2018/11/03 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 九頭龍山脈の山奥、何か前よりも奥深くになった場所。
木々に囲まれた獣道、そのど真ん中に少女が倒れていた。
その側に、ぽっきりと折れた少々太めの木の枝が落ちている。
もし誰かが通り、上を見る事があるならば、それなりに高い場所にある太い樹木の枝が一本折れているところが見えるだろう。
普通に見れば、あの枝が折れて少女に命中…と考えるかもしれない。
もっとも、それを間近に見れば、折れ方に違和感を感じるだろうが。
まぁ、真実はこうである。
「………閃いたのじゃ!
複雑な力の繰りが無理ならば、単純な力を要所要所で使えば良いのではないか!
ふっ…さすがは妾じゃのぅ」
結局、長々と歩けど出口は見えず。
歩く以外の方法を思案、との流れとなった。
そこで浮かんだのが…この案だ。
そう、いくつもの力の操作が必要なものは使えない。
ならば、一つの力を使い、それを誤魔化し誤魔化しいけば良い。
飛ぶ、ではなくて跳ぶ、ならば使う力は単純だ。
今の自分は軽い、力を加えればかなりの飛距離はいけるだろう。
だが、それだけでは着地で酷い事になるのは明らか。
そこで、適当な距離を跳んで、軟着陸をすれば良い。
これならば、そう難しくは無いし、歩くよりも十二分の距離を移動出来る。
で、少女は実際にそれを実行に移した。
うん、今、自分がどんな場所に突っ立っているのかも忘れて。
さて、これで答えが分かった事だろう。
…そこ、間抜けとか言わない。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にナルさんが現れました。
■ナル > ふわりふわりと地面から30センチほどを飛びながら進む少女。
鼻をすんすんと鳴らし持ち前の嗅覚で行き倒れ(?)の狐少女の元へと近付いていく。
「おなかすいた」
行き倒れが死んでいたら美味しくいただこう。生きていたら少しだけ(色々と)吸って山の麓にでも寝かせておこう等と考えて少女の元へとたどり着く。
「おー、狐だー。生きてるー。」
そう呟いた背丈90センチそこそこのキメラ少女はすっとタマモの側に降り立ち、恐る恐るといった様子でつついた。
■タマモ > ぴくん、少女の耳が揺れた。
例え小さくとも、基本性能に劣りはないのだ…多分?
と、耳に届いた相手の呟きに、もぞり、顔だけ上げた。
視線に見えるのは…思いの外に小ぢんまりとした、少女の姿。
「………お主、今、妾を見て言ったか?
ともあれ、どう見ても妾は生きておるよな?そうじゃろう?」
がしっ、近付き、小突いてきただろう、その手を掴む。
向ける視線は、こう…じと目だ。
ちなみに、よく頭を見てみると、たんこぶが出来ているのに気付けるかもしれない。
■ナル > 「んー?生きてる、喋る。でも元気無いね?痛い?」
更に手を伸ばしタマモの頭にできたたんこぶをそっと撫でた。
こっそりと規格外な聴力でタマモの心音をモニタリングしているが異常は特に見当たらずさてどうしようかと考え込む。その間ずっと狼耳がピコピコ揺れていたので何かをしていたことを察せられるだろうか。
「どうする?それか、してほしい?」
一拍置いて発した言葉は脈絡の全く無い問い掛けだった。
■タマモ > 「いや、生きておれば喋るものじゃろう?
まぁ、口が利けんならばともかくな?
と言うか、お主何をいきなり気安くいや待てそこはまだいだだだだだだだだぁっ!?」
何を当たり前の事を、みたいな感じに、それに答える。
の合間に、己の頭に伸びる少女の手が…頭の一時的な膨らみに触れた。
まだ出来て間もないたんこぶだ、触れられれば、まだ痛い。
ぺしぺしと触れる手を叩く、あんまり痛くない。
しかし、何とも慌しい限りである。
何かをしているのを察する以前に、そんなものを見る余裕がない。
そのせいか、聴覚を研ぎ澄ませているのならば、無駄に大きな声が耳に痛い程の響きを起こすかもしれないが、どうだろう?
「うん?…どうすると問われれば、今はどうしようもないのじゃ。
で、して欲しいとは…何の事じゃろうか?
