、男は顔をしかめながら独り言ちた。
何か罠の類かもしれないと思うものの、しばらく進んでいくと焚火が見えてきて、そして見間違えでなければ、呑気にそこで食事をしている人影まで確認できた。

「おい、そんな匂いの強いもので、魔物でも呼び寄せるつもりか?」

暫く観察したが、どうにも罠とも判別し辛く、結局物陰から身を出した男は声をかけていく。
相手からは焚火に照らされた大柄な人影が見えることだろう。

エルツ > 「う?」

(丁度団子を食べたところで声を掛けられ振り返る。一応、犬並みの感覚器官はあるのだけど、鼻は味噌の香りしかしなかったし。部屋だったから分厚い壁にさえぎられて足音も聞こえなかった。
ご飯に夢中になりすぎたせいではない。多分)

「…って!人だ?!ボク助かった?生きて帰れる?!」

(団子を飲み込んでから歓喜の声を上げる当たり、どこまでも食い意地が張っていると言っていい。
確かに味噌の匂いは強いから魔物も来るかもしれないけど…一人で遺跡を彷徨う事1日。下手をすれば餓死も想定していた少女にとって、魔物でもある意味良かったかもしれない…食材的意味で)

ウェーバー > 「なんて呑気な…」

これが高度な幻覚で、何か罠がやってくる危険性が頭をよぎった男は、少女に話しかけながらもまだ身構えようとする心地だった。
しかし声をかけられ始めて振り返る相手を見て、椀を両手に食事している呑気な反応に男は脱力する。

「その死ぬか生きるかの境目でよく飯が食えるな…。
オレは依頼で来てただけで、同族だろうと助ける義理はないぞ」

慎重に動いていた自分が馬鹿らしくなって男はため息を吐いて呆れ気味になった。
むしろ、それだけ追い詰められていたのかもしれないが、その割には余裕そうな辺り、まだ遺跡から出られなくなって日が浅いように見えた。
薪が爆ぜる音を聴きながら、強化された感覚と魔力の感知で相手に違和感を覚えた男は、どうとでも取れる言葉でカマをかけてみる。

エルツ > 「ご飯は大事だよー食べないと、体力も気力も持たないんだから」

(それに、調理できる程度には緊迫していない状態だったのも理由になる。いくらなんでも、魔物に囲まれながら料理は出来ないから。
椀は床に下してから、改めて相手を見るといかにも歴戦の冒険者という出で立ち…感心すると同時に、なんだか違和感を感じて首を傾げて)

「あぅ…じゃあ、せめてここがどのあたりかとか…途中で人に合わなかったかとか、教えて欲しいな…あ、ご飯あげるから。出来立てのあつあつ。美味しいよ?」

(別に餌付けしようというつもりはなくて、今差し出せる報酬が目の前の鍋だったのでそんな誘いを。
彼の感じる違和感は、多分耳の事だろうか。着けているピアスはそこそこ上等な魔道具だし、頭の耳には常時幻覚の魔法がかかっている。違和感を感じてしまえば、幻覚効果は半減するから、犬の耳が見えたかもしれない)

ウェーバー > 「それはわかるが、よく周りの見張りもせずに堂々と調理できるもんだな」

それだけ安全な状況にいたというにしては、仲間も罠も見当たらず、大物なのか怖いもの知らずなのかとまたも呆れ気味に嘆息した。
そんな相手が自分を見て首を傾けている理由には思い至らず、疑っている自分もまた疑われているとは男には考え付かなかった。

「お前見てくれからして冒険者だろ?そういう情報も金が絡むもんってわかってるだろ。飯に釣られるのは魔物ぐらいだ……ん?なんだこれ」

カマかけには引っかからず、擬態した魔族というのも考えすぎかと思った男が感じた違和感はとどのつまり魔力の多さだった。
そんな心配をよそに鍋を報酬としようとしてくる相手に今更警戒することもないと近づいていく。
その時、魔法的は知識はなかったが、強化していた感覚が何かぼんやりとした輪郭めいたものが頭から見えた気がして、それへ指を伸ばして摘まんでみようとして。

