2017/06/26 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にルーフェンさんが現れました。
■ルーフェン > 「誰かいるかー…」
と、山中に見つけた山賊たちのねぐららしい洞窟の中に声をかける
しばらく返事を待ってみるのだけど、中から返事はなく…面倒なのでずんずんと中へ進んでいくことにした
流石に中は暗いのだが、少し進むと壁に掻けられた松明の燃えカスや、飲料水の満たされた樽などが
見受けられてどうやら、人が使っているらしいことは判る
妙に埃っぽい洞窟の中をさらに進んでいけば、内部は結構、手が入っており、家具や扉などが見受けられ
結構、居住性が良さそうであった…手の込んだ事をするな、とか思いつつキョロキョロ見回りながら
内部を進むものだから、全くの無警戒…何かに躓きそうになり、咄嗟に踏ん張ると死角から矢が放たれ寸前の所で…
後頭部に直撃し、カラン、と音を立てて矢が地面に落ちた
「…侵入者向けの罠…?人間であったら死んどったな…」
良かった、ドラゴンで。とか思いつつ、落ちた矢を拾い上げる
鏃がサビサビで質の悪い、これではなあ、と一気に興味を失い矢を捨て置く
近くにあった扉をババンッと無遠慮に思い切り開けば、室内を見渡した
「…さて、どこに隠しておるかな…」
部屋は狭いがベッドやら家具やらが並んでいる
ここを使っている者が寝室にでもしているのだろう…そんな事を考えながら、眼についた物を手当たり次第に、
ぶっ壊したり、ひっくり返したりして金目の物を探し始めた
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」に火棘さんが現れました。
■火棘 > 今夜もとりあえずの寝床探し
空からうねるように地面に降りてきては
この体で入るような場所は洞窟のような大きなところしかないので…とりぜず入口を覗き込む。
軽く唸り声を響かせながら
入口付近に見えたのは人間の遣う家具のようなものが多く見えた
誰か住んでいるのか、立ち去ったあとかはわからないけど
とりあえず竜で入るには、体に触れそうだし邪魔になると
■ルーフェン > 寝具や家具、家財道具をひっくり返し見つかったのは金貨数枚
このねぐらを使っていた山賊は余程、人がいいのか、何なのか…それでも、見つけた小銭はポケットに押し込んだ
「…対価に見合わんな…」
ぽりぽり、と頭を掻きながら、ひっくり返した家具に腰を下ろした
そうして、マジマジと嵐の後のような室内を見渡していれば、ん?と違和感を感じて壁に近づく
ぺたぺた、と洞窟の壁に触れ、掘り返したような後に気がつけば、ばん、と思い切り壁を殴りつけた
すると、まあ、ボロボロと壁が崩れて中からは質の良さそうな両刃斧が出て来るではないか…
「これか…っ、そうか、こうして隠しておいたか」
ずしり、と重い斧を手に取る
経験から言えば、宝物として山の頂に隠しても良い程度には質が良さそうであるのだが…如何せん、重い
ドラゴン状態であれば、いざしらず…これを抜き身のまま持ち帰るのは面倒くさい
「……高く売れそうじゃがな、わしのポケットにはちと大きすぎる」
す、と斧を手放せば、これまで気が付かなかった気配を感じ、んっ、と入り口の方へ視線をやった
なにか、大きなものがいる……とは言っても、その大きな気配はこの洞窟の主ではなさそうであった
「ま…なんでも良いわ、1つ見に行くかな…」
宝探しを諦めて、ひっくり返した家具を避けるように軽快な足取りで洞窟の入口の方へ向かっていく
入り口傍までくれば、中を覗き込もうとする姿が見えた
「……主よ、主が住まいとするにはちと中は狭いぞ?」
そんな風に言いながら気安い様子で近づいていく
竜種であることは判ったが、彼女の正体には気がついていない様子であった
■火棘 > 喉を唸らせ熱を持たせる
中のものを全てもやし尽くしてしまうつもりだったけど
声が聞こえて
「グルル…」
聞き覚えた声に頭を下げて体の熱を冷ますように白い息を吐き、姿を変える
「なんだ…主がおったのか、寝床にでもなるかと、まるごと燃やしてしまおうと思ってね」
長いポニーテールの髪を軽く手で払いながら、奥から出てきた相手に
歩みを進めながら
「ここは主のねぐらだったか?」
人が使う家具と、その中から出てきたからここが住処なのかと思ったようで
■ルーフェン > 聞こえた喉なりに若干、足早になった
急がなくて不味い予感をヒシヒシと感じたが、互いに姿が確認できる場所までくれば幾らか余裕はあった
「蒸し焼きにされては敵わんなあ…どうしても、腹が減っておるなら、わしも全力で抵抗するが…」
果たして、人の姿のまま竜種と渡り合えるか?
