2016/08/01 のログ
■タマモ > 「ふむ…変化したあの人間、それなりの力を持っておったんじゃろうか…?」
喰らった冒険者の中では一番力があるのは分かっていた、力も記憶も理解しているのだから、当然だ。
だから、それを選びこの方法を取ったのだが…
その力の高さ故か、それ以上の力を持つ相手と思わせた為に、受ける度胸と力の持ち主がいない、と判断出来るか。
…または、力を持つ者達が出払っているか、だ。
もし前者であるならば、これから先も来る事はないだろう。
相応する実力者がいないのだから。
後者であるならば…もう少し様子見をしておかねばならない。
さて、どちらを選択するものか。
静かに佇んだまま、思考を巡らしていく。
■タマモ > 別に、こうしてじっと待ち続ける事は可能だ。
人間等のように、ご丁寧に一日何食とかする必要性は高くない。
やろうと思えば、何日だろうとこうしている事は出来る。
…もっとも、長くなるだけ、待たされた分をその相手にたっぷりとぶつけるのだろうが。
心配なのは、いつ沈んでしまうか、だけだろう。
それに関してはこなければ感じる事も出来ないが、今のあの子の状態を考えれば…前よりも間は長くなるとは思われる。
今はまだ来ない相手を、そのまま待つだけで良い…そう考えて。
ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にハナビさんが現れました。
■ハナビ > 今日も修行と称してダンジョンアタック。しかし、今回の目的はもう一つある。
それは武器の確保。
自身の手足を武器として戦うスタイルではあるが、それが可能なのは同等以下の相手のみ。格上と戦うためには、やはり武器が必要で。
かといって剣だの槍だのは扱えないので、狙うのは魔爪、もしくはガントレットだ。
防具はレヴィアタンに紹介してもらうとしても、武器はいいものを見つけなければならない。
・・・・・・だが、そこらの武器・・・ミスリル程度の強度では、自身の力の負荷に耐え切れず、数発で砕けてしまう。
どうしたものかと悩ませながら、遺跡の中を進んでいた。
■ハナビ > 「はっ、とっ・・・!」
今はリザードマンと対峙していた。群れて槍で多方から突いてくる攻撃を、最小限の動きで躱しながら、槍の引手に合わせて距離を詰め、肩口でみぞおちを殴打。吹き飛んだ相手を盾にしながら別の相手に接近し、視覚から上へ飛び上がって上段回し蹴り。
「あと一匹・・・」
最後のターゲットに目をつければ、もう相手は狼狽するだけのカカシ。そのまま一気に間合いを詰めて、がむしゃらに振り回される槍を掌底で払い除けてから、上中下段にそれぞれ掌底を交互に合わせて六発。一瞬で打ち込む。
「五行十二形・・・劈黽!」
棍棒の如き重い一撃は、一瞬でリザードマンの内臓を揺らし、悶絶させながら地に倒した。
「よし、と・・・このくらいなら魔力も使わなくて済むし・・・このままおくまでいっちゃおーっと」
ご案内:「無名遺跡」にヴィクトールさんが現れました。
■ヴィクトール > 遺跡の奥から麻袋を肩から掛けてやってくる男は、何やら鈍い音と風を斬る音が重なりあう響きに気づく。
何か戦ってるらしい、それぐらいに思いながらも麻袋を片手で掴んだ状態でクレイモアを引き抜いた。
魔物ならぶった切って通り過ぎるだけだと、闘志へ火を灯そうとしたのだが…辿り着くときにはリザードマン達が無数に倒れているのが見え、普通なら少しばかり火が緩むだろう。
だが、相手がこちらを狙わないとは限らない。
魔族の様な黒い魔力を解き放ちながら、真っ黒な刀身の切っ先を少女へと向ける。
「おぅ、ご苦労なところワリィけどこっち向いてもらおうか? そっちがこっちまで殺る気じゃねぇなら両手上げてだ」
