2016/05/16 のログ
■タマモ > 「………な、なん…じゃと…!?」
がくり、ショックに肩を落とす。耳と尻尾も垂れた。
落ち着きと高貴さはどうにかなりそうだが…本当にどうにかなるかは疑問というのは言わない。…身長は、難しい。
「むむむ…まぁ、妖である妾が言うても、説得力には欠けるじゃろうか。
一応は分かってはおるが、どうも納得がゆかんのでのぅ?」
別にこの少女があの子に関わってないならば、放置をしても良いのだ。
だが、違う。それが、どうしても放置せずにはいられない。
完璧に正せずとも、少しは近付けたいとは思うもので。
「人が人を…?えーっと…子作りか?しかし、あの子は子を成すにはまだ早…?あれ?違う?
元の体を使い、同じ体を作るという事…じゃろうか?」
うん、最初に想像したのは間違いなく勘違いだろう。
言葉の途中で違和感に気付き、考え直す。
その考えがなんとなく纏まってこれば…ふむ、と一つ頷く。
確かに、今の考え方であっているなら、より違和感も出さずに出来るとは考えれるからだ。
■カレリア > 「ほら、そういう所とか」
垂れた耳と尻尾に思わずキュンとする
まぁ…どうしようもないので落ち込むのは分かる
いきなり身長なんて伸びるものでもないのだから
「別に気にする必要はありませんの、私がどこを進もうと…
そこに誰かを引きずり込むような真似はしませんので♪」
自分の心配をしている訳ではない彼女にそう告げる
心配されたくてもそんなつもりはないのだから安心だ…多分
「物を作る様に人間を作るのですわ。
肉人形…それが一番近いですわね、おそらく」
大事なことを説明していないが、そこは重要ではない
ホムンクルス、肉人形と言えどそれはきちんと生きた人形であるのだが
■タマモ > 「うん?どういうところじゃと?」
こういった行動に自覚はない、そう言われても、なかなか理解が出来ない。
そこを指摘されても、不思議そうに首を傾げるだけだった。
「ふむ…分かったのじゃ、分かってはおるが、気を付けるのじゃぞ?
自分では自覚無くとも、そうなる事もあるものじゃからな」
本当に長寿である存在でなければ、相手の大半は自分より下となる。
そういった者を心配しそうになるのは、自分の居た地の影響だろう。
あの場所では、長い間自分が下の立場であったから。
悪い事ではないのだが…きっと、先代から言わせれば逆なのかもしれない。
「そうか、それならば気兼ねなく使えるものじゃろう。
そうなると、逆にあの子の魂を移した方が楽そうではあるのじゃが…まぁ、長く入っていた器の方が安定感も高いじゃろうか」
あえて少女が説明に入れなかったからだろう、こちらはそれを信じ込む。
確かに、作られた肉人形であるならば、使うには適している。
というか、そのものであるならば、といった提案も出てくる。
…それを事が始まる前に知るのか、事が終わった後に知るのか。
どちらにせよ、それを知ってしまった場合、黙ってはいないだろう。
■カレリア > 「頭とお尻に手を当てて考えると良いですの。」
自分で見えないのだからその反応も魔ぁ仕方ないか、と指差す
「御婆様の話はためになりますわね。」
ヒラヒラと手を振る
気にしない訳ではないが深刻には考えていない
そんなことになる筈がないと確信めいたものを抱えながら
「それはだめですわ、ホムンクルスはあくまで作り物。寿命にどんな影響があるかわかりませんもの」
それらしい理由で断りを入れておく
ホムンクルスの魂、錬金術の追い求めるものの一つが実際にあるのかは分からないがそんな不安要素を抱える事は出来ない
しかして、事この件に関しては彼女と目的が一致しているようで…
「では、もしその時は手を借りるという事でよろしいですの?」
それだけ聞いておくことにした
■タマモ > 「…?」
はて、そうすれば分かるのか。
なんとか落ち着きを取り戻せば、言われる通りに頭とお尻に手を伸ばす。
うん、自慢の耳と尻尾が生えている。…分かってない。
「うむ、そうじゃろう?しかと聞きとめておくが良いのじゃ。
時に…そろそろ名前で呼んで欲しいものじゃ。
妾だけカレリアで、お主がそのような呼び方では不公平じゃろう?」
語りに褒め言葉が向けられれば、えっへんと胸を張る。
と、そこでじーっと見詰めるようにして、ぽつりと呟く。
確かにかなりの年上とは自覚しているが、この呼ばれ方はかなり微妙であった。
「む、そうか…では仕方がないのじゃ」
何にしても、魔法に関してはこちらはほとんど無知同様だ。
それに関しては、やはり少女の方が上となる。
そう言われれば、納得せざるを得ないだろう。
「そういう事ならば、喜んで手を貸そう。
普通の体を…いや、本来あるべき体となり、喜ぶのを見るのは楽しみじゃ」
協力を求める言葉に、断る理由はなかった。
一つ返事で頷けば、その先を想像してか、自然と笑みが浮かぶ。
