2021/08/14 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」に群れ成す小鬼さんが現れました。
■群れ成す小鬼 > ミレーの隠れ里。
そう呼ばれる迫害から逃れ集落を形成しているその内の一つ。
迂闊にも追手に気づかず仲間達を危機に晒してしまったミレー族のせいで今、その里に危機が迫っていた。
一匹一匹は例外的な個体を除き弱小に分類される小鬼、ゴブリン達の群れが放った斥候に見つかり、その場で襲うのでなく里を探る為見逃すという狡猾な知恵を有するらしく里を探り当てた斥候が群れに戻り報告。
その夜、ミレーの隠れ里にゴブリン達の群れが侵入。
たかがゴブリン、されどゴブリン。
深夜の寝静まった時刻、見張りを遠くから人間より奪った武器を使って昏倒させて完全なる奇襲を仕掛けたゴブリン達に里は悲鳴と怒号が響き渡ることになり。
もし、ミレー族側に対抗する術がないならばこの里はもう終わりであろう。
雄は食糧や肉体労働の奴隷に、雌は苗床として凌辱され尽くすのは小さくも凶暴で残酷な魔物の習性からして明らかだ。
或いは、偶然にも戦う術を持つ者や、この隠れ里を訪れていた冒険者や騎士等が立ち向かえば別かもしれないが。
ご案内:「ミレーの隠れ里」にレムリアさんが現れました。
■レムリア > ミレー族の隠れ里とは、ミレー族以外の者から見れば美味しい狩り場。
里の存在に気づいて、こっそりと何名か攫ってしまうかと夜襲を試みたその当日に自分が何かするよりも先に、里で騒ぎが起こっている。
「うむ? 見るからに、ゴブリンだな。誰ぞに使役されているのか……間の悪い。いや、良いのか?」
派手に獲物を攫うと里が移動したりするから、小規模にとどめようと思ったが。この騒ぎの大きさからすると、どちらにせよ里の連中が逃げるなりの対策を取りそうだと、思わぬ騒ぎに眉をひそめながら村の外周から様子を窺い。
襲撃者たちが人間では無く、ゴブリンの群れであると気づくと独立した群れか。何者かの指揮下にあるのかと、周囲を気にして眺めながら、村の中へと隠れる事無く普通に足を進める。
ここまで騒ぎが大きいのなら、もはや後先考えずに自分もがっつりミレー族を襲っても問題無いと、騒ぎに便乗するのが良いと、場違いなまでにゆるりとした気配をまとい。騒ぎに追い出されて逃げ惑うミレー族から、見目が良いのはどれだと品定めの目を送りながら、ゴブリンへの威嚇に魔力を垂れ流す。
■群れ成す小鬼 > 「ギャハハ!逃ゲロ逃ゲロ!ノロマカラ捕マエルゾ!!……ン!?上物、ミッケ!」
逃げ隠れ、争いから逃れる道を選んで暮らしていたミレー族達にとっては最早逃げ惑い何とか違う里へ向かうしか助かる術はない。
次々とゴブリン達に捕まり、その場で組み敷かれて里中に絶望に染まった悲鳴も虚しく穴という穴を道具同然に使われ穢される者もいれば、子供だけは自らを捧げ時間を稼いだものの子供も捕まり親子揃って孕み袋にされる者、なんとか戦う術を持つ少ない者が抗っても数の暴力に屈し抵抗した分手酷く犯される者等々目を背けたくなる光景が広がっていく。
火の手もあがり、血と精の匂いが溢れる隠れ里にゴブリン達以外の侵入者が紛れ込んだのはその時であった。
逃げるミレー族の娘をわざと陰湿に捕まえる寸前で一枚ずつ服を剥ぎ取り逃がしと弄んでいた趣味の悪いゴブリンの一体が入口側近くになりそろそろ捕まえるかという段取りになり、そこにミレー族とは異なる容姿、それもゴブリンから見ても美麗な雌が怯えるでもなく佇み何かを探す素振りを見せる相手に気づき一度足が止まり。