以前、温泉で出会った時は全く違う風貌といえる姿故に、知った存在とは気づいていない。
こちらは相変わらずのふてぶてしい様子で、ニヤリとした笑みを浮かべている。
■ハナビ > 「ん・・・・・・?」
聞こえてきた声。聞き覚えのある声に視線を向ける。
両手は上げない。殺る気はないが、降伏するつもりもないからだ。
視線を向けたあと、ゆっくりと振り返り顔と匂いで判断する。
「・・・ヴィク?」
以前とはだいぶ違う雰囲気。瞳の色も、格好もだいぶ変わってるが、あどけない表情と声は以前に出会った様子そのもので。
「やっぱり、ヴィクトールだ。ボクだよ、ハナビ」
切っ先を向ける相手へでも、ひらひらと手を振って自己アピールする
■ヴィクトール > 「おいおい…」
手を上げない、振り返った瞬間にこちらに刃を向けるかもしれないという危うい答えに声が冷え込みながら、麻袋から手を離す。
いつでも刃を振り抜けるように両手で握りこんだところで、視線が重なり、聞き覚えのある声にピクリと身体を反応させながら闘志を抑えていく。
「…ハナビ? あの温泉で抱いた…って、全く見た目違うじゃねぇか」
声と雰囲気はあの頃のものを感じさせる。
首を傾けつつ剣を鞘に納めると、今一度袋を掴んで彼女の方へと向かった。
暗がりに白っぽい服をまとったように見えていたが、なにか違うようなと違和感を覚えつつ、その体を上から下へ舐めるように確かめていく。
「それに……色々混じった気配がするしよ」
前はミレー族のような澄んだ気配とおぼえていたが、今は色んな魔力が入り混じった、自分よりも混沌とした存在と感じる。
見た目の変化はそのせいか?と見当をつけるも、変化の大きさにこの男にしては珍しく、少し心配そうな表情を見せた。
「んで…ここで何やってんだ?」
憂さ晴らしにリザードマン殴りに来たわけでもなかろうし、魔導機器に興味が有るような娘という記憶もない。
ここでの再開の理由の見当がつかず、不思議そうに問いかけた。
■ハナビ > 「えへへ、あれからいろいろあって・・・今のボクは魔王の下っ端くらいの力はあるよ」
ぼわっ、と両手から闇の魔力を現出させる。とはいえこれを使用してしまうと後々反動でひどいことになるのですぐに消し去るが。その一瞬だけの魔力量でもそうとうな量を溜め込んでるのはわかるだろうか。
「でも、全然使いこなせないんだ。ヴィクトールと会ったのはまだ獣人だった頃で、そのあとサキュバスになったり、半重半魔になったりして・・・今は、魔獣人ってところ。」
以前よりも色気のある体つき。露出も高めで胸や秘部を獣毛でビキニのように覆ってるような状態。お尻も胸も太ももも以前よりも性的に変わり、性格もやや開放的になっているようだ。
「そうそう、ここでね、武器を探してたんだ。今のボクの力だと、ミスリルくらいの武器じゃ衝撃に耐え切れなくて壊れちゃうんだよ・・・オリハルコンとか、アダマンタインとか、そういう神器級の武器、できれば爪とかガントレットとかあればいいんだけど・・・ヴィク、なにか手がかりだけでもいいから知らない?」
トッ、と一瞬で間合いを詰めると、下から覗き込むように小悪魔めいた表情で見上げる。ほとんどオープンな胸の谷間つきでじーっと。
■ヴィクトール > 「魔王の下っ端って、それでも随分なもんじゃねぇか」
潜在する魔力の総量とすれば、少女のほうが上だろう。
前に出会った時とは雲泥の違いに、合わない間の出来事が気になるが、語られる言葉に、少々苦笑いが引きつった。
「ははっ…俺も大概だが、ハナビもとんでもねぇ生き方してんな…見た目も随分とエロくなったしよ?」
よく見ると、服ではなく獣毛であり、裸といっても差し支えない格好だ。
前よりも素直な様子に、壊れてしまったわけではないようだと思いつつ、少しだけ安堵した様子を見せる。
