2015/10/25 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアルフレイドさんが現れました。
■アルフレイド > ダイラス滞在中に、馴染みの飲み仲間から隠れた温泉宿の情報教わり、男の脚は即座に九頭龍山脈へと向いた。
入浴などという高貴な方々の文化には正直無縁だが、【至高の快楽】などとキーワードを告げられては行かざるおえない。
が、流石は山賊街道なんて名前も付けられた山道だ。
冒険者一人と見るや街道の中腹で襲ってくる数人の山賊。
「ヘヘッ…オイアンタ、ぶっ殺されたくなけりゃ大人しく身包み置いて行きな。」
お決まりの山賊台詞かとため息でも零したくなる。
実力差は歴然だが、邪魔するなら容赦するつもり等微塵も無い。男の右手が左腰に佩いた黒長剣へと手を掛け――、一陣旋風と共に山賊の群れを突き抜ければ、そこに無数の剣閃が知覚する領域を超えた速さで走った。
「……なんでこう、山賊ってのは能無しの連中ばっかなんだろうな…。」
既に男の背後で斬られた事も理解する前に事切れた骸達に男は結局ため息を零し呟いた。
■アルフレイド > 無造作に振り下ろされた男の右手にが長剣が一振り。
刀身には血糊の一つも無く、ただただ漆黒の色に染まっている。
斜め横薙ぎに払えば念入りに血糊も落ちよう。再び腰の鞘へと収めれば、背後は振り返らない。
痛みを感じる前に死ねた事だけでも有難いと思ってもらおう。
両脚は再び山道を登るため歩みを進め
「しっかし…こんな山奥で温泉宿とかホント大丈夫なのかねぇ…。着いたら実は山賊の砦でした。なんて洒落にもなんねぇぞ…。」
というより山賊も出没するような山奥で良く無事に宿が開けているものだと、なんぞ密約でも交わしているのかと、これから向う目的地に抱く感想は当初のものよりやや薄れたか。それでもブーツは荒い山道を着実に踏みしめ歩みを進めていた。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にオルヴァ・フォンロークさんが現れました。
■オルヴァ・フォンローク > 山中に騎士が一人、書類を眺めながらうろうろと歩いてる。
見たところ隊ではなさそうだし馬も連れてはない。
書類から目を上げるとアルフレイドと目があう
「おや?。……困ったな、道に迷ったのかもしれません。
困ったなーあー困ったな」
チラチラと白々しいセリフを吐きながら目の前でウロウロしている。
■アルフレイド > 山道を街で聞いた道順にて歩みを進める。無論男は自らの周囲への警戒の気を緩めはしない。
とりあえず、先ほどの山賊達や魔物のような攻撃的な気配は今は感じられない
が――その代わりになにか不思議な光景には出くわしてしまった。
そう、あからさまに怪しい男と目が合ってしまったからだ。
「…………お困りデスカ?騎士の旦那?」
語尾が何処か片言なのはその白々しい台詞への警戒を分かりやすい表現にでもした腹積り。
こんな山中に書類眺めて彷徨う騎士など何処か普通ではない気がする。おどけた素振りだけ表面は演じつつ、目の前の騎士を双眸は行動の一つ一つを注意深く観察し始めた。
■オルヴァ・フォンローク > 「ああ、よかった。いやね、上司に休暇の宿を手配してもらったのは良かったのですが馬を潰してしまって。この辺は不慣れもので迷っていたのですよ」
温和な笑みを浮かべ、身振りも交えて経緯を伝える。
山賊から逃げてきたのだろうか?
