2016/06/08 のログ
ご案内:「無名遺跡」にナルラさんが現れました。
ナルラ > この所身体を動かす機会が訓練ぐらいしかなく、感覚を取り戻すために無名遺跡のダンジョンハックにでかけた。
進行は順調で階層は徐々に深くなっていき、罠も巧妙になっていく。
「さて、これは誰のものかな」
ふと床を見れば足跡が残っているのが確認された、割と最近できたものだということは、肩に装備した魔眼球の情報で解析済みだ
「こう深くまで潜っているのは珍しいな、先客に鉢合わせる可能性もあるか」

そう言いながら壁を確認する、手付かずの隠し部屋などがあれば見つけものだ。
魔導機器の部品、及び材料は高額なものが多い、それを安上がりにする方法は一つ。
「お、これは」
壁が開き、壊れた魔導機器の残骸を発見する、壊れているので不要と放置されていたのだろう。
「なかなかの収穫だな」
先ほどの説明がそれてしまった、魔法道具に使う部品の現地調達である。
無名遺跡はいわば魔導機器の宝庫である、壊れてしまったガラクタでも修繕すれば高額なものに化ける。
「魔導モーターに、ああ、割れてない魔法晶石もあるな」

ナルラ > 壊れた魔導機器を分解し、使えるものを分ければ、彼の倉庫へと転送する。
この階層までに来るまでの間にも、こうして一見ガラクタに見え、
専門知識があるものが見ればお宝という物を回収していきた。
ソロで潜るダンジョンハックは気楽なものである、パーティーを組めば分前なので揉めるところだろう。
下手にこういう知識のある専門家がいれば、収入は増えるだろうが分前で基本揉める。
そういう煩わしさを解消するには、専門家が護衛を雇ってダンジョンを潜るか
ダンジョンを潜れるようになるまで専門家が強くなるかのどちらかである。

ナルラ > ナルラは後者である、ここまで気楽にソロで潜れるようになるまで
何度死にそうな目にあったのかは数知れない。

「さて知識が増えると、宝が増えるな。このフレームも興味深いので持って帰るか」

先客がいるかもしれないという危機感を持ちながら、魔導機器の分解を終え隠し部屋から出てくる。

ナルラ > 「そういや、この迷宮に要救助者の救援のクエストが出ていたな」
そう言いながら周囲の生体反応をサーチし始め。

「ついでだ、見つけたら送り戻すとしようか……まあ、このあたりからややこしくなるからな」

無名遺跡は古代文明の影響からか、時々迷宮の中身が動く。
そのおかげで帰り道がわからなくなり、そのまま迷い込んでしまう者もいるくらいだ。
要救助者も、その迷宮の動きに飲まれたものかもしれない

「まあ、女だったらその場で報酬をもらうのもいいしな」

そう言いつつ、ダンジョンの中をゆっくりと確認しながら進んでいく。

ちなみにナルラは灯りをつけずにダンジョンハックを行っている。
両肩の魔眼球を通して感知しているので灯りは不要だ。
先客がいれば、灯りをつけずに進んでいるこの男をどう思うだろうか。

ナルラ > 灯りをつけずに行軍する利点は
まず光をつけるとモンスター等に自身の居場所を知らせるというリスクが増える。
そして、光感知型のトラップが発動しない。

ダンジョンの中でできるだけリスクは少ない、その為先客でもいるのなら、その灯りで誰か居るかは判るものだが

ナルラ > 「ああ、そろそろ補給しないとな」
鞄から携帯食料を水を取り出せば、軽く栄養補給を行う。
ダンジョンハックをしていればちゃんと腹も減るし喉も渇く。
どうしても興奮状態になり、それらがおろそかになりがちだが、
怠れば命の危険は増すものである。

ナルラ > 「さて、時間だなこのまま来た道を戻るとしましょう、近くに生体反応もなし、残されたものはいないでしょうね」

そう言って、罠の解除の終わった道を戻っていく。
途中何度か戦闘もあったかもしれないが、ちょっとしたトレーニングのようなものだ。

ご案内:「無名遺跡」からナルラさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にレアンさんが現れました。
レアン > ―――さて、何かめぼしいものはありますかね、っと。

(やってきたのは遺跡群の一つ。山の麓にぽっかりと大口を開いたそこへ足を踏み入れていく)
(松明に灯をともせば、トラップや盗賊に警戒しながらゆっくりと足を進めていく)

……まあ、ここも同業者さんが掘り尽くしてるだろーから、あたりくじを引くことはないだろうけどねぇ。

(期待値はそんなに高くはない)
(だが、だからといって手を抜いていたのでは二流だ――いや、自身が一流だと豪語するわけではないが)
(ともあれ、何かしら見つかるのであれば儲けものと言ったところだろう)

………さてさて。何が出ますことやら。

レアン > はぁ……今回も草臥れもうけとは、これいかにってね。
……まあ、ついてないのは今回がはじめてじゃないからいいんだけどさ。
期待もしてなかったし……うん、こいつは言い訳だけど。

(独り言がこぼれ出るのも仕方がないというものだろう)
(そもそも、こんな鬱屈しそうな暗い洞窟遺跡で明るく楽しくと言う方が無理なのだ)
(それでも、足を進めてしまうのは、きっと心のどこかで期待してしまうから)

……せめて一食分ぐらいは稼がせてくださいよ?

レアン > とは言っても、見つかったのはありふれた鉱石ばかり。
……いや、まあ、一食分とは言ったけどさ。
流石にこれじゃ割に合いませんって。

(溜息交じりに、腰に下げた袋の中をのぞき見る。確かに収穫はあったが、この程度ではまだ『くたびれもうけ』の範疇だ)

……そりゃあ、女を買うほどの金が手に入れたいとはいいませんけどね?

(ご無沙汰である)
(いや、まあ、こんなところでぼやいている暇があるならさっさと仕事をしろと言われるのだろうが)

はぁぁ~……どうしたもんだかねぇ。
もうちょっとこう、テンションがあがるようなことのひとつやふたつあってもいいんじゃない?

(溜息交じりに路傍の石を軽く蹴り飛ばしながら、変わらず探索を続けて)