2019/06/24 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」にレイカさんが現れました。
■レイカ > ここ最近、ずっと平和な時間が続いている。
騎士団の進行もなく、奴隷商人の襲撃はあれどすぐに感知できる状態を維持できている。
この里の規模も、少しずつ大きくなっていることだし。
そろそろ、畑を拡張しようかと、私は思っている。
人間が増えてきたら、その分食べ物も必要になってくる。
今はまだまかなえているし、もう少しで夏になる。
食べ物が豊富になるこの時期ならば、狩りをすれば備蓄もできる。
この里の人間くらいならば賄えるほどの備蓄量だ。
傭兵の皆にも、たくさん食べさせることだって十分できる。
昔に比べたら、すっかりと豊かになった里の状況に、私の心もついつい緩みがちだった。
「ふわぁ………。」
里の中心、ユグドラシルの根元で、私は休憩中だった。
ドリアードの網に引っかかるものもいないし…今は、本当に静かな時間を過ごせている。
いつぶりだろうか、こんなにも気を緩ませられる時間は。
ご案内:「ミレーの隠れ里」に火棘さんが現れました。
■火棘 > その欠伸につかれて、左右の肩に乗っかった火龍も欠伸を零す。
「けふー、レイカ畑をもう1つ作れ、それも離れたとこに」
のんびりとした中、これから気温もあがり季節の野菜もできてくるだろう
同じ場所で田畑を広げるのも悪くないが…何かの時のために
拡張するのではなく、少し離れたとこにつくれば…
何かの時にも田畑の全滅もないのではないか、と思ったから
■レイカ > 「え…離れたところに、ですか?」
肩に乗っているのは、この里の守護竜だ。
お願いして、この里を護ってくれるようにと頼み込んでから、ずっとここにいてくれている。
防壁がない時などは、本当にお世話になった。
そしてこれからも、お世話になることは間違いなのだから。
その言葉を聞いて、私は少し考えた。
確かに、離れたところに作るのも悪くはない。
しかし、その案は…私は少しだけ躊躇した。
「いえ…離れたところに作ってしまうと、管理が大変になってしまいます。
ドリアードに頼んでいるのはあくまで、この森に入る人間の監視だけですから。」
作物を見てもらうことはできない。
自分たちにできることは、自分たちでやらなければならない。
それに、離れたところに作ると動物に荒らされる可能性だって高くなってしまう。
だから、少しリスクがあるかもしれないが、この里の中に畑を作ることを考えている。
■火棘 > 「この里の中に作ると、広さが足りなくならないか?
もし、襲撃されたり何者かが妨害をしたとき…作物に被害がでたら困るのではないか?」
一か所にまとめるとの考えもわかるが、自らの一族の集落は点在しており、
何かあっても周辺から囲い込めて、滅することも可能であったから
それを思い出し、肩に乗っかかってたのから宙に浮いてクルクル回る
「これは案だ、例えばレイカの里を中心に外に畑でも、物置場所なり作る
そこを見回ることで、外部から接触の痕跡などもわかるのではないか?」
防壁はあれど、防壁の内側は子供らのいる住居もある
用心に用心を重ねた警戒からの提案
■レイカ > 「そのための備蓄ですよ。
別に、私だってその想定をしていないわけじゃありません。」
カキョクさんのいうことは、至極もっともだ。
何者かの襲撃があった時、作物へのダメージが一番心配されるところではある。
兵糧攻め、という兵法なのだがその対策もしてある。
なにも、すべて食べているわけじゃない。
台所の奥、地下にノームの結界を張ってある。
この里は精霊に守られている里だし、ウンディーネに空気を冷やしてもらって、保冷庫の役割もしてもらっている。
兵糧に関しては、私は少しだけ自信があった。
「カキョクさんの案もわかりますが…あまり点在させてしまうと、他のミレー族の里の襲撃の拠点にもされる恐れがあります。
ここは私達、この隠れ里だけが住んでいるわけじゃありませんから。」
だから、カキョクさんの案は今回は却下させてもらった。
苦笑しながら、空中をくるくると回っているカキョクさんに手を差し出す。
