2017/05/07 のログ
■ダスト > いつどこで山賊や野生動物、魔物などに襲われるかわからない危険な山道を鼻歌交じりに悠々と歩くフード姿。
掌に出した水球の形を変えて遊びながら歩いていれば進行方向から人の声が聞こえれば耳を傾げ。
「珍しいな、この道を通る人がいるなんて」
自身が歩く道はかなり古い旧道のはずで今は乗っている地図も少ないはずだと首を傾げ。
もしかすれば山賊の類かもしれないが、それでも負けるような危険もないだろうと歩を進め。
少し歩いたところで、地図を眺めながら悩んでいる少女らしき姿が目に止まれば変わらぬ歩調で近づき。
「どうしたんだ?こんなところで、女の子が一人でくるところじゃないぜ?」
相手から数歩距離を取って脚を止め。
なるべく警戒させないように軽い口調で話しかけ。
■メイファ > 今此の状況で何度地図を見ようとも意味を為さない、そう思考が働く迄はじっと地図を見詰めている。
尤も、そう為るのにたいして時間は掛からなかった。
諦めて地図を仕舞い込み、先へと進もうと考えて。
そこで近付いて来る男性の気配と掛かる声に気付いた。
進もうとした先の道に男性が居たのだ、顔を上げれば自然と目に入っただろう。
「如何したって、此処は街道でしょ?人が通るのは当然だと思うんだけど?
そんな事よりも、君、ドラゴンフィートって後どれ位に先に在るのか知らない?」
まさか道を間違えているとは思っていないのだ、訝しげな表情を浮かべて言葉を返した。
そして、一度彼の前で見渡す様な仕草をしてから、質問を投げ掛ける。
見た感じから此方から警戒する様な気配は感じないだろう。
■ダスト > 相手のこちらを訝しむ表情と発言からこの国の人間でないことは容易に想像はできた。
おまけにどうやら相手は自分が歩く場所を普通の街道と思い込んでいる節が見られれば肩をすくめ。
「道は道だけど、街道はもう少し北だし。この道使うのは地元の人間か山賊くらいだぜ?
しかもドラゴンフィート?どれぐらいって言われたらかなり向こうだけど?」
そういってローブから腕を出して自分の進行方向、相手から見れば背後を指さし。
■メイファ > 此方は当然そうだと思っているからそう言っているのだ。
其れに対する彼の仕草に少しばかりムスッとした表情を浮かべる。
何だか馬鹿にされた様な態度を取られた気がしたから。
だけれども、其の表情は彼の次の言葉を聞いて呆気に取られたものと為るだろう。
「え…違う?此処って街道じゃないの?だって、僕はちゃんと道を通って…
う、嘘、通り過ぎてる…!?」
然も、方向を指す彼の指は背後を指し示している。
焦った様子で背後を振り向き、今はまだ見えない目的地へと目を向けた。
■ダスト > 「まぁ通り過ぎてるな」
どうやら完全に道を勘違いして焦る様子の相手とは逆に落ち着いた声で返し。
腕を降ろせばフードを取り、癖毛を軽く直して顔をしっかりと相手に見えるようにして。
「あの街ならマグ・メールから馬車通ってたはずだけど、それ使えばよかったんじゃね?」
相手と話す間、少し休憩することに決めれば地面に掌を向け。
魔術を流せば土を切り株のように盛り上げて、そこに腰かけて相手を見上げ。
「今から戻るとたぶん野宿だろうな。ここまで来たんなら腕はあるんだろうけど。この辺はマジで山賊やら魔物だらけだぜ?」
■メイファ > なるべくは乗り物には乗らない、そんなスタンスを貫いてきているからこその失態かもしれない。
其れでも、こうして間違いが分かれば戻る事が出来る。
少なくとも王都から此処までの間にドラゴンフィートは在るのだから。
起きてしまった事は仕方が無い、次を考えるのが大事なのだ。
「君の意見は尤もだと思うけど、あんまり乗り物に頼る事はしたくないんだ。
今回は其の所為で間違えちゃったけど大丈夫、きっとね?」
細かく理由は言わないけれど、苦笑を浮かべて腰を下ろす彼を見る。
前向きな姿勢を見せる様にグッと拳を握り締めて意気込む。
「其れも大丈夫、野宿には慣れてるから。
山賊とか魔物とかさ、此の付近の相手って大した事ないでしょ?