それが、本当はどういった事をしてしまうのかも知らずに。
■カレリア > 「…貴女はポンコツなのかもしれませんわね。」
何のことか分かってないのを見て一言
察しが悪い…戦闘の時とは全く違う面に思わず笑ってしまう
「名前で、ねぇ……分かりましたわ、タマモ」
確かにずっと御婆様では面白くない
なにせ何も気にした様子がないのだから…
流石に面と向かってババアと呼べるほど厚かましくもない
「それは良かったですわ、心強い味方ができました♪」
協力を取り付ければこちらのもの
後は錬金術師を探して作るのみ…
「では、私は用ができたので…彼らは好きにすると良いですわ。
後、キッチンはあちらですわよ」
立ち上がり扉に向かう
意地悪をする意味もなし、キッチンの場所を指差して外へ向かう
恐怖と怒りで頭がごちゃごちゃの男たちを残して
■タマモ > 「な、なんじゃとっ!?いきなり人をポンコツ呼ばわりとはどういう事じゃっ!?
えぇいっ、笑うな、笑うでないっ、妾が何をしたと言うのじゃっ!」
いきなりの物言いと、笑われ、だむだむっと地団太を踏んだ。
びしりと指差し、声を上げる。
緊張の走ってない少女は、こんなものであった。
「………ふぅ、分かれば良いのじゃ」
落ち着いてから、やっと名前で呼んでくる少女に、ふむ、と頷いた。
丁寧に言われていたからだろう、気にしてないのは。
きっと、最初から呼び方がそうであったら、文句の一つも出ていただろう。
「事が事じゃ、手を貸すのは当然の事じゃろう?
まぁ、ほむんくす…ほむくる…ほるむんくす?
それは任せたのじゃ」
そちらに関してはこちらではどうしようもない。
名前の言い切れないホムンクルスは、全面的に少女へと任せる形となった。
それを待ち、後は自分があの子の体を治せば良いだけだ。
「おっと、では、またじゃのぅ?
そうかそうか、では、使えるようならば使うが…さてはて」
用事が出来たと出て行く少女に、ひらひらと挨拶と手を振る。
少女が去ったならば、男達を解放してキッチンへと向かうだろう。
…素直に逃げるならば良し、無駄に抵抗するならば…やっと死ねるだけだ。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からカレリアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にマクシミリアンさんが現れました。
■マクシミリアン > 月明りで照らされた山中の山道。
そこでいつものようにそこを通るものを襲撃する。
ただ今回は商隊とは違い討伐にと派遣された騎士団という違いこそあるが…。
内通者により何時どの規模で派遣されるか解ればその数を生かせない場所での待ち伏せに襲撃。
丈夫さと腕っぷしの強さが取り柄のオーガを先頭に騎士団の半ばに襲撃をかけそこを中心に矢をかける。
ある意味定番と言える戦い方も不意を打てばうまくいく。
オーガが仕掛けた場所に後からゴブリンやオークがなだれ込みパニックとなった騎士団を蹂躙するように襲い掛かり手にかけていく
■マクシミリアン > そんな光景を襲撃が行われている場所から少し離れた場所で見ている男
時折に近づくゴブリンに何かを告げ送り出せば襲撃地点の妖魔達の動きが変わる。
「大軍を動かすのに不向きなここでは負けんよ」
パニックが収まりつつある騎士団の動きを観察し、次の手を命じ一気にすり潰す様に攻勢を強めさせていく
■マクシミリアン > 「そろそろ片付くか」
辺りに響いていた金属を打つような音や悲鳴が段々と無くなり始め逃げた仲間に置いて行かれた騎士たちの掃討にはいる妖魔達を見れば戦区へと足を進める。
「死体から装備をはぎ取れ。使えるものはすべて使うぞ。根こそぎ集めろ。女の生き残りはお前たちの繁殖に使え」
僅かになった生き残りを始末していたオーガやゴブリンがその命令に集団から離れ死体の装備をはぎ取り、生き残った女騎士を襲い始めるのを見れば騎士団、そしてやられた妖魔の死骸の転がる山道を確認するように歩く。
■マクシミリアン > 死体の中に生き残りがいないのを確認し終えれば部下の元へと戻り号令を出す。
「引き上げだ。戻るぞ」
戦利品を掲げ、または捕虜で遊んでいた妖魔達はその声にバカ騒ぎを止め静かになり。
先ほどまでとは打って変わり静かに撤収の準備を始める。
それを確認し満足そうにすると一足先にその場を去っていく
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からマクシミリアンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 先日、ある建物での出会いを終え、帰路についているはずの少女。
結局はあの建物、キッチンはあったのにまともに使えたものではなかった。
…あそこで暮らしていた連中、何をどうやって食べていたのだろうか?