ほれ、主語が抜けておる、ちゃんと言わねば伝わらんぞ?」
少しずつ痛みが引いてきたか、何とか落ち着いた感じだ。
そうなれば、相手をちゃんと見る余裕も生まれる。
さっきまでは状況が状況だけに、それさえしてなかった。
こう…改めて見てみると…この相手は何者?な感じか。
かくん?と少女は首を傾げた。
■ナル > 辺りに響く大声は確かにナルの耳に突き刺さったが当の本人に変わった様子はない、声おっきーなーとかちょっと耳鳴りするなーとかそんなレベル。
続くタマモの質問を受けて話し始めた。
「あー。ごめん。えーと。私は怪我を治せるし、迷子なら送ってあげられる。取り合えずそのままだと汚れちゃうから、立って。」
そう言いタマモの手をとって引き起こす。一見なんでもない動作のようだがタマモの6割ほどしかない身長で易々とタマモを起こしたことを考えるとその異常性を垣間見るだろう。
「私はナル、今はそれ以上でもそれ以下でもない。存在意義を無くした化物。」
タマモの疑問が口を出る前にその答えを告げる。心を先読みされたタマモが怪しんでよく見れば頭の上で揺れる一対の触角は淡く蒼く発光しているだろう。
そもそも怪しいどころではない、少女の容姿の何処を見ても怪しさのバーゲンセールだ。平然と自身を【化物】だと言った少女に対しタマモは何を思い、何を話すのか。
■タマモ > 「ふむ…何じゃ、そうならそうと、初めから言えば良い。
まぁ、これは怪我って程でもないから平気じゃ。
道に関しては………よし、ならば案内を頼もうかのぅ」
よいせ、と手を引かれ、やっと立ち上がる。
うん、そう言えば地面に転がったままだった。
そして、立ち上がりながらいった台詞がこれである、偉そうなのはいつもの事だ、小さくなろうが変わりはしない。
正直、小柄だろうが引き上げられた事は気にしていない。
気にするべきなのだろうが、そんな事をいちいち気に掛けるのも面倒だ。
「ほほぅ…ナルか、覚え易くて良い名前じゃな?
妾の名はタマモじゃ、覚えて何かある訳でもない、覚えるも忘れるもお主の自由じゃろう。
まぁ、存在意義をなくした、と言うのがいまいち分からん。
化物じゃから、なんて台詞は言わん事じゃ。
それを言ってしまったら、妾とて化物と変わらんからのぅ」
相手の言葉から、先読みをした、なんて想像はしなかったらしい。
単純に自己紹介か、そう思い、返しておいた。
続く言葉には、やはり首を傾げたまま答える。
見た目だけで言うならば、少女はまったく気にしない。
むしろ、あれだ…物珍しげに、気安くぺたぺた触れる程なのだから。
…いや、相手が素直に触れさせればだが。
■ナル > 「良い名前かは知らない。私を産み出したあいつらはそう呼んでた。そいつらが居なくなったから、今の私はなんのために生きて良いか分からない。飛ぶから、落ちないように掴まってて。」
道案内と言うか送迎だろと総ツッコミを食らいそうだが気にしない。タマモの背後に回り、両腋を抱き抱え羽を広げた。地面から足が離れる速度はゆっくりだが確実に高度が上がっていき、器用に木々の合間を縫って上空へ。そこで少女はまた訊いた。
「そう言えば聞いてなかった、麓で良いの?それとも行きたいところある?」
その場でホバリングして高度を維持しつつくるりと旋回した。ここからなら麓の入り口も、近くの村もよく見えるだろう。
タマモが高所恐怖症とかでないなら、ゆっくりと空中遊泳と言うのもオツなものだろうか?
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にナルさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。
ご案内:「」にナルさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中温泉」にディーンさんが現れました。
■ディーン > 山中にぽつんと存在する温泉。
誰が整備したわけでもない天然のものだ。獣が使うこともあるようだが、女神の加護か山の精の魔法か、湯は濁っているものの清潔に保たれているようだ。
……夜中に、その場所にやってきたのは鎧のような筋肉に全身を覆われた大男。
街の温泉施設が使えればいいのだが、特異な性質のせいでそういうわけにもいかないらしい。
……と、いうわけで、時々この場所を使うことにしている。
この体格と独特の雰囲気で獣や魔物に襲われることは少ないからだ。
「……静かだな」
ぽつりとつぶやき、ごわごわした服を脱ぎ捨てれば、体毛は少なく若々しい筋肉に覆われたからだが露わになり。
のしのし、と歩いて湯の中に身を沈めていく……
