2019/02/02 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中 自然温泉」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 「おお……さむさむ。早く入らないと風邪引いちゃうよ」

温泉の近くから飛び出る全裸の男。
駆け足で温泉の中に入り、一息つく。
一応、剣は温泉の近くに持ってきているようだが、温泉の成分で腐食しないよう、鞘に入れて、荷物を入れたバッグの横に置いてあるようだ。

「ふぅ……偶には自然の温泉も良いねえ……」

九頭竜の水浴び場も良いが、こういう自然の中にある温泉というのも乙なもの。
葉を落として寒々とした木々を見ながら、ほう、と息をつく。

クレス・ローベルク > ある程度景色を楽しんだ所で、男は「そろそろ良いかな」と呟く。

「へへ、温泉といえばやっぱりこれだよね……と」

温泉の中から鞄に手を伸ばし、中身を漁る。
そして、その中から取り出したのは、酒瓶だ。
東国の清酒をわざわざ買って来たのだ。
男は直接瓶から口につけて、酒を飲む。

「うーん、美味しい。身体がリラックスしてるせいか、余計に美味しく感じるなあ」

クレス・ローベルク > 「つまみはどうするかなー。ジャーキーとカマボコ、どっちがいいかな」

口寂しくなったのか、そんな事を言い出して。
がさこそとカバンの中身を漁る男。
しかし、少し経つとやや苛立った様に眉根をひそめる。

「っちゃ、しまった。つまみを入れた袋、鞄の奥まで入っちゃったのか。面倒くさいけど奥まで手を突っ込むか……」

より鞄の奥まで腕を突っ込む。
やがて、目的の袋を手の中に掴むことに成功。
そのまま、引きずり出す。

「……あ」

しかし、酔っていた彼は忘れていた。
中に入っていたのは酒瓶とつまみ入りの袋だけではなく、後で読もうと思っていた本や、仕事で使う書類なども入っていたことを。
そして、それらが引く腕の動作とともに一緒に鞄の中からこぼれ出て、

「あ、あああああああああああああああああああ!?」

温泉の中に入った。
慌てて温泉の外に出すが、どれもインクが滲んでいて読めたものではない。
そもそも本に至っては、ページとページがくっついてしまっている。

「くそおおおおおおお!なんてこったあああああああ!」

九頭竜山脈に、男の罵声がこだました。

クレス・ローベルク > 「……」

死んだ目で温泉に浸かり続ける男。
どうやら、被害回復から、現実逃避へと戦術をシフトしたらしい。
その後、男がどれほど怒られ、どういう処分を食らったのか。
それはまた、別のお話

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中 自然温泉」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 港湾都市ダイラスから王都マグメールまでの一人旅の途中。
冒険者ギルドにて王都宛ての私書を届ける依頼を受けている遊牧民は夜の山中に動物の居ない小さな洞窟を見つけ、そこで一晩野営をする事にした。

幼い頃から野外を移動しながらの生活だった。手慣れた手付きで火をおこし、寝袋を整える。
その焚き火には小さなポットが吊るされ、洞窟奥にあった温水を汲んでお湯を沸かしている。
そこに目の荒い繊維で包んだお手製の茶の葉を入れたら、まもなくふんわりと紅茶の香りが周囲に広がる。

「ふふ、いい匂い……!
お茶で身体を温めたら、明日に備えて休もうっと」

手元にカップを用意しながら、ひとり目元を綻ばせて。
香りは洞窟の周囲の山中の木立へ。そして、近くの街道のあたりにまで漂って。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > (そんな、どこかのんびりとした雰囲気さえ漂う、洞窟の――外側から。
暗い暗い闇が淀む木々の間……)

「お゛あ゛あ゛ぁぁ……」

(怨嗟じみた、或いは呪いじみた。
この世全てに対した呪詛じみた、不気味なうめき声が響き始める。
ズルリズルリ、地面を這うような、不規則な移動音。
速度自体は遅いものの、確実にと、ソレはたき火の方へと近づいて。
やがて影と光の境界を突き破り、人の手らしきモノが明かりの内側へと侵入する)