そんな事を考えながら、木々茂る道なき道を歩いていた。
山の幸が詰まった風呂敷包みはそのままである。
「………さて、今度こそはあっておるじゃろうな?」
空を見上げ…ようとするも、木々に阻まれて見えない。
まぁ、進んで行けばきっとどこかに辿り着くさ。
そんな楽観的な考えのもと、目的の住処からは…微妙にずれていた。
■タマモ > そういえば、ここ数日はなんだかんだで平和だ。
この九頭龍山脈に着くまでも、山の幸を集めている時も、それからの帰り道も、順調だった。
…うん、あの建物の中だけは違ったが。
そういった時間が続くと、こう…刺激が欲しくなる。
あの時の建物に居た男達は、すでに戦意喪失しており、逃げていくだけだった。
運が良いのか悪いのか、魔物にさえも出会っていない。
「ふむ…」
歩みは続けたまま、軽く考え込む。
魔物、せめて他の山賊とか…まぁ、弄り甲斐のありそうな者でも良い、現れぬものだろうか?
そんな都合の良い事、そうそうある訳もないだろう、こんな山中。
■タマモ > はて?ふと、鼻に付く臭いに首を傾げた。
まだ嗅いでから丸一日と経っていない、すぐに分かる、血の臭いだ。
なんか、最近は誰かしらに襲われた連中ばかりに会うものだ。
とりあえず、とそちらへと足を向けてみた。
…おぉ、山道だ。
ずっと道なき道を歩いていた少女にとって、それはありがたいものだった。
同時に、なんとも言えぬ光景も目に入った。
転がった死体、しかも、見事に身包みを剥がされている。
何かついでにあればめっけもん、と思ったが、何もなさそうなのは一目瞭然だ。
…というか、これって、他の誰かに見付かったら真っ先に疑われそうな気がしないでもない。
身包みを剥がされた幾つもの死体。
そして、大きな風呂敷包みを抱えた自分。
うん、ぱっと見は間違いなくそうだろう。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にトモノさんが現れました。
■タマモ > まぁ、こんな場所で山賊とかに襲われるのは仕方ないと言えば仕方ない。
それに関しては別に興味を向けるものでもないだろう。
ただ、一つだけ…せっかくだ、確認をさせて貰おうか。
すっと手を翳すと、幾つも転がった死体の周辺から、ゆらゆらと何かが揺らぎ近付いてきた。
何というものでもない、死せる者達の魂というものだ。
どうせ死して彷徨うだけとなるならば…喰らうてやろう。
揺らぐ魂は少女へと近付いていく。
それは丁度、転がっている人数と等しい数だ。
手元へと寄ってこれば…ぼぅっと大きく揺らぎ、ふっと消えていった。
力と、そして寸前までの記憶を頂いた。
「ほほぅ…なるほど、山賊というよりも、魔物の集団みたいじゃのぅ?」
襲った者達の正体をしれば、くすくすと楽しそうに笑う。
なるほど、これは相手をしてみれば楽しそうだ、と。
■トモノ > (この世界に呼び出されて、図書館や学園などの施設の場所を聞き。歴史書などを含めて色々調べた。一通り、この世界の常識などを学んだあとは。釣りや野草や果物の収集、火の起こし方なんかも覚えた。そのあと、主の住み家である穴場のお宝を少々売っぱらい。鞄と水稲、ナイフなんかを購入。不思議とあまりお腹が空かない、体力も前の世界のときより非常に上がっている気がして山道でも割と苦がなく歩ける。ついでに、主の居場所はなんとなく、感覚でわかる気がして、それを確認するべくこの山道を登っていたところで、聞き覚えのある声と気配を感じる)
「……あ~、タマモ……本当に居た……ん……だ。」
(その姿を視認できる距離に近づき、やはり感覚は間違っていなかったと若干嬉しそうに片手を上げて声をかけ。その情景に固まった。)
「……え~っと……お取込み……っていうか、殺戮してたとこでした?」
(式神はちゃんと誤解した)
■タマモ > 色々と施設を巡り知識を得たならば、きっと今の少年は、少女以上にこの世界を知った者となるだろう。
なにせ、少女は体験した事しか覚える気がほとんどないのだ。
…文字を見ると眠くなるしね!