エルツ > 「ほんとなら、仲間がいたんだけど…一人になっちゃったし。作る前に一応、周りは見て回ったから…」

(そうはいっても、不用心と言われると反論できない。昨日だって、周りを確かめ、火を絶やさないようにしながらとはいえ、しっかり眠ったし…寝た後で魔物が着ていたら、今朝目覚めなかったに違いない。
じっと視線を向ける先は顔。なんか変な気がするけど…それがなんだか分からないもやもや感)

「そ、それはそうだけど…おにーさん強そうだし。全財産叩いても足りなそうだし…ってひゃ?!いたいいたい?!」

(お金自体は、荷物のいろんな場所に隠してあるからだそうと思えば出せる。問題は金額なのだけど…
無造作に頭に延ばされた手を避ける前に、犬耳が摘ままれた。柔らかい短毛の感触は、明らかに髪ではないと察するに十分で)

ウェーバー > 「なるほど、仲間が…いやはぐれたんだな、じゃなきゃ呑気に飯も食えないだろ」

流石に死んだ、というのもはばかられたところで、そもそも死んだならこんなに余裕なはずもないと言い直す。
顔に注がれる視線に、知り合いや仲間に似ていたのかと思うものの、それをわざわざ問いかけることなく。

「これ、見えないが耳か?するとお前神獣族か…こっちじゃミレーだか呼ばれてる…そうだな、それなら金を用立てる手段があるぞ」

男はそう言いながら、役に立たない札を剥がしながら男は相手へ問う。
近づくことで、相手にとって高い位置にある耳は髪に紛れているかもしれないが、ベルトというには毛深い巻き付く尻尾は間近で見られるだろう。
男は耳から指を離すと、相手を見下ろす体勢で一つ提案するように指を一本立てた。

エルツ > 「うん…昨日の昼前に、テレポーターの罠にかかっちゃって…」

(だから、この遺跡にいる可能性は高い…正直にいえば、街に返ってて、捜索隊とか組んでもらえてたらすごく嬉しいけど、その可能性は低いことくらいわかっていた。
髪色と完全に紛れた耳を発見する前に、こちらの耳を引っ張られ涙目になりながらピアスを外した。今度こそ茶色い犬耳がはっきりと見えるはずで)

「神獣ってなに?え?ミレー族って言わない?」

(文化の違いに目を瞬きながら、助かりそうな気配に耳をぴんと立てる。そこでようやく、隠された尻尾を見つけて納得した。同類って、冒険者という意味じゃなく、こちらの意味だったのかと)

「とりあえず、生きて王都に帰れたらいいんだけど。そのお金でおにーさんを雇ったり、情報を聞くのは有りだよね?
どんな方法なの?」

ウェーバー > 「ま、逞しいやつなら自力で戻ってるだろうな。冒険者はそういう連中だ」

来る途中、他の冒険者に会うこともなかった男は、冷淡というよりも割り切った答えを出す。

「ああどうにも妙な気分だ、こっちじゃ奴隷扱いだしな」

ベルト代わりにしているものの窮屈なため、するりと解けるように尻尾が地面に垂れる。
また髪に張り付くようにして隠れていた耳もやや意図的に動かしてみせるが、別に隠しているわけではないためそのままで。

「ああ、一つの手段だがこれっきりってわけでもない。札と気でオレは周りの安全を確認してたわけだが、当然気は無限にあるわけじゃない、それを補給する必要がある。で、本題だがそれに効率がいいのが房中術の一種で、早いが話お前と交わることだ」

そして剥がした札を揺らして見せながら、男は相手に向けて順序だてて説明を始めた。

エルツ > 「帰ってたらいいんだけど…そもそも、食事係連れていけるくらいには、強い人たちだったから」

(適正レベルというのがあるなら、上限突破しているパーティーだ。でなければ、自分を誘って遺跡探索なんかしない)

「ボクは他の人に比べて、酷い目にあったりはしなかったけど…バレないようにはしてるかなぁ」

(時々奴隷になってる同類を見かけるけど、やっぱり気分は良くない…助けられるほどの力もないから、見て見ぬふりしか出来ないけど。長い尻尾におお、と声を上げて)