タピオカ > 「……!
魔族……?幽霊……!?」

(一瞬で中腰まで立ち上がり、いつでも抜き打ちができるように曲刀の柄に手をかけた。
聞こえてきた声はまるで、愛別離苦に求不得苦の末に冷たい井戸の底に身投げしてしまった長い黒髪の女性のようでもあったし、口を塞がれたまま十字架にかけられ、足元から火で炙られた男の人のようでもあった。
けれどどこか、確かな聞き覚えも伴っている。小首を傾げつつも油断なく身構え。
……といっても、身のこなしや隠密殺法に長けている彼が本気になればひとたまりは無いだろう。

状況はわからないが、人の手らしきものが陰影として現れると)

「ひっ……!」

(小さく息呑み、一歩後ずさる気配)

アシュトン > (どうにかこうにか微かな腕と脚の力で身を引きづり、洞窟の中へとやってくるのはややボロついたコート、らしきモノを羽織った人の姿。ぱっと見、ゾンビか何かである。
顔は地面に向けて伏せられており、よくと見えない状況では、あるのだが。
しかしながらと、進もうとしている方向の先から聞こえてきた声に、ピクリと動きが止まった)

「ちょ……ちょい、待ち……大丈夫だ、生きてる…かろうじて。
というか、俺だ……なんか凄い久しぶ――ぐふぅ……」

(プルプルと生まれたての仔羊か何かの様に震えながら顔を上げれば、随分やつれた顔で曖昧な笑みを浮かべる。
顔色は悪いが生きてはいるようだし、泥に汚れてはいるが誰か判別はつくところだろう。
そして挨拶も程々に、力尽きでもしたのかベシャリと顔面を地面に突っ込ませるのであった)

タピオカ > 「ゾン……ビじゃなくてアシュトン!?アシュトン!?アシュトンなの!?
なっ、何があったの?ボロボロなの!?息して!ちゃんと息して!?あ、あっ……!」

(すっかりすり減らしてしまったコートを羽織った姿がついぞ現れ、見知った親しい顔も伏せったままだけれど纏う雰囲気は久しぶりに出会った彼に違いない。
むしろ手練れのシーフ兼野伏の彼がどんなクライシスな状況を経たらこんな風になるのかと混乱しつつ、慌てて帯びかけた剣を戻して両手をわたわたさせ)

「久しぶりだけど!久しぶりに会えて嬉しいけど!
そのぐふぅは死んじゃう時のぐふうだよ!?
まって、まだ死なないで、ほらあったかいお紅茶!
あったかいの飲んで元気だして元気!」

(顔ごと突っ伏してしまった相手に動揺すると、ほどよく紅茶色に染まったあたたかい飲み物を急ぎ、用意する。
小瓶から蜂蜜注ぎ、ナイフでレモンを輪切りにして。
果肉がうっすら浮く紅茶を、ふぅふぅと冷ませば少し口に含み。両手で首を抱き起こしつつ、口移しで相手の喉へと注ごうと)

アシュトン > 「いやぁ……変な毒持ってる魔物に襲わ………抜けるの待ってた、ら、食料が…無く……山中彷徨……」

(顔を地面に伏せた状態のままなので、所々聞き取りにくいというか声自体もだいぶ掠れている様である。
何とか匂いをたどってここまで来た訳であるが、奇跡的にか見知った人物と遭遇。
救いの女神と崇めたいところではあるのだが、如何せんそんな体力もないご様子。
なんだかヤバそうな痙攣が所々に見て取れるのは、きっと気のせいではない)

「俺も…嬉し……ごふっ。
あー、まずい……死んだ筈の爺さんが、川の向こうで手を振って――……んごっ、ふ、ごぐ……」

(声自体は落ち着いている、のだが、見えてはいけないモノが見えつつある。
彼女が準備を整える間に若干ピクンピクンしていたのだけれども。
口移しで温かな液体が分け与えられ始めると、絶食で喉が閉じていたのか全ては呑みこめず幾らかは口の端からこぼれてゆくものの、少しずつ呑みこむ音も聞こえてきた)

