2015/11/14 のログ
■フォン > (ダイラスにて商品たる黄金の髪飾りが売れ、ちゃんとこの国の通貨を得た男は改めて旅支度を整え、
王都へと向けての旅を始めていき)
「う~ん?王都へと向かうんだったらきちんと護衛が付いた乗合馬車に乗った方がいいとは言われたが…
まだまだそれほど路銀も貯まっていないしなぁ~。
自分の脚で踏破した方が旅をしてるって実感も味わえるしな……」
(まったく山賊などに関して脅威に思っていないかのような軽い調子でダイラスをでて、山賊街道を
歩いて移動していた男もそろそろ夕刻に差し掛かってきてるのを把握すると街道から水の卦を察知し、
街道から外れると男が察知したように小川を発見し、その河原で荷物を降ろしていくと)
「さてっと……夕飯、夕飯っと……この川の水は…っと」
(荷物を降ろして身軽になった男は川に近寄り、軽く目を閉じ、川の水の卦を感じるようにしていくと…)
「うんっ!近くから硫黄の匂いがしてきてたから、土の卦に強く犯されているんじゃないかと
危惧してたけど、これなら飲み水としても料理にも使えるな……」
(川の水に何の支障も無い事を確認すると男は荷物の中から干し肉や乾パンなどの食材を
取り出し、夕飯の支度を始めてみせていて……)
■フォン > (荷物の中から保存性のある食材を取り出していくと、更には自分の国からしっかり持ってきた
ピッカピカの中華鍋を取り出していくと表面に油を垂らしていき、料理の前準備を整えると、
男は懐から一枚の札を取り出し、河原の上に置くと軽く念を込めると札の上から火柱が上がり、
男はその火柱の上から中華鍋で押さえつけるようにしていくと火柱は自然と抑え込められ、
調理に適した火力になっていく)
「いくら枯れ木とはいえ…木の卦が残る物を燃やすのは色々まずいだろうからな……」
(五遁に馴染みのある男は他の人間が気にしない事も気にして、火の気を込めた符を燃やし、
中華鍋で乾パンの表面を軽く炙り、香ばしくした後、干し肉も中華鍋で軽く焼き、干し肉とはいえ
肉の中に収め込まれていた肉汁や脂を染み出させ…、周囲に美味しそうな芳香を撒き散らしていくか)
■フォン > (中華鍋で脂が染み出るまで焼き上げた干し肉を先に焦げ目を付けていた乾パンの上に乗せると、
男は中華なべを河原の上にそっと置くと、再び念を込めて燃え盛る符から火を消していき、そのまま
符は塵になっていくのを見やっていくと)
「よしっ!それじゃあ、いっただきまぁ~~すっ!!」
(河原で元気良く食事の挨拶をしていくと炙り干し肉乗せの
乾パンに齧り付いていき、
満面の笑顔を男は浮かべていて)
「いやぁ~~…、飯は国が変わろうとも美味い事には変わりはないな……。
まぁ、王都へと辿り着いたら、また商売をして、路銀を稼いだ上で、この国ならではの料理でも
堪能したい所だな…」
(旅途中の質素な夕飯だが、美味しい事には変わらず、自作の料理を口に運びながら、また見ぬ王都での
食事を楽しみにしているような事を口から漏らしていって…)
■フォン > (初めて見る異国の山野を見ながらの夕食の時間は、男にとっては何よりの調味料で…ゆっくりと夕飯を
平らげると…使用した中華鍋を川の水で綺麗に洗い流していくと…鍋を風によって乾かすようにしていき)
「さてと……このまま星空を天井に見立てて寝るとするかな?