でも、心配してくれているのはわかっている。
最近は、子供たちともよく遊んでくれているようだから。
■火棘 > 「むうう…レイカがそういうのであれば、仕方ない
…でも、うちのもう1匹の竜が食い荒らすかもしれないから、気を付けておくように」
食べ物は大事だ、彼女なりに備蓄しているのも知ってるが
まあここは、彼女の管理する場所、これ以上の口出しはやめたが…
思いだした、大食いがいることに
ご近所さんだからと、彼なりに大事にしてくれてるようだけど
気づけば…子供らと一緒にゴハンを食べに紛れたりしてたから
油断ならない、彼の胃袋は人の姿でも竜サイズと思うほど、よく食べる
クルクル回ってると、手を差し出されて
手のひらに余る細がない体を丸めてとまる
■レイカ > 「………ああ、あの人ですか。」
確かに、もう一匹知り合いにドラゴンがいる。
確かにあの人はたくさん食べるし、子供たちもいつの間にかおやつをとられるといってきていた。
備蓄を考えても十分食べさせられるとは思うのだが…。
手のひらに収まったカキョクさんを首に誘導して、私は食堂へと向かった。
ちょうど時間もいい頃合いだし、何か食べようか…。
こうして、間食ができるのも里が裕福になったからだろう。
「クッキーでも焼きましょうか…それとも、何か手の込んだものでも…。」
お茶が取れたので、それを炒れようか。
しかし、何かお茶請けになりそうなものはあったかな…。
■火棘 > 「うむ…その人じゃ」
住処でもたくさん食べさせたりしているけど、空腹を訴えられることが多い
彼女の知らない竜同士のやりとり
この里の食べ物を食べすぎることを心配しておく
手のひらに乗ると器用に腕を伝いながら左右の肩に体を乗せて食堂に向かう
里にいるときは肩に乗っていることも増えて
移動もラクチンでいいことだ
肩に顎を乗せたまま寝そべりスタイルで話をきいていたら
「じゃあクッキーでいい」
手の込んだものも悪くないが、クッキーなら一度に大量に作れる
量があるものは、小さい子らとも一緒に食べるにも気兼ねしないので、そっちをリクエスト
■レイカ > でも、正直に言おう。
奪われて、この里が壊滅させられるよりもよっぽどいい。
子供たちが泣いて、この里がなくなってしまうことを考えたら。
明るく、皆が笑って過ごせているならば、私は構わない。
…とはいえ、食べ過ぎて里のものがなくなってしまったら、困る。
今度会えた時には、それとなく注意しておこう…。
肩に乗っているのは、以前のことがあるから。
それは私の不注意でもあったし、彼女の気持ちも考えなかった私のミス。
だからこうして四六時中一緒にいる事にしたのだから。
「クッキーですか、わかりました。」
取り置き、あったはず。
最近はこの里で小麦も作るようにしているので、お菓子を作るのも気楽になった。
調味料も手に入るようになったことだし、この里はもう食に関してはそこまで苦労することはなくなっていた。
■火棘 > 「でもまあ…お隣さん感覚ではいてくれてるので、狩りもしてきてくれるらしい」
差し入れというものだと、彼はいってた
彼なりにご近所さんを大事にしてくれてるらしい
揺れる肩に乗ったまま背中のほうに垂らした尻尾を揺らし
食堂に入ると、肩から降りて
床に着地すると同時に姿をヒトの形になり
テーブルに肘をつくようにして彼女が用意するようすを見てた
「まあ彼が狩りをしたら、私が丸焼きにでもしてやろう」
ふふっと楽し気に笑い、彼女の様子を眺めてた
■レイカ > 「あまりパワーバランスを崩さないようにも、言っておいてくださいね?」
彼らはドラゴンだ、このあたりにいるというだけで、かなり強い力を生み出す。
マナのパワーバランスが崩れてしまえば、このあたりのドリアードの力にも影響を及ぼしかねない。
そこにも少しだけ、気を付けておいてもらおう。
戸棚の奥から、クッキーの生地を取り出す。
寝かせておいたそれ、いい感じに発行が進んでいる。
あとは焼いてしまえば、すぐにでも食べられるようになるだろう。
あとは、お茶を入れて…少しだけ、質素だがティータイムにしようか。
「あまり強い力は出さないでくださいね…?
