2019/05/30 のログ
■キルド・ニッヒト >
怪訝そうに首を傾げながら、ケーキを目の前に
「――食べないんですか?」
それとも食べさせたほうがいいのだろうかと思案して。
「…………発情期ですか?」
ふと、知識を掘り起こしたそれをつぶやいた。
「それで食欲ないとか」
■フィリオソリス >
ぷつーん――という音が聞こえた気がした
「き、きき、きさ、きさまー!?」
みれば彼女は顔を真っ赤に染め、黒曜石のようであった髪もまた赤くきらめいている
ケーキの上の生クリームは『あ、この温度はむりっす』とばかりに流れ落ち
大理石でできていたのであろうテーブルはくにゃりと頭を垂れはじめていた
先ほどの溶岩地帯よりもさらに気温は上がっていき
その場にいるだけで命の危機を感じ始めるかもしれない
■キルド・ニッヒト >
「……え――」
予想外の大噴火であった。
心配の言葉だったのに。流石に、これは――こま――
「――……」
動く。ひゅんっと――見れば、いつもどおりであれば見える
行動だったかもしれないけれど。今は怒りがあるからか――
反応が、遅れて――
「勿体無いです」
ひょいっとケーキを口に放り込んだ。
そして、全力疾走で。距離を取る
■フィリオソリス > けれども放り込まれたケーキは端から炭化する
指先も危なかったかも知れない
ぐんぐん上がる気温は生命の活動限界をはるかに超え
石造りの調度品はいまやマグマの一部となり足下で赤く輝いている
服も当然のように燃え上がりそれは炎を纏っているかのようであった
「帰れ!」
気恥ずかしさもあったのであろう彼女は自分自身でさえそれに気付かず怒鳴り散らした
■キルド・ニッヒト >
「……?」
首を傾げ。しかし、今近づけば。間違いなく死ぬことを意味しているので
「また、来ます」
次は、そう。ちゃんとしたケーキを食べさせられるようにしよう。
あと、もう、この質問はやめようと、心に誓ったのであった
■フィリオソリス >
その返答が聞こえたのか聞こえなかったのか
だむだむと地団駄をふむ様子は未だ子供であるようにも見える
もはや何に怒っているのかよくわからなくなっている彼女の怒りが冷めたのはその三日後のことであった
その間、マグメール王国で微細な地震が何度も観測されたとかされなかったとか…
ご案内:「ドラゴンズネスト」からキルド・ニッヒトさんが去りました。
ご案内:「ドラゴンズネスト」からフィリオソリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアヴァールさんが現れました。
■アヴァール > 「あー……ねみ。鴨が葱背負って来ねえかねえ。ひひ、それかちょっくら遠出するか。」
九頭龍山脈、山賊街道。
その名の通りに山賊が多数出没し、被害が多く聞かれるその山の麓の街道の道中を堂々と陣取る複数の見るからに柄の悪い男達。そして、『戦利品』。
肉おなほ感覚で人権もなければ気遣う気もなく、ただ暇潰しの慰み者として先日奴隷商から強奪したミレー族の雌や、護衛を付けていれば安全だと馬車で遠出し遊びに出かけていた世間知らずな貴族の娘、悪事を正すべく有難い説法を説きに来るも聞く耳持たず体で愛を証明する羽目になった修道女等らを鎖を付けた首輪を嵌め、服を剥ぎ取り粗暴で粗悪な山賊達は皆思い思いに性の捌け口として凌辱して時間を浪費していた。
そんな山賊達の長に最近首を挿げ替えて成り上がった異様ないでたちの男は木箱を椅子に使って品無く座り、雌犬の如く四つん這いにさせ屈辱と恐怖で表情を歪める身の程知らずにも最近目に余る被害を拡大させている自分達を討伐に来てあっさり返り討ちに遭った女騎士自ら腰を動かし奉仕させながら退屈そうに右膝に右肘を着いて欠伸を漏らし。
借り物の力ですっかり増長しきった男は完全に自分なら何でもできる、何でも許されるという偽りの全能感と万能感に酔っており、口答えするならたとえ子分であろうと始末する為誰も意見できなくなった山賊達へ振り向きながら次は奴隷漁りにミレー族の里でも探すか、いいやたまには漁夫の利でも狙って砦か戦場でも襲うか、もしくは貴族の家でも襲撃するか等ゲラゲラ下品な笑い声をあげ悪事を企てて。
下衆め、と小声で吐き捨てた女騎士の悪態にぴくりとこめかみを痙攣させ笑い声を止めれば、ばしんッ、と赤く手形が残る程強く尻肉を叩いてから身を乗り出し後頭部を抑え地面に顔を押し付けさせ肉便器が余計な口をたたくなと小物故に自分を貶める言葉を赦さず、乱暴で配慮など微塵もない暴力的抽送で悲鳴とも嬌声ともつかぬ声をあげる女騎士に子種を仕込むべく避妊する気などなく子宮に精をたっぷりと吐き出し。
しかし怒りは収まらず、興醒めだと萎えたちんぽを引き抜けば街道から離れた岩場や茂みに控えさせていた魔物を呼び寄せ、女騎士を魔物達の苗床として与えてやることにして。
■アヴァール > 八つ当たりで銃口を向けられて、そのまま血霧となってしまった仲間も見てきた部下達からすれば明らかに機嫌を損ねた山賊頭の様子に戦々恐々としていた。
だが、幸いそれ以上八つ当たりするようなことはせず、一刻程経過した後には狩場を移す事にした。
次に狙いを定めた場所が何処なのかは、被害の報告がギルド等に届けば何れ分かる事。
確かなのは、報告があがる頃にはその場所はもう山賊一味によって散々に荒し尽くされ、壊し尽くされ、犯し尽くされた惨状だけが残されている事になるであろうということだけだ。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアヴァールさんが去りました。