タピオカ > 「アシュトン~~……っ……、もっと自分のこと大事にしてよー……。ほんとに、……今日僕がここに来ててよかった……」

(軽くむくれっ面作りながらも、この様子だととても1人で野党にも魔物にも襲われない安全な場所まで逃げ込むのは無理ってほどまで消耗してそうな相手のことを心配し。奇妙な痙攣走る手首をきゅぅと握って元気づけ)

「うわああああ待って!もうちょっとでいいから待ってー!
おじいさんまで手を振っちゃだめー!
その川渡ってもだめだからね!
渡ったら戻ってこれなくなっちゃう!
怖い人から行き先告げられちゃう!」

(身体から漏れつつある魂を押さえつけるように、ぎゅーっと強く抱きしめたりもして。
口端から溢れるのも構わず、相手の半身を起こしての膝枕。紅茶注いだカップと彼の口元を何度も往復させていく)

アシュトン > 「はっ……はっ…はっ…油断した、かも、なぁ……
ここで会わなかったら、本当……死んでた、わ」

(目の焦点が何処か朧げなままである。とは言え、現れた直後に比べればマシになったかの様に見える。
状況が好転したお陰で、安堵した部分も大きくあるのだろうけど。
手を握り返す余力は無さそうだが、体温と脈はちゃんとあるようだ)

「もう、ゴールしても……ケホッ。
はぁ、はぁ……なんか久しぶりに、ヤバイもん見た、ような気がする。
大丈夫、まだダルいけど、峠は越えた。いや、本当に助かったよ……まさに地獄に女神って奴だな」

(小さく肩を揺らしつつ、口の端を軽く上げる仕草は、どうにかと普段の様子へと近づいてきたらしい。
ややタプタプになったお腹を片手で摩りながら、どれだけ振りかと言える柔らかな枕に、頭を預けていたのだが)

「…………まだ毒抜けきってないのかよ」

(下腹部の辺りに視線をやって、神妙な顔つきになる。
どーやら毒で麻痺させたあげく興奮作用であっちを元気にし、後は死ぬまで精を絞り続ける化け物だったようで――残念ながら、女性型じゃなくて触手の群体だったけどな!
全身ボロついて気力がひとかけらという状態にも関わらず、仰向けに寝っころがった下腹部の辺りが妙に元気そうにしていた)

タピオカ > 「ふぅっ……、良かった……。
次会う時はお墓の前、なんて絶対許さないからねー?
……なんてね。
前に会ったの、秋の頃だっけ。……アシュトンにとって災難だったけど、……、それがあってからこそこうやって会えたのかな。
あはは、女神なんて言ってくれたら嬉しいな」

(ここに来るまでに、そしてここに来てからもうつ伏せにつっぷして汚れてしまった顔を懐から取り出したきれいな布でぬぐって。ほっと肩の力を緩めて笑いかける。
もしかしたら彼がその魔物にやられなかったら、山賊街道ですれ違っていたのかも。と思うと不思議な縁だ)

「毒って、まだめまいとかする……?
……って、ゎっ……!……、あ、アシュトン……。
……アシュトン……。……いい、よ……。
アシュトンの身体に回った毒を抜くの、……僕に、手伝わせて……?」

(いつもの様子かと思えば神妙な調子。不安そうに相手を見つめるも、毒気の意味が違っていたらしい。仰向けのそこからそそり立つ小さなテントの様子にかあぁ……。頬が紅色に染まり。恥ずかしそうに、彼の下腹部を悩ませているものを自分で解消してほしいと強請ってみせ)

アシュトン > 「墓があればいい方だよねー、いや笑えない話だけど。
もう、そんなになるか?随分と仕事であっちこっち飛び回ってたからな。感覚がマヒしてるかも。
少し落ち着いてきたなーって思ったら、このザマさ。いやはや、運がいいのか悪いのか。怪我の功名ってやつかい?」

(やや力は抜けてしまっているものの、冗談でも口にする余裕位は戻ってきてくれているらしい。
なんとか洞窟までやってきたはいいものの、野盗とかのキャンプだったとしたら、ぞっとしない。
それこそ、キャンプ跡に残る謎の人骨、位にしかならなかっただろう)