あまり自信はないが、向こうがやる気ならばまあ、遊んでやるわい…そんな具合でいたのだが…
彼女が姿を帰れば、なんじゃ、と笑みを浮かべてみせたが、続いた言葉にゾッとした
「…火棘よぅ、そりゃあ幾らなんでも雑すぎやしないか…」
けろり、と恐ろしいことを言ってのける彼女
中に人でもいたら、と一瞬思ったが、よくよく思えば自分だって竜の姿でいたらあらかたぶち壊してから
中を調べたのではないだろうか、なんて思ったりする…人の姿でいるとどうも、なんて苦笑しつつ
「いや、違うぞ?誰かのねぐらなんじゃろうけどもう、中はあらかたわしがひっくり返したわ
……というか、そんな感じで寝泊まりしておったのか?」
若い娘が。人の住んでそうな穴蔵を燃やし尽くしてねぐらにする…なんだかのう、と首を傾げてしまう
人の世界に降りてきて日が浅い、というのは聞いていたけれども、こんな様子ではそのうち、冒険者や王国の者が
彼女を狩りにやってくるのではないか、そんな不安がないではない
■火棘 > 「竜の姿で人の集落には降りれないし、人の姿では休まる場所も難しい
ならば…森の中に紛れるしかないと思ったから」
人間の知り合いはいないと、自己流の休みかた
ここには入口に人の使ってたものがあったのが邪魔と判断したのだけど
「ルーフェンこそ…人のものを物色してたのか、盗人?」
そんな人に見えなかっただけに、実は悪い人なのかもしれないと
眉を寄せていぶかしげに見つめるように
■ルーフェン > 「人の世界を見て回るんなら人の姿にも慣れるこった…」
森に隠れる、というのは確かに道理だけれども人の世界を見聞するのであれば、なるべく竜の姿は晒さない方が良い気がする
どうも、竜の鱗や牙、骨と言った物は武器やら防具、工芸品などにも使われ高く取引されているようであるから
「う、痛い所を指摘してくるのな…
でもまあ、そうじゃな、この辺りは山賊が多いらしくてな…それらを狩るつもりでウロウロしておった
この洞窟もそういう連中のねぐらの1つじゃろうよ…人が人から盗んだ物じゃしなあ
人だって、ドラゴンの宝を盗んでいく輩はおるじゃろ?お互い様じゃ」
訝しげな視線が突き刺さる
深く紅い彼女の瞳にじぃ、と睨まれるとどうも逆鱗の辺りがムズムズするようで暴論を振りかざして誤魔化そうとする
■火棘 > 「むぅ…それもそうね…」
下界に降りたのだから下界に馴染む姿で過ごす、それもまあわかる
「人も竜も大変なのだな、ものを奪い合いも仕方ないとはいえ…
ま…いいか」
たしかにお互い様、納得してしまうしかない
いぶかしげに見つめたあとに、にこっと微笑んで
「では、ここで眠っても問題ははいってことね?」
両手を持ち上げて背伸びをするように、どこか休めそうな場所を探すように
指先から投げた火の珠が壁沿いに明かりを灯すように内部を照らして
■ルーフェン > 「あまり、龍には戻らんほうがいいやもしれん…どこに人の耳目があるか判らんからな」
自分もドラゴンであることは公言しているが元の姿を晒した事は一度か二度程しかない
面倒に巻き込まれたくないなら、と付け加え
「人の世も竜の世も根っこは変わらんな、弱肉強食じゃ」
彼女の視線が緩めば、ほっ、と息を吐いた
言っている事が乱暴なだけに少し不安でもあったが、なんとか納得してくれた様子に見える
「…構わんが、家財はわしがほとんどひっくり返してしまったぞ…?
元に戻せ、というなら戻してやっても良いが…」
洞窟の奥の方をちらり、と見やる
彼女が壁に残った松明に火を灯していけば、器用じゃなあ、と感心した様子で眺めた
とりあえず、中を見てみよ…と自分の家でもあるまいに、案内するように洞窟の中へと先導するように進み始めた
しばらく進んで扉を開ければ、言葉通り、嵐の過ぎ去った後のような室内が見えるはずで
■火棘 > 「人のままかぁ…疲れそう…」
ぼそっと、大きな体も面倒だけど人の脚で動くのも何げに疲れるとつい口をついて出てしまってた
「ルーフェンの家でないのなら、別にこのままでも」
明かりと共に、奥に入るのを後ろついていく
扉を開けば言葉通り散らばってて
このような場所に今、人がいないというのはわかるくらい
「ルーフェンは下界でどう暮らしてるの?寝床とか…」
一番は気になる寝床問題、もうひとりの友人は、契約の元に食事も住処もあるという
彼の場合はどう下界で暮らしているのかと
■ルーフェン > 「気持ちはわかるがな…街里の近くにドラゴンなんぞ出ようものなら慌てる者もおる」
ぽそり、と呟く様子にかかっ、と笑い声が漏れる
こつこつ、と足音を響かせながら彼女を先導して部屋の前までそうして扉を開いて見せた
「…まあ、そう言うな。荒れ放題の部屋で娘1人眠るのはいたたまれん」
そう言いながら、まずはひっくり返っていたベッドを事も無げに元に戻す
と言ってもベッドメイクをするわけではなく、本当にひっくり返したものを再度、ひっくり返しただけなのだけど
「ん…わしか?基本、その日暮らしじゃな
金さえあれば寝台と食事は王都で確保できるしな…
王都で野宿はやめておいたほうがよいぞ、全く気が休まらんからな…」
そんな風に自分の暮らしぶりを話しながら家具や何かを元の場所へ戻しておく
自分が見つけた両刃斧は…とりあえず、部屋の隅へと放しておいた
「ま、結局、金次第という所じゃろう
稼ぐのはまあ、こうして山賊どもを襲ったり、狩りをして肉を売ったりすれば一晩、二晩程度ならどうとでもなる」
片付けている最中に金貨を見つけたりすればポケットへ
手を動かしながら、今度は、彼女がどうしているのか訪ねてみた、毎晩こうして森の中で眠る場所を探すのか?、と