2015/11/10 のログ
■アルバニア > (調子の事ばかり言って、だなんて頭の中で言いながら機械へと手を伸ばした瞬間、聴覚が捉えたのは何かの射出音。然し、聞こえたと思った刹那には先ず両脚が、其方へとほんの一瞬意識が移ろった瞬間に両手が封じられてしまった)やぁだもー…なぁに、これ。(ぐいぐいと軽く四肢を引いても外れる気配はない。ともすれば千切るか。片手を絡め取るそれを逆手で掴み、ぐぐぐ、と常人では持ちえない握力を持ってして握りつぶす。も、指が通ったと思えばすぐに戻ってしまう。――詰まる所、やたらと頑丈で再生能力の高いスライムみたいな物に近いのだろう、それ。楽し気な青年の声に眉根を寄せ――)――ひゃんっ(ずるり、と肌を這い上る感覚がぞわぞわする。多分、これ位であれば人の姿から転じればなんとかなる。が、それは周囲一帯への被害も多大であると言う事とイコールで。瞬く間、思考を巡らせれば両手を上げ)もう、分かったわよお…お手上げ。助けてちょうだあい。
■ヴィクトール > (予想通りに相手が液体金属に絡め取られていく。握りつぶして振り払おうとしているが、液体は再び繋がるだけだ。そうこうしているうちに刃物らしい触手じみたものを創りだしたり、注射器のような先端を生成してたりと、彼が行ったとおり彼女をめちゃくちゃにしようと企んでいるのが見えるだろう)よし、じゃあ楽しませてもらうとして(一度深呼吸し)腰抜かすなよ?(キザ臭い事をいったが、格好つけただけではない。剣に真っ黒な魔力をまとわせ、魔法と成すと勢い良く切っ先を地面に突き立てる)俺の女に触れるな……粘土風情がぁっ!(雄叫びの様なシャウトが響き渡る。魔力が飛び散り、それに触れた液体金属は嘘のように死滅して崩れ落ちるのだが…この声に一度でも竦んだり、畏怖を覚えたり、マイナスの感情が歓喜されれば、何かの術に掛かったように体の力が抜けてしまう。宣告の通りの結果が訪れるだろう)っし、どうだ?(動けるかと、剣を鞘に収めながら彼女の様子を見やる)
■アルバニア > (幾ら条件付きではあるがほぼ不死の肉体とは言え、痛覚はある。つまり、切られたり刺されたりすれば痛いのだ。今もぎちぎちと力が強まりつつある締め付けに薄らと覚える痛みに、女には優しくしてよね、だとか――割と呑気な思考である。お手上げのポーズの儘、青年の言葉に瞳を瞬かせ、ゆるりと首を傾げたのも束の間)―――ッ、(放たれた咆哮。ビリビリと肌を刺す様な、音の震え。声量だけではないのだろう事はそれに触れる自身が良く分かっている。瞬く間の内に崩れ去る金属が乾いた音を発てて地面へと剥がれ落ちるのを視界の端にゆっくりと息を吐き出し、青年へと視線を向け)――痺れるじゃなあい、(うふふ、と何処かうとりとした、満足気な笑み声が微かに零れた。据え置かれた魔導機械をちゃっかり回収して再び青年の元へ)
■ヴィクトール > (粘土と罵った金属たちが滅びていくのが見える。女の瞳は、先程までの不満とは違う。妖艶に見える笑みに欲をゾクリと煽られながらも、こちらも満足気に笑う)そりゃどうも…で、本当に腰抜かしちまうほど、感じそうだったか?(獲物を独占するような、男の強い欲の声。それに感化されたかと思えば、笑みのまま、近づいてきた彼女を抱き寄せようとする)これから抱くってのにアンタって呼び方じゃ締まらねぇよな?(此処から先は報酬のお時間。腕の中に引き寄せられれば、背中から手を滑らせ、臀部を撫でようとするだろう)俺はヴィクトール、アンタの名前は?
■アルバニア > ――ぞくぞくしちゃった、(青年の言葉に、声に。湛えた笑みが一層深まる。周囲には誰もいないと言うのに、声を潜め、青年だけに聞こえる様な声音が甘く囁きを落とす。欲を向けられるのは嫌いじゃない。抱き寄せる力に任せて青年の腕の中へと納まり)アルバニアよお。好きに呼んで頂戴――ふふ、せっかちさんねぇ、(曝け出された肌を滑り降りる手に、擽ったそうに跳ねた声が楽し気な調子で窘める。然し、それを自身の手では止めようとはせずに青年の好きにさせたまま)
■ヴィクトール > 何だ、さっきと違って乗り気じゃねぇか(不満な様子が微塵にもなくなり、それどころか誘惑するような甘ったるい響きに、にやりと笑ってしまう)アルバニアな、じゃあそのまんま呼ばせてもらうぜ(名を確かめるように呟くと、臀部を撫でれば見た目通りのたわわに育った体付きに、更に欲望がそそられる。そのまま肩を抱くように隣に移ると、すっと歩き出し)ダンジョンの中で始めるのも落ち着かねぇし、ヤれるとこ行こうぜ(分かりやすい程の促しの言葉と共に、今宵はここから二人で去っていく。その夜にどれだけ激しいひと時が会ったかは、二人のみぞ知ることだ)
■アルバニア > あなたがその気にさせたのよお?(青年を見上げるようにして甘えるように小首を傾げ)責任、とって頂戴ねえ?(煽るよう、誘うよう。掠れた吐息混じりに嘯きながら、女の指がするり、と青年の胸元から腹部へと伝い降りる。肩を抱いて歩き出す青年に合わせて女も歩き出し)ヴィクトールちゃんはもうちょっとムードを覚えた方が良いと思うわあ。(わざとらしくちゃん、と付けた呼称。やれやれ、だなんて言わんばかりの調子で宣った。遺跡の中からの出しな、己の隊の部下達に魔導機械を渡し、大方の位置を伝えて指示を出す一幕も見られるだろうか。そんな部下たちを放り出して行く女の姿も、また見る事となるだろう――)
ご案内:「無名遺跡」からアルバニアさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からヴィクトールさんが去りました。