2015/11/09 のログ
ご案内:「無名遺跡」にアルバニアさんが現れました。
■アルバニア > (山脈の麓にある遺跡の奥深くへと一人で進む女の姿が一つ。己の部下達は迷宮の中でも比較的浅く、ある程度のマッピングが済んでいる場所へと置いてきた。まあ、そのマッピングもこの中に住み着いている輩達が改造を施していては意味がないのだけれど。そんな事を気にした素振りも無く、意気揚々とばかりの足取りを繰り出す女は周囲を楽し気に見渡し)さあてさて、今日は収穫があるかしらあ。(財宝があれば儲けもの、魔導機械が出れば大当たりと言った所だろうか。兎にも角にも、宛のない一人宝探しだ。)
ご案内:「無名遺跡」にヴィクトールさんが現れました。
■ヴィクトール > …しかし、こんなもん何に使うんだ? 兄貴の野郎(独り言をぼやきながら麻袋に使い方も分からない物体をねじ込み、肩から背負う。周りには魔族の手下か罠としかけられたものか、魔物の死骸、というよりは大量の肉片が転がっている)…ぁ?(ふと先程まで機械があった場所を見やると、石の像だと思っていたそれが動いていた。ガーゴイルというやつだろう、飛びかかろうとしたそれに向け、ため息を付きながら剣を引き抜く)黙ってろ、石ころがぁっ!(破壊の闇を宿した大剣を全力で振りぬく。粉々というのがしっくり来そうな破壊力を持ってそれをぶち抜き…壁を破壊する。そう、彼女が進もうとしてる道の先にある壁が、けたたましく砕け飛ぶ)たかだか魔物風情が調子乗りやがって…(ブツクサいいながら穴から出てくると、すっと妖艶な彼女の姿を見やり)…なんだ、今度はサキュバスか?(失礼なことを曰いながら楽しげに笑っていた)ちげぇか、何してんだ?(と、剣を背中の鞘へと収めるつつ問いかける)
■アルバニア > (改造に改造を施された遺跡は今や元の姿なんて見る影もないのだろう。壁の合間から見える何かの管やら散らばる螺子やら歯車やら、そんな物には興味を示さずに歩いていた刹那、ビリ、とした皮膚のざわめきにト、トンと地を蹴って後退。待たず、先に居た場所よりも前――完全なる進行方向にあった壁がぶち抜かれた。あのまま進んでいれば破片やらの余波を受けていたのかも。ややあって、何事か呟きながら今しがた刳り貫かれた壁の向こうから出てくる姿が)―――遺跡探索って言ったらあ、宝探ししかないでしょう?(何処か間延びした声が飄々と答えた。ゆるり、小首を傾げ)そう言うあなたは何してるの?迷子?
■ヴィクトール > (何か文句の一つや二つでも言われるかと思ったが、すんなりと受けながされると、肩透かしを食らった心地でガクッと崩れそうになる。自分に勝るとも劣らぬマイペースだなと思わされる)誰が迷子だ、出てく方向ぐらい分かるっての(感覚的に出口の方角は覚えている、めんどくさくなれば壁をぶちぬいて進むまでだと思いつつ、眉間にしわを寄せていた)どうせアンタもこういうの探してたんじゃねぇのか?(ほらと麻袋を見せる。機械的な角張が布地からでも見て取れるだろう)
■アルバニア > (こんな場所だ、何が起こったって不思議じゃない。例えそれが人災でも、である。違う、と否定されればあらあ、だなんて気の抜けた声を上げつつ)本当にぃ?大丈夫な―――(面白がる、と言うよりは純粋に気にしている風体の台詞をかけ終わるや否や、青年に魅せられた麻袋。そこから覗く機械独特の輪郭に爛と瞳を輝かせ)やだ、あなた大量じゃない。まだ残ってたあ?って言うかそれ何処にあったの?(矢継ぎ早、問い掛けを重ねて行く女。お、し、え、て、と指を組んだ両手を己の口許へと寄せておねだりのポーズである。)