近くに湯が湧き出しているみたいだけど…それは明日の朝に持ち越しておくかな?」
(男はそう言葉を漏らしていくと荷物から毛布を二枚取り出していくと一枚を河原の地面に敷き、
その上に男は体を横たえていくと、もう一枚の毛布を自分の体の上に掛けていき、
ゆっくりと暗くなり、星が瞬く空を見上げていって…)
「これからどのような人と出会い、どのように俺自身が変わっていくのか……。
これこそがまったく知らない国を巡っていく醍醐味なんだよな……」
(星空を見上げながら、実に楽しそうに呟いていく男…、そのまま堂々と眠りについていくか)
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からフォンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にマーラ・パーピーヤスさんが現れました。
■マーラ・パーピーヤス > 薄暗い山の中、少女は魔族の国がある方角へと向かっていた。
…もとい、向かっているはずだと思う。
先日はどこかの魔族の国の街を彷徨っていたのだけど、ある魔王様にお誘いされてお泊りをしていたのだ。
が、その場所が意外な事にタナール砦を抜けた先、九頭龍山脈にあった。
気付いたらそこに居たのでどうやって来たのか知らない。
ともかく、加護の働く場所はあんまり居たくはないので魔族の国に帰ろうと思った。
「は、はうぅ…早くお国に帰りたいのですぅ…」
胸元で両手を組み、涙目で薄暗い空を仰ぎ見る。
しばしの間、そんな事をしてても魔族の国は近付いてはこない。
かくん、と肩を落としてとぼとぼとまた歩みを進めるのである。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」に魔王ルシファーさんが現れました。
■魔王ルシファー > (普段、山登り等面倒臭がりしないのだが、魔族の国へ向かうためにはこのルートが一番いいだろう。特別魔族の国に用があるわけではないのだが他の魔王たちとの会議に呼ばれてしまったからには無下に断ることは出来ないだろう。陽は大分落ち、山脈は薄暗く前もまともに見えない。そして、激しい山の傾斜に疲れてきたか、足を使わず小さい羽で空中浮遊を始める)あー....やっぱり、山なんて来るんじゃなかった......(気だるそうな声を上げ、ゆっくりゆっくりと山を降りていく。そして、少し先を行けばとぼとぼと歩く少女が見えてくる。話しかけるかどうか迷ったのだが、涙目でその姿は何処か悲しそうだったため心配になり声をかける)君、大丈夫かい...?(後ろから怖がられないように優しい声色で声を掛けてみる)
■マーラ・パーピーヤス > とりあえず、方角はあってるはず…ような気がする。
加護が邪魔をしてはっきりとした場所を特定出来ないけれど、太陽の傾き…雨雲ではっきりとはしてないけど、沈む方角が変わる訳じゃない大丈夫。
歩けばそれだけ魔族の国に近付くのだから、歩くしかないのだ。
そんな中、こんな薄暗い中で不意に背後から声がかかってきた。
びっくぅっ!と肩が大きく跳ねあがるのは、明らかに吃驚したからだろう。
その声の主を確かめもせず、ささっとすぐ側にあった木の影に隠れる少女。
…隠れるのは見付かる前にやる行動であり、見付かってから隠れても意味はない。
「ど、どどどどど、どちら様なのですかっ…?
わ、わた、私は食べたって美味しくもなんともないのですよ…!?」
木の影からそっと顔を覗かせ、その相手をやっと見る。
声がかかった時点でちゃんと相手を見てさえすれば、顔に覚えがあるはずなのだが…
まあ、ちゃんと見てなかったのだから仕方ない。
■魔王ルシファー > あ、えっと...怖がらないで...?私、ただの悪魔(普通の人間なら悪魔と言われ怖がらないはずないのだがそんなことも考えずに満面の笑みで胸を張る。気の影に隠れる少女にパタパタと羽を揺らしながら浮遊して近寄る。安心させるようにギューッと抱きしめれば食べないよーっと無邪気な子供のような笑顔で口にする。こちらも見覚えのあるはずの彼女の顔をこの薄暗さでちゃんと見ていなかったのか、とりあえず彼女の警戒を取り除こうと必死に)
■マーラ・パーピーヤス > 残念、それは怯えた子犬にやってはいけない行為である。
子犬ではないけど。
声をかけるまでは良かったのだが…
少女から見れば顔を覗かせたらその相手はすぐに目の前、しかもいきなり襲い掛かってきている…ように見えてしまう。
びきっ…完全に硬直、言葉は届いていないのか身動ぎ一つしていない。
いや、むしろ正面に顔を向けているはずなのにそこがちゃんと見えていないような…というか目を閉じてる。
あ、食べられる…そんな事を頭に思い浮かべているに違いない。
ぎゅーっと目を閉じ、どこかを齧られるだろう痛みに身構えているような?