「…気って、確か東の国の魔法だよね?え?エッチすると、魔力回復するの?初めて聞いたんだけど…」

(少しは魔法が使えるだけあって、その補充法に意表を突かれ…要するに、迫られてると悟っと顔が真っ赤に染まった。
主人はいい人だし、冒険者としても駆け出しながら仲のいい人がいる。けど、恋人もセフレもいなかった)

「うぅぅぅ……それ、ほんとに回復する?やるだけやって、置き去りにしない?」

(命と処女…天秤に掛けながら念を押すように目を見る。身長差があるから、かなり首が痛いけど反らすことはなく)

ウェーバー > 「よくもその境遇で呑気に飯を作れたもんだ…」

どうやら相手は料理係であったらしいとわかれば、男は額に手を当てて嘆息しながら呆れる。
少なくとも行方知れずの味方に悲観的でないのは面倒がなくていいと思って。

「そういうのはかたっぱしから叩き潰したいが、まぁ潜み隠れるのは得意だからな」

長い尻尾を器用に動かしながら、男もまた同胞の扱いを思い出して、それが自分も被る想像を呼び起こせば愉快な心地とは言えなかった。

「ああ、道術って言うんだが…修行をサボってな、こういう無機物塗れの場所じゃあまともに気も練れん」

相手が真っ赤な表情を浮かべて指摘することには、男は少し言葉を詰まらせてばつの悪い表情で呟くように言う。
魔力を遮る遺跡の部分であるせいか、気を練ろうとしても殆ど効果はない有様で、探知のために最低限の術だけを用いていたが、それでもなお気の消費は無視できないものだった。

「回復しないなら、さっさとお前を置いてオレは先を急いでるだろ。お前を連れていくってリスクと気を回復できるメリットを天秤にかけたんだよ…で、どうすんだ?」

念を押すように見上げてくる相手に、男はぶっきらぼうな口振りで言い返して問うた。
口にした以外の選択肢として、相手を有無を言わさず犯すこともあったが、それを除外した反動で口ぶりも乱暴になっていた。

エルツ > 「心配し始めると絶望で死にたくなるし…ご飯のおかげでおにーさんに見つけて貰えたんだから、良かったんじゃない?」

(冒険者としては初心者だが、豪胆さだけなら一流と言えるかもしれない。実力が伴っていないから自慢は出来ないだろうけど。
片っ端からとの言葉に小さく笑いながら、やっぱりいい気分はしないよねえ、と同意を返して)

「有機物…っていうか、自然の中ならいいって事?ボクにはよくわかんないけど…
うぅぅ…死にたくないし、襲われるわけでもないんだから、これってだいぶマシな条件だよね…
お願い、連れてって…くれる?その、回復役はするから…」

(これが年頃の人間の女の子ならもっと渋ったかもしれないけど、そもそもが奴隷として扱われるミレー族。バレたら売られても、レイプされても文句は言えない立場だというのもあって、決断は素早かった。せめて体を拭こうとタオルとか準備し始めて)

ウェーバー > 「考え方によるな、心の持ちようはいいことだろうが」

果たしていいかどうかは判断に困るところであろうが、相手が豪胆にも今の状況を幸運とするならば男も特に突っ込むことはなかった。
同族の扱いには憮然としながらも、それ以上言及することなく、とりあえず邪魔になるだろう魔動機械の部品を床へと置いた。

「より回復しやすいのはそうだな、原理はよくわからん。
よし、遺跡を出るまで付き合ってもらうぞ…っておい、あまりのんびりしてられん、さっさと脱げ」

一度試したが、気を回復するに足る環境でないと確認しただけで、その性質までは男も理解していなかった。
相手が逡巡も少なく決断すると、男は荷物から何かを探そうとしている相手に命令する。
そのまま男も荷物だけを降ろして、自らズボンを脱ごうとしていった。

エルツ > 「今夜は運が良かったってことにしとく」

(犬耳がバレてしまったのは予想外だけど、それを理由に差別しない人に見つかったのはいい事に違いなく。
憮然とする様子に、一度彼の故郷へ行ってみたいなあと思った。ミレー族が差別されない国があるなんて、聞いただけでは信じられない)

