2017/04/18 のログ
レイカ > 「…………?」

不意に、精霊の声が聞こえてきた。
耳に手を当てて、その声を拾い集めていく。
どうやら、ミレー族の里でなにかもめ事があったらしい。

人数は少ないし、たいしてかけらが不仲という訳じゃなかった。
なのに、もめごとが起きるなんて少しおかしい。
『どうした、そのもめ事っていうのは…?』
私は、精霊たちに声を届けながら詳細を聞いた。

まだ、里に戻ることはできない。
あの商人たちがこの森の中でどうなろうと構わないが、もめごとよりも困ったことがある。
それは、私の作っている弓の材料が今枯渇していることだ。
蜘蛛の糸、そして硬い木。
この二つのうち、クモの糸が足りなくて弓を作ることができない。
約束しているんだ、子供たちと弓を作ってあげると。

もめごとの詳細を聞きながら、私は大きく飛び上がった。
昔から、脚力にはとても自信がある。
足技、そして軽業に関していうなら、私は誰にも負けない自信があった。
木々を跳び移り、クモの糸が群生している場所へと移動していく。

レイカ > 話を聞けば、何のことはない。
ただ単に今日の私が作るパスタの取り分をめぐって揉めているだけだった。
確かに、私が彼らの食事を作っているけれど、そこまで美味しいのだろうかと毎日首をかしげる。
よくある味だと自分では思うのだけれども。

「まあ、いいか……。」

私は、少しため息を漏らしながら木から木へと飛び移っていく。
目的のものは手に入ったし、あとは帰ってみんなの無事な姿を見ることができれば、私の一日は終わる。
いくつもの裏切りにあい、いくつもの幸せを壊されたから。
私は今、世界を憎んでいる…。

「今日のメニューは、何にしようか…。」

でも、そんな私でもささやかな幸せを感じてもいいはずだ。
楽しい話、愉快な出来事はみんなで共有して辛いことは全部私が背負えばいい。
彼らを護るために、私は心を殺し、魔族になった。
頼りにできる人、信頼している人は……今は…。

ご案内:「ミレーの隠れ里」からレイカさんが去りました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」に紅葉さんが現れました。
紅葉 > 「多分ここ、かな…?この近くなら温泉、湧いてる所もあるはず、だし…」
ぴこぴこと尻尾を揺らしながら、地図を片手に少女はのんびりと歩いていた。
目指すはミレー族が隠れ住んでるという里、色々あってミレー族になった少女は、元々【温泉が湧いている居住できる場所】を探そうと思っているのも有り、ここまでやってきたのである。
この近くの山脈には以前滞在したこともあったのである程度は道がわかったけれど…整備されていない獣道が続き、やっとの思いでここまでやってきた。
…とはいえ、近くまでは来ているはずなのだが、まだ人気を感じられない。
少女は戦ったことがないので、そのへんは素人も同然だった。

「さて…と、えへへ、本当に同じような人、いるのかな…?というか、誰でもいいから…誰か、居ない、かな…!」

疲れた…と、そのへんの岩陰に腰掛ける少女。
いくら身体能力は跳ね上がってるとはいえ、元々子供の少女にとってはこの距離は流石に気が滅入った。
人も居ないし…といつもなら手で引っ張ったりして隠すスカートも普通にしているため、ショーツを魅せつけるような格好で体育座りという有様。
しかし…疲れているため気にする余裕もない、後ろに両手を付けば、大きくため息を付いて満天の星空を眺めているのだった。

ご案内:「ミレーの隠れ里」にハルクラム=メイプルさんが現れました。
ハルクラム=メイプル > 本日の依頼は討伐ではない、単純にミレー族が持っているという特産物の魔法品、あるいは農産物を決められただけ
買って運んでこいという役人の頼み事である。単に自身が足を運んでまでこの遠い山脈のふもとに向かおうとは
思わないからハルクラムを使役してるのだろうが、本人にとってはミレー族の里に来るのはほぼ初めてであり、
どんな所か、空気はおいしいのかなとかそんな想像をしながら来ている。