あっという間に詰め寄って覗きこみながらの問いに、そうだなと呟いて手にした袋へ視線を向ける。
それを地面におろし、口紐を緩めると、中に入っていたのは魔導機器のみで、武器といえば洞窟に転がっていた状態のいい革と鉄で出来たナックルが一対入っているぐらいだ。
「それぐらいの武器になるかはわからねぇけど、俺がつけた印が残ってりゃ…使い勝手の良い武器ぐらいはくれてやれるかもしれねぇな?」
そういうと、何の遠慮もなく彼女の下肢へと掌を伸ばす。
黒い魔力を宿し、下肢に以前刻み込んで隠した服従の印を浮かび上がらせようと試みる。
少女を従わせるだけの使い方しかしていないが、自由にできるなら自由に与えることもできる。
まずは与えられるかの確認としつつも、軽くそこを楽しむよう撫で回そうとするだろう。
■ハナビ > 「あはは・・・こないだも大暴れしちゃって、一ヶ月くらい暴走してたらしいんだけど・・・平原1つを全滅させちゃったらしくてさ」
メグメールの平原が1つ、生態系が全て破壊されそこに君臨してたドレイクがたった一ヶ月で絶滅したという驚異は、冒険者間では結構有名だったらしい。今ではドレイクの巣 改 ドレイクの墓場と呼ばれてるようだ。
「ふふー、ボクの魅力に気づいたかっ!」
ドヤッと自信満々の顔、ここ一年くらいでゆうに三桁以上の男女を食い荒らしてきたので自信はある、
少々性格は変な方向に曲がったが、性根はあまり変わってはいないようで。
「え、そうなの? 見せて見せてっ」
気になる、と身を乗り出した時、下腹部に触れる手。
あれから脳を弄られ、淫紋を刻まれて相当体は酷使されてるが、一度ついた服従の印はそうそうに消えたりはしない。
下腹部に魔力を宿せば、少女の体を、その気になれば心さえも操ることができるだろう。
最も、ハナビが本気で抵抗しようとすれば破壊できそうなほど魔力は育っているが・・・それをしないのは、本能の片隅に誰かに従いたい、と思っているからかもしれず。
「はっ、ぁ・・・んっ、ふっ、ぁ・・・・・・ヴィク、んっ・・・」
瞳が濁り、雰囲気が一変してぽーっとした表情を浮かべる。糸で繋がった人形のように静止したまま撫でられるたびに体を震わせていて。
■ヴィクトール > 「…あぁ、兄貴が首かしげてた奴か」
平原の一つが焼け野原のごとく荒れ果てたという話は、噂程度には聞いたことがあった。
所属している組織からすれば、そこに危なっかしい魔物でもいるのではないかと心配していたが、その主が見つからず、警戒は怠らないが、部隊や馬車が通り抜けるときは通り抜けている。
その主がこんな小さな少女と聞いたら兄はどんな顔を擦るやらと、苦笑いのままに思う。
「別に胸が小さい頃のハナビも食いごたえがあったさ、今は妙に色っぽくなったってことだよ」
自信満々の様子にかわらぬ表情で、ぐしぐしと優しく頭を撫でようとする。
それから淫紋へと触れて、接続を試みると思いの外簡単につながっていく。
外に顔を出さなかったから傷つかず残ったのか、それとも彼女が望んだことか。
そんな推察は一旦おいておくとして、軽く触っただけで蕩ける姿に、意地悪く笑みを歪めながら唇を重ねた。
淡く重ねるだけの甘ったるいキス、変化した身体を堪能したいところもであるが、渡す前に問いかけておきたいことがあった。
「……ふぅ。ハナビ、力をやるのは良いんだけどよ…カタギには使わねぇって約束できるか?」
使い様によっては、少女をかなり強めてしまうだろう。
そんな危ういものだからこそ、無邪気な少女の心を問いかけながら、こっそりと印から一つの命令を流し込んでいく。
嘘はつけない、彼女の答えを待ちわびながら、毛に包まれた房に掌を重ねて、いたずらに先端を探ろうとする。