2016/05/01 のログ
レアン > ……さて、そろそろ寝るかね。
人避けの結界を張って……と

(周りの岩壁に符を張って行くと、よしと頷いて岩壁にもたれ掛かって、仮眠を取りはじめました)

ご案内:「九頭龍山脈 洞窟内」からレアンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中/尾根」にオーベさんが現れました。
オーベ > 幾ら旅慣れているといえども、高地では地上よりも幾分、空気は薄く、休み休み稜線を歩きながら、
高山の低木林付近でしか見かけられない薬草や植物を探す。
時折、足を止めて近い空を見上げると、雲が傍に見えるような錯覚に陥りそうだった。
普段であれば道先案内人として役に立つ老犬も本日は姿を見せず、代わりに上空を使い魔の鷹が旋回し、
歩く先に危険がないか、道の崩れている場所はないかを、人間よりも遥かに優れた視野を借り、
確認しながら進むからその歩みは遅々として進まない

「ふぅ…ぼちぼち、休憩…」

他に人影などあろうはずもなく、適当な場所で腰を下ろせば上空から使い魔を呼び寄せ、革製の手袋を止まり木の
代わりにし自分と同じように休ませる
上空から降りてきた使い魔を立てかけた杖の上に降ろしてやれば、懐から自分で記した地図を取り出しては、
植物や薬草の分布を書き足せば、懐へとしまいこみ、水筒から水分を補給してようやく人心地ついた

オーベ > 「…もう少し、着込んでくるべきだったか…」

所々に残雪の見える高地は地上に比べると空気が冷たく、未だ春の気配は遠い
とは言っても、冬季に比べれば歩くに不自由はなく、日中であれば軽装で十分に活動できる程度なものだが、
立ち止まって休憩すると、汗が冷えて僅かに肌寒さを感じる
帰りに温泉にでも使っていくかな…と、考えつつ、高地で活動するミレー族に譲ってもらった地図を取り出し、
目を通していくのだが地図の枠外に書かれた注釈文の文字が掠れていたり、古い言い回しであったりと、
中々読み解くのが難しかった

「…もう少し、稜線沿いに進んだ先のはず…なんだが…」

もう暫く行けば、尾根から谷に降りる小道が現れるはずなのだが、どうもその辺りに何かがあるらしく、
地図の欄外に注釈があるのだが、その一文の意味がどうしても読み解くことが出来ない
使い魔を飛ばすにしてももう少し、進まないと魔術の範囲外で確かめることが出来ず、
現状、谷へと下る分岐点の道が崩れていたとしても進まなければならなかった