「ふぅー、だいぶ山脈も降りてきたけど、辺りは岩肌と点々の生える木ばかり…、ここに本当にミレー族の里って
あるのかなぁ?」

彼女は特段優れた身体能力はいつも出してないため、既に十分足腰疲れてきている。
だが敵に襲われた場合には当然背負っている矢筒と魔法の恋弓で迎撃は可能で、それを行うための体力も
温存している。やがて開けた岩場に出て、地図を片手に満天の夜空の辺りを見渡していると、
何かの精神体を感じたようで

「…んー?なんかいるの。」

彼女を覗きに行くように足を進め、そして少女が目に入る。見かけでは自分よりちょっと幼い位の赤い髪がなだらかに
降ろされたかわいらしい子に見えるか。あちらは結構疲れがきているようで、こちらが視界にあらわれて十数秒、
やっと気づいただろうか

紅葉 > 「つーかーれーたー…!…へ、わ、わ、わっ、み、見てたの!?」

疲れ切って脚をじたばたさせてた少女、こんな山奥にこんな夜中に誰もいるはずがないと高をくくっていたのだけれど、声がすると…一瞬硬直し、慌てて立ち上がってスカートをぐいっと引っ張ってく。
あまりにも無防備だったため、暫く覗いていたのなら下腹部に刻まれた淫紋まで見えてしまったことだろう。
目の前の彼女をよく見れば、自分と変わらない身長だけれど角や尻尾が生えていて…何より、スタイルが凄くいい。それに…可愛い顔立ちで、少女はほんのりと顔を赤くしてしまう。

「…こ、こんばんは…貴女もここに用事があってきたの…?私も、なんだー…でも、結構疲れちゃった…」

同じくらいの身長というのもあり、初対面とは言え気さくに声をかけていく。
もともと種族間にあまり偏見がないため、彼女が異形の姿をしていても気にせずに距離を縮めていった。
ぱんぱん、と白いワンピースのお尻の辺りを手で払うと、ん…と一度大きく背伸びをして振り向けば、漸く人に会えた喜びからか、心底嬉しそうに彼女に向けて笑みを浮かべるのだった。

ハルクラム=メイプル > まあ彼女は誰も此処には来ないだろうと高をくくっていた所あっただろうから、あたい程度にも驚くのは
しょうがないだろうと、ただハルクラム自身も油断していたのが、誰もいないから尻尾や角を隠していなかったことである。
ここは異種族も普通にいる所なのだからまあ別に咎められることはないし咎めはしない。ただ、この座り込んでいた少女
の下腹部に目をやれば、ハルクラムならよく知っている淫紋がくっきりと映っていたため、きっとこの先の里の
ミレー族ではないだろうと理解し

「んー、かわいこちゃん、疲れたのかなー?あと、初対面なのにそう気さくに声かけてくれるなんてちょっとうれしい
 なぁー。ふふ、あたいも疲れたねぇ、ちょっととなりで休ませてもらうの…」

ハルクラムも初対面の人に人見知りしないタイプだし、そもそもこの少女が別段何か脅威になる力を持ってるとも
思わない。ただ少し顔を見やれば、自身の身体に少し惚れていたような感じだったため、それと彼女の淫紋の事も
考慮すれば、きっとこの子は【開発済】なのかもしれないと。

「あたいはハルクラムっていうのよ、ふふ、ギルドハンターの仕事で、これから里を見つけて商売をしてくるつもり…
 あと温泉とか、入浴できる所があったら入ってみたいし。あなたも一緒ならいいなぁ。名前はなあに?」

紅葉 > さっきまで気を張っていて、一度腰掛けてそれが抜けてしまったからか、ふぁぁ…と人前なのに欠伸を零してしまいつつ、目をぱちくりとさせながら彼女のことを見つめてく。
気にしないとは言ったものの、そもそも異種族自体見慣れていないのだから、どうしても興味津々と言った様子で彼女を見つめてしまう。
浮かれてる気持ちが耳にも現れていて、ぴこぴこと耳が動き、頬もますます赤く染まってしまうのだった。