「回復するんなら、それで良くない?って、ちょ、ちょっと待って?!体拭かないと汗臭いよ?ボク」

(迷い始めてまだ1日目とはいえ、歩き回ったのだから汗もかいてるし、埃だって被ってるし…言いながらも鎧を脱いで服も脱いでいく。年相応の細い体といえば聞こえはいいが、明らかに胸や尻のボリュームが足りていない裸体を晒して)

ウェーバー > 「交わった後にもう一度それを聞いてみたいもんだな」

相手の豪胆な口ぶりには、少々の悪戯心というには獰猛な考えが浮かんで、男は口元を持ち上げて笑みながら冗談めかしていう。
少なくとも正体が露見しても問題がない相手に、のびのびとした態度を取って気が楽になっているのは男の方も同じだった。

「こんな遺跡の中で何時間もえんえんと気を練るために座ってられるか。なに、交わる前にしても後でまた困るだけだぞ、取って置け」

気を練るにかかり過ぎる時間に、危機感を覚えるからこそ、それを補う効率の良い手段が房中術であった。
そして逡巡しながら言い募る相手に重ねて言い、相手がしぶしぶ鎧や服を脱いでいけば、古傷のある細い裸体が露わになっていくのを見れば、陰茎は滾るように膨らんで持ち上がる。
服を脱げば、相手と同じく戦ってついたであろう古傷が盛り上がる筋肉の上に刻まれていた。
そのまま相手を抱き寄せて、その秘所に指を這わせながら薄い胸を撫でるように手のひらを動かしていこうとする。

エルツ > 「それって酷い事するって事なの?」

(一度決めたこととはいえ、そう言われると犬耳が怯えたように伏せた状態になる。そんなことはないと願いたいけれど…とりあえず、このまま遺跡を彷徨うほど酷い目にあうことはないだろうと、気を取り直し)

「気を練るって、時間かかるんだね…ううぅ…臭いとか言わないでよ?」

(汗臭い自覚はあれど、言われると傷つく程度には女を捨ててない。ちらりと股間をみて彼のものの大きさに内心泣きそうになりながら、抱き寄せられれば簡単に腕の中に納まってしまい)

「っ…ぅ……そういえば、こういう時って…ボク、何かしたほうがいいの?」

(普通なら、じっとしてればいいはずだけど。気の補充となると違うかもしれない。
確かめるように聞いた声は微妙に震えて、緊張と快楽をつたえるだろう。指で探る秘所も未だ硬いままのはずで)

ウェーバー > 「いや、ただ気が溜まるまで繰り返すことになるからな。それで気分が変わるかもしれないぞ」

怯えて耳を伏せる相手に、包み隠すことなくこれから起きることを男は告げる。
どこまでの深さにいるかわからない相手には、不安を掻き立てることになるだろうか。

「そうだ、遺跡の中じゃ、房中術のがまだ安全ってことだ…それを自分で言ってどうする、オレは気にせん」

臭いを気にしてるらしい相手が涙目になっているのは、自分で言って自分で傷ついているためと考えている男は、相手の膣内に見合わぬ陰茎を注視する相手に気づかない。
すっぽりと抱き寄せられて背中を自分の腹筋に触れさせる相手の秘所と胸へと手を這わせて、気にしないという風に鼻先を近づけた。

「いや、そのままでいい。強いて言うなら、気絶しないで耐えろというところか」

相手の股下へ入れた陰茎に跨らせて腰を軽く揺すって胸同様薄いお尻に腰をぶつけて秘所を擦る。
背後から抱きすくめる両手は薄い胸の頂を指先で押し捏ねるよう執拗に弄っていった。

エルツ > 「我慢できることなら、するけど…あんまり痛いのとかは嫌、かなあ」

(回復魔法も使えるけど、止血がせいぜいという腕前なので先に頼んでおく。何度か繰り返すことについては、仕方ないよねと答えを返した。帰れなくて一番困るのは自分なのだし)

「そ、そっちじゃなくて……痛そうだなって、それ…」

(それ、と向ける視線は彼の肉棒へ…名称を言えるほどスレてはいない。
腕の中に納まると、なんとなく安心できるのは彼の逞しい体つきのせいだろうか。愛撫というには稚拙な手つきで筋肉に触れ、傷跡を撫でていく)