この間、ドリアードがボヤ騒ぎがあったと騒いでいましたから…。」
■火棘 > 「それは…難しい相談じゃ」
力加減を知らない自分、まだ彼のほうが、そういうのは上手かもしれない
頬を膨らませるようにしながら、微妙な調節はメンドウと言いのけるように笑う
「まあ……ぼやがおいても、嵐の竜もおるからの
すぐに消し止めてくれるだろうよ?」
対照的な竜の2匹だけど、仲もいいので性質的には都合がいいはず
怒らせさえしなければ、大災害も起こらないだろうけど
「いい匂いじゃの、小さいのも呼んでくるか?」
自分たちだけよりも、この里の小さいのも食べたいのではないかと提案し
■レイカ > 出来れば、彼らの力をフルに使う時が来ないことを祈るばかりだ。
この里のことだけではない、このあたりはとても珍しく、精霊の力が集中している場所だ。
もともと自然だったところ、ここのバランスを崩せば、おそらくもうミレー族の里を作ることはできない。
護られているばかりだからこそ、大事にしなければならない。
ドラゴンも、そして精霊の力も。
「あの子たちの分はまたあとで焼きますので…先に食べちゃって大丈夫ですよ?
今お茶も入れますので。」
お湯を沸かすことも、造作もないことだ。
猛虎の里は、何でもできるようになっている。
あとは…まあ、少しだけ買い物にも、時々行くので…。
「あ、そうだ…カキョクさん。
また、買い出しを今度お願いできますか?そろそろ調味料が…。」
■火棘 > 加減を知らないので、できることは
壊すか護か、極端だけどどちらかに徹すれば、それは遂げられること
「…いいのか?では…ほれ、レイカも一緒じゃ」
テーブルに座り直し、自分の正面の席を手を伸ばし
テーブルをトントンと叩く
もてなされるのも悪くない
「買い物か?ふむん…何が必要か、今度かってきてやろう」
人の姿でできることを頼まれると嬉しいのか、にこっと笑みを浮かべて彼女とクッキーを待っておく
■レイカ > 「クッキーが焼きあがったら、私もそっちに行きます。
先にお茶をいただいておいてください。」
久しぶりだ、こんなふうにのんびりとお茶をするのも。
テーブルをたたき、催促してくる彼女に軽く会釈して、クッキーの焼き上がりを見る。
まだもう少しかかりそうなので…先に私も、お茶を飲むことにした。
この里で採れたものばかりなので、美味しくないはずがない。
少し甘く作ったお茶は、気分もよくしてくれた。
「ええ、えーっと…砂糖とお塩をお願いします。」
そろそろ在庫が切れそうだ。
いつもの場所で、その二つを買ってきてもらえれば…。
■火棘 > なかなか珍しい者同士のティータイム
クッキーの用意をしてくれてるけど
一人待つのもツマラナイと彼女を呼んでみた
向き合うように席に着くと
満足そうに笑い
「んむ、砂糖と塩な、わかった、他に必要なものはないか?」
頷きながら彼女の欲しいものを聞いておく
調味料さえあれば、食材は豊富な里どうにでも料理もできそうなので
ほかにも勝手に買っておくつもり、自分の里にも近い東の調味料も置かせてもらおう
甘い匂いがしてくると、クッキーの出来上がりも間近だろう
もう少し久しぶりに友人とのティータイムを楽しんで過ごしてた
■レイカ > 「そうですね、あと二日くらいは持ちそうなので…。」
その時までに、あと足りないものを確認しておこう。
クッキーも焼きあがり、彼女のところに持っていく。
呼ばなくても、子供たちは匂いにつられてやってくるだろう。
久しぶりに彼女とゆっくりと、お茶を楽しむことが出来そうだ…。
「あ、そうだ…近いうちに子供たちを川にでも連れて行こうと思うので、またお願いしていいですか?」
久しぶりのティータイム…こんな時間でもないと、ゆっくりはできないだろう。
こんな時間が長く続けばいいと、私は…本当に、そう思う。
ご案内:「ミレーの隠れ里」からレイカさんが去りました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」から火棘さんが去りました。