「か、可愛い…かな?その、貴女も凄く可愛い、うんっ。ぁ、いいよ…私も疲れちゃったし…私は住む場所を決めに来たんだけど、貴女はどんな用事で来たの…?」

隣に腰掛けてくる彼女に、ほんの少しだけ体重を預けるように肩を寄せていく少女。
むちむちとした肉感が肌に触れ、ちらちらと赤い顔で彼女の方を見ては、恥ずかしそうに俯いてしまうのを繰り返してしまう。スカートはぎゅ、っと抑えたままだけれど、それでも元が短すぎるため、隣の彼女に太腿やショーツが見え隠れしてしまうのだった。

「わ、私は紅葉、っていうの…温泉は前入ったんだー、ここからはちょっと離れてるけど山の中にあるから、そこまで行けばわかりやすいかも。
この辺にもあればいいんだけどねー…あったら、一緒に入りたいな…私も。疲れちゃったもん」

ハルクラム=メイプル > 見かけ通りのあどけない少女かな、と判断して、この子を弄って遊べるなら遊んであげようかなぁとも思いつつ、住む場所を決めに来たと聞けば彼女はもともとミレー族でもなさそうかなと推測を深めていって。

「んー、あたいはこれでももう君と比べたらずっとおばあちゃんなんだからぁ…、ふふ。用事は単に商売、この先は言えない
んだけど、ミレー族を傷つけるつもりはないから安心してねぇー」

彼女が自身に体重をかけて自身の肌に少し埋もれていく。少しぽっちゃり目というか、あまり運動していなくて筋肉の無いその
身体は、枕にするには心地いいだろうか。見え隠れする彼女のふとももがまたいやらしく、それを含めて全身が、男ならきっと
虜になるだろう華奢でよくできている…ハルクラムは女だが、少女付き合いも経験多く、なおも興味はたくさんある。

紅葉…、読み方はくれは、らしい。彼女が言う事には、温泉はここらにはいっぱいあると聞こえるから、とりあえずここで疲れが取れた
所でもう人歩きしてみようと思いつつ、自身に身体を預けている紅葉を置いていくことはできないと、彼女が動くまでは仮眠を
取るつもりで

紅葉 > 見られてる気がする…と、気恥ずかしさを覚えつつも、それならば…恥ずかしがって俯いてた視線を彼女に向け、キャミソールで色々剥き出しの腕とかにも自分の体を寄せ、少しずつ身体を近づけていく。隣に座ってくるのを考えると、少しくらい甘えてもバチは当たらないだろう、と。

「わ、ご、ごめんなさい…で、でも凄く可愛いのですっ。…商売ですかー…私は、まだここに来て間もなくて…家も見つけないといけない有様ですからね…
ん、疲れちゃいました…街から歩いてきましたし。ここで寝ちゃうのは危なそうだけど、今日は動きたくないかも…」

はぁ…とため息をつきつつ、彼女のその柔らかさに疲れてた顔も緩んで、目を細めていく。少しずつ気を許していったのか、スカートを抑えてた手も膝の上に置かれ、下腹部が無防備に彼女の前に晒されていく。最近覚えたばかりのそういう行為のせいで、少女は隣りにいる彼女のことをかなり意識してしまってるようだった。

だから…疲れてるから、と言い訳して、ぎゅ、っと首筋に両手を回して彼女にくっついてく。
ふに、と胸元を押し付けながら、しなだれかかるように体を預け、目をそっと閉じて彼女の感触を堪能しようとしていた。

ハルクラム=メイプル > 彼女がここにいたい、というならばハルクラムも体をゆったりと地面に沈め、紅葉に体を遊ばせつつもゆったりと眠りに
就く事にするだろうか。当然彼女が無防備でいるなら、こちらは万一の為に睡眠の際でも神経は尖らせたままで。
ハルクラムの胸は広くてまだ浅いが、元々肉質なためか揉み甲斐はあるだろうか。こうやって会ったばかりの少女に甘えられるのも
悪くはないと、ハルクラムは内心微笑ましく思い仮眠を摂るのだった。

「…いいこいいこ…しっかりぃ甘えなさいねぇ…、元気になったら、里でも、温泉でも探そうかぁ…」