「……な、なんとか…頑張るよ。ひゃ?!ぁ…う…っん!胸、痺れて…」

(気絶に関しては、努力するとしか答えられない。初めてだから気絶する前に痛みで目覚めそうではあるけれど。
秘所を擦られ、胸を弄られていくと未だ未熟な体でも快楽を感じ始めたらしく。声は艶を帯び呼吸は乱れ、時折甘い声も漏れるようになって)

ウェーバー > 「別に痛がらせようってわけじゃないが、かといって手を抜くつもりはないぞ」

そもそも、痛みを与えるために抱こうとしているわけではない男は、諦観に似た仕方ないという相手の言葉にしっかり返していく。
契約として罠にかかった相手を連れて行く以上、罠の発見には期待できない。
それを自分が担当するならば、やはり気を回復できる手段は必須と言える。

「最初は十分濡らしてからにしてやるから安心しろ」

最初は、とわざわざつける辺り、道中の繰り返しが容赦ないものであることを男は仄めかす。
傷痕を撫でる小さな手には、戯れのようなものと考えて特に制止はしないが、むず痒い感覚に引っ付いている筋骨隆々とした男の身体が揺れるのがわかるだろう。

「うむ、気絶すると起きるまでその場から動けないからな」

指先で胸の頂を摘まみながら、秘所の下で陰茎を揺すって刺激しながら、尻尾が持ち上がっていく。
そのままその先端器用に相手の下腹部をなぞりながら、陰核の部分を刺激するように強く押し付けられていく。

エルツ > 「そっか…それなら安心していいのかな、多分」

(要するに気持ち良くなるってことだよね…痛がるのを見て喜ぶ趣味がない事に感謝しながら。回復が必須なのはわかっているから、一度で済むなんて思っていない。それでも、ここに置き去りにされるよりずっといいはずだ)

「最初って…ボク、ほんとに最初なんだからね?大丈夫だよね?」

(ものすごく不安を覚えて、処女であることはちゃんと告げた。はっきりとは言っていないから、誤解を生じるかもしれない。擽っている意図はないのだけど…やっぱり逞しい筋肉に触れると、改めて性別差を感じるわけで…同時に、安心感も感じてしまう)

「落ちちゃったら、揺り起こしてね――――っひん?!やっあ!尻尾?!く、擽った…ぁ!ひぃぃん?!そこ、ダメっ」

(胸と同時に刺激されるのは初めてだったけど…尻尾の動きに思わず悲鳴を上げながら抑えようと手が動く。
いくら経験の無い少女でも、それなりの年齢になれば自慰くらいするし…その時触れる場所は、薄い胸ではなく、陰核の方だった。そこが弱いことは、嫌というほど自覚している。
秘所を擦り肉棒にも、熱く解れていく秘所と、滲む愛液の感触が伝わるだろうか)

ウェーバー > 「ああ、その点は安心していいぞ、交わる時と殴る時は分ける主義だ」

いたぶるような趣味を持たない男は、やはり相手が随分と肝の据わった性格だと感心しながら鷹揚に頷く。

「ああわかった、しっかり濡らしてからにしてやろう」

処女であると告げた相手に、男は頷いてその返事とばかりに尻尾を伸ばしていく。
相手の掌が胸板などの盛り上がる筋肉に触れていくと、くすぐったさはあるものの好きなようにさせていた。

「起こし方は任せてもらうがな…これだけ濡れていたらいいだろう、入れるぞ」

武器を持てるぐらいに鍛えられている尻尾は、相手に掴まれながらも平然と動いて陰核を責めようとしている。
そして次第に肉棒へと、滲む愛液と十分に蕩けた秘所を感じ取れば、男は相手を持ち上げて向かい合うようにして腰を落としていく。
そして、ゆっくりと相手の身体を下げていきながら、膣内に肉棒を埋没させていこうとする。
相手が落ち着くよう、ゆっくりとであったが、着実にそれは奥底まで突き進んでいこうとするだろう。

エルツ > 「良かった…おにーさんの拳、完全武装してても防げる気しないよ」

(皮鎧に丸盾の装備はそれなりに軽く、防御もそこそこ。初心者冒険者にちょうどいい物だけど、彼の拳を受けるには金属鎧が欲しいと思った。フルプレートくらい頑丈なのがいい)