だが、狩りの興奮と獲物しかいないという思い込みから少しでも平静であれば溢れる魔力からそれが末端のゴブリンが束になっても本来敵わない程の実力者であると分かる筈だがそれすらも判断がつかず、見目の良さから愚かにも正面から短刀を手に機敏に飛び掛かり押し倒そうと試みるのだが無策無謀としか言いようがあるまい。
ただ、溢れる魔力は自然と里の何処にいても他のゴブリン達にも気づく誘蛾の香にもなりえるが。
■レムリア > ゴブリンと言えば劣弱な雑魚というイメージを抱いていたが、見ていればミレー族の里を一方的に蹂躙している様子。
用心棒的な存在や、指揮を取っている別の種族の気配も無いところからすると純粋にこのゴブリン達の実力かと、感心しつつも喰い散らかすようにあちこちで悲鳴やゴブリンたちの興奮した声など響くところからすると統制はあまりとれてないのかと、やはりゴブリンかと評価してから。人間でも、盗賊などのゴロツキどもなら同じようなものかと、人間のレベルが低いのか。ゴブリンのレベルのが高いのかと数秒ほど悩んでから、どうでもいいかと思考を放棄し。
目につく凄惨な光景を見ても、引くようにゴブリンの下品さに口元を歪めはするが。ミレー族に同情するような優しさは見せず。足を踏み入れた先で、ゴブリンがミレー族を襲い服を剥いでいる姿を見ても見世物を眺めるように見つめるのみで、助けようという気配はない。
「……ん? 興奮しすぎているのか?」
自身の安全を確信しているかのような無防備さで、ミレー族が襲われている様を眺めていたら。こちらに気づいたゴブリンが、無謀にも正面から短刀を手に飛びかかってくる。触られるのを嫌がり、ひょいと横に滑るように一歩避けて身を躱しながら、不思議そうに首を傾げ。
興奮状態で威嚇に気づいていないのかと垂れ流す魔力の量を増やしていきながら、飛びかかってきたゴブリンへと掌を翳して魔力を衝撃波として放ち。こっちに来るなとばかりに、突き放しにかかる。
そうした行動を取りながら、この様子ではゴブリンが狩り集めたミレー族を貰った方が話が早いかなどと、余計な思考を巡らす程度にはまだ余裕があった。
■群れ成す小鬼 > 「グギャ!?コ、コイツ、雌ノクセニ強イゾ!?」
力量故の余裕というべきか、観察していた相手だが突然傍観者側だったというのに襲われてもそれでも難無くいなし、相手にとっては牽制程度だがゴブリンには十分過ぎる威力をもつ魔力の衝撃波を受け小柄な体は木っ端の如く軽々吹き飛んで地面を数回転がる。
突然の反撃に驚きの声をあげながら呻くゴブリンの声は他のゴブリンにも届く。
つまり、この隠れ里に自分達に反抗する者がまだいるということ。そして抵抗する力を持ち合わせている者がいるということ。
一匹一匹は小物で弱小には違いないが、その知性や実力は数に比例して増加していく。
こうして一匹で挑む分にはともかく数を増せば話が変わるということであり。
凌辱していた者、雄や家畜を屠殺していた者等も一斉にこれに気づき捕まえた雌が逃げないように首輪を着けたり、中にはあと少しで捕まえられたのに口惜しく思いながらも応援に駆けつける者もいた。
結果的に相手にその気が無くともゴブリン達の魔の手が相手に向かう事により助かったミレー族も出てくる事になるであろう。
「ナンダナンダ!?」
「ドイツニヤラレタ!?」
ぞろぞろと一匹見かければなんとやらとばかりに駆け付けるゴブリン達。
相手を囲うように壁を作り、更に強まる魔力からなんでこんなのが隠れ里にいるんだ?と疑問を抱きながらもここで逃げることはしない。
縄張り意識が強いゴブリンにとって獲物を横取りされるのは我慢ならないし、何よりもそうそうお目にかかれない綺麗な雌。
それもこの魔力。
もしかしたら変異種どころか王級のゴブリンを産む苗床になるかもしれないと、できるかどうかでなくヤれる前提でゴブリン達は皮算用をして。