流石にこんな場所に魔王とか妖仙とか出る訳でも無いし」
実際にそう云った手前とは何度も出会っている。
だからこその台詞だが、分かっていない彼には如何感じているのか。
■ダスト > 「ふーん……」
旅の仕方は人それぞれ。
そう思うがゆえに、道を間違えても前向きな相手の言葉に深く突っ込むようなことはせず。
自分なら道間違えていることが分かったらやる気を無くすだろうな。
等と考えながら気合十分の相手を見ながら考えるくらいで。
「そうみたいだね。
じゃあ、せめて一緒に行こうか?野宿するにしても、僕がいたほうが楽だと思うよ?水とか火とかすぐに用意できるし」
読み通り腕には覚えがあるのだろう。
自信をみなぎらせる相手に言いながら腰を上げ。
異国人を案内してやろうとするやさしさではなく、ただ単に行く方向が同じだと理由だけの提案で。
■メイファ > 「何事にも前向きなのは重要だよ。
成功をさせるにはやる気がやっぱり一番だからね」
失敗なんて気にしていたら、何時まで経ったって目的に手は届かない。
其れに、今の自分の目標は絶対に失敗なんて許されないものなのだから。
意識せずとも、自然と力が入るものだ。
「旅は道連れ、君が一緒に行きたいって言うなら止めはしないよ。
手伝ってくれるのは有り難いかな?水は準備してるけど、火を熾すにはちょっと掛かるもんね」
彼の言葉が魔法を指しているのには気付いていない様子だ。
其れでも同行者は居て悪いものでは無いのだからと了承する。
腰を上げる彼を見れば、出発と見たのか地面に置いた背負い袋を背負い直した。
「それじゃ、少しでも進んじゃおう」
流石に外れ道での野宿は、そう思っている。
もう少し野宿のし易い場所へと移動をする為、再び歩み始めるのであった。
■ダスト > 自分の言葉に対する相手の意思を確かめるために目を見ていれば。
その奥に何か強い目的を感じとる。
それが何かまでは当然知りようもないが。
「ま、それもそうだよな。道間違えたくらいで死ぬわけでもないし」
それが遠因になることはあるだろうが、それは口にせず。
了承の返事を得て、言葉を聞けば軽くうなずき。
「……まぁ、すぐに日は暮れるだろうけど」
こちらの返事を聞く前に歩き出す相手の背を見た後、日も沈みつつある空を見上げて自身も歩き始め。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からメイファさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からダストさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にセラさんが現れました。
■セラ > 秘湯というほどマイナーではないが、やはりメジャーとは言い難い寂れた風情漂わせる温泉宿。
そこの岩盤を掘りぬいたような野性味あふれる露天風呂で、湯に身を浸しぐぐっと体をのばす。
「うむ、労働の後のひとやすみはよい」
目を細め、満足げに表情を緩めると背を浴槽の縁へと預けてくたりと体の力を抜いてリラックス。
久々に肉体労働をしたと戦場に参陣した勤労の疲れを湯の温もりに癒す。勤労と言うほどの仕事はしてないので、ただの気分ではあるが。
そういえば、勝ったのであったか負けたのであったか。途中退場したのでよくわからぬが、あそこの砦はしょっちゅう持ち主が変わるし、次はもう少し真面目に戦争するかと微睡むように意識を揺蕩わせ。
「星見酒の類もよかったかもしれぬな」
見上げた空の煌めきをぼんやりと見上げて、小さく呟き。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にロッテルさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からロッテルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にロッテルさんが現れました。
■ロッテル > 「は~ぁ、ようやく一休み出来る♪名前くらい聞いた事あるけど、実際入った事なかったから、気にはなってたんだよね~。…まったく、人間たちって油断ならないなぁ」
これから風呂に入るのだ、衣服は邪魔でしかない。よいしょ と雑にチューブトップとミニスカートを脱ぎ去り、消滅させれば一糸まとわぬ姿で露天風呂にやってきて、先客をものともせず堂々と肩まで浸かるのだった。
「あ、先に入ってたんだ。ごめんね、お邪魔してるよ!…って、うわ」
肩まで浸かり、先にくつろぐ少女の存在に気付いてけば陽気に声をかけるが、思い出したように尻から伸ばしたままの尻尾を慌てて水面下へ沈める。