警戒を緩めないアルフレイド には必要以上には近づかない
「私はオルヴァ。オルヴァ・フォンローク。まあ、ただの休暇中の騎士ですよ、警戒しないでくださいよ。
私、迷子なんです。」
温泉宿の特徴をアルフレイド に伝える
どうやら目的地は同じようだ。
■アルフレイド > 「…あぁ、失礼しました。いや、つい癖で…。俺はアルフレイド。一応、冒険者なんぞやってますよ。で、俺も多分騎士様と同じ宿目当てだとは思いますし…まぁ、野郎でよけりゃご一緒、しますか?」
此方が警戒している事はまぁ見抜かれているとして、間合いまで入ってこない辺り腕は立つのだろうとの印象。
オルヴァが伝える宿の特徴は男の目的地とも同じらしい。
現在地の山の中腹よりもう少し上った先にあるらしい宿。
多少の警戒を解いた素振りのつもりと、男の足は一歩、また一歩とオルヴァの間合いの内へと歩みを進めようか。
■オルヴァ・フォンローク > 「ふむ。物差しは多少、大雑把な方がいい。」
アルフレイドの剣を視線ではかり、そう頷く。
温和な雰囲気だが何処か重みある言葉
「…いえ、詮無きことを言いました。道案内は任せました
ささ、行きましょう」
そういってアルフレイドに道を促す様に半身をあける。
書類を騎士服の中にしまい込み剣の柄を叩く
「いやですね。貴方をどうこうはしませんよ。
剣に誓ってもいい。頼りないかもしれませんが騎士ですかね。安心してください」
にこにこ笑っている間合いはあと半歩だろう
■アルフレイド > 譲られた道へと歩み進め一歩、また一歩とオルヴァの傍へ歩みを進める。
相手の間合いの内へ入るように相手も此方の間合いの中だ。過剰すぎる警戒は最早必要ない。後はその瞬間だけだろう。
「いやだなぁ…別にそこまで騎士様にしてもらわなくても大丈夫ですよ。ささっ、宿はもう少し行った先だったはずですし、向いましょう。」
にこにこと笑みを浮かべる道を譲る騎士の真横を通り、そのまま相手には背を向ける様を見せた。
どう出るかを確かめる為に――
■オルヴァ・フォンローク > 「またまたぁ、アルフさんは怖い人だ。
これっぽちも心が開かない、まったく頼りになります。」
これから向かう先で何かが起きるような物言いをする。
足取りは軽くアルフレイドについていく
「いやー温泉楽しみだなー。」
オルヴァの歩いて来た道を数歩進めば、死臭と山賊と繋がっていた騎士等の死骸が目に入るだろう。
職務に忠実な騎士の休暇は宿にまで及ぶのか
神だけが知っているだろう
■アルフレイド > コツ、コツと山道の岩肌をブーツが数歩、歩みと共に惨状の場へと音立て進む。
もう既に男の鼻には漂う死臭は感じている。それは背後で付いて来る騎士も分かっているだろう。
だからこそ、死骸の群れの端、苦しげにその手を伸ばし事切れた騎士の死骸の傍で歩みを止めて、背後の男へと振り向いた。
「これでも冒険者の端くれなんでね。おいそれと人を信用しないようにしてるのさ。――それに、こうも躊躇無く仲間も殺せるアンタの方が俺には怖いがね。」
男は躊躇することなく左腰の長剣へと手を伸ばし引き抜いた。
せっかくの温泉宿のはずがなんでこんな面倒な事になるのかと、半ばもう自棄の領域にも突入した心境と共に、男はその身から闘気を漲らせ発した。
■オルヴァ・フォンローク > 「おや、貴方は酷い誤解をなさっている。
カール、ヨンド、フィッツ、…彼らは死んで当然だったのですよ。」
剣を抜かれても慌てない。手を額にあて困った顔する
「彼らは山賊の一味でした、王都でもまま悪事をなしていたようです。フィッツ君は断れなかっただけのようですが」
一番若い死体に目を向ける。その顔は微笑みのまま
アルフレイドにむける。敵意はない
「さあ、宿に急ぎましょう。困った事に成ってないと良いが…。さあ、行きましょう」
■アルフレイド > 穢れた騎士だったから成敗した。なるほど殺されても仕方ないのはこの骸どもだったか。ただ、仲間の騎士を殺した後でもこうも微笑みの表情を此方に向けれるこの男が正直、怖い。
だからこそ、もしかしたら振り降りるかも知れない火の粉は早いうちに振り払おうと決めた。
単純に、抜いてしまった手前剣を収めるのが格好がつかないなんて理由もあるが。
「……ま、殺されても仕方ないようだしコイツらのの自業自得なのかね。ただ…俺としちゃこのままあんたと一緒に宿に行ってもおちおち寛げなさそうだし、商売女も抱け無さそうなんでなぁ…。悪いが、あんたの今回の休暇はこれで終わりにしてもらおうか。」
非常に下衆な理由をご丁寧に並べて、男は両脚に軽く魔力を集め爆発的な加速で目の前の騎士へと剣を振り下ろした――
決着がついたかは男二人しか知る由も無く…後日、喧嘩を吹っかけた騎士が名家の出だと知り、暫く王都に近寄れなくなったのは別のお話で――