そして、きっと穴場で持ち去られたお宝にも気付かないだろう。
ほとんど放置だし、それを知っても、多分、余り気にしない。
ふと聞こえる足音に、ぴくんっ、と耳が揺れた。
反射的に、かくん?と首を傾げてそちらへと顔を向ける。
意識すれば式神の位置は把握出来るのだろうが、普段は自由にさせているし、それを探る事もしていない。
視線が少年を捉えれば、そこでやっとその存在を知る。
「おや、誰かと思えばトモノではないか。
また、変わった場所で会うたものじゃのぅ?」
ひらりと片手を上げて、それを返す。
その直後に固まった少年に、不思議そうにする。
「うむ、もう終わったところじゃぞ?
………いやいやいや、待つのじゃ、トモノ。
これは妾ではない、妾が来たらこうなっておったのじゃぞ!?」
うん、見事に勘違いをした風な少年の言葉。
両手をぶんぶんっと振って違うという意思表示。
どさりと地面に落ちる風呂敷包み、解けずに中身はまだ見えない。
■トモノ > 「ちょっと意識するとタマモの場所がわかる気がしたから。確認で……。」
(一応、自分で探して会いに来たよという意思表示)
「いやいや、別に隠さなくても……そりゃ一般ピーポーな僕は、自分のご主人が殺戮後に死体の身ぐるみまではがして追剥いでいても軽くドン退くくらいの気持ちにしかならないし……まぁしょうがないよねこんな世の中だし。……こんなことでタマモの事嫌いになったりしないから心配しないで☆」
(と、早口に喋りながら最後はめったに見せないさわやかな笑顔で親指を立てて見せながら。じりじりと後退している。目撃者は消されるというお約束の可能性が頭から離れない。)
■タマモ > 「あぁ、なるほどのぅ?…そういえば、式はもう1人居るのじゃ。
ちと別の場所で色々と忙しそうでな、こちらにはそうそう来れぬやもしれぬが、機会があったら会うてみると良いじゃろう」
そんな力もあった気がする、言われて思い出したような仕草だ。
と、意識しての場所確認で、また別に思い出したように伝えておいた。
もう1人の式神の存在を。
「ま、待つのじゃ、お主はとんでもない勘違いをしておるぞ!?
確かに妾は暇潰しにそこらの賊共は相手をしておるが、さすがに騎士団やらを襲う趣味はしておらんのじゃ!?
いやいや、待て待て、分かってないのに分かったような事を言って逃げるでないっ!」
そう、ここに転がっていた死体は騎士団のものだ。
いくらなんだって、正規の兵隊さんにまで手をかける程に落魄れてはいない。
…あ、いや、可愛い相手だったら別の意味で手にかけるかもしれないが。
それはさて置き、明らかに疑いは晴れてない。
この状況にありえない程の笑顔を見せ、親指を立て、後退する少年に、ずずずぃっと詰め寄った。
そのついでに落ちていた風呂敷包みを手に取り、よく見てみよ!といった感じに広げて見せる。
うん、中身は山菜とかである。
■トモノ > 「ギャー!?……殺さないで!!……騎士団無差別殺人事件できるほど強いなんて知らなかったけど、ちょっと舐めててごめんなさい!?……タマモの事はちゃんと愛してるから!
殺人鬼だからって捨てたりしないから!!」
(しっかりビビっていた、詰め寄られて頭を抱えてしゃがみこんでガタブル。)
「………………………………。」
(んで、見せられた山菜見て。キョトンと固まって、死体と交互に見比べて)
「……成程、もう一人僕のような式神が居るんですね。……ちなみに……その先輩の性別は?」
(コホンと咳払い一つ。何かと色んな事をごまかしつつ、無かったことにしようとしつつ。一番気になる部分を問うてみた。先輩が美少女or美女であることを願いつつ)