当然、怖がっているのかぶるぶると体は震えていた。
■魔王ルシファー > あー...完全に怯えられちゃったな.....(1度少女から離れ、どうしようか...とマジマジと彼女の顔を見つめる。そこでやっと見覚えのある彼女に気づくのだ)あれ、もしかして...マーラちゃん?(魔族の国にて幾度か顔を合わし、話したことのある少女の姿。何故気づかなかったのだろうかと周りの薄暗さを睨み、完全に硬直して目を見開くことのしない彼女に、私だよ...私!ルシファーだよ!と優しく声を掛ける。もうしばらく会っていなかったため自分に気付くかどうかはわからないが、ブルブルと震える彼女の体を支え)
■マーラ・パーピーヤス > 噛まれる…噛まれる…噛まれ、る?
いつまで経ってもくるだろうと思っていたものがこない。
もしかしたら、実は目を開けたら目の前に大きなお口が…とかオチも考えたが、勇気を持って?恐る恐る開いてみた。
それに合わせたように、相手が少女に再びかけた声が聞こえてきた。
薄暗い中、目の前に見えた姿は…
「………ふぁ?ほ、本当にルシファー様…なのです?」
見覚えのある顔、ちゃんと魔王である者達の顔は覚えているのだ。
それに気付けば、なんだか気が抜けたのか、ぺたんっと尻餅をついた。
「お、驚かすなんて酷いのですぅ…」
うるうると潤んだ瞳で相手を上目使いに見上げる。
胸元に手を添えて、すーはーすーはーとゆっくりと深呼吸をして、息を整えて。
■魔王ルシファー > あははっ、マーラちゃんはほんとに怖がりなんだねー(クスクスと彼女を小馬鹿にするように微笑み、尻餅を付く彼女へ手を差し伸べ今度は優しく笑いかける。うるうると涙を浮かべる彼女の頬を優しくなで、掴んだ手を思い切り引けば自分の身にあずけるように抱き寄せ受け止める。自分より小柄な彼女を見つめながら、深呼吸繰り返す彼女に口を開く)マーラちゃん、こんなところで何してたの?(首を傾げ、未だにプルプル震えている少女にそんな質問を投げ掛けてみる)
■マーラ・パーピーヤス > 「し、仕方ないのです。私は1人だとほとんど役立たずなのですよぅ?」
そう、少女が持つ能力は直接的な攻撃手段が一切無い。
武器を手に問答無用で切り込んでくる敵が居たらほぼ対処が出来ないのだ。
…なにかしらの要因で怒ったりしなければ。
差し伸べられる手、おずおずとその手を取れば、小さな体は簡単に抱き寄せられた。
びくっ、とまた体が震える、急な行動が多い為か何度も驚かされてしまっているようだ。
「で、ででで、ですからっ…あ、あんまり驚かせないで下さいなのですよぅ…」
ばっくんばっくん心臓が鳴りっ放しだ止まらない。
こんな調子で何度も驚かされたら本当に心臓が止まってしまいそうな…そんな感じ。
震えたままだが、上から投げかけられる問いに、ちらっと見上げる。
「え、えとえと…つい先日にベルフェゴール様のところで、お世話になってたのです。
それで、出てきたのは良いのですが…その、ここって魔族の国じゃないみたいなのですよ。
ですので、魔族の国に戻ろうとしていたところなのです」
小さく手振り身振りを加えて説明をする少女。
説明が終わると、ふーっとまた深呼吸をして落ち着こうとしてるっぽく。
■魔王ルシファー > それはよく知ってる。マーラちゃんは一人じゃダメダメだものね(遠慮なく思ったことを口にし、抱き締める力を強める。抱きしめた際に、怯えていた彼女がさらに怯え、その反応にクスッと笑いながら彼女の胸に耳を当てる。ばっくんばっくんと響く彼女の心臓の音、それに顔を染めながら悪戯な笑みを浮かべ、悪戯に彼女の胸を揉みしだく)へー....(ベルフェゴールという名前に無関心にぼーっとし、必死で説明を繰り返す彼女の頭をなでながらパタパタと小さな羽で空中を浮遊する)
■マーラ・パーピーヤス > 自分で言ってちょっと凹む、相手の言葉に更に凹む少女。
なら最初から言わなきゃ良いのだけど、そこはつい言ってしまうのだから仕方ない。
しゅーんとなっているところ、追い討ちをかけるようにくすりと笑う相手。