ご案内:「九頭龍山脈 山中温泉」にハーティリアさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中温泉」からハーティリアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中温泉」にハーティリアさんが現れました。
■ハーティリア > ふわりと、何かが空から降りてくるような気配が茂みの向こう。そのままがさりと茂みが揺れ……ふわりと、草木と温泉の湯気に混じってどこか甘ったるい香りが男の鼻をかすめる。
そうして現れたのが、箒を背負った一見すれば美女、に見えなくもない魔法使いの姿。
「……おや、先客が居たか。穴場かと思ったのに。……ごきげんよう?お邪魔してもいいかい?」
緩やかに首を傾げながら問いかける姿、一挙手一投足が、どこか甘やかな声が、湯気に混じる香りが……どこか危ない部分を刺激して溶かすような、不思議な雰囲気をまとまったまま、先客に問いかけて。
■ディーン > 湯の中に体をしずめる。温かい湯に体を浸けるのはめったにできないから、こうして体を温めるのは気持ちいい。
のんびりした気分で体を軽くさすっていたところ……ナニモノカの気配。思わず身構えるが……
「……こんなところにわざわざ来たんだから、追い返すわけにはいかない、が……」
どこかぼんやりした、ゆっくりとしたしゃべり方。
よく効く鼻と第六感が、目の前の相手は男だ、と伝えている。それなら……呪いも効きはしないだろう。
好きにしてくれ、と、動作で応える。
■ハーティリア > 「そりゃあ良かった、じゃあ遠慮なく。」
了解を貰えればニィッと笑みを浮かべ、するりと簡素だが、生地の良い貫頭衣を荷物と一緒に脱ぎ落し、裸体をあらわにする。いっそ冷たそうなほど、白い肌にしなやかだが肉付きの良い体から甘い、男性を魅了する淫魔の魔力が香りになって周囲に漂っている。
ちゃぽん、と脚をつけ、じわじわとお湯に体を沈めていっているが……
「……あ、っつぅ……しかし、俺以外にこんなとこに入りに来る奴がいるとは思わなかったねぃ…道にでも迷ったのかい?」
天然の温泉の温度に四苦八苦しながら、ゆっくりと、ディーンの傍に腰を下ろし、世間話を投げかけるように話しかけて。
■ディーン > 「ああ。……俺のことは気にしなくていい」
ゆっくり応えつつも。白く柔らかそうな体つきには、ぴくりと眉を跳ねさせた。む……と、喉を鳴らして何かをこらえるように。
しっかりと腰を下ろして体をしずめながら、話しかけられると……目を閉じて、湯に体を任せるように。
「いや。……街の風呂は苦手なんだ。いろいろあって」
短く答えつつも。隣まで近づかれると、いくらか緊張するようにぎゅっと自分の腕を掴んでこらえるように。
■ハーティリア > 「おや……せっかくの奇遇なんだ、つれない事を言わないでおくれな。……ふむ、人混みが苦手なのかい?」
何かをこらえるように腕をつかんで目を閉じる彼に目を細め……うず、と耐える姿に悪戯心をくすぐられる淫魔は目を閉じている隙にちゃぽりと湯を鳴らして身を寄せれば……思考や理性が蕩けるような甘い香りが、すぐ近くに……彼が油断して居ればひたりと、しっとりと滑らかでどこか冷やっこい肌が触れる。
「それとも、俺みたいなのが、苦手かい……?」
近づいたまま、そっと囁くようにといかければ、耳にふっと吐息が触れる。
■ディーン > 「まあ……そんなところだ」
目を閉じたまま頷いて応えつつ。冷えた肌が触れてくると、びくり、と体が緊張するように。
「……ずいぶん、冷えてるみたいだ。きみの方こそ、寒い中を歩いてきたんじゃないか?」
湯に体を着けていてもはっきり感じられるにおいに、ふしぎそうに眉をひそめて……意図に思い至るよりも早く、囁かれると、ぶる、と身を震わせて。
「……っ。苦手、というか……」
ぐ、ぐ……。湯の中でもはっきりと存在を主張する股間の一物。徐々に膨らみをましていく……
■ハーティリア > 「それは、難儀だねぇ。」
目を閉じたまま答える男に間近に寄った淫魔は言葉とは裏腹に笑みを浮かべていて。
「歩いてきた、っていうかまあ……そんな感じだぁね。もともと体温は低いけれども。」
実際は飛んできた、というべきなのだが、そこまでは説明する必要はないだろう。眉を潜めつつも、囁きに身を震わせる彼を見れば楽し気に、存外に胸尻の肉付きが良く、柔らかい体を触れさせながら。
「おやおや……こんなとこまで硬くなってる。……なぁ、お前さんの名前、教えておくれ?俺はハーティリアだけど。」
湯の中で主張し硬さを増す逸物に目を細め……ちゃぽん、と湯に沈めた手が、湯の中でもひんやりと感じる掌できゅっ、と膨らむ肉棒を握ると……淫魔の魔力に満ちた手はそれだけで心地よさをもたらして、ゆるゆると淫靡に湯の中で扱く手つきと力加減はそれだけでも、ぬぷっぬぷっと人間相手の交合に近い快楽を相手に与え、囁く声は余ったるく、脳髄を溶かすような、雄を下僕に変える魅了の魔力に満ちていた。