「いや、気持ち悪さは殆ど、ないんだが。まー、暫く休んでいれば落ち着くとは思うんだけどさ。
あーいやー……彷徨って暫く体も、洗えてないからな……まぁ、その……無理はしない程度で、な?」

(視線は左右に揺れて悩んではいるのだが、生死の境を切り抜けて落ち着いた分、そちらの方へとどうしても意識が向かってしまうらしい。
命に係わる状況、ではないのだが。考えた後に一息零せば、そんな前置きと共にお願いすることにしたらしい)

タピオカ > 「風任せのアシュトンを安全で退屈な街の壁の中につなぎとめることはきっとできないと思うけど、……。アシュトンが急に姿を消したりしたら心配する人がひとり居るって覚えておいてね。
全くアシュトンの足音が聞こえなくなってたから、もうこの国の外にお出かけしちゃったのかって思ってたよ」

(怪我の功名と聞いて、笑うような少し泣くよな。そんな顔つきになって瞳は細められ。彼が生きてる事を確かめるように、もう一度きゅぅと抱きしめる。風化していく骨にはなってほしくないなとばかり)

「僕はお手紙の依頼を受けてゾス村経由でマグメールに戻るとこだったから、食料も予備はあるよ。膝の上でゆっくりしてもらってもいいけど……。
――ううん、……僕、アシュトンの匂いすきだから。大丈夫だよ。……それに……。僕も……、久しぶりに、……アシュトンと……。……えっち、……したくて……。
……じゃあ……、お口で吸い上げてあげるね……?」

(そのまま休憩するに足りるほどの食料はある、と言っておくものの。毒気にみなぎる彼のように、自分もまた彼への渇きを覚えていて。それを口にするのも恥ずかしそうに目元が染まる。下腹部にそっと手を添わせ、形を指先で丁寧になぞりながら少し微笑むと、寝袋を引っ張って簡単な枕にして。
仰向けの彼の下腹部に顔を埋め。口先でファスナーを下ろし、下着をめくって肉棒を露わにする。雄の、彼の匂いの濃厚さにうっとりと睫毛を伏せると、……ちゅっ……。先端に口づけをして。肉竿を片手の手のひらで上下に扱きながら、陰嚢を舐め回し。舌で持ち上げ、口に含んでしゃぶり)

アシュトン > 「こういう仕事をしていると、どうしてもね。そうだな、それについては肝に銘じておくよ……今回は運が良かったが、気を付けんとな。
外国の仕事も受けてたせいか、予想より大回りになっちまってな。年明けも他所で過ごしちまったよ」

(戻れるのなら早めに戻りたかったが、とでも言いたいように顔を横に振ってからちょいと肩を竦める。
そういう死に方をする覚悟は出来ているが、それを良しとするかはまた別の話といった所か)

「俺も後は帰るだけだからな……どっちみちこの状況で続けるのも無理だが。折角だし、邪魔にならないようならついていってもいいかな?
それについちゃ、……俺もな。身体が元気だったら、そのまま押し倒してたかも、知れないな。
んじゃ、お言葉に甘えて……っ、ん……だいぶん、敏感に、……なってるな…っ」

(指が這えば、そこは確かに固い姿を形作っていて。伝わる熱に反応し、跳ねる。
軽く身体を動かす位は出来そうだが、彼女の介抱に甘えるとしよう。枕代わりの寝袋に後頭部が埋もれると、息をゆっくりと吐き出した。
やがて、近づいてくる微かな息にさえ、そこは期待を見せているかのようで。ファスナーを降ろされ、解放された肉の杭は勢いよく姿を現し。先端からは微かに先走りを滲ませながら、普段よりも更にと濃い雄の匂いを漂わせている。
柔らかな唇が触れた途端、腰からピクリと大きな反応を見せ。呼吸は早くも、喉で詰まり。
心地よさげな吐息を繰り返しながら、小さな手の中で怒張は更に熱と肩さを増し。精を溜めこんだ睾丸は、触れるだけで分かる程に張りつめていた)