■ヴィクトール > そんなに心配なら子守についてくるか? ベッドまでよ(下品な冗談で答えれば楽しげに笑う。年上と見える彼女からすれば子供っぽく見えるのだろうかと思うも、女に気にされるのは悪いものではないので、嫌がる様子もない。大量という言葉にまぁなと得意気にいってのける)…そうだな(おねだりの言葉にどうしたものかと思いつつ彼女のを眺める。頭からつま先までなぞるように何度か視線が往復すると、にやりと笑う)見つけてやってもいいぜ、その代わり…アンタを俺が満足するまで抱かせてもらうって条件なら、な?(どうすると首を傾け、にやりと笑い)間違いなく…アンタが一人で探すより、すぐに見つけるぜ。
■アルバニア > なぁに、寝かせて欲しいの?(そんな意味ではないと分かっていながら、飄々と宣った。分かりやすい誘いは嫌いではない。が、次ぐ台詞には楽しそうに緩められていた眼が不機嫌そうに細められ、口許で組んでいた手が解かれ、己の腰元へ)あらあ…?いやだ、あたしってそんなに安い女に見えるの?失礼しちゃうわあ。(分かりやすく、怒っています、とポージングである)
■ヴィクトール > そうだな、そのまま抱いていいなら是非な(冗談に乗っかてくれば、それに冗談じみた言葉で答える。対価に彼女を求めると、不機嫌そうな様子に苦笑いを浮かべ)ちげぇよ、安い女だと思ってりゃ、適当に嘘ついて犯してるだろうよ(それも酷い話だが、この男は至って真面目に宣っている。おもむろに先程の大剣を引き抜くと、すぃっと辺りを見渡す)壁ぶち抜くのだって疲れんだぞ、それに…一人じゃ解けない仕掛けだってあるしよ(ふと、彼女の後方、数メートルの壁の方へと視線を向ければ、そちらへと歩いて行く。振りかぶった大剣に真っ黒な魔力がやどり)うらぁっ!!(斜めに切り裂く。壁は崩れ落ち、その奥には魔導機械らしきものが一つ置かれている)あれ、アンタが取ろうとすると面倒なことされるぜ? 嘘だと思うならとってみな(機械の周りを凝視してから、振り返り告げるのは忠告じみた言葉。相変わらずニヤニヤしているが)
■アルバニア > (違う、と否定されれば不服そうな表情は崩さぬ儘、なあに、と更に詰る。繰られる言には、それもどうなんだろう、とは思いはするものの敢えて口にはしない。それから、引き抜かれた大剣に何をするのやら、と興味津々な表情で青年が向かう先へと視線を向け)―――…、あらあ。(威勢の良い声音と共に振り下ろされた剣。大きな音を発てて崩れ落ちる壁の向こうから現れた魔導機械に、思わず声が洩れた。壁一枚隔てた向うにこんなにお宝が眠っていたとは)ええ?(いや確かにあからさまではあるけれど。取ってくださいと言わんばかりに置かれた其れは、如何見ても罠である。然し、それがどんな類の物なのかは己には分からない。粗方の事は力尽くでなんとかなるか。そんな風にアッサリ思考を完結させれば、青年のニヤニヤ顔を尻目に機械の方へと向かい――念の為、周囲を見渡して警戒した後、そろりと手を伸ばし)
■ヴィクトール > そんな怖い顔すんなよ、いい女が台無しだぜ?(不服そうな顔に苦笑いのまま告げる。あからさまなトラップのような置かれ方を見やる女、あたりを見渡しても石レンガの壁だらけで、それらしい罠が見えないだろう。だが、この男は自身が手にした魔の力でそれが見える。だから相変わらず笑っていた。近づき、手を伸ばした瞬間、銀色の液体のようなものが石レンガのほんの僅かな隙間から吹き出す。足元からも発せられたそれが、彼女の四肢を捕らえようとする。金属のような堅牢性に、ゴムのような靱やかさがあるそれは、力で破壊しようとしても難しく、ちぎれても繋がって戻る。そんなシロモノだ)その罠仕掛けた奴のよ、思惑がみえてるんだけど…よほど女をめちゃくちゃにしたいらしいぜ。んで、交渉はどうする?(と、楽しげに笑いながら再度問いかける)