「うん、お願い…何回かすれば、慣れると思うから」

(慣れるとは聞いた話だけど。声が震えるのは自慰とは違って、誰かに触れられる快感と恥ずかしさのせい。背中から抱かれる姿勢出なかったら、彼の肌にキスくらいは落としていただろう)

「ぅんんん!!ひっ…ぁ…ん、わかった…ぁ…い、れて」

(甘く響く声を必死に殺しながら、対面に姿勢を変えて受け入れていく。
濡れてはいたがやはり痛いものは痛い。眉を寄せ悲鳴を堪えながらある程度まで受け入れると内側から裂けるような痛みに体が震えた。
ぎゅーっと抱き着くように腕を伸ばし、なんとか根元まで受け入れてれば、メスの匂いに混じって、鉄錆びた血の匂いも嗅ぎ取れるだろう)

ウェーバー > 「防がれたらオレも傭兵稼業は引退だな」

相手の防備は、新米冒険者としてしっかりしたものであったが、それを打ち破れないようでは鍛えた拳も道に転がる石ころ同然である。
男は苦笑しつつ、自信ありげに口角を歪めていく。

「何、この遺跡を出るころにはすっかり慣れてるだろうよ」

声を震わせる相手に、男は揶揄うように伝えながら愛撫をしていた。
相手の羞恥心は、その赤く染まった顔から見て取れていて、よりその羞恥を掻き立てようとしていて。

「よし、入るぞ…ぐっ…おぉ…ふっ、ふぅ…!」

快楽に反応して響く声を抑えながら、向かい合ったまま膣内を押し広げられる痛みを緩和しようと、相手が抱き着いてくればその肢体に腕を回した男はゆっくりと腰を動かし始める。
次第にそれは血の匂いがする膣内の潤み具合を確かめるように動きが早くなっていき、腰の動きでその軽い身体を持ち上げんとしていく。

エルツ > 「間違ってもないから、安心していいよ」

(小さく笑って答える。体つきもそうだけど、掌をみればどれだけ鍛えてきたのかくらい解るくらいにはゴツゴツしている)

「っ…ん…それって、ここ…相当奥って事じゃ…あぁ!や、あんま、見ないで」

(何回補給することになるのか…勿論、生きて帰るためだから文句はないけど、このお陰で男に抱かれるのに慣れたらと思うと、街に帰ってからの生活がちょっと不安だ。
顔が熱いくらいに真っ赤になってる自覚はあるから、見られないよう逸らして)

「っひ!っ…く…ぅ…い、た…ぁ…あ…」

(痛いけど、抱き着いているとちょっと楽になる気がする。そのまま揺れるように翻弄される気分はなんだか乗馬に似ている。動くたび痛みは感じるけど、逆に痛みもなく処女を失うのもショックだし、これでいいかななんて思いながらの初体験。彼が満足するまで続くことになるだろう)

ウェーバー > 「来るときは大荷物だったからな、一番消費の小さい札でも帰りまで持つか怪しかったな。ただ気が回復できるとわかれば、帰りはもう少し強行軍もできるだろうさ、その分付き合ってもらうことになるが」

気の補給のための房中術の意味合いもあったが、何よりもこの遺跡に置いて禁欲せざるを得ない環境で出会った相手への欲情は普段のそれ以上のものとなっていた。
気が回復できれば早く帰れるものの、それは同時にそれだけ交わることにもなる。
顔を真っ赤にしている相手を何度も押し上げるように腰を揺する男は、意地悪く揶揄うように告げていく。

「くっ…ふうっ…うっ…おぉぉっ!出すぞっ!」

痛みに耐える相手の膣内を慣らすようにゆっくりだった動きは、だんだんと速さを増して今では掻き回すような動きで小柄な体を揺さぶり、ピークに達した肉棒から白い濁流が膣内に注ぎ込まれていく。
そして、その後も気を回復し切るまで続く交わりは、初めての相手がへとへとになるまで続き、相手を引きずるようにして遺跡の踏破をしていくことになるだろう。
それから時折、遺跡のどこかから甘い声が聴こえることがあったのだとか。

ご案内:「無名遺跡」からウェーバーさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からエルツさんが去りました。