そして、じりじりと相手と距離を詰め――背後から忍び寄る別のゴブリンが、明らかに自分達より格上の相手にまともに戦うのは馬鹿らしいとゴブリンに伝わる秘薬と呼べる程強烈な効果を持つ媚薬の入った瓶を手にし相手へ蓋を開け中身を浴びせ掛けようと瓶を投擲して。
■レムリア > 「雌の癖にとは……」
衝撃波に吹き飛んで行ったゴブリンのあげた声に、やはり実力差に気づいていなかったかと呆れたように嘆息。
やれやれとばかりに、首を振り。ゴブリンが襲っていたミレー族へと目を向ければ、既に逃げた後で姿が消えている。機を見るに敏、というところかと逃げ足の早さに感心してから改めて周囲へと意識を向け。
「ゴキブリじゃあるまいし、何だこの数は。逃げるのならともかく、向かってくるとは……」
凌辱と殺戮に略奪。里の凄惨な光景を演出していたゴブリンが、威嚇に垂れ流す魔力に怯むどころか。先のゴブリンが上げた声に反応して集まってくる様子を目にして、嫌な物を見たと顔をしかめ。ひょっとして、実力差に気づけないどころか。それ以前に、威嚇に垂れ流している魔力に気づけていないのかと、相手のレベルが低すぎるのではとゴブリンどもの実力のレベルに頭を悩ませる。
じりじりと、距離を詰めてくるゴブリンどもの包囲網。その中心に、追い込まれている緊張感の欠片も無く悠然と佇みながら、包囲網をつまらなそうに眺め。
まとめて吹き飛ばすかと、包囲網の一角に向けて掌を翳して魔力を行使しようとしたタイミングで、背後から投擲されてきた瓶。死角であるはずの背後からの攻撃に対して、しっかりと反応して後ろを振り返るように半身になりながら、魔力を纏った拳を裏拳で振り放ち。飛来した瓶を打ち砕く。
砕かれた瓶からは、慣性のままに媚薬が飛び散って服へと、肌へと浴びていくが毒でも使ったかと煩わし気に、眉を寄せ。一緒に降りかかってきた瓶の破片を、はたくように振り払い。
「多少は知恵を回して、毒でも使った……か?」
半端な毒など効かぬと、余裕のある態度を取ろうとして戸惑ったように動きを止める。媚薬を直接浴びた肌が。服から染み込んできて、媚薬に湿ってくる肌が妙に火照るように熱を持つと。使われたのは、毒ではないのかと動揺と困惑に瞳を揺らし。
何を使われたと、体の異変に己の身を抱きすくめるようにすれば乳肉が寄せて集められ、胸元の豊かさが雄を誘うかのように強調される。
■群れ成す小鬼 > 「ギヒヒ……効イテイルゾ!」
完璧な奇襲だったと背後のゴブリンとしては動揺はしたが、逆に相手が強者の余裕で瓶を避けるのでなく砕いた事で内容物が散布され、相手の黒衣と雪白の肌に秘薬という名の媚薬が浸透することになった。
一瞬殺られる、と怯えた顔を見せた背後のゴブリンであったが、相手が明らかに媚薬の効果が表れ始め、ゴブリン達を誘惑するつもりがなかろうとも誘惑する行為に他ならない事に腕で豊かな胸を押し上げるように搔き抱く仕草に一転してにたにたと下劣な笑みに変化。
その反応から効果覿面と判断した他のゴブリン達だが一度危険な存在であると判断した以上油断はしない。
徹底的に相手から抵抗する余力を奪い取るべく各々も秘薬の瓶を取り出せば包囲網を狭め、相手が魔力を拡散し吹き飛ばそうとするよりも先に奇襲を仕掛けたゴブリンが先陣を切って相手の豊満な谷間目掛け飛び掛かり鉤爪状の枯れ枝の如き手指を乳肉に食い込ませようとしながら抱き着きにかかり。
他のゴブリン達も媚薬を手に馴染ませながら目の前の上等な強者の雌の極上の肢体を求めて体に纏わりつくように襲い掛かり始め――
■群れ成す小鬼 > (移動落ちです)
ご案内:「ミレーの隠れ里」から群れ成す小鬼さんが去りました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」からレムリアさんが去りました。