タピオカ > 「ふふっ……!いいよー!
病み上がりのアシュトンがちょっと心配だから、一緒に行く!
久しぶりにアシュトンと喋りながら帰ってみたいし。
同じ道を歩いて帰ろ!」

(積もる話をそうやって消化してみたいとばかりに声音が弾む。1人旅も好きだし、誰かと一緒の旅も好き。
それが気心知れた相手なら、なおさらで)

「アシュトンが元気なら……。
ふふ。……今こうしてアシュトンと会うのも久しぶりだけれど……。
……アシュトンに痺れ薬、盛られちゃいたいな。
薬盛られて、痺れて動けない僕のこと……。犯してほしい、……かも……。
――んっ……、んっ……!
っはあぁぁぁ、……ぁっ、……あっ……、ピクって、してっ……、
気持ち良くなってくれてるんだね……。ふふっ……!
もっと、……はあっ、……、はあっ……、
もっとアシュトンのこと、気持ち良くしたげるの……っ!」

(彼が元気なら。最初彼と対面した時みたいに無理矢理されてみたい、なんてはしたない事を言って。ちら、と伺うよに相手を見遣って。
――怒張の反応や先端ににじむ雄汁の匂いに、甘い鼻息を吹き鳴らし始め。丸く張り詰めさせた睾丸にも。ちゅ、ちゅっ。左右にキスを預けて労うように皮を柔く唇に挟んで引っ張って。それから両手でエラの溝を掴んで上下へ扱き、親指の腹で裏筋を押し込みながら亀頭をれろれろ舐め回し。
……やがて、あん、むっ……。口の中に包み込む。
温かい唾液が肉棒を包み、息を吸って肉圧をかける。
じゅぷぅ、じゅぷ。淫らな水音立てながら、顔を上下へ揺らす。唇の裏を、下唇で引っ掛けるように刺激して。徐々に動きを早めていく)

アシュトン > 「そう言ってくれると助かるよ。ここから一人で帰るのは、まだ少し不安でね。
移動中の話相手位なら、出来るだろうさ。俺が知らない間に何かあったかも、興味があるしな」

(物騒な事態になったら、後方援護が暫くは関の山っぽい感じではあるのだけれども。
二つ返事に唇で弧を描けば、こくこくと頷いた)

「助けてもらった恩返しに、そうしたいのは山々なんだが……今タピオカに盛ると、共倒れになりそうなんだよな。
幾らか回復してから、かなぁ。その時は、気持ちよくなり過ぎても逃げれない所を、おかしくなる位、犯してやるからな。
しかし、動けない所をレイプしちゃうのが恩返しってのも、不思議な話に聞こえるけどね」

(最低限自分が十分動けないと不味いので、回復状況次第だろうか。
くくっと、喉元で笑うような声がする。他人が聞いたらそれこそなんじゃそらである。
とはいえ、お互い同意の元ではあるし。ある意味では信頼関係に基づいたSMの様な物、なのだろうかと)

「っ……んっ、は、口でするの…随分、上手になった、な……あぁ、凄い、気持ちがいい、ぜ。
これは、ちょっと……我慢、できない…か、も……っ」

(大気を求めるように、頭を逸らせ、首元を晒し。手の動きに合わせ、肩が規則的に揺れ動く。
睾丸の重みは、放たれるときをまつ精の量そのもので。扱き上げられるたび、舌が触れるたびに、滲む粘液につれてその匂いが洞窟内へと漂う。
そして、全体が柔らかで、温かな感触に包まれる。
きゅっと張り付く粘液と、舌の動きと、引っかかる唇と。
男の快楽を的確に上り詰めさせる動きに、思わずと延びた手が彼女の頭へと触れ。
力の籠る指先から、その様子はしっかりと彼女へと伝わってゆき)

「っ、ぅっ!」

(一際大きく、腰が跳ねる。
奥歯を噛みしめるような声と共に、溜め込んでいた白濁は一斉に堰を切って。
粘液というよりも、半ば固体、と言ってもいいだろう。
強い匂いを伴った精液は、小さな口の中一杯に、むしろと溢れ出してしまう位。
脈動に合わせて、咥内や食道、胃も犯して穢していく)