なんだかそろそろ穴を掘って入りたくなってきている少女である、掘らないけど。
「ひゃわっ!?こ、ここ、こんなところで何をするのですかっ…」
落ち込みかけているところで胸を弄られ、ぴくんっ、と反応を見せてしまいながらも慌てた様子でばっと両手で胸を隠す。
魔族の国であるならともかく、さすがに場所が場所である。
頭を撫で、宙へと舞う相手。
珍しくむーっとした表情を浮かべて、その姿を見上げる。
■魔王ルシファー > いやねー、マーラを見てるとなんかムカムカするのー...(だから、と言葉を続け、ひらべったい胸へ手を伸ばしモミモミと強めに揉んでいく。普段、彼女に傲慢な態度をとってしまうことから少し罪悪感を感じるのか今日は優しくしてあげようと珍しく素直な笑顔を見せる)ふーんふんふーん♪(彼女の胸を揉むというスキンシップはだいぶ満足したか、空中を逆さに横に浮き回り、彼女を見つめながら機嫌良さそうにムスッとする彼女の頬にキスを落としたりして)
■マーラ・パーピーヤス > 「あ、あぅ…わ、私が何をしたという…の、ふわ、わ、わわっ!?」
少女には一体何が相手をそんなにイラつかせるのか分からない。
ただ、見た目とはちょっと違いそれなりにある膨らみを弄られ、否応無しに感じてしまう。
両手で胸を隠したまま、頬を膨らませ見上げている。
少女には相手の雰囲気や態度を読み取る能力はない、どうしても普段の行動からか、挑発をされているように感じてしまう。
そこへ頬に口付けを落としたりと、言葉と態度がどんどんと少女を追い詰める。
…ぴしり、頭の片隅で僅かに何かの音が聞こえた気がする。
■魔王ルシファー > ふふっ...あ、怒った...?(もともと怒らせるのが目的だったため怒ったのなら本望。もし彼女が怒ったのなら、これから面倒くさくなることは予測済み。対象の内心を読み取る瞳には、確かに彼女から絶望と死のオーラが見え、そうそう、あなたのそれが見たかったのとさらに挑発するような態度を取る。そして...)もっと怒りな?魔族の中で最弱な魔王様☆(ういんくをかまし、さらに彼女を挑発していく。もちろん、怒らせるには目的があった。だが、その目的を今明かしてはなんの意味もない)さーて...、じゃ、始めようか......(背から生えていた小さな羽はその形、色を変えていく。ドス黒く、大きい羽は広がり、彼女を挑発するかのように彼女の周囲を飛び回る。ニヤリと笑を零しながらもう一度彼女の頬にキスを落とし、さあ、始めましょ?と耳もとで囁く)
■マーラ・パーピーヤス > 沈黙。ただ沈黙。見上げていた顔を伏せ、震えながら。
その続く沈黙の中、最初に見せていた怯えた少女の雰囲気がゆっくりと揺らいでいく。
上げられた少女の表情には、一切の感情が無かった。
「………貴女は、私を目覚めさせて何がしたいの?
いくら同じ魔王とはいえ、物事の分別は弁えるべき、そうではないかしら?
ただ悪戯に私を出したのなら、相応の対応を取らせて貰いましょう…で、私を出した目的は?」
突き刺さるように向ける冷たい視線。
そして、その体からは身も凍るようなおぞましい魔力が漂う。
■魔王ルシファー > やっぱり、理由もなしに闇雲に攻撃なんてしてこないのね...。安心したわ...(構えてはいたのだが、目覚めても一切攻撃を仕掛けてくる気のない彼女にフッと笑みを見せる。そして人差し指を突き出し言葉を紡ぐ)ここで貴方が私を攻撃してくれば本気で殺すつもりだった。制御できない力なんて要らないから...(スーッと背中の大きな羽は消え、目的についての質問、まだ返していなかったわねと彼女に近づき、突き刺さるような瞳を見つめる)私が、あなたを目覚めさせた理由。それはただひとつ。力量を図るためよ。貴女がその力を制御できるか否かを、ね?(額と額を合わせ、口を開く)でも、これで決めたわ...。貴女、私に仕えてくれないかしら....?(ただただまっすぐ彼女を見つめ、言葉を続けていく。寝床も食事も、住処も、すべて与える。だから、私に仕えて、と真っ直ぐな視線を彼女へ向ける)