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアルフレイドさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からオルヴァ・フォンロークさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にジェンドさんが現れました。
■ジェンド > 街でしばらくほとぼりを冷まし戻って着た本来の狩場
他の山賊、野盗のテリトリーに入らないな場所。
自らが力で奪い取った山道に罠を仕掛け草むらにと忍ぶ。
「しばらくは襲撃しなかったんだ。
そろそろ他で襲われたのを避ける奴が通る頃合いな筈だな」
ここにと戻る前、途中の村や街道で聞こえた旅人や商人の話を思い出し。
大物は無理かもしれないがそこそこの獲物は掛かるだろうと静かに待つ
■ジェンド > 「そろそろ狩場を変える時期かもしれねえか」
罠を張り待ち構えていたが人の通る気配もなく
もしかすればギルドや衛兵からの通行規制でも出たのかと考える。
もしそうならば待ち構えていても時間の無駄でしかなく。
「面倒だが確かめに行くしかねえか」
もし手配書が出回っていればアウトだがそれは変装でどうにかなるかと考え隠れ家に引き上げる
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からジェンドさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にオーベさんが現れました。
■オーベ > (鈍く輝く短刀を持った男が突然、目を白黒させ声にならぬ絶叫を上げて地に伏せた。都合5人…同じように傷一つなく地面に倒れた男たちを見て、はぁ、と深く息をついた)木の実につられてこのざまか…いかんよな…(ミレー族の隠れ里へと街で買った酒と貴重な薬草を交換しに行った際、ミレーの少女に聞いたのだが、この木の実を粉に挽いて焼き菓子にするとたいそう、旨いらしい。あまりに得意気に耳をピコピコさせながら話すので、そんなに旨いのなら…と寄り道をしたのが間違いだった。茂みから現れた野盗に囲まれ、危うく金品を巻き上げられる所であった)…そんなに裕福そうに見えるかね…(と、自分の衣服を見る。所々、ほつれていたり、破れていたり、倒れている彼らとそうは変わらない格好だと思うのだが…。そう思えば虚しくなり、コツン、と杖の先で倒れた野盗を小突くことで溜飲を下げておく)
■オーベ > …出てこい、もういいぞ。(と。未練たらしく杖の先で男の頭を小突きながら茂みに向けて声をかければ、老いて白くなった体毛に覆われた大柄な狼犬が姿を現す。足元まで寄ってくるその頭を撫でながら、老犬に向かってしゃがみこめば、コツン、と額を合わすようにして、もうしばらく辺りを頼む、と告げる。長い付き合いである。言葉は通じなくとも意思疎通程度なら出来る…すると、老犬は四肢に力を込め、跳ねるようにして再び茂みの方へと消えていった)さて…片付けるか…(茂みに駆けていく老犬を見送れば、倒れた男たちを引きずるようにして街道の端にある大木の根元へと並べていく…普段、力仕事はお手製のゴーレムに任せているからこれが一仕事であった。ようやく、気絶していた男たちを一箇所に纏めれば、武器になりそうなものを離れた場所へ放り投げ、懐を漁る)野郎の懐なんぞ漁りたくはないな…ご婦人方の毛の先ほども魅力を感じない…(ブツクサと文句を言いつつ。懐を漁れば、金貨袋を見つけては、ぽい、とやはり離れた所へ放り投げた)
■オーベ > (野盗それぞれが持っていた盗品らしい品を一纏めにすれば、それをどうしたものか、と視線を向ける。街道には自分と倒れている野盗たちの他に人影はなく、なんだったら自らの懐に入れてしまっても、見咎められることは無さそうであるのだが…)山賊の上前はねてるみたいで…(元の持ち主に返すのが一番なのだろうが、果たして元の持ち主が、無事なのかどうかすら自分には判らない。とりあえず、盗品の問題を後回しにして、ロープ代わりに蔦を幾本も束ねるようにすれば、男たちを縛り上げ、木の上から吊っておき)街道沿いの警備とかしているのか、怪しいところだが…(戦時中であるからして、兵士の大半は主戦場に回されているような気がしないでもないが、平時に比べれば減って入るだろうが、物流の動脈たる街道筋の警備は行っているだろう、と無理やり思っておくことにする)まあ、モンスターやらに襲われるかも知れんが…そこまで面倒は見きれないし、因果応報ということかな…(杖の先で、大木の幹をなぞれば、ぽう、と鈍く光…「お仕置き中」というような文字が浮かび上がる。結局、盗品は木の根本に置いておくことにする…誰かが持っていくかもしれないが、それで自分が思い悩むこともなかろう。全てを済ませば、ふぅ、と息を零して、街道を逸れて山の方へと消えていくのであった)
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からオーベさんが去りました。